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Black & White~そして運命の扉が開かれる~
第46話
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セバスチャンがいる開けた広場のような場所に腰を下ろし、『どこでもご飯』を使って夕飯を食べ終わった優希は、アリスから聞いた話を海斗に聞かせていた。
もちろん、食べ物が出てきた瞬間、海斗が再び固まっていたのは言うまでもない。
「『裏切り者』か……やはり信じられないな。エリスはそんなことをするような奴じゃない。俺の見張り役ではあったが、何か事情があってあそこにいるんだと思ってる」
じっと優希の話を聞いていた海斗は、眉間に皺を寄せながらエリスのことを思っていた。素直で恥ずかしがり屋で、まるで優希のようなエリス。とても兄弟を裏切るようには思えない。自分ならともかく……。
「……俺は、エリスのことは分からないけど、アリスの兄弟だし、絶対に違うって信じたいよ。兄弟でそんなこと……」
「そうだな……ただ――」
優希は俯き、悲しそうな表情をする。そして海斗はそんな優希を見ながら頷き、何かを言いかけた。
「ただ?」
不思議そうに首を傾げる。
「……あぁ、なんとなくだが、もしかしたらエリスは自分の兄貴のことを羨ましく思っていたんじゃないか? って思ってな」
「羨ましい?」
「あぁ。……俺自身がそうだったから、そう思っただけだ。違うかもしれないけどな」
「…………」
海斗は体育座りをしている自分の膝の上に腕をたらりと伸ばし、じっと自分の両手を見つめながら話す。そして優希は海斗の話を聞いてなんだか切なくなっていた。前に海斗から聞いた家族の話を思い出していたのだった。ぎゅっと自分の両足を抱え、膝に顎を乗せる。
ふたりは隣に並んで座ったまま、そのまま黙り込んでしまった。
少し離れた所でセバスチャンとアン達リス4匹と、虎のライアンがまだ夕飯を食べていた。ライアンはまだ虎の姿のままであった。
ふと優希は『みんな何食べてるんだろう?』とそちらを眺めた。
特にセバスチャンが食べる物が気になる。梟は何を食べるのか。とはいえ、元は人間なのだから、実際の梟と同じ食べ物ではないだろうが。
「優希は……どうやってここに来たんだ?」
ぼんやりと眺めている優希に向かって、ふと海斗が尋ねる。
「あ……ごめん、言ってなかったよね。実はね、橘さんから電話をもらって――」
今度は橘から電話をもらってから今までどうしていたかを身振り手振りで説明し始めた。
想像以上の出来事に、海斗は話を聞きながら少し青ざめていた。
ほぼ全てのことを話していた優希だったが、1つだけ内緒にしていたことがあった。自分が猫に変わったり人間に戻る度にジェイクにキスされていたことを。ジェイクに助けられたところだけは曖昧に説明していたのだった。
「優希……」
話が終わった瞬間、海斗はぼそりと優希の名前を呼び、そして、そのままの姿勢でぎゅっと優希を引き寄せ抱き締めた。
「怖かったよな……ごめんな、俺の為に」
抱き締める手に力が入る。自分の大事な人がそんな危険な目に遭っていたなんて、海斗は自分が情けなくて悔しくなっていた。
「ううん。大丈夫だよ。仲間もいたしっ。それに海斗だってずっと不安だったでしょ?」
嫌がることなく優希はそのままの状態で問い返した。
「いや、俺もひとりじゃなかったしな」
しかし、海斗のその一言で、急にドンっと海斗を突き飛ばした優希。
「優希?」
不思議そうに首を傾げる。突然どうしたんだと言おうとしたその瞬間、
「もしかして、エリスのこと、好きになったの?」
ムッと口を尖らせながら優希が問い返す。
「は? 何言ってるんだ。そんなわけないだろ?」
優希が突然怒り始めた理由をなんとなく察した海斗は慌てて弁解する。まさか浮気を疑われるとは心外である。自分は優希一筋だというのに……と思いつつ、少しだけエリスのことを可愛いと思ってしまったことも事実である。それは絶対に内緒だが。
「どうだか……」
優希は腕を組み、ぷいっと横を向く。しかしその瞬間、ふと思い出したことがあった。朝の、まさにこの場所での出来事である。アリスとジェイクが同じような痴話喧嘩をしていたことを思い出して急に可笑しくなってしまった。
怒っていたはずの優希がふっと笑ったような気がして、海斗は驚いて優希を覗き込む。
「優希?」
「ぷはっ、ごめんっ。なんか可笑しくなっちゃって……今朝、同じようにアリスとジェイクが喧嘩してたから……」
しかし話しているうちにアリスのことを思い出し、心配になった。あれから戻ってこない。大丈夫だろうか。
急に顔が曇った優希を心配そうな顔で海斗が頭を優しく撫でる。
「大丈夫だよ。あいつもひとりじゃない」
「うん、そうだね。ジェイクがついてるし」
そう言って優希は珍しく自分から海斗の腕に凭れかかった。驚いた海斗だったが、すぐに優希の肩に手を回すとぐいっと自分に引き寄せる。
自分達も喧嘩をしている場合ではない。やっと会えたのだから。
「ユウキ、もうそろそろ寝た方がいい。これ使って」
しかし、イチャつく暇もなく、突然後ろからジェイクの声がした。
その声で振り返ると、いつの間にか人間の姿に戻っているジェイクが立っていた。何か手に持っているようだ。
「っ!?」
その姿に海斗が驚く。どう見てもイケメンな外国人がいたからだ。今までの話を先程優希から聞いたばかりだ。犬ならと思っていたジェイクが、まさかこんなイケメンだったとは……。急に不安な気持ちが押し寄せてきていた。
「ジェイク?」
声からしてジェイクだと確信はしていたのだが、ひとまず確認してみる。
「あぁ、カイト。ごめん、この姿で会うのは初めてだったね。ジェイクだ。改めてよろしく」
そう言って目の前のイケメン外国人、ジェイクがにこりと爽やかに笑って手を差し出してきた。その姿はなんともスマートで紳士に見える。
「あぁ、よろしく」
なんとなく負けた気がした海斗は悔しい気持ちをぐっと抑えながらも、にっこりと笑顔を作ると差し出された右手を自分の右手でぎゅっと握った。
「おっ……力強いね」
海斗の心の中の思いなど知る由もないジェイクは、ぎゅっと強く握られたことに驚いていた。しかし、全く気にすることなく話を続ける。
「これ、アリスから預かったんだけど、この箱を地面に置いて、えっと……ここ。ここにスイッチがあるから、これを押すと簡易ベッドが出てくるから。テント型のね」
「そんな便利なものがあるのっ?」
ジェイクはふたりの目の前に、手に持っていた小さなベージュ色の箱を差し出し、箱の横側に付いている赤いボタンを指しながら説明をする。
そしてじっと話を聞いていた優希は、目をぱちぱちとさせながら驚いて声を上げた。
本当に○次元ポケットのようだった。これも瑠依から貰ったものなのだろうか。もしや瑠依はド○え○んなのか? きっとアリスのあの小さなリュックの中は○次元空間にでも繋がっているのだろう、と優希の頭の中はアニメの世界になっていた。
「うん、俺も初めて見たけど。まぁ犬の姿になってからはほとんどベッドには寝てなかったしね。あ、アリスのことは心配しないで。まだ落ち込んでるけど、今ちゃんと夕飯も食べてるし、俺がそばにいるから。じゃあおやすみ」
ジェイクはにっこりと笑ってそれだけ話すと、手を振って再び森の奥の方へと歩いて行った。この森の中であれば城の追手は入れないと聞いているし、恐らく大丈夫だろう。
「凄いね……どこがいいかな」
優希はじっと自分の手の中にある箱を見ながら呟く。そして周りをきょろきょろと見回した。
「そうだな、もう少し離れようか」
ちらりとセバスチャン達の方を見た後、海斗は広場の端の方を指差した。
「うん、そうだね」
そう言って優希は立ち上がると広場の端へと移動する。それを見て海斗も腰を上げた。
もちろん、食べ物が出てきた瞬間、海斗が再び固まっていたのは言うまでもない。
「『裏切り者』か……やはり信じられないな。エリスはそんなことをするような奴じゃない。俺の見張り役ではあったが、何か事情があってあそこにいるんだと思ってる」
じっと優希の話を聞いていた海斗は、眉間に皺を寄せながらエリスのことを思っていた。素直で恥ずかしがり屋で、まるで優希のようなエリス。とても兄弟を裏切るようには思えない。自分ならともかく……。
「……俺は、エリスのことは分からないけど、アリスの兄弟だし、絶対に違うって信じたいよ。兄弟でそんなこと……」
「そうだな……ただ――」
優希は俯き、悲しそうな表情をする。そして海斗はそんな優希を見ながら頷き、何かを言いかけた。
「ただ?」
不思議そうに首を傾げる。
「……あぁ、なんとなくだが、もしかしたらエリスは自分の兄貴のことを羨ましく思っていたんじゃないか? って思ってな」
「羨ましい?」
「あぁ。……俺自身がそうだったから、そう思っただけだ。違うかもしれないけどな」
「…………」
海斗は体育座りをしている自分の膝の上に腕をたらりと伸ばし、じっと自分の両手を見つめながら話す。そして優希は海斗の話を聞いてなんだか切なくなっていた。前に海斗から聞いた家族の話を思い出していたのだった。ぎゅっと自分の両足を抱え、膝に顎を乗せる。
ふたりは隣に並んで座ったまま、そのまま黙り込んでしまった。
少し離れた所でセバスチャンとアン達リス4匹と、虎のライアンがまだ夕飯を食べていた。ライアンはまだ虎の姿のままであった。
ふと優希は『みんな何食べてるんだろう?』とそちらを眺めた。
特にセバスチャンが食べる物が気になる。梟は何を食べるのか。とはいえ、元は人間なのだから、実際の梟と同じ食べ物ではないだろうが。
「優希は……どうやってここに来たんだ?」
ぼんやりと眺めている優希に向かって、ふと海斗が尋ねる。
「あ……ごめん、言ってなかったよね。実はね、橘さんから電話をもらって――」
今度は橘から電話をもらってから今までどうしていたかを身振り手振りで説明し始めた。
想像以上の出来事に、海斗は話を聞きながら少し青ざめていた。
ほぼ全てのことを話していた優希だったが、1つだけ内緒にしていたことがあった。自分が猫に変わったり人間に戻る度にジェイクにキスされていたことを。ジェイクに助けられたところだけは曖昧に説明していたのだった。
「優希……」
話が終わった瞬間、海斗はぼそりと優希の名前を呼び、そして、そのままの姿勢でぎゅっと優希を引き寄せ抱き締めた。
「怖かったよな……ごめんな、俺の為に」
抱き締める手に力が入る。自分の大事な人がそんな危険な目に遭っていたなんて、海斗は自分が情けなくて悔しくなっていた。
「ううん。大丈夫だよ。仲間もいたしっ。それに海斗だってずっと不安だったでしょ?」
嫌がることなく優希はそのままの状態で問い返した。
「いや、俺もひとりじゃなかったしな」
しかし、海斗のその一言で、急にドンっと海斗を突き飛ばした優希。
「優希?」
不思議そうに首を傾げる。突然どうしたんだと言おうとしたその瞬間、
「もしかして、エリスのこと、好きになったの?」
ムッと口を尖らせながら優希が問い返す。
「は? 何言ってるんだ。そんなわけないだろ?」
優希が突然怒り始めた理由をなんとなく察した海斗は慌てて弁解する。まさか浮気を疑われるとは心外である。自分は優希一筋だというのに……と思いつつ、少しだけエリスのことを可愛いと思ってしまったことも事実である。それは絶対に内緒だが。
「どうだか……」
優希は腕を組み、ぷいっと横を向く。しかしその瞬間、ふと思い出したことがあった。朝の、まさにこの場所での出来事である。アリスとジェイクが同じような痴話喧嘩をしていたことを思い出して急に可笑しくなってしまった。
怒っていたはずの優希がふっと笑ったような気がして、海斗は驚いて優希を覗き込む。
「優希?」
「ぷはっ、ごめんっ。なんか可笑しくなっちゃって……今朝、同じようにアリスとジェイクが喧嘩してたから……」
しかし話しているうちにアリスのことを思い出し、心配になった。あれから戻ってこない。大丈夫だろうか。
急に顔が曇った優希を心配そうな顔で海斗が頭を優しく撫でる。
「大丈夫だよ。あいつもひとりじゃない」
「うん、そうだね。ジェイクがついてるし」
そう言って優希は珍しく自分から海斗の腕に凭れかかった。驚いた海斗だったが、すぐに優希の肩に手を回すとぐいっと自分に引き寄せる。
自分達も喧嘩をしている場合ではない。やっと会えたのだから。
「ユウキ、もうそろそろ寝た方がいい。これ使って」
しかし、イチャつく暇もなく、突然後ろからジェイクの声がした。
その声で振り返ると、いつの間にか人間の姿に戻っているジェイクが立っていた。何か手に持っているようだ。
「っ!?」
その姿に海斗が驚く。どう見てもイケメンな外国人がいたからだ。今までの話を先程優希から聞いたばかりだ。犬ならと思っていたジェイクが、まさかこんなイケメンだったとは……。急に不安な気持ちが押し寄せてきていた。
「ジェイク?」
声からしてジェイクだと確信はしていたのだが、ひとまず確認してみる。
「あぁ、カイト。ごめん、この姿で会うのは初めてだったね。ジェイクだ。改めてよろしく」
そう言って目の前のイケメン外国人、ジェイクがにこりと爽やかに笑って手を差し出してきた。その姿はなんともスマートで紳士に見える。
「あぁ、よろしく」
なんとなく負けた気がした海斗は悔しい気持ちをぐっと抑えながらも、にっこりと笑顔を作ると差し出された右手を自分の右手でぎゅっと握った。
「おっ……力強いね」
海斗の心の中の思いなど知る由もないジェイクは、ぎゅっと強く握られたことに驚いていた。しかし、全く気にすることなく話を続ける。
「これ、アリスから預かったんだけど、この箱を地面に置いて、えっと……ここ。ここにスイッチがあるから、これを押すと簡易ベッドが出てくるから。テント型のね」
「そんな便利なものがあるのっ?」
ジェイクはふたりの目の前に、手に持っていた小さなベージュ色の箱を差し出し、箱の横側に付いている赤いボタンを指しながら説明をする。
そしてじっと話を聞いていた優希は、目をぱちぱちとさせながら驚いて声を上げた。
本当に○次元ポケットのようだった。これも瑠依から貰ったものなのだろうか。もしや瑠依はド○え○んなのか? きっとアリスのあの小さなリュックの中は○次元空間にでも繋がっているのだろう、と優希の頭の中はアニメの世界になっていた。
「うん、俺も初めて見たけど。まぁ犬の姿になってからはほとんどベッドには寝てなかったしね。あ、アリスのことは心配しないで。まだ落ち込んでるけど、今ちゃんと夕飯も食べてるし、俺がそばにいるから。じゃあおやすみ」
ジェイクはにっこりと笑ってそれだけ話すと、手を振って再び森の奥の方へと歩いて行った。この森の中であれば城の追手は入れないと聞いているし、恐らく大丈夫だろう。
「凄いね……どこがいいかな」
優希はじっと自分の手の中にある箱を見ながら呟く。そして周りをきょろきょろと見回した。
「そうだな、もう少し離れようか」
ちらりとセバスチャン達の方を見た後、海斗は広場の端の方を指差した。
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