White cat in Wonderland~その白い猫はイケメンに溺愛される~

ハルカ

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Night of the Day~それぞれの想い~【特別編】

優希編※R18

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『優希……やっぱり今夜、泊まっていかないか?』
 帰りの車の中で海斗から言われた言葉。真剣な海斗の表情に、気持ちが昂って頷いちゃったけど……。

 車に乗ってる間、ずっと考えてた。
 あれって、やっぱり海斗と……するってことだよ、な? 
 鏡の中でのことは恐らくノーカンだし、ていうか、そもそも海斗本人じゃないし。今までも何度か襲われそうになったことはあるけど、結局俺が嫌がれば止めてくれていたし。いつもはどっちかっていうとふざけて言ったりしてることのが多かった。……クリスマスイブの時のは……最後までしてないからノーカンだっ。
 やばっ、思い出して恥ずいっ! 落ち着け俺。問題は今日だっ。
 あの発言を受けたってことは、もう引き返せないよな。……海斗って、やっぱり俺としたいのかな。
 色々考えているうちに顔が熱くなった。体も熱い……。やばい、急に恥ずかしくなってきたかも……。
 隣に座る海斗を横目で見てみると、いつもと変わらない――というか無って感じになってる。あれから何も話す様子はないし、俺からも話せない。海斗はどう思っているんだろう……。

 海斗の家に着いた後も何も考えられなくてただ後をついていっていた。
 ディズニーにいた時みたいに手を繋いでくるかと思ったけど、それもない。
 あれ? 違ったのかな……。俺の勘違いだった? ほんとに泊まるだけとか?
 頭の中でぐるぐる考えているうちに海斗の部屋に着いた。
「優希」
 部屋に入った途端、ドアが閉められてすぐに海斗に声を掛けられ、ハッとして顔を上げた。ずっと無表情だった海斗が俺と目があった瞬間緩んだ気がしてドキッとした――。
「んんっ……」
 突然頭と腰を掴まれて、ぐっと海斗に引き寄せられてそのままキスされた。驚いて目を見開いて固まってると、海斗の手が俺の口を開けさせる。海斗の舌が入ってくる……。深いねっちこいようなキス。舌が絡んで上顎を舐められて、頭の中が真っ白になった……。
「んぅっ……ふっ……」
 苦しいのかなんなのか口の端から声が漏れる。ふわふわとして倒れそうになって必死に海斗の背中にしがみついた。すっと海斗の唇が離れる。
 もっとキスするのかと思った俺は、急に止めた海斗が何を考えているのか分からなかった。不思議に思ったその時――突然抱き上げられた。
「ちょっ、海斗っ!」
 軽く持ち上げられて抵抗できなかった。驚いて声を上げる。抱き上げられるなんて恥ずかしすぎて暴れてみるけど全く効き目はない。あっという間にベッドの上に寝かせられてしまった。
「海斗っ」
 顔が熱い。多分真っ赤になっていると思う。やっぱ……するんだよ、な?
 覚悟はしてる。してるんだけど……まだ恥ずかしいというか、心の準備ができていないというか。
 とにかく、ちょっと待ってほしいっ。
「優希……触りたい」
 だけど俺が言うよりも先に海斗が俺のほっぺたを触ってきた。
 マジで待ってっ!
 恥ずかしすぎてなんとか理由を考える……そうだ!
「ま、待って……まだ風呂入ってないし、その……」
 そうだよ。まだお風呂入ってないじゃんっ! 汗だくだし、外歩き回ってきっと埃だらけだし……なのに、
「構わない」
 あっさり却下された。
 どうすればいい? もうなんでこんなにがっついてるんだよ! さっきは無になってたくせにっ!
 って考えている間に、いつの間にかショルダーも上着もない。しかも俺のパーカーを脱がしにかかってる。嘘だろっ?
「待ってってばっ」
 慌てて海斗の手を掴んだ。なんとか止めようとしたのに、今度は海斗が俺の手を掴んで、俺の手に、キスした! ちょっと待って、何それどっかの貴族かよっ!
 俺は更に体温が上がったのを感じてそのまま固まった。
 海斗が何か言ったのが聞こえた気がしたけど、俺は恥ずかしくて何がなんだか分からない状態というか、とにかく固まってたんだ。だから、いつの間にか海斗にパーカーを奪われていたことも気が付かなかった。ほっぺたにキスされてびくっとなってやっと気が付いた。でも、海斗はそのまま首と鎖骨にもキスをして……とにかく恥ずかしくて顔を背けることしかできないっ。もうどうしたらいいんだっ――と考えていたら、
「ひっ」
 思わず声が出た。海斗が俺の乳首に……キ、キスしてるっ! もうっ無理っ!
 しかも海斗は俺の反応なんてお構いなしに今度は、なっ、舐めたっ!?
「んあっ、んっ……」
 何とも言えない快感というか痺れみたいなのを感じて、思わず声が出て、慌てて両手で口を押えた。
 もう……やだ。泣きそうになる。
 恥ずかしくてたまらないのに、
「優希、声、聞かせて……俺しかいない」
 なんて言われて余計に顔が熱くなった。馬鹿じゃないのかっ?
「やっ……は、恥ずかしいから」
 答えながら顔を両手で隠す。もうなんなのかほんとに分からない。
「ひゃあっ! あっ……ん、んん……っ」
 混乱する俺を無視して海斗が俺の乳首を吸ったものだから、もうほんとによく分からない声が出てしまった。それなのに止めてくれない。吸われて舐められて、もう頭も体もおかしくなるっ……。
 そしてふと、ベルトに手を掛けられたことに気が付いて、慌てて上体を起こして海斗の手を掴んだ。
「ま、待ってっ! や、やっぱシャワーに……」
「構わないと言っただだろ?」
 だけど簡単に手を払われて、再びごろんとベッドに仰向けになってしまった。
 そしてそのままベルトを外され、あろうことか海斗は俺のジーンズと下着を掴んであっという間に脱がしてしまった。どんだけ器用なんだよっ!
「ちょっ……」
 そして自分が全裸にされてしまったことに気が付いて慌てて前を隠す。
 なんで俺だけ裸なんだよっ! 顔が熱いっ……。
「怖がらなくていい」
 そう言って海斗は俺の手をどかして、俺のを掴んで動かしてきたっ! ちょ、やっ、うわーっ!
 びくんと体が跳ねた。恥ずかしすぎる……もうっ、無理っ!
「優希……」
 海斗が俺の名前を呼んでいる。もう顔も見れないし、もうほんと無理……。
「……優希、顔隠すな」
 顔を背けて両手で顔を隠していた俺の手を急に掴まれて外された。突然目の前に海斗の顔が現れて、俺はどうしようもなく恥ずかしくて、ただ海斗を見上げた。その瞬間、再び激しいキスをされる。さっきよりももっと……。口の中も体の前も触られて舌が絡まって、唾液も出るし、もう何がなんだか分からない。でも、気持ち良くておかしくなりそう……。海斗にしがみつきながら俺も一緒になって舌と腰を動かしてた。恥ずかしさよりも快感が勝ったのか、自分でも信じられない程に熱くなっている。もっとキスしたい、もっと触ってほしい……なんて考えちゃってる。
「んんっ、あ、あぁっ……」
 海斗に先端をぐりっとされて、思わず声が出た。恥ずかしいのに気持ち良くて腰が揺れる。俺ってこんなだっけ? 自分が自分じゃないみたいになってた。
「んっ」
 急に海斗の手が後ろに回ってきた。するりと入れられた指に、俺は体の中に異物感を感じて反射的に仰け反ってしまった。
「悪い、痛いか?」
「ん……だい、じょうぶ……」
 海斗の優しい声が聞こえて急にまた恥ずかしくなった。海斗の顔が見れない。
 と、急に両足を持ち上げられて驚いた。
「ちょっ、何っ?」
 顔だけ上げて見てみると、海斗も上の服を脱いで上半身が裸になってる。初めて……という訳ではないけど、また恥ずかしくなった。と、またそんなことを考えていたら、海斗が体を屈めた瞬間、とんでもない所にキスされた! 待って! 俺の穴になんてことするんだっ!
「なっ、何やってんのっ!? そんなとこっ、汚いってばっ!」
「優希に汚いところなんてない」
 そう言われて今度は――舐められたっ!
「やめろってばっ! 嫌だってっ! バカっ!」
 とにかく暴れた。それは絶対に、無理っ!
 必死に暴れまくった俺の足が海斗の頭に直撃したようだった。
「いてっ! はぁ……分かったって、なんでそんなに嫌がるんだか」
 溜め息なんてついてるけど、ほんと馬鹿なのか? 犬や猫じゃないんだから……。
 俺が膨れていると、海斗がサイドテーブルから何やら出してきた。瓶のようなもの。蓋を開けて手の平にたらりと液体を出している。
「え……何……」
 思わず声に出ていた。あれ何? ちょっと怖いんだけど……。
「濡らさないと。痛いのは嫌だろ?」
 そう言って海斗はその液体を俺の前と後ろにとろりと付けてきた。
「ひゃっ」
 突然ひやっとしたのとなんとも言えない感覚に思わず声を出してしまった。
 でも、海斗はそのまま俺の後ろに手を這わせて中に指を入れてきた。
「んっ……」
 あれが何なのかは分かったけど、やっぱり恥ずかしいし、中に指が入ってる感触がなんていうか、とにかく無理って思って目を瞑った。海斗はそのままゆっくりと指を動かしている。液体と海斗の指が絡まる音が聞こえてくる。いやらしいその音がめちゃくちゃ恥ずかしい……。そして俺の中がきゅうってなってるのが分かる。我慢してるけど声が出ちゃう……。と、頭がぼんやりしそうになっていたところに急にぞわっとして犬みたいな声が出たっ! しかも体もびくってなって、もうほんと恥ずかしすぎる、恥ずか死ぬっ!
「やっ、ダメっ……そこ、やめ……て?」
 まだ敏感な部分に指が当たってて、なんとか止めさせようとじっと海斗を見つめてみた。でも、
「んんっ……やっ、あぁっ……」
 更にそこをぐりっとされて、体がよじれそうになった。もう何なんだ、このサドはっ!
 涙目になりながら必死に堪える。でも、さすがに悪いと思ったのか、その後はまたゆっくり出し入れされてる……。もう辛いし恥ずかしいし、でも気持ち良くて……もう何なのか分からなくて、ずっと涙目になりながら声を出さないように口を押えて堪えていた。いつまでされるんだ? と思ったところに、
「んあっ!」
 急に圧迫感が強くなった。え? 何っ!? 
 驚いて声を上げたけど、俺の中は海斗がゆっくりほぐしていたおかげなのか、さほど痛みはなく、ただ圧迫感だけが強くなっている。恥ずかしくて確認はできないけど、たぶん指を増やしたんだろう。指が中で広がったりしているのが分かる。ゆっくり上下左右に動かされている。さっきよりも海斗の指と液体とそして俺の中が絡まって、いやらしい音が大きくなった気がした。もう恥ずかしいし、でも気持ちがいいし、段々意識がおかしくなってきた……。腰が揺れちゃう……。俺どうなっちゃうんだ……。
「んんっ、かい……と」
 自分でも信じられないような声が出た。体が熱い。気持ちいい――。
 ふと指が抜かれたことを感じて思わず顔を上げる。
 すると、海斗がちょうど何かお菓子みたいな袋を咥えて噛み切っているところだった。
 何して――って思ってふと下の方を見た時に、ベルトが外されて海斗のが露になっているのが見えた。そこでやっと海斗の行動の意味を理解した。再びぶわっと体温が上がった。顔が熱い……。
「なんだ優希、早く俺が欲しいのか?」
 俺が見ていることに気が付いて海斗がにやりと笑いながら俺を見た。
 そして――、
「ち、ちがっ……ん、んんっ!」
 慌てて否定しようと声を上げた瞬間、俺の中にさっきとは比べ物にならないくらいの圧迫感を感じて苦しくなった。
「優希、力抜いて……」
 海斗はぐいっと俺の体を二つ折りにするみたいに両足を上げてきた。膝が曲がってるから三つ折りといった方が正解かも。その上に海斗が覆いかぶさってきてそのままキスされた。痛いし苦しいし、でも海斗が優しくキスをしてくれている。
 俺は痛みを我慢しながら両手は海斗の首に、両足を背中に回すようにして海斗にしがみついた。キスされながら海斗のものがどんどん奥まで入ってきているのが分かった。苦しいけど、ローションのぬめりと海斗のキスで緩んだ俺のあそこは難なく海斗を受け入れていた。
「優希、好きだよ」
 唇が離れて海斗に見下ろされた。目が合った時の海斗の顔が、今まで見たことのない表情をしていて、俺はもう恥ずかしさよりも愛しさだけを感じて『俺も』とだけ言うと、自分から海斗にキスをした……。

 海斗が好き。あの鏡の世界で分かった自分の気持ち、そして欲望――。
 最初はこんなことありえない、なんて思っていたのに、今では信じられない程に海斗のことが好きだと確信しているし、愛されたいと思っている自分がいる。
 キスもエッチもまだ恥ずかしいけど……愛されているといった実感を全身で感じている。
 俺は、この人のことが本当に好きなんだな。
 目の前の海斗を見ながらそんなことを考えていた。余裕があるわけじゃない。ただ、海斗の愛情を感じたくて、必死になっているだけなんだと思う。
 聞こえてくるお互いの荒い息遣いと打ち付けられる下半身と体の奥に感じる快感だけじゃなくて、全身で感じたい。海斗の愛情を――。
「海斗」
 言葉にできなくて名前を呼ぶ。そうするとそれに応えるように海斗が優しくキスをしてくれる。離れたくなくて首にしがみつく。そしてまた深くキスをする。
 全部が繋がってるみたいで、自分の熱なのか海斗の熱なのか分からない。
「優希、愛してる」
 そう言って髪を撫でてキスをしてくれる海斗。
 あの日、あの鏡の中の海斗も凄く優しかった。こんな風に抱き締めてくれていた。でも、なぜだか俺はあの時の感覚が思い出せなくて、今目の前にいる海斗の熱さだけを感じていた……。

 俺達は必死にお互いを求め合って、口づけをして何度も体を重ねた。その瞬間瞬間がすごく幸せに感じていた。
 そして、全身の血液がきゅっと上昇するような感覚があって、
「んんっ、かいっと……ダ、メ……イキそ……」
 もうダメと海斗を見つめた。その瞬間、更に自分の中の奥の方までぐっと押し込まれた感覚があった。そして――、
「あぁっ、んっ……ふ、んんんっ…………」
 必死に両手で口を押えたけど、漏れた声と共に果ててしまった……。
 全身の力が急に抜けて頭がぼーっとしてる。海斗はまだだよな? ゆっくり腰を動かしてる感覚はある。
 ふと海斗の顔を見つめると、辛そうに目を瞑ってる……海斗? 
 そう思ったらキスされた。深く、そして甘く……。
 なんだかそのまま意識が途切れた気がする。やばい、寝ちゃい、そ……う……。

 海斗……大好きだよ。恥ずかしいから、絶対に言わないけど……ね。

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