一年前、残酷な濡れ衣を着せられ、親にまで憎まれた少女、時雨 逸美は、天真爛漫で、常に笑顔に囲まれた、別世界の人間 
卯月 陽菜と出会った。
あの日以来、初めて自分を蔑まない人間と出会った逸美は、徐々に灰色に静止した世界の凍結を溶かして行く。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,157 位 / 192,157件 ライト文芸 7,621 位 / 7,621件

あなたにおすすめの小説

九龍城砦奇譚

菰野るり
ライト文芸
舞台は返還前の香港九龍城。 極彩色の洗濯物なびかせながら 飛行機が啓徳空港へ降りてゆく。 何でも屋のジョニーに育てられたアンディは10才。国籍も名字もない。 少年と少女の出逢いと青春を 西洋と東洋の入り混じる香港を舞台に 雑多な異国の風俗や景色 時代の波と絡めながら描く

おしゃべり本屋のお人柄

流音あい
ライト文芸
話好きな店主がいる本屋さんと、そこを訪れる客との交流のお話。静かに選びたい人もいる中で、おしゃべり好きな本屋の店主は疎まれることもしばしば。しゃべり過ぎる自覚がある店主は、大好きなおしゃべりを控えようとするが……。 1、おしゃべりな店主 2、アドバイスは適切に 3、あるまじきこと 4、贖罪、進展、再構築 5、おしゃべり本屋の噂の実態 6、おしゃべり店主のご紹介

【完結】野良ネコと飼いイヌの関係

西東友一
ライト文芸
野良ネコのミーヤは飼いイヌのくせに良く脱走するタロウとよく遊んでいた。そんなある日、夕焼けに黄昏ているタロウがなかなか帰ろうとしないので、尋ねてみると、「オレ・・・帰るとこないねん」と呟いた。

色彩と律動

山本しお梨
ライト文芸
「――ますます音楽というのは、律動づけられた色彩と時間だと思うようになった」 大学最後の学内選抜演奏会、何を弾くか。三谷夕季は悩んでいた。 地元で開催されたコンサートをきっかけに、三谷はもう一度、みそらとともに地元を訪れる。 そこで見たもの、聞こえたもの、肌に触れたものは――。 ---------- 連載中の「恋するハンマーフリューゲル」の後日譚(番外編)です。 好きな曲や好きなシーンや好きな空気をぎゅうぎゅうにつめこんだ短編で、個人的にはお気に入りの一本なので供養を兼ねてアップします。 大きなネタバレはありませんので(主人公ふたりの関係性くらいで…)、こちらを読んで興味を持った方はぜひ本編もよしなにお願いします。 ---------- ■山岡みそら 声楽専攻四年(木村門下)、ソプラノ。 副科ピアノは羽田門下。 ■三谷夕季 ピアノ専攻四年(羽田門下)。 ■羽田葉子 ピアノ専攻の非常勤講師。 三谷夕季の担当講師。講義では伴奏法も担当。 ■三谷喜美子 三谷のおばあさん。 ■木村先生 声楽専攻の非常勤講師。 みそらの担当講師で現役バリトン歌手。 ■小野先生 ピアノ専攻教授。葉子の師匠。

〈完結〉ごめんなさい、自分の居た場所のしていたことが判らなかった。

江戸川ばた散歩
ライト文芸
シングルマザーの親に捨てられ施設育ちだった真理子。 真っ直ぐに生きてきた彼女は、働く傍ら勉強してきた結果、同じ境遇の子供達の世話をすることとなる。 だがそこで出会った少年少女の行き場は彼女の想像できないものだった。 少年少女達は自分達のさせられていることを自覚していた。 また、どうにもならない姿になってしまった者もいた。 恐ろしさと無力さに取り憑かれた彼女は、職場を離れることとする。

あらすじ集

リヴァイヴ
ライト文芸
毎日1つあらすじを書いていこう

ただ君に会いたくて

朱宮あめ
ライト文芸
くたびれたサラリーマン、野上と、アパートの隣人・本田。 野上になぜか懐いてくる本田には、とある秘密があった。

崩壊転移

影樹 ねこ丸
ライト文芸
 その日、日常は崩壊した。  非日常に、転移した。  主人公の朮木卓は、高校生だ。  しかし学校には行ったことがない。  小学校の途中で不登校になった。  そしてネット界隈で、アンチコメントを晒したり、どっかの誰かと言い争ったりするネット生活を過ごしていた。  しかし、日常っていうのは、そう続くものではない。  と考えるようになったのは、この出来事があったから。

処理中です...