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# 連鎖する思わく

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 スイスから帰ってきたマリヤは自宅のリビングでソファに寝そべり、SNSでグループ通信をしていた。

「本当に最高だったね、マリヤ」
「ええ、フェル! 次に集るのは六月よ。必ず予定を空けておいて」
「来年はエックスアルプスを間近で見れるなんて、夢みたい! 本当に興奮するわ! ねえ、マリヤ」
「ソフィー、そのころまであなたがあのイケメンインストラクターとうまくいってればいいけど!」

 あはは、とグループ通信の回線が笑いであふれる。
 エックスアルプスとは、パラグライダーと自分の脚だけで総移動距離1000km以上を競う世界屈指の過酷なアドベンチャーレースとして知られている。オーストリアのザルツブルクからヨーロッパのアルプス山脈を越えて最終目的地モナコまでの最短所要時間を競う大会で二年おきに開催されている。ソフィーとうまくいきそうなインストラクターは翌年の出場を狙っているのだそうだ。
 マリヤはパソコンの画面に映っている友人たちの顔を眺めながら、同じように笑った。
 画面は五つに分割されている。左上からインド系アメリカ人のイリアナ、タイ人のペッタニン、イタリア系のソフィア、ブラジル三世のフェルナンド。そして左側の画面には自分の顔が映し出されているが、本当ならここにもう一人の顔が映るはずだった。

「それより、マリヤ! あんたとディックとなにがあったのよ? あんた、婚約中でしょ?」
「ちょっと!」

 マリヤは慌ててパソコンを持ち上げ、あたりを見わたした。
 幸いリビングには誰もいなかったが、家族の耳には入れたくない話題だった。

「もう、イリー! その話はやめてよ、何でもないんだから」
「あらそう? ディックがあんたに夢中なのは前からだけど、あんたの婚約者があんたをしっかり捕まえておかないから、だからあんたも浮ついちゃうんじゃない?」
「浮ついてないわ」
「そうかしら?」
「そうだよ、マリヤ。君の婚約者ベンも一緒に来るべきだったよ」
「パッティまで、やめてったら」

 マリヤは首をふって見せた。
 ここにいないディックを含めた六人は、大学のクラスでの共同課題を通して知り合った友人たちだ。
 その後、独立精神旺盛なフェルナンドとプログラミングに強いのイリアナがちょっとしたゲームアプリをつくり、他の四人がそのテストユーザーに協力したのだが、そのアプリが業界のちょっとした賞を受賞し大手通信会社に買い取られたのだ。
 そんなことがあって、背景のばらばらだった六人は次第に仲間意識を強くして意気投合していき、買い取られたアプリの資金を元手に彼らのうちの三人は共同で会社を立ち上げた。
 その会社が開発したアプリがまたも人気となり、創業以来業績は上向きだ。
 もちろん他の三人もよき協力者として変わらず建設的なアドバイスを送っている。
 社会人となった今も六人がなにくれと理由をつけて集まるのは卒業以来の通例行事だった。

「だって、マリヤ、君は知らないだろうけど、ディックの新しい就職先を聞いたかい?」
「知らないわ、マイクの話はもういいってば」
「いいや、聞くべきだよ、マリヤ。そう思うだろ、フェル?」
「ああ、俺も思ったね」

 マリヤは眉を寄せてメンバーたちの顔を見つめた。
 フェルナンドはカメラに向かって指をさしている。

「マリヤ、君のいる日本だよ」
「……うそでしょ?」

 画面のうちの三人が同時に首を横に振った。
 面倒になりそうなビジョンがマリヤの頭をかすめた。

「ちょっと……、どうしてもっと早く教えてくれなかったの?」
「僕らもついさっきほんの少し前に聞いたばかりだよ。デッィクがなにかおかしなことをたくらんでなきゃいいけど」

 ペッタニンが心配そうな顔をしてみせる。
 マリヤはディックの転職先についてさらに聞こうと口を開きかけたとき、ペッタニンのカメラからタイ語で他の男性の声がした。

「あ、カオ、おかえり。ごめん、マリヤ、もう切らなきゃ。今日はこれからデートなんだ!」
「あ……、ええ、わかったわ」

 それを機に他の四人も次々に通信を終えていく。
 アンナは通信の切れたパソコンをにらみながら、ディックについて思案した。

(デッィクったら、なにを考えてるのかしら……)

 そのわずか三日後、ペッタニンの心配はみごとに当たった。
 マリヤはベンの付き添いで、都内のイベント会場にいた。
 リニアモーターカー開通にあわせた都市開発のシンポジウムで、戸川グループの土地開発と建築部門はすでに開発案件獲得に向けてすでに動き出していた。戸川グループでは都市部の案件や大規模なコンペティションは一課、二課はそれに準じて、やや規模の小さい物件や地方における開発案件などを主に任されている。今回ベンはこの二課のメンバーの一員としてこのシンポジウムに足をはこんでいるのだ。
 ベンは各県、市の担当と顔をつなぎ、研究員や教授、そして商社や建設会社との名刺交換をし情報交換にいそしんだ。

「マリヤ、僕としては岐阜と長野は固いと思っているんだ。岐阜についてはもうほとんど土地買収の話もついているし、長野の市の担当はうちにかなりいい印象を持ってくれている」
「漆原教授の話は興味深かったね。教授の最新の論文は、今度の地方都市開発にかなり役立つと思わないか、マリヤ」

 ベンは挨拶の合間合間で、マリヤに地方創生について熱心に語って聞かせた。



 マリヤはどちらかというと都市部の大きな商業施設やインフラ開発の方が好きだったので、途中から少しずつ集中が切れはじめた。
 ディックが現れたのはまさにそのタイミングだった。

「はじめまして、タジミ建設の宗です。こちらはバンクスです」
「ディクソン・バンクスです。どうぞよろしく」

 やや不慣れな日本語でディックがベンと名刺を交わしている。
 マリヤは目の前にディックが現れるまで少しも気がつかなかった。
 思わず二度見してしまったマリヤに、ディックは不敵な笑みを投げかけた。

「やあ、マリヤ。こんなところで会えるなんて思わなかったよ」

 ベンも気がついたらしい。

「どこかでお見かけした顔だと思ったら、そうか、あなたはマリヤの大学時代のご友人ですね」
「ええ、そうです。遅ればせながらご婚約おめでとうございます。戸川さん、あなたは世界一幸せな男性ですね」 
「ありがとうございます」

 マリヤは面食らいながらも提携通りの挨拶を済ませた。

「戸川さん、少しマリヤさんをお借りしてもよろしいでしょうか?」

 表面だけは丁寧なディックの態度にベンは快く承諾した。
 ディックはあっさりとマリヤを連れ出して会場を離れることに成功した。
 会場を出るや、マリヤはディックの顔を斜めに見た。

「どういうことなの、説明してちょうだい」

 ディックはナポリ仕立てのブルーのスーツで、短く整えたアッシュブラウンの髪をきれいに後ろへなでつけている。
 やや赤みがかったヘーゼルの瞳はいたずらっぽく笑っていた。

「俺の日本語なかなかだろ? 君を驚かせよう思ってと努力したんだよ」
「ええ、驚いたわ。どうして日本に来ることを黙っていたの?」
「話したら、君はきっと反対するだろうと思ったからさ」
「……別にしないわよ。あなたのやりたいことが日本でしかできないことならね」
「仕事のこと? それとも君のこと?」

 マリヤはディックを遠慮なしににらみつけた。

「ねえ、何度も言っているけど、わたしは婚約したの。こんなマネはやめて」
「ベンジャミン、退屈そうな男だ。ベッドの上でも君は退屈してるんじゃないのか」

 マリヤはすかさずボディブローをかました。
 鈍い音とディックのくぐもった声が同時にして、マリヤは冷たい目でそれを見下ろした。

「次にベンのことを悪く言ったら、本気で沈めるわよ」
「ふふ……、相変わらず怖いな……」

 マリヤはふんと鼻を鳴らし、踵を返した。
 ディックはさっさっと離れていくすらりと伸びた脚を視線で追いかけた。
「俺が日本に来たのは、君の間違いを正すためだ」

 マリヤは眉をしかめ、脚を止めた。
 振り返ると、ディックは胃のあたりを押さえ、その顔には妙に真剣な表情が浮かんでいた。

「俺が君をあきらめたのは、君に好きな人がいたからだ。でもそれは彼じゃない」
「……」
「君が好きでもない男と一緒になるなんて耐えられない」
 マリヤは腕を組み、ディックをにらみつけた。
「それがあなただったらよかったとでも言いたいの?」
「そうだったらいいのにと今も思ってるよ」
「いい加減にして」
「君こそ素直になれ、君らしくない」
「放っといて」

 マリヤは強めの語気ではっきりといった。
 ディックは逡巡をみせるも、マリヤを見つめると請うように言った。

「放っておけない……」

 マリヤは今度こそ背を向け、ディックを置いてベンのもとへと戻っていった。
 マリヤが会場に戻ると、ベンは資料を手にした男性たちと何かを話し合っていた。

「ベン、戻ったわ。そちらは?」
「長野県の担当の方たちだよ」

 マリヤはベンの手元の資料をのぞき込んだ。
 そこにはリニヤの長野県駅が置かれる予定の周辺地図があった。
 マリヤはそこに、ふと気になるものを見つけた。

(和泉……、和泉ですって……?)

 話が終わり、県の担当者たちが去った後、マリヤはベンの腕を引き顔を寄せた。


「ベン、これ、どういうこと? 和泉って、アンナのお店の場所じゃないの?」
「……そうだよ……」

 ベンの顔を見て、マリヤは目を見開いた。
 地図には、新設される長野県駅からほど近い土地に、ニュータウン計画地と書かれている。
 アンナの家のある和泉地区だった。

「どうして……! そんなのだめよ!」
「マリヤ、この計画は君がアンナと知り合う前から進んでいたことなんだよ。今はまだ住民説明会も行われていないから、彼女はなにも知らないだろうけど、しかしネットで調べれは駅の予定地はわかるし、市に問い合わせればニュータウンの計画が和泉地区周辺で進められていることもわかるはずだよ」
「じゃあなに? あの店をあそこで開くアンナが悪いとでもいうの?」
「図らずも、そういうことになる」
「ベン!」

 マリヤはぎゅっとベンの強く腕を握った。

「そんなのだめに決まってるわ! なんとかして、和泉地区を計画から外してよ!」
「それは無理だよ、マリヤ!」
「じゃあ、アンナはどうすればいいのよ! アンナは今お店の改装を一生懸命やっているところなのよ? ジェイダンだって一緒に店づくりを手伝っているのよ!」

 ベンはマリヤの手をゆっくり外しながらなだめるように言った。

「マリヤ、君が友達思いなのはとてもよくわかるよ。だけど、僕たちはもっと考えなければいけないことがある」

 マリヤは瞳を揺らし、ベンをじっと見つめた。

「先日兄さんを迎えに行って、僕ははじめてアンナが店を開こうとしている場所が和泉地区だということを知った。
 アンナも兄さんも、まだニュータウン計画を知らない。
 これがどういうことかわかるかい?」
「なに……? なんなの?」
「おそらくアンナはひどく腹を立てるだろう。戸川グループがこのニュータウン計画にかかわっていたことに。そして、兄さんにも。
 だから、僕はアンナに名刺を渡してある。兄さんと別れるのに必要な分の小切手を書くといってある」
「……なんですって?」
「兄さんがこの計画を知ったら、きっと君と同じように計画をやめさせようとするかもしれない。兄さんはそもそも戸川グループの……いや、父さんの都合で振り回されるのに飽き飽きしているから。やめさせないまでも、また父さんと険悪になるのは目に見えてるよ。だから兄さんには悪いけど、僕は一刻も早くアンナと別れてもらって、もう関わりをもたないで欲しいんだ」
「そんな、ベン……」
「ふたりともが計画を知らない今なら、ふたりが別れさえすれば何の問題もない。アンナは十分な資金を得て、好いたところに店をつくればいいし、兄さんと父さんがこの件で険悪になることもない。
 でも、いざこのことが二人に知れたら、最悪訴訟だって起こされかねないよ」
「訴訟ですって? 誰が起こすというの? まさか……、アンナが?」
「その可能性はゼロじゃないよ。そもそも兄さんは初対面にも拘わらずアンナに公衆の面前で無理やりキスをした。兄さんの話しぶりからしても、兄さんはまたアンナの気持ちを掴んでいない。そんなことされたら普通なら嫌われるはずだし、訴訟は嫌いな相手に起こすものだ。
 アンナはあの場所で店を出すつもりでいるが、一方の僕らはその土地をつぶして新しい町をつくろうとしている。計画が表だったときアンナは素直に土地を譲ってくれるだろうか。当然、いずれは譲ることになるだろう。
 けれど、計画を知らなかったとはいえ、それまでアンナのもとに熱心に通っていた兄さんについてはどうだ? アンナから見たら、土地買収の目的のために取り入ってきたようにはみえないだろうか? 無論兄さんは否定するだろう。でもアンナはそうは思わない」
「アンナはそんな人じゃないわ!」
「わからないよ! 結局とれると思えばとるのが人間だよ」
「アンナがそんなことをするはずない。アンナはジェイダンが好きなのよ?」
「それならもっと厄介だよ」
「どうして?」
「恋愛感情を抱かせるまでに取り入ったくせに裏切られた。精神的苦痛におけるさらなる賠償を求められる」
「そんなの、考えすぎよ!」

 マリヤは首をふったが、ベンは姿勢を崩さなかった。
 ベンは深くため息をついた。

「僕は君ほどアンナを知らないから考えすぎなのは、確かにそうかもしれない。
 でも、兄さんはこれまでも僕らを困らせてばかりだ。
 僕はこれ以上、兄さんのことで問題が起こるのが嫌なんだよ、マリヤ」
「……それは……、そうだけど……」

 ベンの気持ちはマリヤにもよくわかる。
 ジェイダンと父正敏との確執は、一族もろともを巻き込んでいつも緊張状態にある。
 どうにかしたくても、当人たちが歩み寄る気配がないのではどうにもしようがない。
 周りに者たちはただ無暗に神経をすり減らすしかないのだから、ベンがこのような火種になりそうな要素を先に除いておきたい気持ちはよくわかる。

「僕だって、できることなら兄さんとうまくやりたいよ。
 兄さんがまた父さんのために辛い思いをする姿を見たくない。
 だけど、僕に何ができる?
 無暗に心配しても無駄かもしれない。
 それでも、少しでも父さんと兄さんの不仲になるような心配があるなら、僕はできるだけ回避したい。
 だって、少なくとも兄さんは母さんの遺言にそって、グループに入ってくれたんだ。
 このままできるだけ穏やかすごしていけば、いずれはふたりが和解できることもあるかもしれないじゃないか」

 マリヤはベンの苦悩するところに強く共感した。

「そうね……、わたしもそう思う……」

 正敏とジェイダンの凍り付いた親子関係が融解することを願う気持ちは全く一緒だ。
 そして、いつもはジェイダンに憎まれ口ばかり言うベンから、はからずも兄への思いやりの言葉を聞くことになり、マリヤは深く感じ入るものがあった。

(ベンったら……、ジェイダンのことをそんなふうに思っていたなんて……。男って本当に何にも言わないんだから……)

 自宅に戻った後、マリヤは携帯電話を手にじっとソファに座っていた。

(ジェイダンと伯父様と険悪になってほしくない……。アンナには申し訳ないけど、和泉の土地はあきらめてもらうしかないわ。
 ああ、だけどなんて言ったらいいの……。そもそも、アンナの就職を台無しにしたのはわたしなのに。今更どの面を下げて、今の店をあきらめてというのよ……)

 マリヤは携帯電話の画面をスワイプして、妹のカレンが馬術大会で優勝した時のお祝いの写真を写した。
 写真の中でカレンがユニコーンのケーキに顔を寄せてうれしそうにはしゃいでいる姿が映っている。
 この笑顔をカメラに収めているときには、マリヤはここまで連鎖する負債を負うことになるとは考えてもみなかった。
 マリヤは携帯電話を手にそのまま考え込んでしまった。

(ああ、アンナ……、わたしなんて謝ったらいいの……)


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