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しおりを挟むアンナは苦笑する。アンナ以外に誰かがいれば、こんなことにはなっていないことを彼女は忘れているのだろうか。
「すごいわ! すばらしいわ! わたしが欲しかったのはこういうのだったのよ! さっきのみたいなコミカルな感じじゃなくて、こんなファンタジックな夢みたいなケーキが欲しかったの! カレンも絶対気に入るわ! わたしはこれが欲しかったの!」
「それじゃあ、包みますね」
包もうとする間際まで、マリヤは惜しむかのように、じっとケーキのペガサスにまたがった少女を見つめていた。
「それじゃあ、ありがとう。これ」
マリヤが財布から手持ちの万札を全て出した。それは全部で七枚あった。
「いつもはカードしか持たないから、今現金はこれしかないの。本当ならもっとあげたいんだけど」
「こ、困ります。これはわたしが勝手にしたことですから、受け取れません」
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