【詩集】辞書にはないハッピーエンド

2024年7月6日 渋谷Cafe del SONICA

マイクテスト

マイクテスト　マイクテスト
僕の声が聞こえてますか

せっかくの晴れ舞台だから
たまにはステージを観に来てくれよ

そう連絡した友達は誰も来てくれなかった
人付き合いが苦手なクセに
夢中になれるものに出会ってしまった
それが運の尽きだった

友達と一緒に行く１回の食事より
１時間練習する方がずっとずっと楽しいんだ
困っちゃうよな

マイクテスト　マイクテスト
僕の声が聞こえてますか

流行りに乗っていれば
もう少しチヤホヤされたかもしれないけれど
そんなことよりも書きたいことが山程あって
それを伝えることでいっぱいいっぱいなんだ

誰かのために、とかどうでもよくて
かっこいいと思える歌を唄いたかった

自分を見失うぐらいなら
ステージを降りた方がマシだよ
潔く行こう　これからもずっと

正直に言えば
友達の結婚式に行くお金もないし
これから売れる見込みも立ってない

それでも
自分だけだと思っていた世界線が
ここにいる誰かの世界線と溶け合って
分かりあえることができた瞬間

負け犬なんて言葉は
口に出したヤツの中にしか存在しない
そいつだけの理想なんだってことに
気付くことができた

いつまでも自分の価値を探し続けるより
ずっとずっと価値のあることじゃないかな

マイクテスト　マイクテスト
僕の声が聞こえてますか

そういう訳だから
僕の歌は幸せの隣にある
これからも揺るがないし
譲れないな

結局、ＬＯＶＥ＆ＰＥＡＣＥを叫んでる
それだけは世界共通のテーマだろ

マイクテスト　マイクテスト
僕らの歌は聞こえてますか

これからもっと楽しくなる
この瞬間が最高なんだ