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第7章 私はただ自由に空が飛びたいだけなのに
89 裏側④ 交渉
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私が一人で納得している間にも、ジュリアーナの説明は続いていた。
南部辺境伯が殴り飛ばして気絶させた北部辺境伯の弟は速やかに別室へ移動させて、適切な処置を行って意識を戻させて、手っ取り早く知っていることを全て話してもらったそうだ。
その部分はジュリアーナがさらりと何気なく流してしまったが、なぜか私には、「地下室へ移動させて強制的に意識を覚醒させ、尋問か拷問によって無理矢理知っていることを全て吐かせた」と言っているように聞こえてしまった。
北部辺境伯の弟の身に何があったのか気にはなったが、知りたくはないので私もその部分はそのまま流すことにした。知っても私にできることも無いし、知って得することも嬉しいことも何も無い。知らないことが幸せで、知ろうとしないことが賢いことも世の中にはある。
北部辺境伯の弟の供述によって、私の誘拐事件が学園内で行われたことが判明した。
北部辺境伯の弟が私の排除という共通の目的によって私に嫉妬していたガイボーン理術師を利用して、ガイボーン理術師に私を学園内で誘拐する手引きをさせていた。
しかし、学園の外で私を甥の手の者に引き渡した後の居場所は北部辺境伯の弟は知らなかった。
あくまでも私の誘拐事件の主犯で実行犯は北部辺境伯の息子のヨルデンであり、北部辺境伯の弟はヨルデンを唆してその気にさせたり、資金を提供したり、知恵を授けたり、作戦を提案するだけで実際の誘拐には直接には関わらなかった。
だから、北部辺境伯の弟は誘拐された後の私の詳しい居場所まで知らなかった。
しかし、それを知っている人間は知っていた。
リース男爵家の息子のジルコニアスだ。
この誘拐事件にはリース男爵家も荷担しており、リース男爵家を利用することも北部辺境伯の弟が甥へ提案していた。
学園の学生であるジルコニアスも私を学園内で誘拐するときに利用できるということで協力するように働きかけることを勧めていたらしい。
すぐにジルコニアスから話を聞くことにしたが、南部辺境伯領の兵士が学園都市へ行ってジルコニアスを捕まえて、南部辺境伯領まで連れてきていては時間がかかりすぎる。また、他の領地の人間が学園都市の学生を拐っては領地間の問題に発展してしまう。
そのため、ジュリアーナが再び学園都市へ戻り、学園の学生であるアヤタにジルコニアスを学園都市のアジュール商会が運営しているカフェまで誘い出してもらい、そのカフェの個室でジュリアーナが話を聞くという作戦を決行した。
アヤタがどんなふうに話を持ち掛けたのかは知らないが、何も疑わずにジルコニアスはカフェに現れた。
アヤタは何食わぬ顔で上の階にある個室へジルコニアスを案内して、そこへ逃げられないように閉じ込めてからジュリアーナが交渉を持ちかけた。
父親と母親を売れば、息子のジルコニアスと養女のマルグリットは助けてあげるという内容でジルコニアスへ話を切り出した。
「南部辺境伯の養女となった私を誘拐したことで、リース男爵家の取り潰しは免れない。リース男爵家は爵位を失いリース男爵家という貴族家門は消滅し、リース男爵家の人間は全員ただの平民へ堕ちる」
ジュリアーナがそう脅してジルコニアスへ揺さぶりをかけるとジルコニアスは顔を真っ青にして震えだした。
「父親と母親は誘拐犯の仲間としての処罰を受けることになるだろうが、今ならまだマルグリットだけは巻き込まれただけの被害者として救い出すこともできるかもしれない」
ジュリアーナがそのように救いの手を差し伸べるとジルコニアスはその手にすがりつきたい気持ちを隠すことができずに瞳が揺れ動いた。
「アジュール商会のカルバーン帝国支店でジルコニアスとマルグリットを雇い、二人の身元の保証、身の安全の保障、生活の補償をしてあげる」
ジュリアーナがそうやって甘く誘惑すると、ジルコニアスは欲に目を眩ませていた。しかし、それでもまだ親を売るという決断をできずにいる。
「リース男爵家が取り潰されてただの平民となればジルコニアスもマルグリットも兄と妹ではなくなり戸籍上ではただの他人となる。そうなれば二人を阻む法的な壁も障害も無くなる」
ジュリアーナがそう静かに囁けば、ジルコニアスはなぜ自分のマルグリットへの気持ちを知っているのかと怯えた瞳でジュリアーナを見つめ返した。
「カルバーン帝国では近親婚も認められている。ジルコニアスとマルグリットが義理の兄と妹であったという過去の関係もカルバーン帝国では何の問題も無い」
ジュリアーナが笑顔でそのように後押しすると、ジルコニアスは俯いて一呼吸分悩んだ末に親を売った。
交渉成立により、ジルコニアスは自分が知る限りのことを全てジュリアーナへ伝えた。
ジルコニアスは私の誘拐には直接関わってはいないが、最近届いた両親からの手紙で今両親が学園都市の近くの町にいて、ジルコニアスも遊びに来るようにと誘われていた。会わせたい人がいるという意味深な内容で何か嫌な予感はしていたらしい。
この「会わせたい人」とは私のことで、行方不明になっていた妹が見つかったということでジルコニアスへ紹介する予定だったのだろう。
ジルコニアスからの情報提供により、すでに準備をしていた南部辺境伯はジュリアーナからの報せを受けてすぐに私が誘拐されて監禁されている町の領主に話をつけて、南部辺境伯領の兵士を派遣して私を救出してくれた。
なぜ救出に来てくれた時にジルコニアスも一緒にいたのか不思議に思い尋ねると、腹を括ったジルコニアスは自分がマルグリットを助けに行くと言って私の救出への同行を求めて、それをジュリアーナが許可したからだった。その結果あのような家族劇場が開催されることになったのはジュリアーナにも想定外だったらしい。
しかし、今回のことでジュリアーナはこれまで知らなかった父親のいくつもの姿を初めて目の当たりにして自分の中の凝り固まった父親像に変化が生じたようだ。
少しは客観的に父親を見ることができるようになったみたいで私が誘拐されたことも悪いことばかりでは無かったみたいだ。
ジュリアーナから私の誘拐事件について話を聞いた私は最終的にそんな呑気な感想を抱いてしまった。
南部辺境伯が殴り飛ばして気絶させた北部辺境伯の弟は速やかに別室へ移動させて、適切な処置を行って意識を戻させて、手っ取り早く知っていることを全て話してもらったそうだ。
その部分はジュリアーナがさらりと何気なく流してしまったが、なぜか私には、「地下室へ移動させて強制的に意識を覚醒させ、尋問か拷問によって無理矢理知っていることを全て吐かせた」と言っているように聞こえてしまった。
北部辺境伯の弟の身に何があったのか気にはなったが、知りたくはないので私もその部分はそのまま流すことにした。知っても私にできることも無いし、知って得することも嬉しいことも何も無い。知らないことが幸せで、知ろうとしないことが賢いことも世の中にはある。
北部辺境伯の弟の供述によって、私の誘拐事件が学園内で行われたことが判明した。
北部辺境伯の弟が私の排除という共通の目的によって私に嫉妬していたガイボーン理術師を利用して、ガイボーン理術師に私を学園内で誘拐する手引きをさせていた。
しかし、学園の外で私を甥の手の者に引き渡した後の居場所は北部辺境伯の弟は知らなかった。
あくまでも私の誘拐事件の主犯で実行犯は北部辺境伯の息子のヨルデンであり、北部辺境伯の弟はヨルデンを唆してその気にさせたり、資金を提供したり、知恵を授けたり、作戦を提案するだけで実際の誘拐には直接には関わらなかった。
だから、北部辺境伯の弟は誘拐された後の私の詳しい居場所まで知らなかった。
しかし、それを知っている人間は知っていた。
リース男爵家の息子のジルコニアスだ。
この誘拐事件にはリース男爵家も荷担しており、リース男爵家を利用することも北部辺境伯の弟が甥へ提案していた。
学園の学生であるジルコニアスも私を学園内で誘拐するときに利用できるということで協力するように働きかけることを勧めていたらしい。
すぐにジルコニアスから話を聞くことにしたが、南部辺境伯領の兵士が学園都市へ行ってジルコニアスを捕まえて、南部辺境伯領まで連れてきていては時間がかかりすぎる。また、他の領地の人間が学園都市の学生を拐っては領地間の問題に発展してしまう。
そのため、ジュリアーナが再び学園都市へ戻り、学園の学生であるアヤタにジルコニアスを学園都市のアジュール商会が運営しているカフェまで誘い出してもらい、そのカフェの個室でジュリアーナが話を聞くという作戦を決行した。
アヤタがどんなふうに話を持ち掛けたのかは知らないが、何も疑わずにジルコニアスはカフェに現れた。
アヤタは何食わぬ顔で上の階にある個室へジルコニアスを案内して、そこへ逃げられないように閉じ込めてからジュリアーナが交渉を持ちかけた。
父親と母親を売れば、息子のジルコニアスと養女のマルグリットは助けてあげるという内容でジルコニアスへ話を切り出した。
「南部辺境伯の養女となった私を誘拐したことで、リース男爵家の取り潰しは免れない。リース男爵家は爵位を失いリース男爵家という貴族家門は消滅し、リース男爵家の人間は全員ただの平民へ堕ちる」
ジュリアーナがそう脅してジルコニアスへ揺さぶりをかけるとジルコニアスは顔を真っ青にして震えだした。
「父親と母親は誘拐犯の仲間としての処罰を受けることになるだろうが、今ならまだマルグリットだけは巻き込まれただけの被害者として救い出すこともできるかもしれない」
ジュリアーナがそのように救いの手を差し伸べるとジルコニアスはその手にすがりつきたい気持ちを隠すことができずに瞳が揺れ動いた。
「アジュール商会のカルバーン帝国支店でジルコニアスとマルグリットを雇い、二人の身元の保証、身の安全の保障、生活の補償をしてあげる」
ジュリアーナがそうやって甘く誘惑すると、ジルコニアスは欲に目を眩ませていた。しかし、それでもまだ親を売るという決断をできずにいる。
「リース男爵家が取り潰されてただの平民となればジルコニアスもマルグリットも兄と妹ではなくなり戸籍上ではただの他人となる。そうなれば二人を阻む法的な壁も障害も無くなる」
ジュリアーナがそう静かに囁けば、ジルコニアスはなぜ自分のマルグリットへの気持ちを知っているのかと怯えた瞳でジュリアーナを見つめ返した。
「カルバーン帝国では近親婚も認められている。ジルコニアスとマルグリットが義理の兄と妹であったという過去の関係もカルバーン帝国では何の問題も無い」
ジュリアーナが笑顔でそのように後押しすると、ジルコニアスは俯いて一呼吸分悩んだ末に親を売った。
交渉成立により、ジルコニアスは自分が知る限りのことを全てジュリアーナへ伝えた。
ジルコニアスは私の誘拐には直接関わってはいないが、最近届いた両親からの手紙で今両親が学園都市の近くの町にいて、ジルコニアスも遊びに来るようにと誘われていた。会わせたい人がいるという意味深な内容で何か嫌な予感はしていたらしい。
この「会わせたい人」とは私のことで、行方不明になっていた妹が見つかったということでジルコニアスへ紹介する予定だったのだろう。
ジルコニアスからの情報提供により、すでに準備をしていた南部辺境伯はジュリアーナからの報せを受けてすぐに私が誘拐されて監禁されている町の領主に話をつけて、南部辺境伯領の兵士を派遣して私を救出してくれた。
なぜ救出に来てくれた時にジルコニアスも一緒にいたのか不思議に思い尋ねると、腹を括ったジルコニアスは自分がマルグリットを助けに行くと言って私の救出への同行を求めて、それをジュリアーナが許可したからだった。その結果あのような家族劇場が開催されることになったのはジュリアーナにも想定外だったらしい。
しかし、今回のことでジュリアーナはこれまで知らなかった父親のいくつもの姿を初めて目の当たりにして自分の中の凝り固まった父親像に変化が生じたようだ。
少しは客観的に父親を見ることができるようになったみたいで私が誘拐されたことも悪いことばかりでは無かったみたいだ。
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