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第5章 私はただ青い色が好きなだけなのに!
27 赤く染まる④ 血と情
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血の繋がりは厄介だ。いや、厄介なのは情のほうか。
血の繋がりに情が絡むと本当に厄介極まりない。
血の繋がりだけなら、情が無ければ見捨てられる。簡単に割り切って切り捨てられる。
情に流されて感情的にならずにまだ理性的に判断できる。
今、見知らぬ夫婦が私の実の両親だと学園を訪ねて来たとしても、私はその人たちに冷静に対処できる自信がある。
もう親の問題から目を逸らしていた私ではない。
完全に吹っ切れている。
その人たちは私にとっては初対面の見知らぬ赤の他人でしかない。突然、赤の他人に親だと言われても、ただの自称『血縁上の親』という名前の他人に対して何の情も抱けない。
この世界ではDNA鑑定などの親子関係を証明する術は存在しないので、実際に血が繋がっているかどうかは科学的に証明できない。だから、現実問題としてその人たちの言葉を信じるか信じないかという話になる。
そういうわけだから、血の繋がった親に会えたとしても感動のご対面には絶対にならない。
まずはその話が事実かどうかを疑うことから始めなければならない。そして、今になって突然名乗り出てきた事情と目的についても探らなければならない。
血の繋がった親と名乗る相手は私にとってはただの懐疑心と警戒心を最初から常に抱いて接しなければならない危険な要注意人物でしかない。
万が一、自称『血縁上の親』である人たちの話が事実だと証明することができて、血の繋がりを認めることができたとしても、血の繋がりの有無だけで信用できる相手と証明されるものではない。
はっきり言って、本当に血の繋がった実の親だったとしても、こちらを利用しようと近付いて来ただけならば、私は切り捨てる。
元々家族の縁など存在していないのだから、縁を切る必要もない。縁を結ばないで拒絶すればいいだけだ。
血縁上の親だという事実を認めることがあったとしても、私はその人たちを親として受け入れることは拒絶する。
私は既に自立して認定理術師として生きているので、親に育ててもらう必要はない。
血の繋がった実の親が現れたとしても、わざわざ私にとっては見知らぬ赤の他人であるその人たちと家族になりたいとも思わない。
共に暮らした記憶も無ければ育てられた事実もないので実態上の親子でも家族でもない。法的な書類上でも血縁関係も親子関係も無い赤の他人だ。
実の親が現れたからといって、わざわざ書類上の戸籍を移して法的な親子になり、共に暮らして名実共に実の親子になろうとは思わない。相手がそれを望んだとしても私はそれを拒絶する。
私には必要無いし、そうしたいとも望まないから。
一切の情も抱いていない赤の他人でしかない血縁上だけの親という存在のために、自分が必要も望んでもいないことを相手のためにやってあげようとは思えない。
私はそこまで何の情も抱いていない見知らぬ赤の他人のために自分を犠牲にできるほど優しい人間ではない。
傍から見れば冷たい対応かもしれないが、見知らぬ赤の他人よりも自分を優先することは当然のことなので、私の心は痛まない。
血縁上の親が訪ねてきたとしても、「自分の生まれや捨てられた事情などを知ることができてすっきりした」くらいにしか感じないだろう。
見知らぬ赤の他人にいきなり親としての愛情を求めたりはしない。愛してほしいとは感じないし、期待もしない。
相手次第では交流を続けて徐々に情が芽生えていくこともあるかもしれないが、血の繋がりがあるだけの初対面の赤の他人には何の情も持ち合わせていない。
信頼もしていないし、期待もしていない。だから、何も相手に求めない。求めるものがない。
しかし、血の繋がりと情が絡むとそう簡単には割り切れなくなる。
情だけならば自分の中で心の整理を自分の感情だけでつけることができる。
だが、血の繋がりに情が絡むと損得勘定だけでは片付けられなくなり、逆に感情だけで決断することもできなくなり、途端にややこしくなる。
血の繋がりだけで、相手に情が無いなら、相手に対して無情で非情で薄情になれる。
損得勘定や理性や利害関係で割り切って対応できる。
情を抱いている相手なら、その感情のままに行動できる。
でも、血の繋がりがあり、情を抱いている相手になるとどちらの行動もとれなくなる。
情があるから、どれだけ迷惑でも、面倒でも、簡単には切り捨てられない。
血の繋がりがあるから、簡単に感情面だけで割り切れない。諦められない。納得できない。受け入れられない。
肉親の情というものは本当に厄介だ。
他人であれば許せることが許せない。受け入れられることが受け入れられない。素直になれずに無駄に反発する。
感情の制御ができなくなる。
血の繋がりだけで情が無ければ簡単に切り捨てたり、利用したりと割り切れる。自分や自分の大切な人たちにとって損や害になるならさっさと関係を絶つこともできる。
理性的に冷静に無情に非常に判断できる。
情がある上に血の繋がりまであるせいで、他人よりも厳しくなったり、潔癖になったり、多くを求めたり、望んだりしてしまう。
逆に、甘くなったり、寛容になったり、多くを許容したり、優先したりもする。
どちらにしろ冷静な判断ができなくなる。
肉親の情は血の繋がりがあるというだけで特別な期待や甘えを生じさせてしまう。
過剰な期待、過度な厳しさ、理屈では説明できない感情に振り回される。
それは自分でも制御できない。
矛盾や理不尽に気付いていても、それを正せない。
甘さと厳しさが両極端に振れてどちらにも行き過ぎる。
他人ならば適度に調節できるのに、肉親だと調節機能が故障してしまう。
ジュリアーナにはこれまでに抱いてきた情がすでに私の中に存在している。ジュリアーナが私の産みの母親だとしたら、私はこの厄介な肉親の情に囚われてしまう。
ジュリアーナが母親であったなら、彼女のことを純粋には慕えなくなる。
今までのように純粋な好意と敬意は消えてしまい、代わりに「裏切られた」という憎悪と嫌悪を抱いてしまう。
恨みたくないのに恨んでしまう。
憎みたくないのに憎んでしまう。
嫌いたくないのに嫌ってしまう。
好きでいたいのに好きではいられなくなる。
尊敬し続けていたいのに尊敬できなくなる。
自分の心なのに、自分の思い通りにはならずに苦しむことになる。
その苦しみによって、より一層憎悪と嫌悪が増してしまうことになる。
そうしてジュリアーナを憎悪しながらも母親だからと彼女に甘えることでまた更に彼女を憎んでしまう。
母親ということで、どうして母親なのに子を苦しめるのかと逆恨みしてしまう。
どうして苦しまないように配慮してくれなかったのかと甘えのような身勝手な八つ当たりをしてしまう。
ジュリアーナが母親であったら、ジュリアーナが黙っていたということが騙されたという裏切りに変換されて自分の中の彼女への信頼が壊れることに苦しみ、自分の心がジュリアーナを許したいのに許せないという相反することに苦しみ、親ということで甘えてしまう己の弱さに苦しむという三重苦を味わうことになる。
そんな苦しみを味わいたくないという恐怖が私を襲う。
この恐怖から逃げたい。
でも、私にはどうすることもできない。
だから祈るしかない。
「どうかジュリアーナが私の母親ではありませんように」
何に祈っているのか自分でも分からない。
神に祈っても、本当に彼女が母親ではどうにもならない。
運の問題でもない。
努力の及ぶ問題でもない。
私は沈みゆく太陽に向かって、縋るようにただ心の内で強く祈った。
縋るようにして見た太陽はほとんど水平線の向こう側に隠れていて、もう世界も私も赤く染め上げてはいなかった。
血の繋がりに情が絡むと本当に厄介極まりない。
血の繋がりだけなら、情が無ければ見捨てられる。簡単に割り切って切り捨てられる。
情に流されて感情的にならずにまだ理性的に判断できる。
今、見知らぬ夫婦が私の実の両親だと学園を訪ねて来たとしても、私はその人たちに冷静に対処できる自信がある。
もう親の問題から目を逸らしていた私ではない。
完全に吹っ切れている。
その人たちは私にとっては初対面の見知らぬ赤の他人でしかない。突然、赤の他人に親だと言われても、ただの自称『血縁上の親』という名前の他人に対して何の情も抱けない。
この世界ではDNA鑑定などの親子関係を証明する術は存在しないので、実際に血が繋がっているかどうかは科学的に証明できない。だから、現実問題としてその人たちの言葉を信じるか信じないかという話になる。
そういうわけだから、血の繋がった親に会えたとしても感動のご対面には絶対にならない。
まずはその話が事実かどうかを疑うことから始めなければならない。そして、今になって突然名乗り出てきた事情と目的についても探らなければならない。
血の繋がった親と名乗る相手は私にとってはただの懐疑心と警戒心を最初から常に抱いて接しなければならない危険な要注意人物でしかない。
万が一、自称『血縁上の親』である人たちの話が事実だと証明することができて、血の繋がりを認めることができたとしても、血の繋がりの有無だけで信用できる相手と証明されるものではない。
はっきり言って、本当に血の繋がった実の親だったとしても、こちらを利用しようと近付いて来ただけならば、私は切り捨てる。
元々家族の縁など存在していないのだから、縁を切る必要もない。縁を結ばないで拒絶すればいいだけだ。
血縁上の親だという事実を認めることがあったとしても、私はその人たちを親として受け入れることは拒絶する。
私は既に自立して認定理術師として生きているので、親に育ててもらう必要はない。
血の繋がった実の親が現れたとしても、わざわざ私にとっては見知らぬ赤の他人であるその人たちと家族になりたいとも思わない。
共に暮らした記憶も無ければ育てられた事実もないので実態上の親子でも家族でもない。法的な書類上でも血縁関係も親子関係も無い赤の他人だ。
実の親が現れたからといって、わざわざ書類上の戸籍を移して法的な親子になり、共に暮らして名実共に実の親子になろうとは思わない。相手がそれを望んだとしても私はそれを拒絶する。
私には必要無いし、そうしたいとも望まないから。
一切の情も抱いていない赤の他人でしかない血縁上だけの親という存在のために、自分が必要も望んでもいないことを相手のためにやってあげようとは思えない。
私はそこまで何の情も抱いていない見知らぬ赤の他人のために自分を犠牲にできるほど優しい人間ではない。
傍から見れば冷たい対応かもしれないが、見知らぬ赤の他人よりも自分を優先することは当然のことなので、私の心は痛まない。
血縁上の親が訪ねてきたとしても、「自分の生まれや捨てられた事情などを知ることができてすっきりした」くらいにしか感じないだろう。
見知らぬ赤の他人にいきなり親としての愛情を求めたりはしない。愛してほしいとは感じないし、期待もしない。
相手次第では交流を続けて徐々に情が芽生えていくこともあるかもしれないが、血の繋がりがあるだけの初対面の赤の他人には何の情も持ち合わせていない。
信頼もしていないし、期待もしていない。だから、何も相手に求めない。求めるものがない。
しかし、血の繋がりと情が絡むとそう簡単には割り切れなくなる。
情だけならば自分の中で心の整理を自分の感情だけでつけることができる。
だが、血の繋がりに情が絡むと損得勘定だけでは片付けられなくなり、逆に感情だけで決断することもできなくなり、途端にややこしくなる。
血の繋がりだけで、相手に情が無いなら、相手に対して無情で非情で薄情になれる。
損得勘定や理性や利害関係で割り切って対応できる。
情を抱いている相手なら、その感情のままに行動できる。
でも、血の繋がりがあり、情を抱いている相手になるとどちらの行動もとれなくなる。
情があるから、どれだけ迷惑でも、面倒でも、簡単には切り捨てられない。
血の繋がりがあるから、簡単に感情面だけで割り切れない。諦められない。納得できない。受け入れられない。
肉親の情というものは本当に厄介だ。
他人であれば許せることが許せない。受け入れられることが受け入れられない。素直になれずに無駄に反発する。
感情の制御ができなくなる。
血の繋がりだけで情が無ければ簡単に切り捨てたり、利用したりと割り切れる。自分や自分の大切な人たちにとって損や害になるならさっさと関係を絶つこともできる。
理性的に冷静に無情に非常に判断できる。
情がある上に血の繋がりまであるせいで、他人よりも厳しくなったり、潔癖になったり、多くを求めたり、望んだりしてしまう。
逆に、甘くなったり、寛容になったり、多くを許容したり、優先したりもする。
どちらにしろ冷静な判断ができなくなる。
肉親の情は血の繋がりがあるというだけで特別な期待や甘えを生じさせてしまう。
過剰な期待、過度な厳しさ、理屈では説明できない感情に振り回される。
それは自分でも制御できない。
矛盾や理不尽に気付いていても、それを正せない。
甘さと厳しさが両極端に振れてどちらにも行き過ぎる。
他人ならば適度に調節できるのに、肉親だと調節機能が故障してしまう。
ジュリアーナにはこれまでに抱いてきた情がすでに私の中に存在している。ジュリアーナが私の産みの母親だとしたら、私はこの厄介な肉親の情に囚われてしまう。
ジュリアーナが母親であったなら、彼女のことを純粋には慕えなくなる。
今までのように純粋な好意と敬意は消えてしまい、代わりに「裏切られた」という憎悪と嫌悪を抱いてしまう。
恨みたくないのに恨んでしまう。
憎みたくないのに憎んでしまう。
嫌いたくないのに嫌ってしまう。
好きでいたいのに好きではいられなくなる。
尊敬し続けていたいのに尊敬できなくなる。
自分の心なのに、自分の思い通りにはならずに苦しむことになる。
その苦しみによって、より一層憎悪と嫌悪が増してしまうことになる。
そうしてジュリアーナを憎悪しながらも母親だからと彼女に甘えることでまた更に彼女を憎んでしまう。
母親ということで、どうして母親なのに子を苦しめるのかと逆恨みしてしまう。
どうして苦しまないように配慮してくれなかったのかと甘えのような身勝手な八つ当たりをしてしまう。
ジュリアーナが母親であったら、ジュリアーナが黙っていたということが騙されたという裏切りに変換されて自分の中の彼女への信頼が壊れることに苦しみ、自分の心がジュリアーナを許したいのに許せないという相反することに苦しみ、親ということで甘えてしまう己の弱さに苦しむという三重苦を味わうことになる。
そんな苦しみを味わいたくないという恐怖が私を襲う。
この恐怖から逃げたい。
でも、私にはどうすることもできない。
だから祈るしかない。
「どうかジュリアーナが私の母親ではありませんように」
何に祈っているのか自分でも分からない。
神に祈っても、本当に彼女が母親ではどうにもならない。
運の問題でもない。
努力の及ぶ問題でもない。
私は沈みゆく太陽に向かって、縋るようにただ心の内で強く祈った。
縋るようにして見た太陽はほとんど水平線の向こう側に隠れていて、もう世界も私も赤く染め上げてはいなかった。
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