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第5章 私はただ青い色が好きなだけなのに!
21 倉庫
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「わあっ!?実物はこんなに大きかったんですね!凄いです!!」
「そうだろう!これはここを持ってこうやって使うんだ。持ってみるか?」
「ちょっと待ちなよ、父さん!重すぎて理術師様が一人で持てるはずがないだろう。俺がここを持っているので、ここをこうして掴んでみてください。……、そう、そこです」
マッシモとモーリスに工房の案内と作業の説明をしてもらっているうちに、気まずい雰囲気は完全に消え去り、逆に話が盛り上がり和気あいあいとした雰囲気に変わっていた。
今日は炉に火を入れていないのでガラス作りを目の前で実演はしてもらえないが、専門的な道具や普段見ない作業場を見学するだけでも楽しい。
私は前世の彼女の知識や書物の中でしか知らなかったことを実際に目にすることができてテンションが自然と上がった。
好奇心と興味が先立ち、私が先に彼らの間にあった気まずい雰囲気をさっさと放り投げて質問攻めにしてしまった。
最初は気まずさを引きずり、私のテンションに気圧されていた二人だったが、マッシモが先に開き直って私の相手をしてくれた。
そのマッシモに引っ張られてモーリスもそれまでの気まずさを振り払い、マッシモの説明を補助する形でモーリスも丁寧に私の相手をしてくれた。
そうして互いに真剣に話をしているうちにすっかりとまた打ち解けることができた。
互いにかなり口調が砕けているのも、緊張が解けている証拠だ。
楽しくて時間が過ぎるのはあっという間でそろそろ帰らなければいけない時間になってきた。
その時になってやっとジュリアーナやアジュール商会の人たちがどこにいるのか気になり始めた。
「そういえば、アジュール商会の方々は今どこにいますか?」
「商会の人たちは倉庫にいるはずだ。商会に卸す商品の確認をしている。そっちも見てみるか?」
「お邪魔でなければお願いします」
「理術師様もアジュール商会の関係者なのだから問題無いはずです。倉庫はこちらの奥にあります。どうぞ」
そう言ってモーリスが出荷前の商品が置かれている倉庫に案内してくれた。
倉庫は工房の裏手の奥まった場所にあり、表の道からは見えない場所にある。
扉は閉まってはいるが、扉の鍵は開いているのでそのまま扉を開けて倉庫の中へと入った。
倉庫の中は木の簡易的な棚がズラリといくつも並んでいて、その棚にところ狭しとガラス製品が置かれている。
ジュリアーナや他の商会の人たちの姿は入り口からは見えないが人の声は聞こえる。
棚と棚の間にいるらしくここからでは死角にいるようだ。
モーリスに案内されて倉庫の中の棚の間を歩いていくと、ジュリアーナと商会の人と、あと一人知らない女性が話しているのを見つけた。
ジュリアーナたちは私達に背を向けていて、女性だけがこちらを向いていたので女性がこちらに気付いて話を中断してこちらに顔を向けてきた。
「…あら、モーリス。どうしたの?」
女性の言葉でジュリアーナたちも振り向いて私たちの方へ顔を向けてきた。
「母さん、理術師様を案内しているだけだから…」
モーリスは商談を中断させていることを気にしているようだ。
見知らぬ女性はモーリスの母親でマッシモの妻みたいだ。よく見ればモーリスと似ている。予想していた通りやはりモーリスは母親似だ。
「お邪魔してすみません。初めまして、アジュール商会の外部委託顧問で認定理術師のルリエラと申します」
このまま黙って通り過ぎるのは失礼なので、モーリスの母親へ初対面の挨拶と軽い自己紹介をする。
「まあ、ご丁寧な挨拶ありがとうございます。わたしはルチアと申します」
ルチアはモーリスに似ていて全体的にとても細いが、ニコニコととても愛想よく笑っている。場の空気をものともしてないので、神経は太そうだ。見た目に依らず肝っ玉母さんかもしれない。
「理術師様!ここには初期の頃に作ったガラスで白石の配合が今よりも多いものがありますがご覧になられますか?色合いが悪くて、形状もガラス玉ではなくてグラスですが…」
商談の続きを早く再開してほしいと考えているモーリスは私にそのような提案をしてこの場を立ち去ろうとしている。
「ぜひ見せてください」
私も商談の邪魔はしたくないのでモーリスの提案に乗っかる。
「あら、それはわたくしも見たことが無いのでご一緒してもいいかしら?」
なぜか興味を示したジュリアーナも一緒に見ることになり、私とジュリアーナとアヤタとハサンがその場から他の人たちを残して移動することになった。
商談はいいのかとジュリアーナを見たが、他の商会員とルチアが話を再開させているので問題は無さそうだ。
最初はジュリアーナも私の商談に立ち会ってくれていたので、元々商会の商談にジュリアーナがいる必要は無かったのかもしれない。
そんなことを考えながらジュリアーナに自分の商談は無事に済んだことを伝え、簡単に内容についても話しながら歩いていると、そこから二つ隣の棚に案内された。
見せようとしていたガラスのグラスを棚の上の方に置いていることを忘れていたらしく、モーリスは脚立を取ってくると慌ててどこかへ行ってしまった。
私とジュリアーナはその棚と棚の間に並んで立ちながらモーリスが戻ってくるのを話をしながらのんびりと待っていた。
しかし、その平穏は突然破られる。
『うわぁっ!!!』
『きゃあぁっ!』
ガタガタ、ガッシャーン、バタバタ、ガタン
いきなり悲鳴と大きな物音が倉庫内に響いた。
棚の反対側で何かが起こったようだがここからでは音だけしか聞くことができず、何も見えない。
私とジュリアーナは会話を中断して、何が起こったのかと音がした棚の向こう側の方に顔を向けた。
すると、目の前の棚が傾いてこちら側に倒れかかってきている。
そこからは一瞬の出来事だった。
「ルリ!!」
誰かがそう叫び、私は誰かにその場に覆い被さられた。
視界が真っ暗になった私の耳に先程の物音とは比較にならないほどの大きな物音が響いてきて、私は反射的に目を固く閉じた。
目を閉じると同時に私は衝撃に身構えていたが、間近にする大きな音に反して私の体に直接には何の衝撃も届かない。
音と周囲の衝撃の余韻のような空気の震えが落ち着いた頃にやっと私は目を開けて状況を確認しようとすることができるようになった。
何が起きたのかということもだが、今の自分の状況が分からない。
私は誰かに抱き締められているみたいだ。
思い切り遠慮なく抱きしめられている。
頭を思い切り抱き込まれていて、両腕で守られて、胸に押し付けられている。
少し息苦しい。
上から覆いかぶさるように抱きしめられている。
痛いくらいに強く抱きしめられているのに、痛みよりも心地よさを感じる。
戸惑いや羞恥心よりも、なぜか安心感を感じている。
ただ、心はそれでいいが、身体は正直だ。
ちょっと息がしづらくて苦しくて耐え難い。
顔は埋まっていて声は出せないが、幸いにも両手は自由だ。
相手の背中に手を回して、軽く、それでいて激しく前後に動かして叩いて息苦しさを伝える。
こちらの意図を理解してくれたのか、私を抱きしめている力を緩めてくれた。
私はやっと顔を上に向けることができた。
私の視線の先にはジュリアーナの顔があった。
でも、その顔は初めて見る顔だ。
いつもの女神のような上品さと優雅さを表現している美しい顔ではない。
そこにはただの一人の女性の顔があった。
表情を一切取り繕ろわず、完全な素の表情。
この国でも屈指の大きな商会のトップでもなく、貴族のような威厳のある上流階級の女性でもなく、どこにでもいる普通の女の人にしか見えない。
私の目にはただ私の身を案じて心配そうに私を見つめる女性の姿が映った。
「そうだろう!これはここを持ってこうやって使うんだ。持ってみるか?」
「ちょっと待ちなよ、父さん!重すぎて理術師様が一人で持てるはずがないだろう。俺がここを持っているので、ここをこうして掴んでみてください。……、そう、そこです」
マッシモとモーリスに工房の案内と作業の説明をしてもらっているうちに、気まずい雰囲気は完全に消え去り、逆に話が盛り上がり和気あいあいとした雰囲気に変わっていた。
今日は炉に火を入れていないのでガラス作りを目の前で実演はしてもらえないが、専門的な道具や普段見ない作業場を見学するだけでも楽しい。
私は前世の彼女の知識や書物の中でしか知らなかったことを実際に目にすることができてテンションが自然と上がった。
好奇心と興味が先立ち、私が先に彼らの間にあった気まずい雰囲気をさっさと放り投げて質問攻めにしてしまった。
最初は気まずさを引きずり、私のテンションに気圧されていた二人だったが、マッシモが先に開き直って私の相手をしてくれた。
そのマッシモに引っ張られてモーリスもそれまでの気まずさを振り払い、マッシモの説明を補助する形でモーリスも丁寧に私の相手をしてくれた。
そうして互いに真剣に話をしているうちにすっかりとまた打ち解けることができた。
互いにかなり口調が砕けているのも、緊張が解けている証拠だ。
楽しくて時間が過ぎるのはあっという間でそろそろ帰らなければいけない時間になってきた。
その時になってやっとジュリアーナやアジュール商会の人たちがどこにいるのか気になり始めた。
「そういえば、アジュール商会の方々は今どこにいますか?」
「商会の人たちは倉庫にいるはずだ。商会に卸す商品の確認をしている。そっちも見てみるか?」
「お邪魔でなければお願いします」
「理術師様もアジュール商会の関係者なのだから問題無いはずです。倉庫はこちらの奥にあります。どうぞ」
そう言ってモーリスが出荷前の商品が置かれている倉庫に案内してくれた。
倉庫は工房の裏手の奥まった場所にあり、表の道からは見えない場所にある。
扉は閉まってはいるが、扉の鍵は開いているのでそのまま扉を開けて倉庫の中へと入った。
倉庫の中は木の簡易的な棚がズラリといくつも並んでいて、その棚にところ狭しとガラス製品が置かれている。
ジュリアーナや他の商会の人たちの姿は入り口からは見えないが人の声は聞こえる。
棚と棚の間にいるらしくここからでは死角にいるようだ。
モーリスに案内されて倉庫の中の棚の間を歩いていくと、ジュリアーナと商会の人と、あと一人知らない女性が話しているのを見つけた。
ジュリアーナたちは私達に背を向けていて、女性だけがこちらを向いていたので女性がこちらに気付いて話を中断してこちらに顔を向けてきた。
「…あら、モーリス。どうしたの?」
女性の言葉でジュリアーナたちも振り向いて私たちの方へ顔を向けてきた。
「母さん、理術師様を案内しているだけだから…」
モーリスは商談を中断させていることを気にしているようだ。
見知らぬ女性はモーリスの母親でマッシモの妻みたいだ。よく見ればモーリスと似ている。予想していた通りやはりモーリスは母親似だ。
「お邪魔してすみません。初めまして、アジュール商会の外部委託顧問で認定理術師のルリエラと申します」
このまま黙って通り過ぎるのは失礼なので、モーリスの母親へ初対面の挨拶と軽い自己紹介をする。
「まあ、ご丁寧な挨拶ありがとうございます。わたしはルチアと申します」
ルチアはモーリスに似ていて全体的にとても細いが、ニコニコととても愛想よく笑っている。場の空気をものともしてないので、神経は太そうだ。見た目に依らず肝っ玉母さんかもしれない。
「理術師様!ここには初期の頃に作ったガラスで白石の配合が今よりも多いものがありますがご覧になられますか?色合いが悪くて、形状もガラス玉ではなくてグラスですが…」
商談の続きを早く再開してほしいと考えているモーリスは私にそのような提案をしてこの場を立ち去ろうとしている。
「ぜひ見せてください」
私も商談の邪魔はしたくないのでモーリスの提案に乗っかる。
「あら、それはわたくしも見たことが無いのでご一緒してもいいかしら?」
なぜか興味を示したジュリアーナも一緒に見ることになり、私とジュリアーナとアヤタとハサンがその場から他の人たちを残して移動することになった。
商談はいいのかとジュリアーナを見たが、他の商会員とルチアが話を再開させているので問題は無さそうだ。
最初はジュリアーナも私の商談に立ち会ってくれていたので、元々商会の商談にジュリアーナがいる必要は無かったのかもしれない。
そんなことを考えながらジュリアーナに自分の商談は無事に済んだことを伝え、簡単に内容についても話しながら歩いていると、そこから二つ隣の棚に案内された。
見せようとしていたガラスのグラスを棚の上の方に置いていることを忘れていたらしく、モーリスは脚立を取ってくると慌ててどこかへ行ってしまった。
私とジュリアーナはその棚と棚の間に並んで立ちながらモーリスが戻ってくるのを話をしながらのんびりと待っていた。
しかし、その平穏は突然破られる。
『うわぁっ!!!』
『きゃあぁっ!』
ガタガタ、ガッシャーン、バタバタ、ガタン
いきなり悲鳴と大きな物音が倉庫内に響いた。
棚の反対側で何かが起こったようだがここからでは音だけしか聞くことができず、何も見えない。
私とジュリアーナは会話を中断して、何が起こったのかと音がした棚の向こう側の方に顔を向けた。
すると、目の前の棚が傾いてこちら側に倒れかかってきている。
そこからは一瞬の出来事だった。
「ルリ!!」
誰かがそう叫び、私は誰かにその場に覆い被さられた。
視界が真っ暗になった私の耳に先程の物音とは比較にならないほどの大きな物音が響いてきて、私は反射的に目を固く閉じた。
目を閉じると同時に私は衝撃に身構えていたが、間近にする大きな音に反して私の体に直接には何の衝撃も届かない。
音と周囲の衝撃の余韻のような空気の震えが落ち着いた頃にやっと私は目を開けて状況を確認しようとすることができるようになった。
何が起きたのかということもだが、今の自分の状況が分からない。
私は誰かに抱き締められているみたいだ。
思い切り遠慮なく抱きしめられている。
頭を思い切り抱き込まれていて、両腕で守られて、胸に押し付けられている。
少し息苦しい。
上から覆いかぶさるように抱きしめられている。
痛いくらいに強く抱きしめられているのに、痛みよりも心地よさを感じる。
戸惑いや羞恥心よりも、なぜか安心感を感じている。
ただ、心はそれでいいが、身体は正直だ。
ちょっと息がしづらくて苦しくて耐え難い。
顔は埋まっていて声は出せないが、幸いにも両手は自由だ。
相手の背中に手を回して、軽く、それでいて激しく前後に動かして叩いて息苦しさを伝える。
こちらの意図を理解してくれたのか、私を抱きしめている力を緩めてくれた。
私はやっと顔を上に向けることができた。
私の視線の先にはジュリアーナの顔があった。
でも、その顔は初めて見る顔だ。
いつもの女神のような上品さと優雅さを表現している美しい顔ではない。
そこにはただの一人の女性の顔があった。
表情を一切取り繕ろわず、完全な素の表情。
この国でも屈指の大きな商会のトップでもなく、貴族のような威厳のある上流階級の女性でもなく、どこにでもいる普通の女の人にしか見えない。
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