52 / 261
第3章 私はただ静かに研究したいだけなのに!
1 新生活
しおりを挟む
私の研究室の準備が整い、職員寮から研究棟の部屋に引越しをした。
物がほとんど無くてガランとしていた寂しい部屋が大変身している。
部屋は私とライラが最低限の埃と汚れを取り除き、日々それなりの掃除はしていたから目に付くような汚さや埃っぽさは無かった。しかし、置かれている家具類は古ぼけていて部屋全体も傷やこびり付いた汚れなどは残っている状態で綺麗な部屋とはお世辞にも言えなかった。
それが、今は部屋全体がピカピカに磨き上げられて、家具も全て新品が設置されている。
本当に前と同じ部屋なのかと目を疑ってしまった。部屋を間違えているのかと焦った。
部屋の中にライラがいて、部屋の細かい部分を整えてくれていたから、この部屋で合っているのだと確信が持てたが、ライラがいなかったら1度部屋を出て本当にこの部屋が自分の部屋かを確認に行っていた。
それくらい部屋が変わっていた。
「研究室はこの状態で引き渡されるのが普通で、今までの状態が異常だったんだよ」
部屋の変わり様に私が驚愕して及び腰になっているのを見たライラがちょっと呆れて苦笑いしながら教えてくれた。
これからはこの部屋で勉強も研究も生活もしていくことになる。
メイド用の部屋もあるからライラもここで一緒に生活する。
私とライラの新生活の始まりだ!
簡易なものだがキッチンも備わっているからこの部屋で食事ができる。部屋のキッチンでは本格的に料理をする必要はなく、食堂で食事を用意してもらい、メイドに部屋まで運んでもらって温め直したり、お茶を淹れたりするようだ。
しかし、私はせめてスープだけは自前で作りたい。混沌スープとおさらばできるのならばさよならしたい!
私はライラに孤児院でシスター見習いのときに作っていたというスープを部屋で作って食べさせた。
最初は野菜がそのままの形を保っている半透明の見慣れないスープに難色を示していたが、勇気を振り絞って一口食べるとその後は無言で夢中になって完食してくれた。
ライラもこの素材の形が残っている複数の素材の味が調和しているゴロゴロスープを気に入ってくれた。ライラに作り方を教えてこれからはライラに作ってもらうことなった。
私が作っても良いのだが、ライラに「私の仕事を奪わないでください」と叱られてしまった。
食事の準備も後片付けも二人一緒にやればいいと言った私にライラは静かに私を諭すように言い聞かせた。
「メイドの仕事をあなたがやったら私がここにいる意味が無くなるでしょう?私はお給金をもらうのだから、仕事を怠けたり、雇い主に甘えたりして、仕事を疎かにする気はありません。きちんと仕事を果たしてそれに相応しいお給金をもらいます。あなたの仕事は認定理術師として理術の研究をすることでしょう?あなたはあなたの仕事をしっかり果たして私にお給金を払ってください」
ライラの姿にシスターマリナの姿が重なって見えた。
私が間違ったことをしたときはシスターマリナにもよくこのように静かに諭された。感情的に怒ったり、叱ったりしないで、普段よりも一層落ち着いた態度で相手の目をしっかり見て静かだがよく聞こえる強い声で注意してくれた。
「ごめんなさい、ライラ姉ちゃん」
私は素直に自分の間違いを認めて謝った。
ライラはそんな私を年下の手のかかる妹を見るような優しい顔をして見ていたが、少し悲しげな表情で私にはっきりと宣言した。
「ルリエラ、もう私のことを『姉ちゃん』と呼ぶべきではないわ。使用人のことは呼び捨てにするべきよ。私もこれからはあなたのことを『ルリエラ』ではなく、『ルリエラ様』か『ご主人様』と呼ぶから」
ライラの言うことはもっともだ。
呼び名など、下手をするとそのまま外でも同じように無意識のまま使ってしまう。
私が部屋の外で自分が雇っているメイドを『姉ちゃん』などと呼んでいるのを誰かに聞かれたら困ったことになるだろう。
私に対する悪評が瞬く間に学園中に流れていく様が目に浮かぶ。
「使用人を姉と呼ぶ非常識な人間」「田舎者は常識を知らない」「認定理術師に相応しくない」などの誹謗中傷に晒されることが想像に難くない。
ライラは私のためを思ってそう宣言してくれた。
これは雇い主である私の方から言わなければならないことだったのに、ライラに背負わせてしまった。
ライラが雇い主を呼び捨てにするような使用人という評判がたてばその方がダメージが大きい。
ライラを守るためにも私からライラに「これからは呼び捨てにしないように」と忠告しなければならなかった。
「ありがとう、ライラ。これからよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします、ルリエラ様」
私はライラに謝罪する代わりに雇い主の顔で上品な笑顔を浮かべて感謝を伝え、ライラもメイドの顔に控えめな笑顔を浮かべて返事をした。
私とライラの関係は雇用主と従業員、主人とメイド。
互いに自分の立場を理解して、それを受け入れて、それに相応しい振る舞いをしなければならない。
同じテーブルで一緒に食事をするなんてあり得ないし、タメ口とかも許されない。
しかし、自分の部屋の中でそんな堅苦しい関係を取り繕い続けるのも疲労が溜まるし、違和感しかない。
この自分の研究室の中だけは少しくらい気を緩めても良いのではないだろうかとお互いにしっかりと話し合った上で、『食事は一緒に食べる』、『部屋で二人で食事をするときはタメ口』、この二点をライラに承諾してもらった。
ライラにはかなり抵抗されたが、ライラを一人横に立たせて自分一人で食事するなんて私は絶対に嫌だ。ライラの温かいスープが冷めてしまうし、一人分の用意と片付けをいちいちやるなら一気に二人分の用意と片付けをやってしまったほうが無駄が無いし、手間がかからない。
同じテーブルで一緒に食事をするなら今までのように対等なやり取りでないと食べにくいし、食事も美味しくない。
効率を考えても、私の心の平穏を考えても食事は二人同時に楽しく食べたほうが合理的だ。
ライラにそう説明して説得して納得させた。
雇用主だからとライラに上から無理矢理に強要はしたくない。本当にライラが嫌なら諦めるが、嫌では無さそうだったので正論を装って丸めこんだ。
私の非常識な願いをライラも嫌々で渋々とではなく、やれやれという感じで仕方がないと承諾してくれた。
研究室の外では認定理術師としてずっと緊張して気を張りつめていなければならない。
自分の部屋の中くらいは気を緩めて気を休めてリラックスさせてもらいたい。
私の我儘だと分かっている。ライラがそれを受け入れてくれたことに甘えてしまっていることも理解している。
私はそんなライラに深く感謝して、ライラを守れる人間になろうと心の奥でひっそりと決心した。
物がほとんど無くてガランとしていた寂しい部屋が大変身している。
部屋は私とライラが最低限の埃と汚れを取り除き、日々それなりの掃除はしていたから目に付くような汚さや埃っぽさは無かった。しかし、置かれている家具類は古ぼけていて部屋全体も傷やこびり付いた汚れなどは残っている状態で綺麗な部屋とはお世辞にも言えなかった。
それが、今は部屋全体がピカピカに磨き上げられて、家具も全て新品が設置されている。
本当に前と同じ部屋なのかと目を疑ってしまった。部屋を間違えているのかと焦った。
部屋の中にライラがいて、部屋の細かい部分を整えてくれていたから、この部屋で合っているのだと確信が持てたが、ライラがいなかったら1度部屋を出て本当にこの部屋が自分の部屋かを確認に行っていた。
それくらい部屋が変わっていた。
「研究室はこの状態で引き渡されるのが普通で、今までの状態が異常だったんだよ」
部屋の変わり様に私が驚愕して及び腰になっているのを見たライラがちょっと呆れて苦笑いしながら教えてくれた。
これからはこの部屋で勉強も研究も生活もしていくことになる。
メイド用の部屋もあるからライラもここで一緒に生活する。
私とライラの新生活の始まりだ!
簡易なものだがキッチンも備わっているからこの部屋で食事ができる。部屋のキッチンでは本格的に料理をする必要はなく、食堂で食事を用意してもらい、メイドに部屋まで運んでもらって温め直したり、お茶を淹れたりするようだ。
しかし、私はせめてスープだけは自前で作りたい。混沌スープとおさらばできるのならばさよならしたい!
私はライラに孤児院でシスター見習いのときに作っていたというスープを部屋で作って食べさせた。
最初は野菜がそのままの形を保っている半透明の見慣れないスープに難色を示していたが、勇気を振り絞って一口食べるとその後は無言で夢中になって完食してくれた。
ライラもこの素材の形が残っている複数の素材の味が調和しているゴロゴロスープを気に入ってくれた。ライラに作り方を教えてこれからはライラに作ってもらうことなった。
私が作っても良いのだが、ライラに「私の仕事を奪わないでください」と叱られてしまった。
食事の準備も後片付けも二人一緒にやればいいと言った私にライラは静かに私を諭すように言い聞かせた。
「メイドの仕事をあなたがやったら私がここにいる意味が無くなるでしょう?私はお給金をもらうのだから、仕事を怠けたり、雇い主に甘えたりして、仕事を疎かにする気はありません。きちんと仕事を果たしてそれに相応しいお給金をもらいます。あなたの仕事は認定理術師として理術の研究をすることでしょう?あなたはあなたの仕事をしっかり果たして私にお給金を払ってください」
ライラの姿にシスターマリナの姿が重なって見えた。
私が間違ったことをしたときはシスターマリナにもよくこのように静かに諭された。感情的に怒ったり、叱ったりしないで、普段よりも一層落ち着いた態度で相手の目をしっかり見て静かだがよく聞こえる強い声で注意してくれた。
「ごめんなさい、ライラ姉ちゃん」
私は素直に自分の間違いを認めて謝った。
ライラはそんな私を年下の手のかかる妹を見るような優しい顔をして見ていたが、少し悲しげな表情で私にはっきりと宣言した。
「ルリエラ、もう私のことを『姉ちゃん』と呼ぶべきではないわ。使用人のことは呼び捨てにするべきよ。私もこれからはあなたのことを『ルリエラ』ではなく、『ルリエラ様』か『ご主人様』と呼ぶから」
ライラの言うことはもっともだ。
呼び名など、下手をするとそのまま外でも同じように無意識のまま使ってしまう。
私が部屋の外で自分が雇っているメイドを『姉ちゃん』などと呼んでいるのを誰かに聞かれたら困ったことになるだろう。
私に対する悪評が瞬く間に学園中に流れていく様が目に浮かぶ。
「使用人を姉と呼ぶ非常識な人間」「田舎者は常識を知らない」「認定理術師に相応しくない」などの誹謗中傷に晒されることが想像に難くない。
ライラは私のためを思ってそう宣言してくれた。
これは雇い主である私の方から言わなければならないことだったのに、ライラに背負わせてしまった。
ライラが雇い主を呼び捨てにするような使用人という評判がたてばその方がダメージが大きい。
ライラを守るためにも私からライラに「これからは呼び捨てにしないように」と忠告しなければならなかった。
「ありがとう、ライラ。これからよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします、ルリエラ様」
私はライラに謝罪する代わりに雇い主の顔で上品な笑顔を浮かべて感謝を伝え、ライラもメイドの顔に控えめな笑顔を浮かべて返事をした。
私とライラの関係は雇用主と従業員、主人とメイド。
互いに自分の立場を理解して、それを受け入れて、それに相応しい振る舞いをしなければならない。
同じテーブルで一緒に食事をするなんてあり得ないし、タメ口とかも許されない。
しかし、自分の部屋の中でそんな堅苦しい関係を取り繕い続けるのも疲労が溜まるし、違和感しかない。
この自分の研究室の中だけは少しくらい気を緩めても良いのではないだろうかとお互いにしっかりと話し合った上で、『食事は一緒に食べる』、『部屋で二人で食事をするときはタメ口』、この二点をライラに承諾してもらった。
ライラにはかなり抵抗されたが、ライラを一人横に立たせて自分一人で食事するなんて私は絶対に嫌だ。ライラの温かいスープが冷めてしまうし、一人分の用意と片付けをいちいちやるなら一気に二人分の用意と片付けをやってしまったほうが無駄が無いし、手間がかからない。
同じテーブルで一緒に食事をするなら今までのように対等なやり取りでないと食べにくいし、食事も美味しくない。
効率を考えても、私の心の平穏を考えても食事は二人同時に楽しく食べたほうが合理的だ。
ライラにそう説明して説得して納得させた。
雇用主だからとライラに上から無理矢理に強要はしたくない。本当にライラが嫌なら諦めるが、嫌では無さそうだったので正論を装って丸めこんだ。
私の非常識な願いをライラも嫌々で渋々とではなく、やれやれという感じで仕方がないと承諾してくれた。
研究室の外では認定理術師としてずっと緊張して気を張りつめていなければならない。
自分の部屋の中くらいは気を緩めて気を休めてリラックスさせてもらいたい。
私の我儘だと分かっている。ライラがそれを受け入れてくれたことに甘えてしまっていることも理解している。
私はそんなライラに深く感謝して、ライラを守れる人間になろうと心の奥でひっそりと決心した。
1
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
傀儡といしの蜃気楼 ~消えた王女を捜す旅から始まる、夢の世界のものがたり~
遠野月
ファンタジー
これは、現実の裏側に存在する、≪夢の世界≫のものがたり。
殺された妹、その無残を乗り越えられずにいた冒険者ラトス。
死の真相を探るべく足掻いた先で、行方不明となっている王女の捜索依頼を受けることになる。
王女の従者メリーを連れて森に入ったラトスは、王女が消えたその場所から夢の世界に迷いこむ。
奇妙がうずまく夢の世界に王女も囚われていると知り、ラトスたちは救出に向かう。しかしそのためには、怪物が巣食う悪夢の回廊を通り抜けていかなければならないのだという。
ラトスは旅の途中で出会った協力者たちの助力を得て、様々な困難を乗り越えていく。
現実とつながっている夢の世界は、様々な思想、感情などで構成されている。
広大な草原に浮かぶ、巨大な岩山。
岩山の中には、現実世界に生きるすべての人間が持つ、個人の夢の世界がある。それらはすべて、個人の記憶、思想、感情で盛衰しつづけている。
個人の夢の世界をつなぐ悪夢の回廊は、悪しき感情で満ちている。
悪から生まれた怪物たちは、悪夢の回廊を通り抜けようとする者に襲いかかる。
さらに、七つの大罪の元となる「八つの悪徳」から生まれた怪物は、猛る爪と牙をラトスたちに向ける。
現実感のある不思議がうずまく、夢幻。
誰もが感じ、夢想した世界が、このものがたりで形となる。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
ブラコン姉妹は、天使だろうか?【ブラてん】
三城 谷
恋愛
本作の主人公『椎名崎幸一』は、青陽学園に通う高校二年生。この青陽学園は初等部から高等部まで存在するマンモス校であり、数多くの生徒がここを卒業し、世の中に名を残してきている超エリート校である。そんな高校に通う幸一は学園の中ではこう呼ばれている。――『卑怯者』と。
そんな卑怯者と呼ばれている幸一の元へやってきた天才姉妹……『神楽坂美咲』と『神楽坂美羽』が突然一人暮らしをしている幸一の家へと訪ねてやって来た。とある事情で義妹となった神楽坂姉妹は、幸一以外の男子に興味が無いという状況。
これは天才姉妹とその兄が描く物語である。果たして……幸一の学園生活はどうなる?
※表紙も僭越ながら、描かせていただきました。仮の物で恐縮ですが、宜しくお願いします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
えっ!どうしよ!?夢と現実が分からない状況なので模索した結果…
ShingChang
SF
睡眠の前に見る【夢】を自由に制御できる能力者、
桜川みな子
社畜の様な労働時間の毎日…疲れ果てた彼女が
唯一リラックス出来る時間が『睡眠』だ
今夜は恋愛系? 異世界ファンタジー?
好きな物語を決め深い眠りにつく…
そんな彼女が【今宵はお任せ】で見た
【夢】とは!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる