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第1章 私はただ平穏に暮らしたいだけなのに!
10 森
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今日は孤児院の中は空っぽだ。子どもたちはみんな森に行っている。森で食べ物や薪や生活道具の材料を採取している。
森にはシスターや大人は一緒にはいかない。森での採集は子どもの仕事と決まっている。大きな子が小さな子の面倒をみて丸一日を森で過ごす。
今回は小さな籠を作りたいから、籠の材料になる植物の蔓をたくさん採ってくるようにお願いした。
孤児院での日常業務を一人でこなし、夕食を作りながら子ども達の帰りを今か今かと待っている。子ども達だけで遠足に行かせた親のような、無事にちゃんと帰ってくるか心配しながら、そわそわしながら待っている。
「ただいま~」
子ども達が帰って来た。私は鍋を火から下ろして、子ども達がいる食堂へ小走りで向かう。
「みんな、お帰りなさい!頼んでいた蔓はたくさん採ってきて……、どうしたの?何かあったの?」
食堂にいる子ども達がみんな元気が無さそうにしょんぼりとしている。いつもなら、子ども達は我先にと森で採ったものを手に取って元気よく自慢したり、森であったことを楽しそうに話してくれるのに、今日は違う。
「森で何かあったのね。何があったの?誰か怪我とかはしていない?」
心配して子ども達に問い質すが、子ども達はみんな下を向いて何も言わない。
このままでは埒が明かない。子ども達の中で一番歳上のマリーに直接問い質すことにする。
「マリー、森で一体何があったの?誰か怪我でもした?きちんと説明して」
下を向いていたマリーが顔を上げて私を見る。その顔は目が少し赤くなっていて、泣いた後の顔をしていた。
「……誰も怪我はしてないよ。みんなの元気が無いのは、ちょっと森で嫌なことがあったから……」
「嫌なこと?それは一体……」
「森で村の子にいじめられたの!」
突然、エマが叫ぶようにして会話に割り込んできた。
「森の中でルメルの実をみんなで採っていたら、村の子達が来て『これは村のものだから、村の人間でない孤児が採るな!』て言ってきて、私達を追い払って、村の子達がルメルを独り占めしたんだよ!」
「そうだよ!あいつら僕達のことを『泥棒』て言ったんだ!」
「マリー姉ちゃんが『私達も村の一員だよ』って言っても、馬鹿にして話を聞かないんだ」
「村の奴等に『お前達は12歳になると村から出て行って2度と帰って来ないから、村の人間じゃない』って言われた……」
「マリー姉ちゃんももうすぐ居なくなっちゃうって言ってた……」
エマが叫ぶように発言したのを切っ掛けに、子ども達は堰が切れたかのように一斉に森であったことを話し出した。中には森であったことを思い出して泣き出す子もいる。
なんとか子ども達を落ち着かせ、子ども達からもう一度何があったのかを聞き、みんなの話を整理した。
子ども達は森でルメルの実というさくらんぼによく似た形でブルーベリーのような色と味の果物が繁っている木を見つけた。森の奥にある木だったから、まだ誰にも発見されていなかったので、ルメルの実がたわわに実っていた。子ども達は大喜びでルメルの実を収穫していた。そこに村の子ども達がやって来た。
村のルールでは、森での採集は早い者勝ちで、前の集団がいる場所にはその集団が去った後でなければ後から来た集団は収穫してはいけない。前の集団が採り終わってからでなければその木からは収穫できない。
もちろん、前の集団も一つの木から全てを収穫して採り尽くしてはいけないという決まりはある。最大でも半分しか採ってはいけない。その次の集団はその半分で最初の集団の1/2しか収穫出来ない。
孤児院の子ども達は当然そのルールを知っているから、村の子ども達に特に注意を払うことなくルメルの実の収穫を続けていた。
その様子を見ていた村の子ども達がルールを破ってルメルの木に近づいて来た。
孤児院の子は当然、ルールを破った村の子を注意する。
でも、その注意を聞いて反省するどころか、「これは村のものだ!俺たち村の人間のものでお前達孤児のものではない。俺たちにその木を寄越せ!」と反論してきた。
この暴言により、孤児院の子ども達は収穫を止めて、村の子ども達との言い争いが始まった。
孤児院の子ども達も、村の子ども達も互いに引かず、手はお互いに出していないものの一触即発の状態になった。
そこに10人ほどの別の子どもの集団がやってきた。
最初に孤児院側に喧嘩を吹っかけてきた集団には5人の10歳前後の男の子だけしかいなかった。新しい集団は3歳くらいの小さい女の子からマリーと同じ年の男の子まで10人ほどいた。最初の男の子たちが先に行って危険や収穫物を確認する先遣隊の役割だったのに、帰ってこないから後の集団も彼等を追って来たようだ。
後から来た村の子ども達も男の子達と合流して事情を男の子達から聞いた後、後から来た集団の男の子達も加わってルメルの木を自分たちに渡せと要求してきた。事情を理解できない小さな子や女の子達は少し遠巻きにして見ているだけだが、顔には「ルメルの実を採りたい」という気持ちが出ていた。
孤児院の子どもは9人しかいない。男の子4人に女の子5人で多勢に無勢だった。
マリーは最初から双方を落ち着かせようと一人で冷静に頑張っていたが、互いに頭に血が上った状態の子ども相手には無力だった。
マリーはなんとか村の子に自分達のルール違反を理解させ、こちらの正しさを証明しようと必死に言葉で説明したが、村の子達は自分達の正しさを信じて疑わず、マリーの言葉に耳を傾けようとはしなかった。
このままでは村の子ども達と喧嘩になってしまう、と考えたマリーはこちらが折れてルメルの木を譲ることにした。
孤児院の他の子達は納得出来なかったが、孤児院で一番歳上でみんなの姉のような存在のマリーに逆らう事は出来ず、渋々従った。
孤児院の子ども達が村の子ども達にルメルの木を譲ってその場を離れようとしたとき、勝ち誇るように村の子ども達は孤児院の子ども達に多くの暴言を浴びせた。
子ども達は村の子達の前では泣くのを我慢していた。でも、ルメルの木から離れ村の子達との姿が見えなくなると耐え切れずに次々と子ども達は泣き出した。そして、ひと通り泣いて涙が止まると、泣き腫らした顔で沈んだ状態のまま森から孤児院までとぼとぼと歩いて帰ってきた。
一番我慢強いマリーも泣いていた。
「『孤児院の奴らは12歳になると全員村から出て行って2度と帰って来ないから、奴らと仲良くしても意味が無い』ってジョシュアが言ってたぜ!」
この一言を聞いたマリーは酷く驚き、傷付いた。マリーとジョシュアは同い年でとても仲が良かったからだ。
森にはシスターや大人は一緒にはいかない。森での採集は子どもの仕事と決まっている。大きな子が小さな子の面倒をみて丸一日を森で過ごす。
今回は小さな籠を作りたいから、籠の材料になる植物の蔓をたくさん採ってくるようにお願いした。
孤児院での日常業務を一人でこなし、夕食を作りながら子ども達の帰りを今か今かと待っている。子ども達だけで遠足に行かせた親のような、無事にちゃんと帰ってくるか心配しながら、そわそわしながら待っている。
「ただいま~」
子ども達が帰って来た。私は鍋を火から下ろして、子ども達がいる食堂へ小走りで向かう。
「みんな、お帰りなさい!頼んでいた蔓はたくさん採ってきて……、どうしたの?何かあったの?」
食堂にいる子ども達がみんな元気が無さそうにしょんぼりとしている。いつもなら、子ども達は我先にと森で採ったものを手に取って元気よく自慢したり、森であったことを楽しそうに話してくれるのに、今日は違う。
「森で何かあったのね。何があったの?誰か怪我とかはしていない?」
心配して子ども達に問い質すが、子ども達はみんな下を向いて何も言わない。
このままでは埒が明かない。子ども達の中で一番歳上のマリーに直接問い質すことにする。
「マリー、森で一体何があったの?誰か怪我でもした?きちんと説明して」
下を向いていたマリーが顔を上げて私を見る。その顔は目が少し赤くなっていて、泣いた後の顔をしていた。
「……誰も怪我はしてないよ。みんなの元気が無いのは、ちょっと森で嫌なことがあったから……」
「嫌なこと?それは一体……」
「森で村の子にいじめられたの!」
突然、エマが叫ぶようにして会話に割り込んできた。
「森の中でルメルの実をみんなで採っていたら、村の子達が来て『これは村のものだから、村の人間でない孤児が採るな!』て言ってきて、私達を追い払って、村の子達がルメルを独り占めしたんだよ!」
「そうだよ!あいつら僕達のことを『泥棒』て言ったんだ!」
「マリー姉ちゃんが『私達も村の一員だよ』って言っても、馬鹿にして話を聞かないんだ」
「村の奴等に『お前達は12歳になると村から出て行って2度と帰って来ないから、村の人間じゃない』って言われた……」
「マリー姉ちゃんももうすぐ居なくなっちゃうって言ってた……」
エマが叫ぶように発言したのを切っ掛けに、子ども達は堰が切れたかのように一斉に森であったことを話し出した。中には森であったことを思い出して泣き出す子もいる。
なんとか子ども達を落ち着かせ、子ども達からもう一度何があったのかを聞き、みんなの話を整理した。
子ども達は森でルメルの実というさくらんぼによく似た形でブルーベリーのような色と味の果物が繁っている木を見つけた。森の奥にある木だったから、まだ誰にも発見されていなかったので、ルメルの実がたわわに実っていた。子ども達は大喜びでルメルの実を収穫していた。そこに村の子ども達がやって来た。
村のルールでは、森での採集は早い者勝ちで、前の集団がいる場所にはその集団が去った後でなければ後から来た集団は収穫してはいけない。前の集団が採り終わってからでなければその木からは収穫できない。
もちろん、前の集団も一つの木から全てを収穫して採り尽くしてはいけないという決まりはある。最大でも半分しか採ってはいけない。その次の集団はその半分で最初の集団の1/2しか収穫出来ない。
孤児院の子ども達は当然そのルールを知っているから、村の子ども達に特に注意を払うことなくルメルの実の収穫を続けていた。
その様子を見ていた村の子ども達がルールを破ってルメルの木に近づいて来た。
孤児院の子は当然、ルールを破った村の子を注意する。
でも、その注意を聞いて反省するどころか、「これは村のものだ!俺たち村の人間のものでお前達孤児のものではない。俺たちにその木を寄越せ!」と反論してきた。
この暴言により、孤児院の子ども達は収穫を止めて、村の子ども達との言い争いが始まった。
孤児院の子ども達も、村の子ども達も互いに引かず、手はお互いに出していないものの一触即発の状態になった。
そこに10人ほどの別の子どもの集団がやってきた。
最初に孤児院側に喧嘩を吹っかけてきた集団には5人の10歳前後の男の子だけしかいなかった。新しい集団は3歳くらいの小さい女の子からマリーと同じ年の男の子まで10人ほどいた。最初の男の子たちが先に行って危険や収穫物を確認する先遣隊の役割だったのに、帰ってこないから後の集団も彼等を追って来たようだ。
後から来た村の子ども達も男の子達と合流して事情を男の子達から聞いた後、後から来た集団の男の子達も加わってルメルの木を自分たちに渡せと要求してきた。事情を理解できない小さな子や女の子達は少し遠巻きにして見ているだけだが、顔には「ルメルの実を採りたい」という気持ちが出ていた。
孤児院の子どもは9人しかいない。男の子4人に女の子5人で多勢に無勢だった。
マリーは最初から双方を落ち着かせようと一人で冷静に頑張っていたが、互いに頭に血が上った状態の子ども相手には無力だった。
マリーはなんとか村の子に自分達のルール違反を理解させ、こちらの正しさを証明しようと必死に言葉で説明したが、村の子達は自分達の正しさを信じて疑わず、マリーの言葉に耳を傾けようとはしなかった。
このままでは村の子ども達と喧嘩になってしまう、と考えたマリーはこちらが折れてルメルの木を譲ることにした。
孤児院の他の子達は納得出来なかったが、孤児院で一番歳上でみんなの姉のような存在のマリーに逆らう事は出来ず、渋々従った。
孤児院の子ども達が村の子ども達にルメルの木を譲ってその場を離れようとしたとき、勝ち誇るように村の子ども達は孤児院の子ども達に多くの暴言を浴びせた。
子ども達は村の子達の前では泣くのを我慢していた。でも、ルメルの木から離れ村の子達との姿が見えなくなると耐え切れずに次々と子ども達は泣き出した。そして、ひと通り泣いて涙が止まると、泣き腫らした顔で沈んだ状態のまま森から孤児院までとぼとぼと歩いて帰ってきた。
一番我慢強いマリーも泣いていた。
「『孤児院の奴らは12歳になると全員村から出て行って2度と帰って来ないから、奴らと仲良くしても意味が無い』ってジョシュアが言ってたぜ!」
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