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107話
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「殿下、お顔の色が優れませんね。少し休みましょう」
「うん」
「殿下?どちらへ?」
キャニスに促され、大人しく幕舎を出ようとするシェルビーに、重騎士団の団長が声を掛けて来た。
「殿下は私の天幕で、お休みになられます」
「キャニス様の天幕で・・・?」
「何か問題でも?」
問題はない。
婚約間近の恋人同士。
互いに健康な男子なのだ、同じ天幕で睦まじく過ごすことは、なんの問題も無い。
無いのだが・・・こんな日の高い内から?
「いえ。問題は在りません・・・が」
口籠る団長の横で、ニヤニヤと顎を撫でるラーソンとサイラスに、皇女に向けたものと同程度の冷たい眼差しを返すキャニスだった。
「殿下は怪我の所為で、熱があるのです」
「あ・・・そういう事でしたか」
「ですよねぇ~~」
へらへらと笑って見せる二人から、キャニスは地面にへたり込み、剣を突き付けられている皇女へと、視線を移した。
「送還の子細については、パトリックとアントワーヌが存じておりますが、何か問題があれば、いつでも声を掛けて下さい」
「いやぁ。自分は空気の読める大人なので、お二人の邪魔なんて出来ませんよ」
「キャピレット卿。私の侍女は、その手の軽口を嫌いますよ?」
何時までもふざけた態度を改めない、サイラス達が面倒になったキャニスは、最終兵器を投下した。
「は?あはは。冗談。冗談ですから」
慌てて居住まいを正すサイラスに、ラーソンは新しいおもちゃを見つけた、子供の顔になった。
それに気付いたサイラスは、苦虫を噛み潰した顔になったが、これまで自分の恋愛事情から目を逸らすため、必要以上にシェルビーを揶揄って来たツケが回って来ただけだ。
「さあ殿下、参りましょう」
「でも、良いのか?」
自分の仕出かした事が事だけに、暫くは口を効いて貰えないだろうと、覚悟していたシェルビーは、優しく接してくれるキャニスに戸惑っていた。
熱で潤んだ瞳で、上目遣いに聞いたシェルビーだが、心の中では戸惑いつつも、小躍りしたいほど喜んでいたのだ。
「アントワーヌから、殿下の天幕の様子を聞きました。私の所の方が確実に早く治ります」
「・・・・そうだな」
戦場の天幕なんて、みんな同じようなものだぞ?
キャニスの天幕が豪華すぎるんだ。
それでも、発熱の所為で頭痛は酷くなる一方で、正直な所、暖かく柔らかいベットに横になれるのは有り難かった。
それ以上に、自分の事を気に掛けて貰える事の方が、何倍も嬉しい。
それにしても、脱臼ぐらいで熱を出すとは、俺も年を取ったってことか?
しかし、キャニスのベットに慣れてしまったら、次からの出征がきつくなりそうだな。
キャニスに支えられ、幕舎を出ようとした二人が、剣を突き付けられ蹲る、皇女の横を通り過ぎようとした時、突然シェルビーが、ドンッとキャニスを突き飛ばした。
「何を!?」
驚きの声を上げたキャニスの前に、アントワーヌの背中が立ちふさがった。
「坊ちゃん危険です!お下がりください!!」
訳も分からず、アントワーヌを押しのけたキャニスの眼に、地面に組み伏せられた皇女と、頬を抑えたシェルビーの指の間から、突き出した針が見えた。
「殿下っ!!」
「ははっ!!無事か?それは・・・僥・・・こ・・う」
笑顔を見せたシェルビーは、言葉の途中でゆらりと膝を付き、そのまま横倒しに倒れてしまった。
「あはっ!あははは!!ざまを見ろ!!私を侮辱した罰だッ!!」
「黙れッ!!痴れ者がッ!!」
組み伏せられた皇女の頬を、ラーソンが上から殴りつけた。
しかし、皇女の哄笑は止まらない。
「きゃはははっ!!その針には、ヒョウモンガエルの毒が塗ってある!!大事な王太子殿下は、あの世行きだ!!」
「貴様ッ!!」
激昂したラーソンに後頭部を鷲掴みにされ、地面に顔を打ち付けられたイングリットは気を失い、ようやく口を閉ざした。
「殿下っ!!しっかり!!」
地面に倒れたシェルビーを、キャニスは抱き起し、頬に刺さった針を引き抜いた。
だが毒針が刺さった頬は、紫と緑が混ざった不気味な色に変色している。
「殿下!殿下っ!!」
キャニスの悲痛な叫びにも、シェルビーの瞼は開かなかった。
どうしてだよ?
なんで、僕なんかを庇うんだ?!
なんて馬鹿な人なんだ。
あぁ!早く毒を抜かないと!!
「殿下・・・シエル、許して」
腰に下げた短剣を引き抜いたキャニスに、驚いた周囲の者が、慌てて止めようとしたが間に合わず、キャニスはシェルビーの端正な顔を切り裂いた。
「キャニス様!!何をなさる!!」
「煩いっ!!毒を抜くだけだ!!ごたごた言ってないで、早く医者を連れて来い!!」
普段物静かなキャニスの怒声に、その場の全員がビクリと肩を揺らし、騎士の1人が医者を呼びに、幕舎を飛び出して行った。
「キャピレット卿!!何をぼさっとしている!!こっちに来て手伝いなさい!!」
護衛の役目を果たせなかったサイラスは、キャニスに怒鳴り付けられ、フラフラとシェルビーの前に膝を付いた。
「何をしている?!早く殿下の首を押さえて!!」
長く首の血流を止めると、脳を損傷してしまう。
早く毒を抜かなければ!!
キャニスに代わり、サイラスが震える指で主の首を押さえた。
両手が開いたキャニスは、シェルビーの頬の周りを扱く様にして、毒に侵された血を絞り出して行った。
流れ出た血が口に入らないよう、横を向かせたシェルビーの顔は、土気色に変わっている。
死ぬべきは僕だ。
僕の代わりに、この人が死ぬなんて
そんな事は許さない。
絶対死なせない!!
しかし、いくら絞り出しても、土気色の頬から流れ出す血の色は、どす黒く変色したままだ。
「医者は?!医者はまだなのかっ?!」
周囲を飛び交う怒号も、キャニスの耳には入らなかった。
どうしよう。
血の色が元に戻らない。
ヒョウモンガエルの毒は、致死性の猛毒だ。
全身に回ってしまったら、シエルは助からない!
ぐったりと重い躰を抱え直したキャニスは、頬を流れる血を袖で一度拭い、自分が切り裂いた頬に唇を寄せた。
「いけません!!キャニス様!!」
止めようと肩に置かれたサイラスの手を振り払い、キャニスは傷口から、毒に侵された血を吸い取った。
口内に溜まった、苦い味のする血を地面に吐き出し、直ぐに傷口へ唇を寄せる。
それを何度も繰り返すうちに、吐き出した血の色がどす黒いものから、徐々に赤みを取り戻していった。
そして駆け付けた医者たちに、引き離されるまで、キャニスは毒を吸い出し続けた。
「キャニス様。急いで口を漱いで下さい!少しでも飲み込んだら、キャニス様のお命も、危のう御座います!」
「でも・・・」
「あとは私達にお任せください。殿下は必ず助かります」
「キャニス様の処置が、速かったお陰です」
「ですから、どうか!」
医師たちに口々に言われたキャニスは、アントワーヌに支えられて立ち上がり、医者たちと共に駆け付けたパトリックが差し出した水で、何度も口を漱ぎ、口内に残った毒と血の味を洗い流した。
「申し訳ございません。私がお傍に付いて居ればこんな事には・・・」
肩を震わせ、頭を下げるパトリックの肩を、キャニスは優しく叩いた。
「仕方ないよ。パトリックは、皇女に顔を見られる訳にはいかないんだから。それにパトリックが居ても防げなかったと思う」
「坊ちゃん・・・本当に申し訳ございません」
「もういいよ。それより医者の処置が済んだら、殿下は僕の天幕にお連れして。それと僕は皇女に用がある。アントワーヌ案内して」
「坊ちゃん。その前にお召し替えをされた方が宜しいのでは?」
「何故?」
「毒の血が、服に付いて居りますから」
アントワーヌに言われ、自分の体を見下ろすと、全身がシェルビーの流した血に塗れていた。
「気にしなくていい。この服は処分するから。それより皇女の所へ案内して」
「承りました」
医者とパトリックに後の事を頼んだキャニスは、皇女が引きずられて行った場所へ行く途中で、見つけた焚火の中に、血まみれの上着を放り込んだ。
服を放り込まれ、火花を上げて一瞬小さくなった炎は、直ぐに勢いを取り戻し、血にまみれたキャニスの服を取り込んで、更に激しく燃え上がった。
メラメラと燃え上がるそれは、永い転生人生で初めて、キャニスの中に芽生えた、復讐という名の炎と、全く同じ姿をしていた。
「うん」
「殿下?どちらへ?」
キャニスに促され、大人しく幕舎を出ようとするシェルビーに、重騎士団の団長が声を掛けて来た。
「殿下は私の天幕で、お休みになられます」
「キャニス様の天幕で・・・?」
「何か問題でも?」
問題はない。
婚約間近の恋人同士。
互いに健康な男子なのだ、同じ天幕で睦まじく過ごすことは、なんの問題も無い。
無いのだが・・・こんな日の高い内から?
「いえ。問題は在りません・・・が」
口籠る団長の横で、ニヤニヤと顎を撫でるラーソンとサイラスに、皇女に向けたものと同程度の冷たい眼差しを返すキャニスだった。
「殿下は怪我の所為で、熱があるのです」
「あ・・・そういう事でしたか」
「ですよねぇ~~」
へらへらと笑って見せる二人から、キャニスは地面にへたり込み、剣を突き付けられている皇女へと、視線を移した。
「送還の子細については、パトリックとアントワーヌが存じておりますが、何か問題があれば、いつでも声を掛けて下さい」
「いやぁ。自分は空気の読める大人なので、お二人の邪魔なんて出来ませんよ」
「キャピレット卿。私の侍女は、その手の軽口を嫌いますよ?」
何時までもふざけた態度を改めない、サイラス達が面倒になったキャニスは、最終兵器を投下した。
「は?あはは。冗談。冗談ですから」
慌てて居住まいを正すサイラスに、ラーソンは新しいおもちゃを見つけた、子供の顔になった。
それに気付いたサイラスは、苦虫を噛み潰した顔になったが、これまで自分の恋愛事情から目を逸らすため、必要以上にシェルビーを揶揄って来たツケが回って来ただけだ。
「さあ殿下、参りましょう」
「でも、良いのか?」
自分の仕出かした事が事だけに、暫くは口を効いて貰えないだろうと、覚悟していたシェルビーは、優しく接してくれるキャニスに戸惑っていた。
熱で潤んだ瞳で、上目遣いに聞いたシェルビーだが、心の中では戸惑いつつも、小躍りしたいほど喜んでいたのだ。
「アントワーヌから、殿下の天幕の様子を聞きました。私の所の方が確実に早く治ります」
「・・・・そうだな」
戦場の天幕なんて、みんな同じようなものだぞ?
キャニスの天幕が豪華すぎるんだ。
それでも、発熱の所為で頭痛は酷くなる一方で、正直な所、暖かく柔らかいベットに横になれるのは有り難かった。
それ以上に、自分の事を気に掛けて貰える事の方が、何倍も嬉しい。
それにしても、脱臼ぐらいで熱を出すとは、俺も年を取ったってことか?
しかし、キャニスのベットに慣れてしまったら、次からの出征がきつくなりそうだな。
キャニスに支えられ、幕舎を出ようとした二人が、剣を突き付けられ蹲る、皇女の横を通り過ぎようとした時、突然シェルビーが、ドンッとキャニスを突き飛ばした。
「何を!?」
驚きの声を上げたキャニスの前に、アントワーヌの背中が立ちふさがった。
「坊ちゃん危険です!お下がりください!!」
訳も分からず、アントワーヌを押しのけたキャニスの眼に、地面に組み伏せられた皇女と、頬を抑えたシェルビーの指の間から、突き出した針が見えた。
「殿下っ!!」
「ははっ!!無事か?それは・・・僥・・・こ・・う」
笑顔を見せたシェルビーは、言葉の途中でゆらりと膝を付き、そのまま横倒しに倒れてしまった。
「あはっ!あははは!!ざまを見ろ!!私を侮辱した罰だッ!!」
「黙れッ!!痴れ者がッ!!」
組み伏せられた皇女の頬を、ラーソンが上から殴りつけた。
しかし、皇女の哄笑は止まらない。
「きゃはははっ!!その針には、ヒョウモンガエルの毒が塗ってある!!大事な王太子殿下は、あの世行きだ!!」
「貴様ッ!!」
激昂したラーソンに後頭部を鷲掴みにされ、地面に顔を打ち付けられたイングリットは気を失い、ようやく口を閉ざした。
「殿下っ!!しっかり!!」
地面に倒れたシェルビーを、キャニスは抱き起し、頬に刺さった針を引き抜いた。
だが毒針が刺さった頬は、紫と緑が混ざった不気味な色に変色している。
「殿下!殿下っ!!」
キャニスの悲痛な叫びにも、シェルビーの瞼は開かなかった。
どうしてだよ?
なんで、僕なんかを庇うんだ?!
なんて馬鹿な人なんだ。
あぁ!早く毒を抜かないと!!
「殿下・・・シエル、許して」
腰に下げた短剣を引き抜いたキャニスに、驚いた周囲の者が、慌てて止めようとしたが間に合わず、キャニスはシェルビーの端正な顔を切り裂いた。
「キャニス様!!何をなさる!!」
「煩いっ!!毒を抜くだけだ!!ごたごた言ってないで、早く医者を連れて来い!!」
普段物静かなキャニスの怒声に、その場の全員がビクリと肩を揺らし、騎士の1人が医者を呼びに、幕舎を飛び出して行った。
「キャピレット卿!!何をぼさっとしている!!こっちに来て手伝いなさい!!」
護衛の役目を果たせなかったサイラスは、キャニスに怒鳴り付けられ、フラフラとシェルビーの前に膝を付いた。
「何をしている?!早く殿下の首を押さえて!!」
長く首の血流を止めると、脳を損傷してしまう。
早く毒を抜かなければ!!
キャニスに代わり、サイラスが震える指で主の首を押さえた。
両手が開いたキャニスは、シェルビーの頬の周りを扱く様にして、毒に侵された血を絞り出して行った。
流れ出た血が口に入らないよう、横を向かせたシェルビーの顔は、土気色に変わっている。
死ぬべきは僕だ。
僕の代わりに、この人が死ぬなんて
そんな事は許さない。
絶対死なせない!!
しかし、いくら絞り出しても、土気色の頬から流れ出す血の色は、どす黒く変色したままだ。
「医者は?!医者はまだなのかっ?!」
周囲を飛び交う怒号も、キャニスの耳には入らなかった。
どうしよう。
血の色が元に戻らない。
ヒョウモンガエルの毒は、致死性の猛毒だ。
全身に回ってしまったら、シエルは助からない!
ぐったりと重い躰を抱え直したキャニスは、頬を流れる血を袖で一度拭い、自分が切り裂いた頬に唇を寄せた。
「いけません!!キャニス様!!」
止めようと肩に置かれたサイラスの手を振り払い、キャニスは傷口から、毒に侵された血を吸い取った。
口内に溜まった、苦い味のする血を地面に吐き出し、直ぐに傷口へ唇を寄せる。
それを何度も繰り返すうちに、吐き出した血の色がどす黒いものから、徐々に赤みを取り戻していった。
そして駆け付けた医者たちに、引き離されるまで、キャニスは毒を吸い出し続けた。
「キャニス様。急いで口を漱いで下さい!少しでも飲み込んだら、キャニス様のお命も、危のう御座います!」
「でも・・・」
「あとは私達にお任せください。殿下は必ず助かります」
「キャニス様の処置が、速かったお陰です」
「ですから、どうか!」
医師たちに口々に言われたキャニスは、アントワーヌに支えられて立ち上がり、医者たちと共に駆け付けたパトリックが差し出した水で、何度も口を漱ぎ、口内に残った毒と血の味を洗い流した。
「申し訳ございません。私がお傍に付いて居ればこんな事には・・・」
肩を震わせ、頭を下げるパトリックの肩を、キャニスは優しく叩いた。
「仕方ないよ。パトリックは、皇女に顔を見られる訳にはいかないんだから。それにパトリックが居ても防げなかったと思う」
「坊ちゃん・・・本当に申し訳ございません」
「もういいよ。それより医者の処置が済んだら、殿下は僕の天幕にお連れして。それと僕は皇女に用がある。アントワーヌ案内して」
「坊ちゃん。その前にお召し替えをされた方が宜しいのでは?」
「何故?」
「毒の血が、服に付いて居りますから」
アントワーヌに言われ、自分の体を見下ろすと、全身がシェルビーの流した血に塗れていた。
「気にしなくていい。この服は処分するから。それより皇女の所へ案内して」
「承りました」
医者とパトリックに後の事を頼んだキャニスは、皇女が引きずられて行った場所へ行く途中で、見つけた焚火の中に、血まみれの上着を放り込んだ。
服を放り込まれ、火花を上げて一瞬小さくなった炎は、直ぐに勢いを取り戻し、血にまみれたキャニスの服を取り込んで、更に激しく燃え上がった。
メラメラと燃え上がるそれは、永い転生人生で初めて、キャニスの中に芽生えた、復讐という名の炎と、全く同じ姿をしていた。
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