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103話 **
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初めは啄むようだった軽いキスが、次第に熱を帯びて行く。
親指の腹で顎を押し、寝息を零す薄く開いた唇を割開いて、ねじ込んだ舌で熱い口内を犯して行った。
どれだけ深く眠っているのか、キャニスは全く目覚める様子を見せず、それに気を良くしたシェルビーは、夢の中だからと、唇から首筋に、そして鎖骨へと唇と舌を滑らせた。
夜着の代わりのシャツの上から、愛しい人の輪郭を覚えるように撫でまわし、寒さで凝った胸の尖りを見つけた時は、シェルビーの指に歓喜の震えが走った。
そのまま優しく爪で引っかき、指の腹で押し潰しこね回すと、規則正しかったキャニスの呼吸が次第に乱れ、その唇から零れた熱い吐息が、残っていたシェルビーの理性を弾けさせた。
互いの下穿きの紐を引き抜く様に解き、取り出した愛しい人の隠されていた姿に、シェルビーは陶然となった。
嗚呼。
なんて綺麗なんだ。
俺の醜悪なモノとは全然違う。
キャニスはどこもかしこも、全部が優美だ。
緩く立ち上がりかけているキャニスに、熱り立ち、ボコボコと血管の浮いた物を擦り付ける行為は、想像以上の背徳感だった。
熱く芯をもって、優雅に立ち上がるキャニスと、猛々しい自分のモノをまとめて掴み、軽く扱くだけで、信じられない程の快感が、腰から脊髄を走り抜けた。
あぁ!
熱くて、ビロードみたいだ。
気持ちいい!
めちゃくちゃ気持ちいいぞ!!
「ん・・・ふっ・・・んぁ」
キャニスの唇から、溢れ出た快感に溶けた吐息が、シェルビーをより大胆にさせた。
擦り合わせた2人の物を、右手で上下に扱きながら、左手で敏感な先端をくるくると撫で回す。
すると、二つの鈴口から溢れ出る先走りが、ニチャニチャと卑猥な音を奏で、こぷこぷと快感の蜜をこぼすキャニスに、これ迄以上の愛しさが溢れだした。
かわいい。かわいい。かわいい。
「あぁ。キャニス・・・好きだ・・・愛してる」
唇同士が触れる、ギリギリの距離で囁いた。
とキャニスの瞼がパチリと開いた。
まだ寝ぼけているのか、自分の身に起きている事を理解出来ていないキャニスは、パチパチと瞬きを繰り返した。
「キャニス。キャス。愛してる」
「ふぁ?あっ!なっなに?」
一瞬の戸惑いの後、キャニスは驚愕に眼を見開き、胸を突き返された。
「何してんだよ!!」
上半身は、離れてしまったが、大事な部分は、まだシェルビーの手の中にある。
「スケベな事」
「ふざけっ!あっ!!そこはダメッ!!」
「キャスは、ここが好き?」
「あぁ!・・・やめて・・動かさないで!」
「はあ・・・気持ちいいな。キャス一緒に」
「クッ!・・・やめろって・・・言ってるだろッ!!」
バキッ!!
「・・・痛い。えっ?!うそ?・・・グーパン??」
殴られた頬を抑えたシェルビーは、自分の犯した間違いに気づき、真っ青になった。
「ごめ・・・・ごめんッ!!俺!夢だと思って!!」
「はあ?夢?」
地の底からの低い声に、シェルビーは震え上がり、キャニスは乱された服を掻き合わせた。
「こっちは悪夢だよ。人の寝込みを襲うなんて・・・最っ低!」
「だって、キャスが一緒に寝てくれるなんて思ってなかったから、絶対・・・夢だ・・・と」
「夢の中なら、同意のない相手でも、犯して良いと?」
「そんな事、思ってないよ!!」
「じゃあ。これは何?」
氷点下の視線を向けられたシェルビーは、ベットの上で正座のまま項垂れた。
「うう・・・ごめんよ」
「黙れ変態。さっさと自分の天幕に戻れ」
またも天幕の出口を指差されたシェルビーは、王太子の威厳はどこへ行ったのか、しょぼくれてヨロヨロとベットから降りた。
「あの・・・キャニス?」
「黙りなさい」
「はい・・・すみませんでした」
トボトボと王太子が天幕から出て行くと、キャニスはベットに突っ伏した。
「クソッ!だから、なんで上手いんだよ?!」
不覚だ。
危うく流されて、イカされる所だった。
僕の体・・・快楽に弱すぎない?
大丈夫なの?
まったく。
僕だって、好きで一緒に寝た訳じゃないんだよ?!
医者が来ても、殿下は全然起きないし。
医者は、熱が出るかもしれない、って言うし。診察中に、僕の手を握って来て、そのまま放してくれなかったのは、殿下じゃないか。
ベットの上で、キャニスが一人プリプリと怒っていると、遠慮がちなアントワーヌの声が、天幕の入り口から聞こえて来た。
「坊ちゃん。ご無事ですか?入っても宜しいでしょうか?」
「いいよ」
「失礼致します」
「アントワーヌ。来るのが遅いよ」
「申し訳ございません。坊ちゃんが助けを呼ばない限り、手出し無用、とパトリックさんから申し付けられておりました」
「パトリックが?どういう事?」
「その・・・坊ちゃんも、健康な男子ですので・・・そういう事も有るかと・・・」
何だよそれ?
パトリックは、いつから殿下の回し者になったんだ?
「はあ~~。僕にそういう、無駄な気遣いは要らないよ。何かあったらすぐに来るように言って置いたでしょ?」
「それは、殿下具合が悪くなるかもしれないから、との事でしたし。その・・殿下はお元気そうでしたので」
そっちの元気は、要らないんだけどね。
「もういいよ。それより、医者を殿下の所へ向かわせて」
「頬の治療ですか?赤くなってましたね」
「それも有るけど、殿下は発熱されているから」
「熱が御有りだったんですか?」
そのわりに・・・殿下も大概元気だな。
熱がある相手を殴るとか。
流石は坊ちゃん。
病人相手でも容赦のない、孤高の精神が素晴らしいな。
「今日は、皇女の相手をしなくちゃならない。殿下に無理はさせられないからね」
坊っちゃんなら、無理をしてもいいと仰るのか?坊ちゃんだって、会いたく無い相手だろうに。
殿下は、坊ちゃんが気に掛けて下さることを、もっと有難がるべきだ。
坊ちゃんに言われて、戦闘中オレは殿下のそばを守っていたけど。守る必要なんて、これっぽっちも無かったんだぞ?
大体。盾で殴られて外れた肩を、自分で嵌め直して、平然と戦い続ける様な化け物の、心配をする必要があるか?
殿下は、坊ちゃんの前では優しい男の振りをしてるけど、オレはあんなおっかない戦い方をする男を、他で見たことがねえ。
坊っちゃんがオレの弟か、オレが公爵様なら、コイツは止めて置け、って言いたいくらいだぜ?
オレは、坊ちゃんの結婚に口出しできる身分でもないし、パトリックさんは、殿下の事を気に入ってるみたいなんだよな。
パトリックさんは殿下の何処を、気に入ったんだろう?パトリックさん程の人でも、殿下の本性を見抜けないのか?
でもまあ。
クソウスに比べたら、数百倍は真っ当な王太子だし?
坊っちゃんだけには、とてつもなく優しいし。坊っちゃんの方も、満更でもねえ感じだしな。
今の所、一番の優良物件なんだけどさ。
オレは坊ちゃんが幸せになれるなら、何でもいいんだ。
けど・・・・。
男女問わず、坊ちゃんが話してる相手に、殿下が向ける視線。
あれは、いただけねぇ。
顔は笑ってるのに、瞳の奥に、嫉妬の炎がぶすぶす燻ってやがる。
あの目だけは、どうしたって好きになれねえよ。
「もう一度お休みになられますか?」
「寝れそうもないな・・・」
「お召し替えなら、マリーを呼びましょうか」
「自分でやるから良いよ。マリーはもう少し寝かせてあげて」
「畏まりました」
アントワーヌが医者の元へ走り、キャニスが着替え終わると、朝食を持ったパトリックが顔を出した。
「どういうつもり?」
「何がで御座いますか?」
ニコニコと空惚けるパトリックに、キャニスは溜息を吐いたのだった。
親指の腹で顎を押し、寝息を零す薄く開いた唇を割開いて、ねじ込んだ舌で熱い口内を犯して行った。
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そのまま優しく爪で引っかき、指の腹で押し潰しこね回すと、規則正しかったキャニスの呼吸が次第に乱れ、その唇から零れた熱い吐息が、残っていたシェルビーの理性を弾けさせた。
互いの下穿きの紐を引き抜く様に解き、取り出した愛しい人の隠されていた姿に、シェルビーは陶然となった。
嗚呼。
なんて綺麗なんだ。
俺の醜悪なモノとは全然違う。
キャニスはどこもかしこも、全部が優美だ。
緩く立ち上がりかけているキャニスに、熱り立ち、ボコボコと血管の浮いた物を擦り付ける行為は、想像以上の背徳感だった。
熱く芯をもって、優雅に立ち上がるキャニスと、猛々しい自分のモノをまとめて掴み、軽く扱くだけで、信じられない程の快感が、腰から脊髄を走り抜けた。
あぁ!
熱くて、ビロードみたいだ。
気持ちいい!
めちゃくちゃ気持ちいいぞ!!
「ん・・・ふっ・・・んぁ」
キャニスの唇から、溢れ出た快感に溶けた吐息が、シェルビーをより大胆にさせた。
擦り合わせた2人の物を、右手で上下に扱きながら、左手で敏感な先端をくるくると撫で回す。
すると、二つの鈴口から溢れ出る先走りが、ニチャニチャと卑猥な音を奏で、こぷこぷと快感の蜜をこぼすキャニスに、これ迄以上の愛しさが溢れだした。
かわいい。かわいい。かわいい。
「あぁ。キャニス・・・好きだ・・・愛してる」
唇同士が触れる、ギリギリの距離で囁いた。
とキャニスの瞼がパチリと開いた。
まだ寝ぼけているのか、自分の身に起きている事を理解出来ていないキャニスは、パチパチと瞬きを繰り返した。
「キャニス。キャス。愛してる」
「ふぁ?あっ!なっなに?」
一瞬の戸惑いの後、キャニスは驚愕に眼を見開き、胸を突き返された。
「何してんだよ!!」
上半身は、離れてしまったが、大事な部分は、まだシェルビーの手の中にある。
「スケベな事」
「ふざけっ!あっ!!そこはダメッ!!」
「キャスは、ここが好き?」
「あぁ!・・・やめて・・動かさないで!」
「はあ・・・気持ちいいな。キャス一緒に」
「クッ!・・・やめろって・・・言ってるだろッ!!」
バキッ!!
「・・・痛い。えっ?!うそ?・・・グーパン??」
殴られた頬を抑えたシェルビーは、自分の犯した間違いに気づき、真っ青になった。
「ごめ・・・・ごめんッ!!俺!夢だと思って!!」
「はあ?夢?」
地の底からの低い声に、シェルビーは震え上がり、キャニスは乱された服を掻き合わせた。
「こっちは悪夢だよ。人の寝込みを襲うなんて・・・最っ低!」
「だって、キャスが一緒に寝てくれるなんて思ってなかったから、絶対・・・夢だ・・・と」
「夢の中なら、同意のない相手でも、犯して良いと?」
「そんな事、思ってないよ!!」
「じゃあ。これは何?」
氷点下の視線を向けられたシェルビーは、ベットの上で正座のまま項垂れた。
「うう・・・ごめんよ」
「黙れ変態。さっさと自分の天幕に戻れ」
またも天幕の出口を指差されたシェルビーは、王太子の威厳はどこへ行ったのか、しょぼくれてヨロヨロとベットから降りた。
「あの・・・キャニス?」
「黙りなさい」
「はい・・・すみませんでした」
トボトボと王太子が天幕から出て行くと、キャニスはベットに突っ伏した。
「クソッ!だから、なんで上手いんだよ?!」
不覚だ。
危うく流されて、イカされる所だった。
僕の体・・・快楽に弱すぎない?
大丈夫なの?
まったく。
僕だって、好きで一緒に寝た訳じゃないんだよ?!
医者が来ても、殿下は全然起きないし。
医者は、熱が出るかもしれない、って言うし。診察中に、僕の手を握って来て、そのまま放してくれなかったのは、殿下じゃないか。
ベットの上で、キャニスが一人プリプリと怒っていると、遠慮がちなアントワーヌの声が、天幕の入り口から聞こえて来た。
「坊ちゃん。ご無事ですか?入っても宜しいでしょうか?」
「いいよ」
「失礼致します」
「アントワーヌ。来るのが遅いよ」
「申し訳ございません。坊ちゃんが助けを呼ばない限り、手出し無用、とパトリックさんから申し付けられておりました」
「パトリックが?どういう事?」
「その・・・坊ちゃんも、健康な男子ですので・・・そういう事も有るかと・・・」
何だよそれ?
パトリックは、いつから殿下の回し者になったんだ?
「はあ~~。僕にそういう、無駄な気遣いは要らないよ。何かあったらすぐに来るように言って置いたでしょ?」
「それは、殿下具合が悪くなるかもしれないから、との事でしたし。その・・殿下はお元気そうでしたので」
そっちの元気は、要らないんだけどね。
「もういいよ。それより、医者を殿下の所へ向かわせて」
「頬の治療ですか?赤くなってましたね」
「それも有るけど、殿下は発熱されているから」
「熱が御有りだったんですか?」
そのわりに・・・殿下も大概元気だな。
熱がある相手を殴るとか。
流石は坊ちゃん。
病人相手でも容赦のない、孤高の精神が素晴らしいな。
「今日は、皇女の相手をしなくちゃならない。殿下に無理はさせられないからね」
坊っちゃんなら、無理をしてもいいと仰るのか?坊ちゃんだって、会いたく無い相手だろうに。
殿下は、坊ちゃんが気に掛けて下さることを、もっと有難がるべきだ。
坊ちゃんに言われて、戦闘中オレは殿下のそばを守っていたけど。守る必要なんて、これっぽっちも無かったんだぞ?
大体。盾で殴られて外れた肩を、自分で嵌め直して、平然と戦い続ける様な化け物の、心配をする必要があるか?
殿下は、坊ちゃんの前では優しい男の振りをしてるけど、オレはあんなおっかない戦い方をする男を、他で見たことがねえ。
坊っちゃんがオレの弟か、オレが公爵様なら、コイツは止めて置け、って言いたいくらいだぜ?
オレは、坊ちゃんの結婚に口出しできる身分でもないし、パトリックさんは、殿下の事を気に入ってるみたいなんだよな。
パトリックさんは殿下の何処を、気に入ったんだろう?パトリックさん程の人でも、殿下の本性を見抜けないのか?
でもまあ。
クソウスに比べたら、数百倍は真っ当な王太子だし?
坊っちゃんだけには、とてつもなく優しいし。坊っちゃんの方も、満更でもねえ感じだしな。
今の所、一番の優良物件なんだけどさ。
オレは坊ちゃんが幸せになれるなら、何でもいいんだ。
けど・・・・。
男女問わず、坊ちゃんが話してる相手に、殿下が向ける視線。
あれは、いただけねぇ。
顔は笑ってるのに、瞳の奥に、嫉妬の炎がぶすぶす燻ってやがる。
あの目だけは、どうしたって好きになれねえよ。
「もう一度お休みになられますか?」
「寝れそうもないな・・・」
「お召し替えなら、マリーを呼びましょうか」
「自分でやるから良いよ。マリーはもう少し寝かせてあげて」
「畏まりました」
アントワーヌが医者の元へ走り、キャニスが着替え終わると、朝食を持ったパトリックが顔を出した。
「どういうつもり?」
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ニコニコと空惚けるパトリックに、キャニスは溜息を吐いたのだった。
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