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100話
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「私は一度、シグルド殿下の様子を見てきます」
「あぁ。そのまま後方に居てもいいぞ?」
「いえ。容態の確認だけしたら、直ぐ戻ってきます」
ツンケンとした物言いに、シェルビーはキャニスの腕を掴んだ。
「・・・キャニス。どうした?何に怒ってるの?」
「怒ってません。それより手を放して下さい。皆が見て居ます」
「それは好都合だ。仲が良い処を、見せ付けてやらないとな」
掴んでいた腕を引き寄せ、キャニスの腰に腕を廻したシェルビーは、ニンマリと笑みを浮かべ、キャニスの瞳を覗き込んだ。
「気付いてないのか?君は怒ると唇を噛む癖がある。唇が傷ついてしまうぞ?」
ハッとして唇に指を添えたキャニスに、シェルビーの笑みが深くなった。
「それで?何に怒ってるんだ?シグルドを押し付けられたからじゃないよな?」
「いえ・・・押し付けられたからです」
「そうなのか?なら治療は止めにするか?」
耳元で囁くシェルビーに、キャニスはフルフルと首を振った。
「彼等はあの方が、あのような目に合う事を分かって居て、皇女を止めなかった。皇女が飽きて捨ててから、善人ぶって、彼を私達に押し付けて来たのです」
「そうだな。むかつくよな?」
「どうせ助けるならもっと早く助けてあげれば、彼はあんな目に合わなくて済んだのに、そう思うと腹が立って」
「君の言う通りだ」
「分かって居るのです。彼等にも立場がある。正面切って皇女に歯向かう事など出来ないと。分かって居るのです。でも・・・あのような目に遭ったのが、自分でなかった事に安堵している自分に、一番腹が立つのです」
「キャニスが悪いわけではないだろう?人は簡単には、聖人君子になんてなれない。それに聖人君子なんて、人間性を捨てなきゃなれないんだぞ?キャニスの感じていることは、人間らしくて良い、と俺は思う」
「・・・・殿下」
「俺の妖精は。繊細で優しい心を持っているんだな」
キャニスの額に唇を押し付けたシェルビーは、愛しの妖精を抱き締めた。
「他人の痛みを、自分の事の様に感じられる者は少ない。君は優しい人だ」
「妖精と人間のどっちなんですか」
「君は妖精で、天使で、愛しい人だ」
「・・・・変な人」
「君のことが好き過ぎて、変になったんだな」
本当に変な人。
妖精とか天使って言うのもあれだけど。
僕なんかの事を、好きになったって、良いことなんて何も無いのに。
でも、この人の腕の中は暖かくて。
傍に居ると心地いい。
でも、この心地よさに慣れてはいけない。
いつか失うものに、慣れちゃ駄目だ。
問題があるのは僕の方。
どんなに優しくされても、相手を信じることが出来ない。
恩を売った相手が、忠誠を誓ってくれたとしてもだ。
人の愛を信じられなくなった、僕の方がおかしいんだ。
僕を愛しても、面倒事ばかりで、良いことなんて何も無いのですよ。殿下。
「殿下、そろそろ放してくれませんか?」
「どうして?もうちょっとくらい、良いだろ?」
「駄目です。今の状況が分かってます?いつ皇女が攻めて来るか、分からないのですよ?」
「う~ん。でもなぁ」
「でも、じゃありません。それに、鎧が冷たくて凍えそうです」
「え!ごめん!」
両手でキャニスの肩を掴んだシェルビーは、バッと躰を引き離した。
キャニスが、これ見よがしに寒そうに肩を摩ると、シェルビーはおたおたと謝罪を繰り返した。
「ほんとにごめん。大丈夫か?風邪ひきそうか?」
「この程度で風邪を引いたりしません。とにかく私は、シグルド殿下の様子を見てきますから、何かあったら知らせて下さい」
踵を返し、颯爽と去って行くキャニスの背中に、シェルビーはがっくりと肩を落とした。
「い~感じだと思ったんだけどなぁ」
「殿下は詰めが甘いんですよ」
「煩いな」
「いや!実際、鎧が冷たいから嫌だ、なんて断り方されてる奴、初めて見ました」
「お前失礼だな!!」
「ほらほら。みんな見てるじゃないですか。そんな大声出したら、殿下の冷静で冷徹なイメージが、崩れてしまいますよ。良いんですか?」
「そんなもんは、どうでもいい!」
「はいはい。キャニス様は、優秀な方ですからね。呆れられないように、殿下も頑張ってお仕事して下さい」
「ぐぬぬ・・・・」
「そうそう。ザイドリッツの騎士なんですがね。帰りしなにキャニス様の侍従のアントワーヌが、何か持たせていたので、念の為確認したら、キャニス様が自費で持って来ていた、予備の糧食を渡したそうです」
「そんな大荷物を、短時間で運び出せんだろ?そもそも、そんな荷物キャニスが持って来ていたか?」
「マジックバグに入れて来たそうで」
「マジックバック・・・」
キャニスは何個作ったんだ?
「バック一つに千食。それを4人に一つずつ渡したそうです」
「4千食・・・」
「敵に塩を贈った訳ですから、後で問題にならないように、殿下も把握しといてください」
「なぜ、糧食を」
「アントワーヌが言うには、冬に入る前に、食料を接収されると、民が飢える事になるから、だそうです。マジックバックを渡すから、絶対に接収はしないようにと念押しした。とアントワーヌは言っていますね」
「キャニスらしいな」
「ですよね。あの騎士達は、跪いて号泣してましたよ」
「皇女との対比で、感動したってところか?」
「でしょうね。それで皇女の方なんですが」
「動いたのか?」
「動いたと言いますか・・・まあ、直接見て確かめてください」
サイラスに促され、シェルビーが物見櫓の上に上がると、ラーソンと他の団長達も目の上に手を翳し、遠眼鏡を利用して皇女の軍を眺めていた。
シェルビーも彼等と同じ様に、冬枯れの草原に眼を向けたのだが、目にしたものが信じられず、サイラスを振り返った。
「この短時間に何があった?」
「さあ。考えられるのは、大将が離脱したからじゃないですかね。皇女の軍は半数以上が皇女の私兵でしたが、その内の2万はラリスに向かっています。皇女に随行して、こちらに来た騎士や兵の半数近くは、正規の帝国軍の兵らしいので、大将の離脱に思う処があったという事じゃないですか?」
「それにしても・・・・これは酷いな」
物見櫓から見下ろした皇女軍は、戦列が完全崩壊していた。
ザイドリッツ大将に倣い、戦線を離脱するもの。
その離脱を阻止しようとする者。
我関せずと微動だにしない者。
遠目にも分かるほどの大混乱だ。
「内輪揉めと言うものは、見えない所で遣るものだと思っていたのだがな」
団長の1人が呆れ顔で呟くと、他の者達も全くだと頷いている。
「御しきれない所が、皇女の限界なのでしょう」
「それにしてもなぁ・・・どうするよ」
「どうするも何も、うちが手出しする筋合いはない」
ラーソンの尤もな意見に、皆が頷いたが、やはり釈然としないものは残る様だ。
「しかしこれは、内乱とか反乱の域に達してないか?このまま皇女の首を取られたら、キャニス様の件はどうなる?」
「どうにもなりませんな。改めて帝国が使者を立てて来るか。無かった事にするのか。彼方さん次第だろうよ」
「ラーソンの言う通りだ。あれは帝国と、皇女の問題だ。この先どうなるか、警戒しつつ高見の見物で良いのじゃないか?」
「殿下の意見に俺も賛成だ。しかしあれだな。皇女は、自分の首を絞めに来たようなものだ。行軍も強引な印象を受けたし、糧食の準備もいい加減過ぎた。足止めを食ったとしても、余剰の確保は基本だろうに」
「皇女はこれまで、負けを知らなかったからな。傲慢になって居たのではないか?我ら相手に負けるなど、微塵も考えていなかったのであろうよ」
「人望が無いと云事が、こんな結果を招くとは」
「皇女の場合、それ以前の問題だがな」
その場にいた全員が、先程担ぎ込まれた、ケーロンの王子の姿を思い出し、げんなりと溜息を吐いたのだった。
「あぁ。そのまま後方に居てもいいぞ?」
「いえ。容態の確認だけしたら、直ぐ戻ってきます」
ツンケンとした物言いに、シェルビーはキャニスの腕を掴んだ。
「・・・キャニス。どうした?何に怒ってるの?」
「怒ってません。それより手を放して下さい。皆が見て居ます」
「それは好都合だ。仲が良い処を、見せ付けてやらないとな」
掴んでいた腕を引き寄せ、キャニスの腰に腕を廻したシェルビーは、ニンマリと笑みを浮かべ、キャニスの瞳を覗き込んだ。
「気付いてないのか?君は怒ると唇を噛む癖がある。唇が傷ついてしまうぞ?」
ハッとして唇に指を添えたキャニスに、シェルビーの笑みが深くなった。
「それで?何に怒ってるんだ?シグルドを押し付けられたからじゃないよな?」
「いえ・・・押し付けられたからです」
「そうなのか?なら治療は止めにするか?」
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「彼等はあの方が、あのような目に合う事を分かって居て、皇女を止めなかった。皇女が飽きて捨ててから、善人ぶって、彼を私達に押し付けて来たのです」
「そうだな。むかつくよな?」
「どうせ助けるならもっと早く助けてあげれば、彼はあんな目に合わなくて済んだのに、そう思うと腹が立って」
「君の言う通りだ」
「分かって居るのです。彼等にも立場がある。正面切って皇女に歯向かう事など出来ないと。分かって居るのです。でも・・・あのような目に遭ったのが、自分でなかった事に安堵している自分に、一番腹が立つのです」
「キャニスが悪いわけではないだろう?人は簡単には、聖人君子になんてなれない。それに聖人君子なんて、人間性を捨てなきゃなれないんだぞ?キャニスの感じていることは、人間らしくて良い、と俺は思う」
「・・・・殿下」
「俺の妖精は。繊細で優しい心を持っているんだな」
キャニスの額に唇を押し付けたシェルビーは、愛しの妖精を抱き締めた。
「他人の痛みを、自分の事の様に感じられる者は少ない。君は優しい人だ」
「妖精と人間のどっちなんですか」
「君は妖精で、天使で、愛しい人だ」
「・・・・変な人」
「君のことが好き過ぎて、変になったんだな」
本当に変な人。
妖精とか天使って言うのもあれだけど。
僕なんかの事を、好きになったって、良いことなんて何も無いのに。
でも、この人の腕の中は暖かくて。
傍に居ると心地いい。
でも、この心地よさに慣れてはいけない。
いつか失うものに、慣れちゃ駄目だ。
問題があるのは僕の方。
どんなに優しくされても、相手を信じることが出来ない。
恩を売った相手が、忠誠を誓ってくれたとしてもだ。
人の愛を信じられなくなった、僕の方がおかしいんだ。
僕を愛しても、面倒事ばかりで、良いことなんて何も無いのですよ。殿下。
「殿下、そろそろ放してくれませんか?」
「どうして?もうちょっとくらい、良いだろ?」
「駄目です。今の状況が分かってます?いつ皇女が攻めて来るか、分からないのですよ?」
「う~ん。でもなぁ」
「でも、じゃありません。それに、鎧が冷たくて凍えそうです」
「え!ごめん!」
両手でキャニスの肩を掴んだシェルビーは、バッと躰を引き離した。
キャニスが、これ見よがしに寒そうに肩を摩ると、シェルビーはおたおたと謝罪を繰り返した。
「ほんとにごめん。大丈夫か?風邪ひきそうか?」
「この程度で風邪を引いたりしません。とにかく私は、シグルド殿下の様子を見てきますから、何かあったら知らせて下さい」
踵を返し、颯爽と去って行くキャニスの背中に、シェルビーはがっくりと肩を落とした。
「い~感じだと思ったんだけどなぁ」
「殿下は詰めが甘いんですよ」
「煩いな」
「いや!実際、鎧が冷たいから嫌だ、なんて断り方されてる奴、初めて見ました」
「お前失礼だな!!」
「ほらほら。みんな見てるじゃないですか。そんな大声出したら、殿下の冷静で冷徹なイメージが、崩れてしまいますよ。良いんですか?」
「そんなもんは、どうでもいい!」
「はいはい。キャニス様は、優秀な方ですからね。呆れられないように、殿下も頑張ってお仕事して下さい」
「ぐぬぬ・・・・」
「そうそう。ザイドリッツの騎士なんですがね。帰りしなにキャニス様の侍従のアントワーヌが、何か持たせていたので、念の為確認したら、キャニス様が自費で持って来ていた、予備の糧食を渡したそうです」
「そんな大荷物を、短時間で運び出せんだろ?そもそも、そんな荷物キャニスが持って来ていたか?」
「マジックバグに入れて来たそうで」
「マジックバック・・・」
キャニスは何個作ったんだ?
「バック一つに千食。それを4人に一つずつ渡したそうです」
「4千食・・・」
「敵に塩を贈った訳ですから、後で問題にならないように、殿下も把握しといてください」
「なぜ、糧食を」
「アントワーヌが言うには、冬に入る前に、食料を接収されると、民が飢える事になるから、だそうです。マジックバックを渡すから、絶対に接収はしないようにと念押しした。とアントワーヌは言っていますね」
「キャニスらしいな」
「ですよね。あの騎士達は、跪いて号泣してましたよ」
「皇女との対比で、感動したってところか?」
「でしょうね。それで皇女の方なんですが」
「動いたのか?」
「動いたと言いますか・・・まあ、直接見て確かめてください」
サイラスに促され、シェルビーが物見櫓の上に上がると、ラーソンと他の団長達も目の上に手を翳し、遠眼鏡を利用して皇女の軍を眺めていた。
シェルビーも彼等と同じ様に、冬枯れの草原に眼を向けたのだが、目にしたものが信じられず、サイラスを振り返った。
「この短時間に何があった?」
「さあ。考えられるのは、大将が離脱したからじゃないですかね。皇女の軍は半数以上が皇女の私兵でしたが、その内の2万はラリスに向かっています。皇女に随行して、こちらに来た騎士や兵の半数近くは、正規の帝国軍の兵らしいので、大将の離脱に思う処があったという事じゃないですか?」
「それにしても・・・・これは酷いな」
物見櫓から見下ろした皇女軍は、戦列が完全崩壊していた。
ザイドリッツ大将に倣い、戦線を離脱するもの。
その離脱を阻止しようとする者。
我関せずと微動だにしない者。
遠目にも分かるほどの大混乱だ。
「内輪揉めと言うものは、見えない所で遣るものだと思っていたのだがな」
団長の1人が呆れ顔で呟くと、他の者達も全くだと頷いている。
「御しきれない所が、皇女の限界なのでしょう」
「それにしてもなぁ・・・どうするよ」
「どうするも何も、うちが手出しする筋合いはない」
ラーソンの尤もな意見に、皆が頷いたが、やはり釈然としないものは残る様だ。
「しかしこれは、内乱とか反乱の域に達してないか?このまま皇女の首を取られたら、キャニス様の件はどうなる?」
「どうにもなりませんな。改めて帝国が使者を立てて来るか。無かった事にするのか。彼方さん次第だろうよ」
「ラーソンの言う通りだ。あれは帝国と、皇女の問題だ。この先どうなるか、警戒しつつ高見の見物で良いのじゃないか?」
「殿下の意見に俺も賛成だ。しかしあれだな。皇女は、自分の首を絞めに来たようなものだ。行軍も強引な印象を受けたし、糧食の準備もいい加減過ぎた。足止めを食ったとしても、余剰の確保は基本だろうに」
「皇女はこれまで、負けを知らなかったからな。傲慢になって居たのではないか?我ら相手に負けるなど、微塵も考えていなかったのであろうよ」
「人望が無いと云事が、こんな結果を招くとは」
「皇女の場合、それ以前の問題だがな」
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