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97話
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「殿下。物見からの報告では、皇女軍からの、脱走者が続出しているようです」
「だろうな。俺だって皇女の下でなんか、働きたくないからな」
「想像するだけでぞっとしますよね。それで、どうします?放置ですか?」
「国境を越えようとしたり、亡命を願い出て来ない限りは放って置け。それよりも出陣の準備だ」
「動きますかね」
顎を掻きながら見下ろしてくるサイラスは、シェルビーを試しているようにも見える。
「動くだろう?これ以上兵が減れば、後は逃げ帰るか、降伏するかしかないだろう?」
「まあね。ですが皇女の性格だと、一人でも突撃してくるかもしれませんよ?」
「やりそうだよな。だが、それならそれで、捕らえてしまえば良いだけだろ?」
「ふ~ん」
「なんだよ」
サイラスの値踏みするような視線を、シェルビーは睨み返した。
「いえね。初陣の時と比べると、随分余裕が出て来たなと、殿下の成長を感じて、感慨に耽っていた処です」
嘘臭いんだよ。
突っ込み処を探していた、の間違いだろ?
「ナリウス殿は、どうしますか?」
「皇女が交渉の席に着くまでは、現状維持。魔封じの枷だけは外させるな」
「了解です。しかし、自分の魔力が欠片も残っていないと知ったら、あの王子様はどうなりますかね」
「さあな。騒いだところで魔力は戻らんし、戻してやる気も無い。どうしてもって言うなら、皇女の御機嫌取りでもして、施術して貰えば良いんじゃないか?」
「あの皇女が、ペットに金を掛けますかね?」
「知らんよ。これまで皇女を満足させられたペットは居なかったようだしな。しかしナリウスが、栄えある一号になるかも知れんだろ?」
「はは、確かに。是が非でも皇女には、ナリウス殿を連れ帰ってもらいたいものです。うちの連中は、それほど気は長くないですからね。いつ堪忍袋が爆発するか、分ったものじゃない」
「今日も騒いでいるのか?よく体力が続くな」
「あの肝の太さだけには、感心しますよ」
「あまり騒ぐようなら、大人しくさせろ。キャニスの耳に入れたくない」
「心得ておりますよ。しかしキャニス様があんな奴相手に、辛抱されて居たのかと思うと、腸が煮えくり返ってきます」
同感だ、と頷いたシェルビーは、意地の悪い顔で、口の端をニヤリと引き上げた。
「お前、パトリックの話しを聞いていただろ?カラロウカ家では、ナリウスの呪い人形が常備されているって」
「あ~~~!言ってましたねぇ。うちの連中にも、一つ二つ用意してやりますか」
「そうだな。藁束でも使って、等身大の人形を作ってやったらどうだ?」
「いいですねぇ。護送馬車の前に立てて、試し斬りでもさせたら、ストレス発散になりそうだ」
なんとも意地の悪い話しに、ニンマリとする2人だった。
「そろそろ、皇女が動き出す頃かな」
「脱走者も増えております。坊ちゃんの仰る通りかと」
「恐怖で忠誠は買えないからね。特に今回のような大義の無い出兵に、命を懸ける気になんてならないでしょう?」
「左様でございますね。大義の有無は士気に直結します。大義が無いのなら、命に見合う対価と待遇が必要です。大義も対価も無い場合、上に立つ者の普段の行いが重視されます。日頃から部下を大切にして居れば、多少の無理があっても、恩義に報いるため、騎士や兵は着いて来るものです。その点、坊っちゃんの周りに侍る者は、忠義に厚い者達ばかりですから、なんの心配も御座いませんよ」
「そう?そうだと良いね」
呟いた横顔に、パトリックは一抹の寂しさと、胸の痛みを覚えた。
絶世の美貌を持ちながら、表情に乏しく、何時如何なる時も、淡々としているこの方が、不思議で仕方がなかった。
しかしそれも、奥様のお話を聞いて、全ての事が腑に落ちた。
あのような過去があれば、坊ちゃんが他人と線引きをしたくなる気持ちは、理解できる。
それでも、この方の胸の中は、優しさで溢れて居られるのだ。
そこが皇女と、坊っちゃんとの大きな差だ。
今は離れて暮らしているが、私と妻の命を救い匿った上に、こうして生きる糧を与えて下さった。
私たち二人を匿い、隠し続ける事は、簡単ではなかった筈だ。
それでも、この方から、恩着せがましい態度を取られた事は、一度もない。
それ処か、救えなかった命に、申し訳なかったと頭まで下げて下された。
坊っちゃんには何の責任も無く、通りすがりに会釈を交わすほどの、関わりさえなかった我等にだ。
坊っちゃんは、世界の全てから見捨てられ、絶望しかなかった我等に、生きる希望を与えて下さった。
この大恩に報いるためには、今世だけではない、今後の九世を掛けても、まだ足りない。
人というものは、優れた人物を前にすれば、自然と頭が下がるものだ。
皇女の様に、力づくで頭を押さえ付けるのは、三流以下のやり方だ。
人望とは、どんな金銀財宝より、手に入れ難いものだと、皇女が気付くことが有るのだろうか?
皇女が気付かなくとも、私にはもう関係のない話だったな。
私の主は、キャニス坊っちゃん、唯一人なのだから。
「パトリック?」
「はい、坊ちゃん」
「ボーっとしていたようだけど、大丈夫?」
「申し訳ございません。この歳になると色々と、思う処が御座いまして。久方ぶりの戦場に、はしゃぎ過ぎたのかも知れません」
「パトリックは、お父様より年下だよね?そんな年寄っぽい事を、言っちゃ駄目だよ」
「おっと?これは旦那様に失礼でしたね」
「とにかく無理はしないようにね。これはみんなにも言っておいて」
「はい、坊ちゃん」
「そう言えば、ナリウスの事なんだけど」
「あの者が、如何いたしましたか?」
あのクソガキ。
この期に及んで、まだ騒ぎ続けていると言っていたが。坊ちゃんに迷惑を掛ける様な事を、仕出かしたのでなあるまいな?
「そんなに怖い顔をしなくても、僕が何かされた訳ではないよ」
「失礼いたしました。それで何が有ったのでしょうか?」
「それがね。ナリウスが騒ぎすぎて、見張りの騎士達が、うんざりして居るらしくてね」
「はあ。まぁ、そうでしょうな」
「それで、殿下がナリウスを大人しくさせる為に、人形を用意させたそうでね」
「人形ですか?」
坊ちゃんならともかく、あのガキが人形遊びでもあるまい?
「そう。それでその人形を、護送馬車の前に数体立たせて、ナリウスが騒ぐ度に、騎士達に剣で人形を斬る様に命じたそうでね。それを見たナリウスは、顔色を無くして、大人しくなったそうだよ?」
「それはまた、荒っぽい手を考えましたね」
「うん。でね。その事で殿下から、パトリックにお礼を伝えて欲しい、って言われたんだ」
「私めにで御座いますか?」
心当たりのないパトリックは、はて、と首を傾げた。
「覚えてない。お城を出発した日に、呪い人形の話しをしていたでしょ?」
「ああっ!!あれですか!」
「あれで、見張りの不満解消に人形を使おう、と思いついたらしいのだけどね。それでキャピレット卿と話している内に、どうせなら等身大にして、試し切りでストレスを発散させる事にしたそうなんだ」
「なるほど・・・お役に立てて光栄です」
まさか呪い人形が、試し切り人形に進化するとは思わなかった。
「うん。何が役に立つか、分からないものだよね」
「左様でございますね」
「でもね」
「なんで御座いますか?」
「前から思っていたんだけど、呪い人形はちょっとどうかと思うよ?」
「細やかな、憂さ晴らしで御座いますよ?」
「うん。そうなんだけど。僕としては、みんなが誰かを呪ったりする姿は、見たくないな。それよりもっと楽しい事に、時間を使って欲しい」
あぁ。何とお優しい。
流石は坊っちゃん。
皆の事を、よくお考えになられている。
「承りました。この事については、本家の者も含め、皆に重要案件として伝達いたします」
「禁止するだけじゃ。憂さ晴らしが出来なくて可哀そうだよね・・・・そうだな。使用人専用の娯楽室を、僕の名前で作らせてくれる?」
「娯楽室で御座いますか?」
「うん。部屋は広めに。中に置くゲーム類は、その時の流行りもあるだろうから、好きに選んでいいよ。但し賭け事と飲酒は禁止ね。喧嘩の原因になったら困るから」
「承りました。早速手配いたします」
使用人の慰労迄お考え下さるとは。と感激もひとしおの、パトリックだった。
後日ビリヤード台やカードテーブルなどが運び込まれ、完成した娯楽室で、一番人気となったのは、等身大藁人形が設置された、投げナイフの競技場だった。
「だろうな。俺だって皇女の下でなんか、働きたくないからな」
「想像するだけでぞっとしますよね。それで、どうします?放置ですか?」
「国境を越えようとしたり、亡命を願い出て来ない限りは放って置け。それよりも出陣の準備だ」
「動きますかね」
顎を掻きながら見下ろしてくるサイラスは、シェルビーを試しているようにも見える。
「動くだろう?これ以上兵が減れば、後は逃げ帰るか、降伏するかしかないだろう?」
「まあね。ですが皇女の性格だと、一人でも突撃してくるかもしれませんよ?」
「やりそうだよな。だが、それならそれで、捕らえてしまえば良いだけだろ?」
「ふ~ん」
「なんだよ」
サイラスの値踏みするような視線を、シェルビーは睨み返した。
「いえね。初陣の時と比べると、随分余裕が出て来たなと、殿下の成長を感じて、感慨に耽っていた処です」
嘘臭いんだよ。
突っ込み処を探していた、の間違いだろ?
「ナリウス殿は、どうしますか?」
「皇女が交渉の席に着くまでは、現状維持。魔封じの枷だけは外させるな」
「了解です。しかし、自分の魔力が欠片も残っていないと知ったら、あの王子様はどうなりますかね」
「さあな。騒いだところで魔力は戻らんし、戻してやる気も無い。どうしてもって言うなら、皇女の御機嫌取りでもして、施術して貰えば良いんじゃないか?」
「あの皇女が、ペットに金を掛けますかね?」
「知らんよ。これまで皇女を満足させられたペットは居なかったようだしな。しかしナリウスが、栄えある一号になるかも知れんだろ?」
「はは、確かに。是が非でも皇女には、ナリウス殿を連れ帰ってもらいたいものです。うちの連中は、それほど気は長くないですからね。いつ堪忍袋が爆発するか、分ったものじゃない」
「今日も騒いでいるのか?よく体力が続くな」
「あの肝の太さだけには、感心しますよ」
「あまり騒ぐようなら、大人しくさせろ。キャニスの耳に入れたくない」
「心得ておりますよ。しかしキャニス様があんな奴相手に、辛抱されて居たのかと思うと、腸が煮えくり返ってきます」
同感だ、と頷いたシェルビーは、意地の悪い顔で、口の端をニヤリと引き上げた。
「お前、パトリックの話しを聞いていただろ?カラロウカ家では、ナリウスの呪い人形が常備されているって」
「あ~~~!言ってましたねぇ。うちの連中にも、一つ二つ用意してやりますか」
「そうだな。藁束でも使って、等身大の人形を作ってやったらどうだ?」
「いいですねぇ。護送馬車の前に立てて、試し斬りでもさせたら、ストレス発散になりそうだ」
なんとも意地の悪い話しに、ニンマリとする2人だった。
「そろそろ、皇女が動き出す頃かな」
「脱走者も増えております。坊ちゃんの仰る通りかと」
「恐怖で忠誠は買えないからね。特に今回のような大義の無い出兵に、命を懸ける気になんてならないでしょう?」
「左様でございますね。大義の有無は士気に直結します。大義が無いのなら、命に見合う対価と待遇が必要です。大義も対価も無い場合、上に立つ者の普段の行いが重視されます。日頃から部下を大切にして居れば、多少の無理があっても、恩義に報いるため、騎士や兵は着いて来るものです。その点、坊っちゃんの周りに侍る者は、忠義に厚い者達ばかりですから、なんの心配も御座いませんよ」
「そう?そうだと良いね」
呟いた横顔に、パトリックは一抹の寂しさと、胸の痛みを覚えた。
絶世の美貌を持ちながら、表情に乏しく、何時如何なる時も、淡々としているこの方が、不思議で仕方がなかった。
しかしそれも、奥様のお話を聞いて、全ての事が腑に落ちた。
あのような過去があれば、坊ちゃんが他人と線引きをしたくなる気持ちは、理解できる。
それでも、この方の胸の中は、優しさで溢れて居られるのだ。
そこが皇女と、坊っちゃんとの大きな差だ。
今は離れて暮らしているが、私と妻の命を救い匿った上に、こうして生きる糧を与えて下さった。
私たち二人を匿い、隠し続ける事は、簡単ではなかった筈だ。
それでも、この方から、恩着せがましい態度を取られた事は、一度もない。
それ処か、救えなかった命に、申し訳なかったと頭まで下げて下された。
坊っちゃんには何の責任も無く、通りすがりに会釈を交わすほどの、関わりさえなかった我等にだ。
坊っちゃんは、世界の全てから見捨てられ、絶望しかなかった我等に、生きる希望を与えて下さった。
この大恩に報いるためには、今世だけではない、今後の九世を掛けても、まだ足りない。
人というものは、優れた人物を前にすれば、自然と頭が下がるものだ。
皇女の様に、力づくで頭を押さえ付けるのは、三流以下のやり方だ。
人望とは、どんな金銀財宝より、手に入れ難いものだと、皇女が気付くことが有るのだろうか?
皇女が気付かなくとも、私にはもう関係のない話だったな。
私の主は、キャニス坊っちゃん、唯一人なのだから。
「パトリック?」
「はい、坊ちゃん」
「ボーっとしていたようだけど、大丈夫?」
「申し訳ございません。この歳になると色々と、思う処が御座いまして。久方ぶりの戦場に、はしゃぎ過ぎたのかも知れません」
「パトリックは、お父様より年下だよね?そんな年寄っぽい事を、言っちゃ駄目だよ」
「おっと?これは旦那様に失礼でしたね」
「とにかく無理はしないようにね。これはみんなにも言っておいて」
「はい、坊ちゃん」
「そう言えば、ナリウスの事なんだけど」
「あの者が、如何いたしましたか?」
あのクソガキ。
この期に及んで、まだ騒ぎ続けていると言っていたが。坊ちゃんに迷惑を掛ける様な事を、仕出かしたのでなあるまいな?
「そんなに怖い顔をしなくても、僕が何かされた訳ではないよ」
「失礼いたしました。それで何が有ったのでしょうか?」
「それがね。ナリウスが騒ぎすぎて、見張りの騎士達が、うんざりして居るらしくてね」
「はあ。まぁ、そうでしょうな」
「それで、殿下がナリウスを大人しくさせる為に、人形を用意させたそうでね」
「人形ですか?」
坊ちゃんならともかく、あのガキが人形遊びでもあるまい?
「そう。それでその人形を、護送馬車の前に数体立たせて、ナリウスが騒ぐ度に、騎士達に剣で人形を斬る様に命じたそうでね。それを見たナリウスは、顔色を無くして、大人しくなったそうだよ?」
「それはまた、荒っぽい手を考えましたね」
「うん。でね。その事で殿下から、パトリックにお礼を伝えて欲しい、って言われたんだ」
「私めにで御座いますか?」
心当たりのないパトリックは、はて、と首を傾げた。
「覚えてない。お城を出発した日に、呪い人形の話しをしていたでしょ?」
「ああっ!!あれですか!」
「あれで、見張りの不満解消に人形を使おう、と思いついたらしいのだけどね。それでキャピレット卿と話している内に、どうせなら等身大にして、試し切りでストレスを発散させる事にしたそうなんだ」
「なるほど・・・お役に立てて光栄です」
まさか呪い人形が、試し切り人形に進化するとは思わなかった。
「うん。何が役に立つか、分からないものだよね」
「左様でございますね」
「でもね」
「なんで御座いますか?」
「前から思っていたんだけど、呪い人形はちょっとどうかと思うよ?」
「細やかな、憂さ晴らしで御座いますよ?」
「うん。そうなんだけど。僕としては、みんなが誰かを呪ったりする姿は、見たくないな。それよりもっと楽しい事に、時間を使って欲しい」
あぁ。何とお優しい。
流石は坊っちゃん。
皆の事を、よくお考えになられている。
「承りました。この事については、本家の者も含め、皆に重要案件として伝達いたします」
「禁止するだけじゃ。憂さ晴らしが出来なくて可哀そうだよね・・・・そうだな。使用人専用の娯楽室を、僕の名前で作らせてくれる?」
「娯楽室で御座いますか?」
「うん。部屋は広めに。中に置くゲーム類は、その時の流行りもあるだろうから、好きに選んでいいよ。但し賭け事と飲酒は禁止ね。喧嘩の原因になったら困るから」
「承りました。早速手配いたします」
使用人の慰労迄お考え下さるとは。と感激もひとしおの、パトリックだった。
後日ビリヤード台やカードテーブルなどが運び込まれ、完成した娯楽室で、一番人気となったのは、等身大藁人形が設置された、投げナイフの競技場だった。
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