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90話
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侯爵領を出た後は、辺境へと向かう為、野営を張る日が続き、不便ではあるが、不要なトラブルに巻き込まれる心配がない事に、シェルビーはホッとしていた。
しかし、野営が続くと、どうしても衣服も体も埃っぽく、無精髭も生えて来て、辺りは男臭い体臭と、見た目にも鬱陶しい、むさい筋肉ダルマの集団となる。
そんな中、キャニスだけがいつも通りの、麗しい姿を保っていることが不思議で仕方がない。
白金の髪はサラサラとして、べたついたところも無く、白い頬は髭どころかスベスベのまま。おまけにいつもと同じ、いい香りがする。
実際のところ、キャニスの清潔な容姿は、パトリック以下使用人達の、弛まぬ努力の賜物だ。
マジックバックに収納された湯船に留まらず。
カラロウカ家では標準装備である、火と水の魔法を駆使した入浴には、キャニス率いるアマテラス商会で絶賛売り出し中の、アメニティセットが使用され、キャニスの屋敷や王宮に居た時と同じスキンケアが施されている。
キャニス本人は、行軍中なのだから汚れるのが普通だろうと、気にした様子も見せず、他の人達に申しわけないから、と言って、入浴その他諸々を断ろうとしていた。
がしかし、使用人達はこれに納得しなかった。
「あいつらが悪臭を放っていようと誰も気にしませんが、坊ちゃんがそれに付き合う必要なんて有りません」
「そうですよ!この寒空に川で体を洗っても平然としている、野蛮な連中ですよ?」
「坊ちゃんの御髪と白珠の肌を御守りするのは、私達の使命です!!」
「騎士なんて、汚物に塗れても生き残る様な連中です。坊ちゃんと一緒に考えてはいけません!」
等々、使用人達に詰め寄られたキャニスは、彼等の好きな様にさせることにした。
正直な所、馬に乗り駆け通しの日々では、温かな湯につかり、疲れを解せることが有り難かったからだ。
但しアントワーヌが手にした香水を見た時だけは、それはだけは止めてくれ、と拒否したのだった。
王太子よりも豪華な天幕の中で、毎晩キャニスが磨き上げられている、とは露知らぬシェルビーはと言うと。
キャニスは妖精だから、汚れたりしないんだな。
という、なんともお花畑な想像で、納得していたのだった。
先を急ぐ行軍中に3日間も足止めを食らい、団長達は焦りを見せていたが、キャニスだけが、「大丈夫、余裕で間に合う」と落ち着きはらい、焦る団長達を宥めていたのだ。
なにを根拠に?
と思いもしたが、キャニスの情報収集能力の高さを知っているシェルビ-は、深く問い詰めるようなことはせず、ただキャニスのいう事を信じる事にした。
信じたからと言って、ゆっくりしても居られず、その後の行程はかなりの強行軍であったが、深窓の御令息だと思われていたキャニスが、一度も音を上げる事も無く、シェルビーの横で涼しい顔をしている事に、皆が驚いていた。
その事について、普段から遠駆けをしていたのか、とシェルビーはこっそり聞いてみた。
「一番最初がそこそこの武士だったもので、主君から馬も頂いておりましたし、戦場には慣れております」
「あ・・・そうなの?」
「はい。ここの馬は大きくて、乗り心地が良いので助かります」
「それは・・良かったな」
いいのか?
聞かない方が良かった?
予想外の返事に、シェルビーは戸惑いを隠せなかった。
「戦場には慣れておりますが、こちらでは剣の才能には、恵まれませんでした。戦場の非情さを知るだけに、命惜しさに、前回は戦から逃げてしまったのですが、あのような事になるなら、逃げるのではなかった、と反省いたしております」
「なるほど・・・」
それはキャニスが前向きに人生を考えられるようになって来た、と考えても良いのだろうか。
それとも、処刑されるよりは、戦で命を散らした方がマシだった、という後悔だろうか。
モヤモヤとした疑問を抱きながら、たどり着いた辺境伯領でも、シェルビー達は熱烈な歓迎を受けた。
礼の吟遊詩人の影響もあるが、それよりも辺境の騎士達は、純粋に王太子へ、日頃の努力を見せるチャンスだ!と喜んでいる様子だった。
「ラーソン伯、大義だ」
「オセニアの小さき太陽、シェルビー殿下にはご機嫌麗しく、拝謁を賜り誠にありがとう存じます」
ラーソン伯の仰々しい挨拶に、シェルビーは眉を顰め、後ろに控えるサイラスは笑いを堪えて居る。
「どういう風の吹き回しだ?いつも通りで構わんぞ?」
「これは心外ですな。私は礼儀を重んじる男です。これが普段の私めに御座いますよ」
「ラーソン」
「おお!こちらの麗しい方が、殿下の心を射止めた、カラロウカの御令息ですな?お噂は兼がね。フルーゲル領を任されております、ネロ・ラーソンと申します。以後お見知り置きくださいませ」
「キャニス・ヴォロス・カラロウカです。この度はお骨折り頂き、ありがとうございます」
「なんの。ヒラガ商会とアマテラスの方々には、何かと便宜を図ってもらっておりますからな。このくらいは造作も無い事です」
「そう言って頂けると、私も心が軽くなります。フルーゲル領の毛皮は大変良質で、今年の冬の人気商品の一つです。これからも、良いお取引が出来ると信じております」
要するに。
ラーソンとキャニスの商会は取引があり、商談相手に良い処を見せたいと。
そういう事か?
脂下がり、デレデレとキャニスと握手を交わすラーソンに、シェルビーのこめかみに青筋が浮かんだ。
「ラーソン。いい加減にしろ?!俺は遊びに来たんじゃないぞ!!」
「殿下・・・余裕のない男は、嫌われますぞ?」
「煩い。さっさと皇女の動きを報告しろ」
シェルビーが握った拳を前に突き出すと、ラーソンはやれやれと言いたげに肩を竦め、一行を会議室へと案内した。
「昨日の報告では、皇女の軍が展開しているのはここ。国境への到着はおおよそ6日後になりますな」
「6日も後なのか?俺達は3日も足止めされていたのに?」
「それがですな」
身を乗り出したラーソンの話しによると、ギャリコ運河の石橋崩壊後、皇女の軍は小型の船で一日に何往復もして河を渡るしかなかった。
3万近い兵馬と、糧食その他諸々が運河を渡り切るのに、7日近くの時を要した。
運河を渡った皇女の軍は、遅れを取り戻すべく強行軍を続けていた。
しかしその無理が祟ったのか、途中で立ち寄った村で、体調を崩すものが続出。
これは予想外に移動日数が掛かった為、糧食の足しにしようと、秋の幸である茸を、近くの山で兵達が採って来た事が原因の、食中毒だった。
住み慣れた場所でも無い山で、兵達が不用意に採って来たのは毒茸だった。
幸いと言うか、死に至る猛毒ではなかったが、幻覚と発熱を引き起こす厄介な茸は、野戦食のスープに入れられ、被害が大きくなったのだった。
「そこまでは、俺も報告を受けている。その後にも何かあったのか?」
「土砂崩れでの足止めが4日。流行り病で村が閉鎖され、迂回した事と、期待していた糧食の接収が遅れた事での遅れが5日。脱走した羊の群れに、足止めされた事も有るとか」
「ひつじ?それなら迂回すれば、済む話だろう?」
「平地なら可能ですが、ガンダル山の一本道では、無理がありますな」
「あ~~。あの山は険しくはないが、岩山で道が狭かったな」
「そういう事です。その他細々とした邪魔と言うか、突発的な出来事での、短い足止めが重なった事で、帝国軍の足が遅くなっているのですよ」
「天罰か?」
何気なく言った一言に、ラーソンは深く頷いた。
「単なる偶然でしょうが、皇女の軍の中では、祟りだ、天罰だ、呪いじゃないか?と囁かれ始めて居りましてな。兵達の士気は、下がる一方だそうです」
「そんな、都合の良い偶然があるか?」
「無い、とは言い切れませんなぁ」
ニヤニヤするラーソンに、何か裏があるのだと理解したシェルビーは、種明かしを催促した。
「なんでも、あちらこちらで、村人を煽っている人物がいるようでして。帝国人なのに皇女よりも、殿下とキャニス様の味方をしているらしいですよ?」
ラーソンの種明かしに、キャニスは我関せずとパトリックから受け取った茶を飲み、パトリックからは穢れの無い笑顔を返された。
あ・・・そういう事。
って事はギャリコ運河の、石橋も?
これは・・・
気付かなかったことにしよう。
うん。
そうしよう。
それが一番だ。
しかし、野営が続くと、どうしても衣服も体も埃っぽく、無精髭も生えて来て、辺りは男臭い体臭と、見た目にも鬱陶しい、むさい筋肉ダルマの集団となる。
そんな中、キャニスだけがいつも通りの、麗しい姿を保っていることが不思議で仕方がない。
白金の髪はサラサラとして、べたついたところも無く、白い頬は髭どころかスベスベのまま。おまけにいつもと同じ、いい香りがする。
実際のところ、キャニスの清潔な容姿は、パトリック以下使用人達の、弛まぬ努力の賜物だ。
マジックバックに収納された湯船に留まらず。
カラロウカ家では標準装備である、火と水の魔法を駆使した入浴には、キャニス率いるアマテラス商会で絶賛売り出し中の、アメニティセットが使用され、キャニスの屋敷や王宮に居た時と同じスキンケアが施されている。
キャニス本人は、行軍中なのだから汚れるのが普通だろうと、気にした様子も見せず、他の人達に申しわけないから、と言って、入浴その他諸々を断ろうとしていた。
がしかし、使用人達はこれに納得しなかった。
「あいつらが悪臭を放っていようと誰も気にしませんが、坊ちゃんがそれに付き合う必要なんて有りません」
「そうですよ!この寒空に川で体を洗っても平然としている、野蛮な連中ですよ?」
「坊ちゃんの御髪と白珠の肌を御守りするのは、私達の使命です!!」
「騎士なんて、汚物に塗れても生き残る様な連中です。坊ちゃんと一緒に考えてはいけません!」
等々、使用人達に詰め寄られたキャニスは、彼等の好きな様にさせることにした。
正直な所、馬に乗り駆け通しの日々では、温かな湯につかり、疲れを解せることが有り難かったからだ。
但しアントワーヌが手にした香水を見た時だけは、それはだけは止めてくれ、と拒否したのだった。
王太子よりも豪華な天幕の中で、毎晩キャニスが磨き上げられている、とは露知らぬシェルビーはと言うと。
キャニスは妖精だから、汚れたりしないんだな。
という、なんともお花畑な想像で、納得していたのだった。
先を急ぐ行軍中に3日間も足止めを食らい、団長達は焦りを見せていたが、キャニスだけが、「大丈夫、余裕で間に合う」と落ち着きはらい、焦る団長達を宥めていたのだ。
なにを根拠に?
と思いもしたが、キャニスの情報収集能力の高さを知っているシェルビ-は、深く問い詰めるようなことはせず、ただキャニスのいう事を信じる事にした。
信じたからと言って、ゆっくりしても居られず、その後の行程はかなりの強行軍であったが、深窓の御令息だと思われていたキャニスが、一度も音を上げる事も無く、シェルビーの横で涼しい顔をしている事に、皆が驚いていた。
その事について、普段から遠駆けをしていたのか、とシェルビーはこっそり聞いてみた。
「一番最初がそこそこの武士だったもので、主君から馬も頂いておりましたし、戦場には慣れております」
「あ・・・そうなの?」
「はい。ここの馬は大きくて、乗り心地が良いので助かります」
「それは・・良かったな」
いいのか?
聞かない方が良かった?
予想外の返事に、シェルビーは戸惑いを隠せなかった。
「戦場には慣れておりますが、こちらでは剣の才能には、恵まれませんでした。戦場の非情さを知るだけに、命惜しさに、前回は戦から逃げてしまったのですが、あのような事になるなら、逃げるのではなかった、と反省いたしております」
「なるほど・・・」
それはキャニスが前向きに人生を考えられるようになって来た、と考えても良いのだろうか。
それとも、処刑されるよりは、戦で命を散らした方がマシだった、という後悔だろうか。
モヤモヤとした疑問を抱きながら、たどり着いた辺境伯領でも、シェルビー達は熱烈な歓迎を受けた。
礼の吟遊詩人の影響もあるが、それよりも辺境の騎士達は、純粋に王太子へ、日頃の努力を見せるチャンスだ!と喜んでいる様子だった。
「ラーソン伯、大義だ」
「オセニアの小さき太陽、シェルビー殿下にはご機嫌麗しく、拝謁を賜り誠にありがとう存じます」
ラーソン伯の仰々しい挨拶に、シェルビーは眉を顰め、後ろに控えるサイラスは笑いを堪えて居る。
「どういう風の吹き回しだ?いつも通りで構わんぞ?」
「これは心外ですな。私は礼儀を重んじる男です。これが普段の私めに御座いますよ」
「ラーソン」
「おお!こちらの麗しい方が、殿下の心を射止めた、カラロウカの御令息ですな?お噂は兼がね。フルーゲル領を任されております、ネロ・ラーソンと申します。以後お見知り置きくださいませ」
「キャニス・ヴォロス・カラロウカです。この度はお骨折り頂き、ありがとうございます」
「なんの。ヒラガ商会とアマテラスの方々には、何かと便宜を図ってもらっておりますからな。このくらいは造作も無い事です」
「そう言って頂けると、私も心が軽くなります。フルーゲル領の毛皮は大変良質で、今年の冬の人気商品の一つです。これからも、良いお取引が出来ると信じております」
要するに。
ラーソンとキャニスの商会は取引があり、商談相手に良い処を見せたいと。
そういう事か?
脂下がり、デレデレとキャニスと握手を交わすラーソンに、シェルビーのこめかみに青筋が浮かんだ。
「ラーソン。いい加減にしろ?!俺は遊びに来たんじゃないぞ!!」
「殿下・・・余裕のない男は、嫌われますぞ?」
「煩い。さっさと皇女の動きを報告しろ」
シェルビーが握った拳を前に突き出すと、ラーソンはやれやれと言いたげに肩を竦め、一行を会議室へと案内した。
「昨日の報告では、皇女の軍が展開しているのはここ。国境への到着はおおよそ6日後になりますな」
「6日も後なのか?俺達は3日も足止めされていたのに?」
「それがですな」
身を乗り出したラーソンの話しによると、ギャリコ運河の石橋崩壊後、皇女の軍は小型の船で一日に何往復もして河を渡るしかなかった。
3万近い兵馬と、糧食その他諸々が運河を渡り切るのに、7日近くの時を要した。
運河を渡った皇女の軍は、遅れを取り戻すべく強行軍を続けていた。
しかしその無理が祟ったのか、途中で立ち寄った村で、体調を崩すものが続出。
これは予想外に移動日数が掛かった為、糧食の足しにしようと、秋の幸である茸を、近くの山で兵達が採って来た事が原因の、食中毒だった。
住み慣れた場所でも無い山で、兵達が不用意に採って来たのは毒茸だった。
幸いと言うか、死に至る猛毒ではなかったが、幻覚と発熱を引き起こす厄介な茸は、野戦食のスープに入れられ、被害が大きくなったのだった。
「そこまでは、俺も報告を受けている。その後にも何かあったのか?」
「土砂崩れでの足止めが4日。流行り病で村が閉鎖され、迂回した事と、期待していた糧食の接収が遅れた事での遅れが5日。脱走した羊の群れに、足止めされた事も有るとか」
「ひつじ?それなら迂回すれば、済む話だろう?」
「平地なら可能ですが、ガンダル山の一本道では、無理がありますな」
「あ~~。あの山は険しくはないが、岩山で道が狭かったな」
「そういう事です。その他細々とした邪魔と言うか、突発的な出来事での、短い足止めが重なった事で、帝国軍の足が遅くなっているのですよ」
「天罰か?」
何気なく言った一言に、ラーソンは深く頷いた。
「単なる偶然でしょうが、皇女の軍の中では、祟りだ、天罰だ、呪いじゃないか?と囁かれ始めて居りましてな。兵達の士気は、下がる一方だそうです」
「そんな、都合の良い偶然があるか?」
「無い、とは言い切れませんなぁ」
ニヤニヤするラーソンに、何か裏があるのだと理解したシェルビーは、種明かしを催促した。
「なんでも、あちらこちらで、村人を煽っている人物がいるようでして。帝国人なのに皇女よりも、殿下とキャニス様の味方をしているらしいですよ?」
ラーソンの種明かしに、キャニスは我関せずとパトリックから受け取った茶を飲み、パトリックからは穢れの無い笑顔を返された。
あ・・・そういう事。
って事はギャリコ運河の、石橋も?
これは・・・
気付かなかったことにしよう。
うん。
そうしよう。
それが一番だ。
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