86 / 113
86話
しおりを挟む
翌日、寝不足の顔に、サイラスの同情の視線を感じながら、伯爵領を出発したシェルビー率いるオセニア軍は、街道をひた走った。
その途中、街道沿いの宿場町に泊まる事も有れば、貴族の屋敷の屋根を借りる事も有った。
行軍中であるにもかかわらず、何処に行っても、シェルビーとキャニスに同情的な人々による歓迎ムードに包まれていた。
但し、最初の伯爵家での出来事を教訓に、事前に晩餐会の禁止と、シェルビーとキャニスが婚約前であることを理由に、二人には別室を用意するようにと、先駆けに布令を出して回らせた。
シェルビー自身は、安眠とキャニスの温もりなら、キャニスを取りたい処だったが、パトリック達、キャニスの使用人の冷たい視線を背中に感じ、断腸の思いで安眠を取ったのだった。
そんな歓迎ムードの行軍だったが、問題が起きなかった訳では無い。
キャニスとシェルビーが、別の寝所を使っている事で、何を勘違いしたのか、キャニスとシェルビー双方の寝所へ、忍び込もうとする者が後を絶たなくなった。
キャニスの美貌に惑わされ、王太子の色香に吸い寄せられた男は、二人の寝所に近付く前に、護衛の騎士に叩きのめされ、女は牢に放り込まれて、家族が泣きながら迎えに来るという。
なんとも迷惑だが、まだ可愛いと言えるものが殆どで、キャニスの耳に入れるまでの事はなかった。
しかし、没落寸前と噂の有る侯爵家に立ち寄った時、シェルビーとキャニス、其々が直接的な被害に遭った。
侯爵が自身の娘を、シェルビーの側室と、キャニスの愛妾の座に着けようと画策した、悪質なものだった。
晩餐会は禁じていたが、侯爵との食事を断る事は礼儀に反すると、二人は揃って侯爵と夕食を共にしたのだが、まさかその席で、二人の食事に媚薬が盛られるとは、誰も想像していなかった。
食事も終わりかけた頃、熱っぽさを覚えたキャニスは、大事を取り先に部屋に戻る事にした。
しかし其処には、体の線も露わな薄物一枚だけを身に着けた、侯爵の娘がキャニスの帰りを待って居た。
「君、誰?」
「わっ私は!こっこっ侯爵の次女の、リッリサと申します。父よりキャニス様のお世話を、ももも・・・申し遣ってまいりました!」
歳の頃なら、13.4と言った処か。
まだ幼さの残るリサは、羞恥と恐怖の入り混じった顔を強張らせ、震える両手を胸の前で、祈りの形に握り合わせていた。
自身の熱っぽさと目の前の状況から、キャニスは自分が媚薬を盛られたのだと、察する事が出来た。
幼い娘にこんな事をさせるなんて。
いくら金に困っていたとしても、侯爵は外道だな。
「パトリック。彼女にローブを貸してあげて、それから中和剤をお願い」
「ああのっ!わっ私は、キャッキャニス様のお世話をしないと、父に怒られてしまいます」
「君。お世話の意味が分かってるの?」
「それ、それは。お風呂のお手伝いとか。お着替えとか・・・」
閨教育もまだの子供に、何をさせてるんだ。
「私には、必要ないよ」
「でも!・・・でも、父に怒られちゃうんです・・・」
涙目で訴えて来る肩に、パトリックがローブを掛けてやると、リサはほんの少しだが、ホッとした様子を見せた。
「はあ~~~」
熱っぽい額を抑えたキャニスは、目の前で震えている少女をどうしたものかと、長い溜息を吐いた。
「坊ちゃん。中和剤です」
「ありがとう」
差し出された瓶の中身を、一息で飲み込んだキャニスは、薬の苦さに眉を顰め、ポケットに忍ばせていた飴を口に放り込んだ。
その様子を食い入るように見つめているリサに、キャニスは目を細め、飴の包みをいくつか握らせてやった。
「パトリック。ジーンを呼んでリサ嬢を部屋まで送らせて。パトリックは殿下にこの事を報告して来て」
「承りました」
「キャ、キャニス様!」
「なに?」
「あ・・・飴をありがとうございます」
「構わないよ」
「あの!あの!殿下の所には、私の姉がお世話に行っています。なので、邪魔をしてはいけないと、父から・・・」
「え?」
侯爵は、王太子にまで薬を盛ったのか?
「パトリック!!」
「はい!」
部屋を飛び出したキャニスに、護衛の騎士は目を丸くしたが、キャニスのただならぬ様子に、居住まいを正した。
「君達、今直ぐキャピレット卿を殿下の元へ!アントワーヌ!侯爵を確保!マリーとパトリックは着いて来て」
廊下を駆けだしたキャニスは、部屋を割り振られた時、二人の部屋が離れすぎている、とシェルビーが零していたのを思い出した。
侯爵は最初から、この積りだったのか。
既成事実を作り、娘を側室の座に。
一度の交わりでも、子が出来れば一生安泰だと思ったか。
自分の娘をなんだと思っているんだ。
子供は、親の道具じゃない!
例え既成事実を作ったとしても。
王族に薬を盛った事が明らかなら、反逆罪に問われる可能性が高い。
幾ら困っているからって、なんて馬鹿な事をしたんだ?!
殿下と令嬢が、情を交わしたとして。
罪に問われないのは、懐妊の有無が判別できるまでの、たった一月。
懐妊していても、生まれた子供は王太子の子とは認められない。
親子は引き離され、産まれた子供は、何処かに養子に出される事になる。
そして母親は、ただの罪人として裁かれる。
全てオセニアの王室典範に、記載されている事だ。
安泰どころか閉門が確実じゃないか。
無駄に長い廊下を駆け抜け、滑り込むように角を曲がると、シェルビーの部屋の前に立つ、護衛の姿が見えた。
「ふざけるな!!」
その時、シェルビーの怒声が響き渡り、荒々しく開かれた扉から、あられもない姿の娘が放り出された。
「キャアーーー!!」
「この売女を、牢に放り込んでおけ!!」
「もっ申し訳ございません!!殿下ッ!!お許しくださいッ!!」
「でっ殿下?!」
「これは一体・・・この娘はどこから?」
「それはこっちのセリフだ!!何故俺の寝室に、見知らぬ女が入り込んでいる?!」
「も!申し訳ございません!!」
「侯爵も拘束して、この女と一緒に牢へぶち込め!!」
媚薬が齎した興奮と、激しい怒りで、シェルビーはまるで、荒れ狂う嵐の様だ。
「侯爵もですか?」
「侯爵は反逆者だ!」
「はっ反逆?!そんな!! 殿下。どうか!お慈悲を!!」
「黙れっ!!サイラスはどこだ?!あいつは何をやってるんだ?!すぐにキャニスの安全を確保し・・・キャニス?!」
廊下の先に、息を切らせたキャニスを見つけたシェルビーは、足に縋り付いて来る令嬢を払い除けた。
「触るな!!汚らわしい!!」
王族の身体に勝手に触れてはならない。
勝手に触れれば、それだけでも不敬罪なのに。そんな、基本的な事も教わっていないのか?
床に蹲る令嬢を無視し、キャニスに駆け寄ったシェルビーは、愛しい人を腕にかき抱いた。
「無事で良かった」
髪に押し付けられた唇から漏れる吐息と、キャニスを抱き締める腕は熱かった。
そして、キャニスの腹に押し付けられた、シェルビー自身はさらに熱く猛っていた。
「殿下、部屋に戻られて、中和剤をお飲みください」
「いや・・・今は・・・」
確かに今体を離したら、障りのある部分を皆に見られてしまう。
「中和剤を飲めば、すぐに楽になります。ここでお飲み下さい」
「部屋で・・・キャニスに飲ませてほしい」
「我儘を言わないで」
「嫌だ・・・キャニスが飲ませて」
薬の所為で、理性的に考えられないのか。
子供と一緒だ。
「・・・分かりました。部屋に行きましょう」
「ぼっ・・キャニス様!」
パトリックが心配するのは当然だ。
今二人きりで部屋に入ったら、確実に押し倒される。
「パトリックとマリーも一緒に来て。薬の副作用が有るといけないから、効果が出るまで部屋に居て」
「仰せのままに」
キャニスの指示に、シェルビーは不満そうな呻きを上げた。
「殿下。もう直ぐキャピレット卿が来ます。お部屋で彼が来るのを待ちましょう」
「・・・・分かった」
キャニスに縋り付き、荒い息を吐くシェルビーを、キャニスとパトリックは二人係りでどうにかこうにか、ベットに寝かすことが出来たのだ。
その途中、街道沿いの宿場町に泊まる事も有れば、貴族の屋敷の屋根を借りる事も有った。
行軍中であるにもかかわらず、何処に行っても、シェルビーとキャニスに同情的な人々による歓迎ムードに包まれていた。
但し、最初の伯爵家での出来事を教訓に、事前に晩餐会の禁止と、シェルビーとキャニスが婚約前であることを理由に、二人には別室を用意するようにと、先駆けに布令を出して回らせた。
シェルビー自身は、安眠とキャニスの温もりなら、キャニスを取りたい処だったが、パトリック達、キャニスの使用人の冷たい視線を背中に感じ、断腸の思いで安眠を取ったのだった。
そんな歓迎ムードの行軍だったが、問題が起きなかった訳では無い。
キャニスとシェルビーが、別の寝所を使っている事で、何を勘違いしたのか、キャニスとシェルビー双方の寝所へ、忍び込もうとする者が後を絶たなくなった。
キャニスの美貌に惑わされ、王太子の色香に吸い寄せられた男は、二人の寝所に近付く前に、護衛の騎士に叩きのめされ、女は牢に放り込まれて、家族が泣きながら迎えに来るという。
なんとも迷惑だが、まだ可愛いと言えるものが殆どで、キャニスの耳に入れるまでの事はなかった。
しかし、没落寸前と噂の有る侯爵家に立ち寄った時、シェルビーとキャニス、其々が直接的な被害に遭った。
侯爵が自身の娘を、シェルビーの側室と、キャニスの愛妾の座に着けようと画策した、悪質なものだった。
晩餐会は禁じていたが、侯爵との食事を断る事は礼儀に反すると、二人は揃って侯爵と夕食を共にしたのだが、まさかその席で、二人の食事に媚薬が盛られるとは、誰も想像していなかった。
食事も終わりかけた頃、熱っぽさを覚えたキャニスは、大事を取り先に部屋に戻る事にした。
しかし其処には、体の線も露わな薄物一枚だけを身に着けた、侯爵の娘がキャニスの帰りを待って居た。
「君、誰?」
「わっ私は!こっこっ侯爵の次女の、リッリサと申します。父よりキャニス様のお世話を、ももも・・・申し遣ってまいりました!」
歳の頃なら、13.4と言った処か。
まだ幼さの残るリサは、羞恥と恐怖の入り混じった顔を強張らせ、震える両手を胸の前で、祈りの形に握り合わせていた。
自身の熱っぽさと目の前の状況から、キャニスは自分が媚薬を盛られたのだと、察する事が出来た。
幼い娘にこんな事をさせるなんて。
いくら金に困っていたとしても、侯爵は外道だな。
「パトリック。彼女にローブを貸してあげて、それから中和剤をお願い」
「ああのっ!わっ私は、キャッキャニス様のお世話をしないと、父に怒られてしまいます」
「君。お世話の意味が分かってるの?」
「それ、それは。お風呂のお手伝いとか。お着替えとか・・・」
閨教育もまだの子供に、何をさせてるんだ。
「私には、必要ないよ」
「でも!・・・でも、父に怒られちゃうんです・・・」
涙目で訴えて来る肩に、パトリックがローブを掛けてやると、リサはほんの少しだが、ホッとした様子を見せた。
「はあ~~~」
熱っぽい額を抑えたキャニスは、目の前で震えている少女をどうしたものかと、長い溜息を吐いた。
「坊ちゃん。中和剤です」
「ありがとう」
差し出された瓶の中身を、一息で飲み込んだキャニスは、薬の苦さに眉を顰め、ポケットに忍ばせていた飴を口に放り込んだ。
その様子を食い入るように見つめているリサに、キャニスは目を細め、飴の包みをいくつか握らせてやった。
「パトリック。ジーンを呼んでリサ嬢を部屋まで送らせて。パトリックは殿下にこの事を報告して来て」
「承りました」
「キャ、キャニス様!」
「なに?」
「あ・・・飴をありがとうございます」
「構わないよ」
「あの!あの!殿下の所には、私の姉がお世話に行っています。なので、邪魔をしてはいけないと、父から・・・」
「え?」
侯爵は、王太子にまで薬を盛ったのか?
「パトリック!!」
「はい!」
部屋を飛び出したキャニスに、護衛の騎士は目を丸くしたが、キャニスのただならぬ様子に、居住まいを正した。
「君達、今直ぐキャピレット卿を殿下の元へ!アントワーヌ!侯爵を確保!マリーとパトリックは着いて来て」
廊下を駆けだしたキャニスは、部屋を割り振られた時、二人の部屋が離れすぎている、とシェルビーが零していたのを思い出した。
侯爵は最初から、この積りだったのか。
既成事実を作り、娘を側室の座に。
一度の交わりでも、子が出来れば一生安泰だと思ったか。
自分の娘をなんだと思っているんだ。
子供は、親の道具じゃない!
例え既成事実を作ったとしても。
王族に薬を盛った事が明らかなら、反逆罪に問われる可能性が高い。
幾ら困っているからって、なんて馬鹿な事をしたんだ?!
殿下と令嬢が、情を交わしたとして。
罪に問われないのは、懐妊の有無が判別できるまでの、たった一月。
懐妊していても、生まれた子供は王太子の子とは認められない。
親子は引き離され、産まれた子供は、何処かに養子に出される事になる。
そして母親は、ただの罪人として裁かれる。
全てオセニアの王室典範に、記載されている事だ。
安泰どころか閉門が確実じゃないか。
無駄に長い廊下を駆け抜け、滑り込むように角を曲がると、シェルビーの部屋の前に立つ、護衛の姿が見えた。
「ふざけるな!!」
その時、シェルビーの怒声が響き渡り、荒々しく開かれた扉から、あられもない姿の娘が放り出された。
「キャアーーー!!」
「この売女を、牢に放り込んでおけ!!」
「もっ申し訳ございません!!殿下ッ!!お許しくださいッ!!」
「でっ殿下?!」
「これは一体・・・この娘はどこから?」
「それはこっちのセリフだ!!何故俺の寝室に、見知らぬ女が入り込んでいる?!」
「も!申し訳ございません!!」
「侯爵も拘束して、この女と一緒に牢へぶち込め!!」
媚薬が齎した興奮と、激しい怒りで、シェルビーはまるで、荒れ狂う嵐の様だ。
「侯爵もですか?」
「侯爵は反逆者だ!」
「はっ反逆?!そんな!! 殿下。どうか!お慈悲を!!」
「黙れっ!!サイラスはどこだ?!あいつは何をやってるんだ?!すぐにキャニスの安全を確保し・・・キャニス?!」
廊下の先に、息を切らせたキャニスを見つけたシェルビーは、足に縋り付いて来る令嬢を払い除けた。
「触るな!!汚らわしい!!」
王族の身体に勝手に触れてはならない。
勝手に触れれば、それだけでも不敬罪なのに。そんな、基本的な事も教わっていないのか?
床に蹲る令嬢を無視し、キャニスに駆け寄ったシェルビーは、愛しい人を腕にかき抱いた。
「無事で良かった」
髪に押し付けられた唇から漏れる吐息と、キャニスを抱き締める腕は熱かった。
そして、キャニスの腹に押し付けられた、シェルビー自身はさらに熱く猛っていた。
「殿下、部屋に戻られて、中和剤をお飲みください」
「いや・・・今は・・・」
確かに今体を離したら、障りのある部分を皆に見られてしまう。
「中和剤を飲めば、すぐに楽になります。ここでお飲み下さい」
「部屋で・・・キャニスに飲ませてほしい」
「我儘を言わないで」
「嫌だ・・・キャニスが飲ませて」
薬の所為で、理性的に考えられないのか。
子供と一緒だ。
「・・・分かりました。部屋に行きましょう」
「ぼっ・・キャニス様!」
パトリックが心配するのは当然だ。
今二人きりで部屋に入ったら、確実に押し倒される。
「パトリックとマリーも一緒に来て。薬の副作用が有るといけないから、効果が出るまで部屋に居て」
「仰せのままに」
キャニスの指示に、シェルビーは不満そうな呻きを上げた。
「殿下。もう直ぐキャピレット卿が来ます。お部屋で彼が来るのを待ちましょう」
「・・・・分かった」
キャニスに縋り付き、荒い息を吐くシェルビーを、キャニスとパトリックは二人係りでどうにかこうにか、ベットに寝かすことが出来たのだ。
54
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説

嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています

あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
華抹茶
BL
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる