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82話
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ラリスの元王太子、ナリウスの負債に関する話し合い。
という体を装っているが。
実際は、ラリスとオセニア。そしてキャニスを手に入れようと、帝国の第一皇女が、兵を率いオセニアへ恫喝にやって来る。
気性が荒い事で有名な皇女を相手に、話し合いでの解決は望むべくもなく、戦闘は必至と思われ。ラリスではカラロウカ公爵家が、オセニアではシェルビーを先頭に国とキャニスを皇女から護る為に、戦の準備を着々と進めている。
そしてオセニアとラリスでは、キャニスとシェルビーの悲恋物語が、爆発的に人気となった事も有り、両国では、”これ以上帝国の好きにさせるな!” ”打倒皇女!” との機運が高まっている。
この機運は帝国内にも広がりを見せ、嗜虐趣味を持つ、残酷な皇女は次期皇帝として相応しいと言えるのか。
例え頭が弱くとも、穏やかな第二皇子を皇帝に据えるべきではないのか。
その声は、愛する家族を侵略戦争に駆り出され、皇女に使い捨てにされた、民達の怨嗟の声と共に静かに、だが着実に増え続けている。
しかし、残虐な性格の皇女は、近代稀に見る勢いで他国を侵略し、領土を広げた功労者でもある。多大な武勲を立てた皇女を、性格が悪いから、という理由だけでは次代の女帝の座から、引き摺り下すことは出来ない。
だからこそ、人々は苦難を乗り越えようとするシェルビーとキャニスに、自らの不運を投影し共感した。
何より帝国の民は、戦いに飽いていた。
戦の度に戦力として、愛する人を皇女に奪われる事に。
戦で得た利益が皇家と貴族達、そして皇女に独占され、犠牲に見合わない、雀の涙ほどの報奨金しか与えられない事にもだ。
もしも、シェルビーとキャニスが皇女を下すことが出来たなら。
血生臭いばかりで、不毛な日々も終わりを告げるのではないか。
奪われるだけの暮らしから、帝国民としての恩恵を得られる様になるのではないか。
自分達の未来は帝国ではなく、悲恋と謳われる若い二人にこそ、あるのではないか。
淡い期待に胸を膨らませる人々は、ギャリコ運河の石橋が崩壊し、皇女の兵に多大な犠牲が出た事を知った。
そして彼等は気付く。
皇女の戦力を削り、苦しめる手段が武力だけではない事に。
自身の知らない所で、人々の希望を託されたシェルビーは、団長会議の日から、国境への出発の日の朝まで。
キャニスと話をする処か、愛しい人の顔を見る事さえ叶わず、サイラスも掛ける言葉を見つけられない程の落ち込み振りだった。
シェルビーの焦りと、キャニスの誤解で結ばれた偽装婚約に関する契約など、解除されたところで何ほどの事も無い。
しかしそれは、キャニスが傍に在り続けてくれるなら。という大前提があればの話しだ。
だが契約の末尾には、契約解除後二人が一切の関りを持たない事。
という一文がある。
契約の解除など、微塵も考えていなかったシェルビーは、自分の愚かな選択に、これ程苦しめられる日が来るとは、微塵も思って居なかった。
後にするから後悔だって・・・。
昔の人は巧い事を言うもんだよな。
感心したからって、状況が良くなる訳じゃないけど。こんない事でも考えていないと、本気で頭がおかしくなりそうだ。
キャニスの過去の記憶を知った時。
自分の思いの丈を告げ。
誤解も解けて・・・。
俺の気持ちを受け入れてはくれなくても、理解してくれたのだと思っていた。
違う。
全てを理解した上で、俺は拒絶された。
どんなにみっともなくても良い。
キャニスに縋り、愛を乞う事さえできれば。
でも、それさえも許されないなんて。
大会議の日から今日に至るまで、シェルビーは日に何度もキャニスへ使いを出し、面会を申し込み、自身もキャニスの部屋に足を運んだが、全てベラとパトリックから突っ撥ねられてしまった。
曰く。
従軍中による留守の間の、ライアンの無聊を慰めるための道具の準備と、商会のあれやこれやの手配で、キャニスはとても忙しいのだそうだ。
「キャニス様は大変お疲れです。こんなに遅くにいらっしゃって。キャニス様の睡眠の邪魔をされる御積りでは御座いませんよね?」
パトリックに素気無くされて、シェルビーはすごすごと部屋に帰って行く日が続いていた。
「そう落ち込まないで。キャニス様も今は忙しいかも知れませんが、行軍中に口説けば良いじゃないですか」
「出来ると思うか?」
「思うか、じゃなくてやるんですよ。あんたキャニス様に逃げられてもいいんですか」
「良い訳あるか?!」
「なら頑張って」
他人事だと思って、気楽に言いやがって。
でもサイラスの言う通りだ。
如何にかして、キャニスの心を繫ぎ止めないと。
幸いと言うか、多分俺は嫌われたわけじゃない。
キャニスはこれまで、自分を護る為にそうして来たように、近くなり過ぎた俺との関係を切りたいだけ、なのだと思う。
裏を返せば、それだけ俺はキャニスに近しい存在になれたという事だ。
キャニスにとって、裏切られたくない存在にだ。
ならば俺にもまだ希望はあるはずだ。
俺はもう、キャニス無しの人生なんて考えられない。
頑張れ俺!
男を見せろ!!
出発の朝、己に活を入れ直したシェルビーは、自分とキャニスが城を離れる事に、不安を感じている弟に顔を見せに行くことにした。
心優しく繊細な弟を、少しでも安心させるためだ。
幸いな事に、ナリウスを連れての出発前に、移植の施術はすべて終えることが出来た。
これは、異例の速さではあったが、ライアンとナリウスの魔力がとても良く似て居ていた事に起因するものだ。
心配された施術後の拒絶反応も、一番最初に熱を出したこと以外、頭痛やだるさ以外の身体的な負担も無く、経過は良好だ。
皇女の軍がギャリコ運河で足止めされなければ、日に日に顔色が良くなって行くライアンを見ることは出来なかっただろう。
それを思うと、敵の戦力を削ぎ、弟が回復して行く様子を見る猶予を与えてくれた、石橋の崩壊には感謝しかない。
余りにも都合が良すぎる感はあるが、もし誰かが手を廻したのだとしても、こちらにも利がある以上、その誰かが何者なのかを詮索するべきではないようにも思う。
そんな事を考えながら、立ち寄った弟の部屋には先客があった。
「あッ!シェルビーお兄様も来てくれたんですか?」
ベットの上で嬉しそうに顔を輝かせるライアンの横に腰かけていたのは、キャニスだった。
魔術師の戦闘服に、銀の胸当てを付けた姿のキャニスは、まるで戦の女神の様に凛々しく、美しかった。
「あぁ。暫く留守にするからな」
「ありがとうございます。2人が来てくれて僕、嬉しいです」
「喜んでもらえて良かったよ。ところで二人は何をしていたんだ?」
「これですか?僕もよく分からないのですが、キャニス様が僕にって作って来てくれたんです」
ライアンは腕に抱えた、木製の大きな額縁のようなものを掲げて見せた。
「ここの所、部屋に籠って作って居たあれか?」
眼を向けられたキャニスは、シェルビーに頷き返した。
「本当は別の物を考えていたのですが、私が留守にする間の暇つぶしになるかと、急いで用意しました」
「それで、これは何なんだ?」
「紙芝居と言う物です。こちらの包みに入っている物が、其々一つの物語になります」
キャニスは、包みの中から取り出した紙を広げて見せた。
「随分変わった画風だな」
「写実的な絵では、子供には楽しくありませんから。このくらい省略した方が分かり易くて良いのです」
「なるほど・・・」
それにしても、一つの物語で10枚くらいあるぞ。
それを、ひい、ふう、みい・・・五つも?
50枚も絵を画いていたのか。
俺の面会を断るわけだ。
「キャニス様。どうやって使うのですか?」
「この絵の裏には、数字と物語が書かれています。数字が物語の順番になりますので、順番通りに並べてから、この木枠に入れて使うのです」
一度やって見せるというキャニスと交代し、シェルビーはライアンの隣に腰かけた。
立ち上がったキャニスは、絵を差し入れた木枠を抱え、物語を語って行く。
場面ごとに絵を差し替え、進んで行く物語は初めて聞くものだったが、大人になったシェルビーにも十分に楽しめるものだった。
「・・・・そして、シンデレラと王子様は、末永く幸せに暮らしたのでした。おしまい」
「わあ!」
物語を聞き終えたライアンとシェルビーは、感激の拍手をパチパチと打ち鳴らした。
という体を装っているが。
実際は、ラリスとオセニア。そしてキャニスを手に入れようと、帝国の第一皇女が、兵を率いオセニアへ恫喝にやって来る。
気性が荒い事で有名な皇女を相手に、話し合いでの解決は望むべくもなく、戦闘は必至と思われ。ラリスではカラロウカ公爵家が、オセニアではシェルビーを先頭に国とキャニスを皇女から護る為に、戦の準備を着々と進めている。
そしてオセニアとラリスでは、キャニスとシェルビーの悲恋物語が、爆発的に人気となった事も有り、両国では、”これ以上帝国の好きにさせるな!” ”打倒皇女!” との機運が高まっている。
この機運は帝国内にも広がりを見せ、嗜虐趣味を持つ、残酷な皇女は次期皇帝として相応しいと言えるのか。
例え頭が弱くとも、穏やかな第二皇子を皇帝に据えるべきではないのか。
その声は、愛する家族を侵略戦争に駆り出され、皇女に使い捨てにされた、民達の怨嗟の声と共に静かに、だが着実に増え続けている。
しかし、残虐な性格の皇女は、近代稀に見る勢いで他国を侵略し、領土を広げた功労者でもある。多大な武勲を立てた皇女を、性格が悪いから、という理由だけでは次代の女帝の座から、引き摺り下すことは出来ない。
だからこそ、人々は苦難を乗り越えようとするシェルビーとキャニスに、自らの不運を投影し共感した。
何より帝国の民は、戦いに飽いていた。
戦の度に戦力として、愛する人を皇女に奪われる事に。
戦で得た利益が皇家と貴族達、そして皇女に独占され、犠牲に見合わない、雀の涙ほどの報奨金しか与えられない事にもだ。
もしも、シェルビーとキャニスが皇女を下すことが出来たなら。
血生臭いばかりで、不毛な日々も終わりを告げるのではないか。
奪われるだけの暮らしから、帝国民としての恩恵を得られる様になるのではないか。
自分達の未来は帝国ではなく、悲恋と謳われる若い二人にこそ、あるのではないか。
淡い期待に胸を膨らませる人々は、ギャリコ運河の石橋が崩壊し、皇女の兵に多大な犠牲が出た事を知った。
そして彼等は気付く。
皇女の戦力を削り、苦しめる手段が武力だけではない事に。
自身の知らない所で、人々の希望を託されたシェルビーは、団長会議の日から、国境への出発の日の朝まで。
キャニスと話をする処か、愛しい人の顔を見る事さえ叶わず、サイラスも掛ける言葉を見つけられない程の落ち込み振りだった。
シェルビーの焦りと、キャニスの誤解で結ばれた偽装婚約に関する契約など、解除されたところで何ほどの事も無い。
しかしそれは、キャニスが傍に在り続けてくれるなら。という大前提があればの話しだ。
だが契約の末尾には、契約解除後二人が一切の関りを持たない事。
という一文がある。
契約の解除など、微塵も考えていなかったシェルビーは、自分の愚かな選択に、これ程苦しめられる日が来るとは、微塵も思って居なかった。
後にするから後悔だって・・・。
昔の人は巧い事を言うもんだよな。
感心したからって、状況が良くなる訳じゃないけど。こんない事でも考えていないと、本気で頭がおかしくなりそうだ。
キャニスの過去の記憶を知った時。
自分の思いの丈を告げ。
誤解も解けて・・・。
俺の気持ちを受け入れてはくれなくても、理解してくれたのだと思っていた。
違う。
全てを理解した上で、俺は拒絶された。
どんなにみっともなくても良い。
キャニスに縋り、愛を乞う事さえできれば。
でも、それさえも許されないなんて。
大会議の日から今日に至るまで、シェルビーは日に何度もキャニスへ使いを出し、面会を申し込み、自身もキャニスの部屋に足を運んだが、全てベラとパトリックから突っ撥ねられてしまった。
曰く。
従軍中による留守の間の、ライアンの無聊を慰めるための道具の準備と、商会のあれやこれやの手配で、キャニスはとても忙しいのだそうだ。
「キャニス様は大変お疲れです。こんなに遅くにいらっしゃって。キャニス様の睡眠の邪魔をされる御積りでは御座いませんよね?」
パトリックに素気無くされて、シェルビーはすごすごと部屋に帰って行く日が続いていた。
「そう落ち込まないで。キャニス様も今は忙しいかも知れませんが、行軍中に口説けば良いじゃないですか」
「出来ると思うか?」
「思うか、じゃなくてやるんですよ。あんたキャニス様に逃げられてもいいんですか」
「良い訳あるか?!」
「なら頑張って」
他人事だと思って、気楽に言いやがって。
でもサイラスの言う通りだ。
如何にかして、キャニスの心を繫ぎ止めないと。
幸いと言うか、多分俺は嫌われたわけじゃない。
キャニスはこれまで、自分を護る為にそうして来たように、近くなり過ぎた俺との関係を切りたいだけ、なのだと思う。
裏を返せば、それだけ俺はキャニスに近しい存在になれたという事だ。
キャニスにとって、裏切られたくない存在にだ。
ならば俺にもまだ希望はあるはずだ。
俺はもう、キャニス無しの人生なんて考えられない。
頑張れ俺!
男を見せろ!!
出発の朝、己に活を入れ直したシェルビーは、自分とキャニスが城を離れる事に、不安を感じている弟に顔を見せに行くことにした。
心優しく繊細な弟を、少しでも安心させるためだ。
幸いな事に、ナリウスを連れての出発前に、移植の施術はすべて終えることが出来た。
これは、異例の速さではあったが、ライアンとナリウスの魔力がとても良く似て居ていた事に起因するものだ。
心配された施術後の拒絶反応も、一番最初に熱を出したこと以外、頭痛やだるさ以外の身体的な負担も無く、経過は良好だ。
皇女の軍がギャリコ運河で足止めされなければ、日に日に顔色が良くなって行くライアンを見ることは出来なかっただろう。
それを思うと、敵の戦力を削ぎ、弟が回復して行く様子を見る猶予を与えてくれた、石橋の崩壊には感謝しかない。
余りにも都合が良すぎる感はあるが、もし誰かが手を廻したのだとしても、こちらにも利がある以上、その誰かが何者なのかを詮索するべきではないようにも思う。
そんな事を考えながら、立ち寄った弟の部屋には先客があった。
「あッ!シェルビーお兄様も来てくれたんですか?」
ベットの上で嬉しそうに顔を輝かせるライアンの横に腰かけていたのは、キャニスだった。
魔術師の戦闘服に、銀の胸当てを付けた姿のキャニスは、まるで戦の女神の様に凛々しく、美しかった。
「あぁ。暫く留守にするからな」
「ありがとうございます。2人が来てくれて僕、嬉しいです」
「喜んでもらえて良かったよ。ところで二人は何をしていたんだ?」
「これですか?僕もよく分からないのですが、キャニス様が僕にって作って来てくれたんです」
ライアンは腕に抱えた、木製の大きな額縁のようなものを掲げて見せた。
「ここの所、部屋に籠って作って居たあれか?」
眼を向けられたキャニスは、シェルビーに頷き返した。
「本当は別の物を考えていたのですが、私が留守にする間の暇つぶしになるかと、急いで用意しました」
「それで、これは何なんだ?」
「紙芝居と言う物です。こちらの包みに入っている物が、其々一つの物語になります」
キャニスは、包みの中から取り出した紙を広げて見せた。
「随分変わった画風だな」
「写実的な絵では、子供には楽しくありませんから。このくらい省略した方が分かり易くて良いのです」
「なるほど・・・」
それにしても、一つの物語で10枚くらいあるぞ。
それを、ひい、ふう、みい・・・五つも?
50枚も絵を画いていたのか。
俺の面会を断るわけだ。
「キャニス様。どうやって使うのですか?」
「この絵の裏には、数字と物語が書かれています。数字が物語の順番になりますので、順番通りに並べてから、この木枠に入れて使うのです」
一度やって見せるというキャニスと交代し、シェルビーはライアンの隣に腰かけた。
立ち上がったキャニスは、絵を差し入れた木枠を抱え、物語を語って行く。
場面ごとに絵を差し替え、進んで行く物語は初めて聞くものだったが、大人になったシェルビーにも十分に楽しめるものだった。
「・・・・そして、シンデレラと王子様は、末永く幸せに暮らしたのでした。おしまい」
「わあ!」
物語を聞き終えたライアンとシェルビーは、感激の拍手をパチパチと打ち鳴らした。
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