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78話
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一度目の移植の施術を受けたライアンは、翌日、翌々日と熱が出てしまった。
しかし、魔力量の乱れが治まると、すんなりと熱も引き、移植の事実を知る者達は、一様に愁眉を開いた。
これまで長く発熱に苦しめられて来たライアンは、あっさりと熱が引いた事に驚き、これも全てキャニスの魔道具のお陰だ、と義兄となる人へ、キラキラとした尊敬の眼差しを向ける様になった。
キャニスへの信頼を更に深めたライアンは、離れから後宮へ戻ると、毎日キャニスに会えることに歓喜し、実の兄弟の様に懐いたのだった。
話し合いの結果、移植については、ライアン本人は元より、セリーヌとロジャーにも、この事実は隠される事となった。
事実を知る者は最低限に抑えるべきであり、ロジャーは兎も角、とかく感情的に成り易いセリーヌには、知らせるべきではないと、満場一致での決定だった。
そしてライアンには、この事実を悟られぬよう、最新の注意が払われた。
万が一にも施術中に、ライアンが目覚めることが無いよう、施術の日にはナミサ自らが、ライアンに睡眠魔法を掛ける念の入れようだ。
移植の施術は、ナリウスの牢の中で行われた。
キャニスの提案通り、隠し通路を使ったライアンの移動に、今の所気付いて居る者は居ない。
但し、ナリウスは薬で眠らされている間に、自分が何かをされて居る事には、気付いて居る為、毎日牢の中で大騒ぎだったらしい。
牢番は囚人から様々な話を聞かされる。
口の堅さが命の彼等から、情報が洩れる事はないと分かっているが、万が一を考え、彼等には口外禁止の魔法契約を結ばせ、ナリウスを黙らせるためには、王家の秘術が使われた。
キャニスはこの秘術に興味を持ったが、知っても良い事は何も無い、と口を噤むことにしたのだった。
「殿下。お加減は如何ですか?」
「こんにちわ、キャニス様。少しだるくて、この変がもぞもぞした感じがしますけど、前よりもすごく楽です」
ライアンは胸の魔力器官がある辺りを撫でて見せ、キャニスはその様子に眼を細めた。
「それはきっと魔力が安定して来ている証拠でしょう。ですが気になるようなら、ナミサ殿にご相談して下さいね」
「はい!」
キャニスは、元気の良い返事をするライアンの頭を撫で、ベット脇の椅子に腰かけた。
「キャニス様、またお話を聞かせてくれませんか?
「殿下は、どんな話しがお好きですか?」
「キャニス様のお話は、どれも楽しいので全部好きです」
こんなにニコニコされて・・・。
ハードルが上がっちゃったな。
やっぱり男の子は、冒険物?
ドラゴン退治の話しが良いかな?
でも・・・。
あんまり興奮するのは良くないよね?
丁度いい塩梅の話しって何だろう。
うん。ちょっと記憶があやふやだけど、こっちの物語じゃなければ、多少違っても問題ないかな。
キャニスが朧気な記憶を頼りに、むか~し昔ある所に・・・で始まる昔話を、語ってやると、ライアンはそれを殊の外喜び、強請られるままに、二つ三つと語って行った。
「・・・・そして二人は、幸せに暮らしたのでした」
「わぁ!」
パチパチと手を叩くライアンに、キャニスは少し気恥ずかしくなった。
うろ覚えの適当な話だったのに、こんなに喜んでくれるなんて。
なんか。申し訳なくなっちゃうな。
これまで思い通りにならない事ばかりだっただろうに、こんなに素直に育たれたのは、王家の方達の深い愛情と、殿下ご自身が強い心をお持ちだからだろう。
本当に天使が居るとしたら、ライアン殿下こそが天使なのだと僕は思う。
殿下の心と魂は、本当に純粋で清らかだ。
世の中の全ての穢れから、殿下の清い心と眼を隠す事は出来ないし、成長の為には、そうであってないけないけれど、僕が経験してきたような事だけは、味わってほしくない。
ナリウスの肉体の一部が移植されたからと言って、殿下のお心が穢されるとは思わないが、出来る事なら殿下には、このままスクスクと育って頂きたい。
そう。
殿下は僕とは全然違う。
僕が家族の愛を無条件に信じられたのは、何回目の人生までだったかな。
お母様には、家族を信頼して欲しいと言われたけど・・・。
「キャニス様?」
「え?」
「どうしたんですか?とても難しいお顔をされて居ましたよ?」
「申し訳ありません。あまりにも殿下が喜んでくださったので。次はどうしようかと悩んでしまいました」
「そうなんですか?僕が無理を言ったせいですね。ごめんなさい」
本当になんて優しい子なんだろう。
「いいえ。殿下の所為ではありません。もっと殿下を喜ばせて差し上げたいと、私にも欲が出てしまいました」
「もっとですか?今だってすごく楽しいのに?」
「はい。もっとです。それで、ちょっといい事を思いつきました」
「へぇ~。なんだろう」
ワクワクと瞳を輝かせるライアンの頭を、キャニスは優しく撫でた。
「準備に時間が掛かりますので、直ぐに、とは行きませんが、楽しみにして居て下さい」
「はい。キャニス様が準備してくれるなんて。すごく楽しみです!」
「はい、私も頑張って準備しますね」
キャニスがもう一度頭を撫でると、其れ迄ニコニコとしていたライアンが、何かに気付いたようにハッとして、悲しげな顔で俯いてしまった。
「殿下?どうされました?お加減が悪くなってしまいましたか?」
心配するキャニスに、ライアンはフルフルと首を振った。
「ちがうんです。キャニス様はお仕事もあるし、とっても忙しいですよね?こうやって毎日会いに来て下さるだけでも、大変なのに・・・」
僕の事を心配して下さったのか。
「殿下。御心配には及びません。以前の様に公務や政務がある訳ではありませんし、商会の仕事は時間の融通が利くので、大変な事などありませんよ?」
「でも・・・」
ライアンは、足に掛けられた羽根布団をぎゅっと握り締めている。
「でも?」
「・・・・帝国の皇女が、キャニス様を攫いに来るって。だからシェルビーお兄様は凄く忙しいって・・・」
なんてこと。
誰かが殿下に余計な事を吹き込んだのか。
迂闊だった。
後宮なんて、おしゃべり雀の巣窟なのに。
「そんな与太話、誰に聞いたのですか?」
「あの・・・侍女たちが、僕が寝ていると思ったみたいで・・・。それで、話しているのを聞いたんです」
「・・・そうですか。帝国の皇女が、私に会いに来るのは本当の事ですが。私を攫いに来るわけではありません。ラリスに関係する事で、話し合いにいらっしゃるだけです」
「そうなんですか?」
「ええ。本当です。シェルビー殿下がお忙しいのは事実ですが、貴賓をお迎えするのですから、準備が必要でしょう?」
「あっそっか」
真実ではないが、嘘ではないキャニスの説明に、ライアンは納得したようだ。
何も心配はないと念押しして、その日は王子の寝室を辞したキャニスは、直ぐに王妃への面会を申し込み、その際侍女長の同席を求めた。
回復に向かわれている殿下を、御守りするべき侍女が、逆に不安にさせるなんて。
侍女長は、どういう教育をしているんだ!
その日、キャニスと王妃から叱責を受けた侍女長は、減俸処分を言い渡され。
おしゃべり雀の侍女達は、無期限の洗濯場勤務を命じられた。
普段の穏やかな印象のキャニスからは、想像も出来ない凍てついた視線を向けられた彼女達は、ガタガタと体を震わせ、言い渡された処分に、不服を申し立てる事も出来なかった。
そして、翌日からライアンの身の回りの世話は、離れにいる時から王子の世話をしていた侍女と、キャニスの使用人が行う事になった。
キャニスのライアンに対する過保護さ加減に、シェルビーは呆れたが。
流石は "あの" トバイアスの弟だと、妙に納得してしまったのだった。
しかし、魔力量の乱れが治まると、すんなりと熱も引き、移植の事実を知る者達は、一様に愁眉を開いた。
これまで長く発熱に苦しめられて来たライアンは、あっさりと熱が引いた事に驚き、これも全てキャニスの魔道具のお陰だ、と義兄となる人へ、キラキラとした尊敬の眼差しを向ける様になった。
キャニスへの信頼を更に深めたライアンは、離れから後宮へ戻ると、毎日キャニスに会えることに歓喜し、実の兄弟の様に懐いたのだった。
話し合いの結果、移植については、ライアン本人は元より、セリーヌとロジャーにも、この事実は隠される事となった。
事実を知る者は最低限に抑えるべきであり、ロジャーは兎も角、とかく感情的に成り易いセリーヌには、知らせるべきではないと、満場一致での決定だった。
そしてライアンには、この事実を悟られぬよう、最新の注意が払われた。
万が一にも施術中に、ライアンが目覚めることが無いよう、施術の日にはナミサ自らが、ライアンに睡眠魔法を掛ける念の入れようだ。
移植の施術は、ナリウスの牢の中で行われた。
キャニスの提案通り、隠し通路を使ったライアンの移動に、今の所気付いて居る者は居ない。
但し、ナリウスは薬で眠らされている間に、自分が何かをされて居る事には、気付いて居る為、毎日牢の中で大騒ぎだったらしい。
牢番は囚人から様々な話を聞かされる。
口の堅さが命の彼等から、情報が洩れる事はないと分かっているが、万が一を考え、彼等には口外禁止の魔法契約を結ばせ、ナリウスを黙らせるためには、王家の秘術が使われた。
キャニスはこの秘術に興味を持ったが、知っても良い事は何も無い、と口を噤むことにしたのだった。
「殿下。お加減は如何ですか?」
「こんにちわ、キャニス様。少しだるくて、この変がもぞもぞした感じがしますけど、前よりもすごく楽です」
ライアンは胸の魔力器官がある辺りを撫でて見せ、キャニスはその様子に眼を細めた。
「それはきっと魔力が安定して来ている証拠でしょう。ですが気になるようなら、ナミサ殿にご相談して下さいね」
「はい!」
キャニスは、元気の良い返事をするライアンの頭を撫で、ベット脇の椅子に腰かけた。
「キャニス様、またお話を聞かせてくれませんか?
「殿下は、どんな話しがお好きですか?」
「キャニス様のお話は、どれも楽しいので全部好きです」
こんなにニコニコされて・・・。
ハードルが上がっちゃったな。
やっぱり男の子は、冒険物?
ドラゴン退治の話しが良いかな?
でも・・・。
あんまり興奮するのは良くないよね?
丁度いい塩梅の話しって何だろう。
うん。ちょっと記憶があやふやだけど、こっちの物語じゃなければ、多少違っても問題ないかな。
キャニスが朧気な記憶を頼りに、むか~し昔ある所に・・・で始まる昔話を、語ってやると、ライアンはそれを殊の外喜び、強請られるままに、二つ三つと語って行った。
「・・・・そして二人は、幸せに暮らしたのでした」
「わぁ!」
パチパチと手を叩くライアンに、キャニスは少し気恥ずかしくなった。
うろ覚えの適当な話だったのに、こんなに喜んでくれるなんて。
なんか。申し訳なくなっちゃうな。
これまで思い通りにならない事ばかりだっただろうに、こんなに素直に育たれたのは、王家の方達の深い愛情と、殿下ご自身が強い心をお持ちだからだろう。
本当に天使が居るとしたら、ライアン殿下こそが天使なのだと僕は思う。
殿下の心と魂は、本当に純粋で清らかだ。
世の中の全ての穢れから、殿下の清い心と眼を隠す事は出来ないし、成長の為には、そうであってないけないけれど、僕が経験してきたような事だけは、味わってほしくない。
ナリウスの肉体の一部が移植されたからと言って、殿下のお心が穢されるとは思わないが、出来る事なら殿下には、このままスクスクと育って頂きたい。
そう。
殿下は僕とは全然違う。
僕が家族の愛を無条件に信じられたのは、何回目の人生までだったかな。
お母様には、家族を信頼して欲しいと言われたけど・・・。
「キャニス様?」
「え?」
「どうしたんですか?とても難しいお顔をされて居ましたよ?」
「申し訳ありません。あまりにも殿下が喜んでくださったので。次はどうしようかと悩んでしまいました」
「そうなんですか?僕が無理を言ったせいですね。ごめんなさい」
本当になんて優しい子なんだろう。
「いいえ。殿下の所為ではありません。もっと殿下を喜ばせて差し上げたいと、私にも欲が出てしまいました」
「もっとですか?今だってすごく楽しいのに?」
「はい。もっとです。それで、ちょっといい事を思いつきました」
「へぇ~。なんだろう」
ワクワクと瞳を輝かせるライアンの頭を、キャニスは優しく撫でた。
「準備に時間が掛かりますので、直ぐに、とは行きませんが、楽しみにして居て下さい」
「はい。キャニス様が準備してくれるなんて。すごく楽しみです!」
「はい、私も頑張って準備しますね」
キャニスがもう一度頭を撫でると、其れ迄ニコニコとしていたライアンが、何かに気付いたようにハッとして、悲しげな顔で俯いてしまった。
「殿下?どうされました?お加減が悪くなってしまいましたか?」
心配するキャニスに、ライアンはフルフルと首を振った。
「ちがうんです。キャニス様はお仕事もあるし、とっても忙しいですよね?こうやって毎日会いに来て下さるだけでも、大変なのに・・・」
僕の事を心配して下さったのか。
「殿下。御心配には及びません。以前の様に公務や政務がある訳ではありませんし、商会の仕事は時間の融通が利くので、大変な事などありませんよ?」
「でも・・・」
ライアンは、足に掛けられた羽根布団をぎゅっと握り締めている。
「でも?」
「・・・・帝国の皇女が、キャニス様を攫いに来るって。だからシェルビーお兄様は凄く忙しいって・・・」
なんてこと。
誰かが殿下に余計な事を吹き込んだのか。
迂闊だった。
後宮なんて、おしゃべり雀の巣窟なのに。
「そんな与太話、誰に聞いたのですか?」
「あの・・・侍女たちが、僕が寝ていると思ったみたいで・・・。それで、話しているのを聞いたんです」
「・・・そうですか。帝国の皇女が、私に会いに来るのは本当の事ですが。私を攫いに来るわけではありません。ラリスに関係する事で、話し合いにいらっしゃるだけです」
「そうなんですか?」
「ええ。本当です。シェルビー殿下がお忙しいのは事実ですが、貴賓をお迎えするのですから、準備が必要でしょう?」
「あっそっか」
真実ではないが、嘘ではないキャニスの説明に、ライアンは納得したようだ。
何も心配はないと念押しして、その日は王子の寝室を辞したキャニスは、直ぐに王妃への面会を申し込み、その際侍女長の同席を求めた。
回復に向かわれている殿下を、御守りするべき侍女が、逆に不安にさせるなんて。
侍女長は、どういう教育をしているんだ!
その日、キャニスと王妃から叱責を受けた侍女長は、減俸処分を言い渡され。
おしゃべり雀の侍女達は、無期限の洗濯場勤務を命じられた。
普段の穏やかな印象のキャニスからは、想像も出来ない凍てついた視線を向けられた彼女達は、ガタガタと体を震わせ、言い渡された処分に、不服を申し立てる事も出来なかった。
そして、翌日からライアンの身の回りの世話は、離れにいる時から王子の世話をしていた侍女と、キャニスの使用人が行う事になった。
キャニスのライアンに対する過保護さ加減に、シェルビーは呆れたが。
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