63 / 113
63話
しおりを挟む
魔法で創り出した氷を、ハンカチで包んで顔に押し当てるキャニスを、申し訳なさで盗み見ているシェルビーだった。
「ごめんな。その・・・・加減が分からなくて」
あんなに上手いのに?
この人の、あっちのスペックってどうなってるの?
「・・・・慣れていないのはお互い様ですので、謝らなくて結構です」
「ううう。本当にすまん」
「そろそろ戻りましょう」
「あ、はい」
ハンカチを顔に押し当てたまま、立ち上がろうとするキャニスに、シェルビーは手を差し出した。
エスコートの基本動作なのだが、キャニスはその手をまじまじと見つめているだけで、手を預ける様子がない。
「俺の手を取るのは嫌?まだ怒ってる?」
「いえ・・・じろじろ見てしまってすみません。少し考え事を」
「・・・怒ってないならいい」
やっと自分の手を取ってくれた事にホッとしたシェルビーは、絡ませたキャニスの腕を逃がさない!と言う意思を込め、脇でがっちり固めたのだが。
「歩き辛いですよ」
相変わらずの、塩対応だな。
「ん~~。じゃあ、これならいい?」
絡めた腕を解放したシェルビーは、今度はキャニスの腰に腕を廻し引き寄せた。
「殿下、この距離は如何なものでしょうか?」
「でも、風も冷たくなって来たし、この方があったかい」
「私は温石でも、カイロでもありません」
「こんな魅力的な温石なんて、無いからな」
ニコニコと嬉しそうなシェルビーに、キャニスは諦めの溜息を吐いた。
キスだけで、ここまで距離を縮められるとは思わなかった。
今まで、殿下みたいに僕を構いたがる人なんて、お兄様以外にいなかったから、調子が狂っちゃうな。これ以上グイグイ来られても困るし。
それにしても、殿下は忙しい筈なのに、こんなにのんびりしてて良いの?
もう少し忙しくなったら、僕の事を放って置いてくれるだろうか。
・・・・。
仕方ない。本当は、ギリギリまで教えない積りだったけど。
殿下には、少し忙しくしてもらおうかな。
前もって準備できるのだから、意地悪ではないよね?
「殿下にお話ししたい事が有るのですが」
「どうした、急に改まって」
「近々帝国の使者が、ラリスとオセニアに来ます」
「まあ。向こうも黙ってるはずが無いからな」
「使者と言いましたが、実質は兵を率いた恫喝です。動員されるのは、第一皇女直轄の軍になります。そしてオセニアには、第一皇女自らがやって来る筈です」
「え?」
「信じられませんか?」
「いや。軍が動くのは想定内だが、皇女が来るとか、なんで知ってるんだ?」
驚きで目を丸くするシェルビーから、キャニスはスッと視線を逸らした。
「私の知人で耳の早い者がおります。それに、私がそう仕向けましたから」
「仕向けたって‥‥どうやって」
「内緒です」
「・・・・それが、さっき言っていた悪い事か?」
「その一部です」
「ふ~ん。俺はこの後、どう動けばいい?」
「はい?」
シェルビーの言葉に、今度はキャニスが驚く番だった。
「なんで驚くんだ?」
「普通は疑ったり、理由を聞くものでしょう?」
「他の奴が相手ならそうかもしれない。でも俺は、キャニスを信じると言ったろ?」
「私の言う事を鵜吞みにすると?」
「鵜呑みとは違うと思うが。俺はキャニスを信じる。それで良いじゃないか」
「・・・・変な人」
「ハハッ!誉め言葉として受け取っておくよ。それで?俺はどうすればいい?」
キャニスは自分を信じると言った王太子の真意を図る様に、しばらく見つめていたが、ホウッと息を吐き、前に向き直った。
「先ずは、キャピレット卿を呼び戻さないと」
「それはそうだな」
「キャピレット卿に早駆を出して下さい。その際私から、父とカリスト殿下への手紙も預けたいのです」
「カリストに手紙を出すのか?」
「いけませんか?」
「いけなくはないが・・・・」
面白くはないぞ。
「父とカリスト殿下には、帝国と交渉するための材料を、先に渡してあります。今回はその追加の提案です」
「なるほど」
そういう事なら目を瞑ろう。
「カリスト殿下が私の提案を呑んだ場合、キャピレット卿の帰国は少し遅れると思いますが、大丈夫ですか?」
「多少なら問題ない。他にやる事は?」
「私と連名で、3通ほど手紙を出して下さい。こちらも早駆でお願いします」
「相手は?」
キャニスが口にした名前に、シェルビーはさらに驚いた。
「それ、帝国の三大侯爵の1人と、中央での影響力が大きい伯爵じゃないか」
「彼等には、ちょっとした貸しが有るので、力になってくれています。今回は正式な文書で、助力を頼んだ証拠が必要になるので、殿下のお力添えをお願いしたいのです」
「ちょっとしたって・・・・」
顔繫ぎだって簡単じゃないのに。
貸しってなんだよ。
・・・・キャニスは天使で、妖精だから。
そういう事が有ってもおかしくないのか?
「分かった。手紙は俺が書いた方が良いか?」
「いえ。私が書きますので、殿下はサインだけで結構です」
「そうか」
キャニスが何をする気なのか、この様子だと教えてくれそうにないが、手紙を読めば、キャニスが考えている事も分かるかも知れないな。
「サイラスが遅れる理由を、聞いても良いか?」
「・・・キャピレット卿には、ナリウス殿下を連れて来て貰いたいのです」
「ナリウスだと?!なんで今更?!」
「殿下。手を放して下さい、肩が痛いです」
「あ・・・すまん」
ラリスの元王太子の名を聞いたシェルビーは、カッとなり思わず掴んでしまった、キャニスの肩から手を放した。
「ナリウス殿下は、交渉材料の一つです。カリスト殿下が、こちらへの引き渡しを拒んだとしても、結果的には同じ事になると思います。ですが、彼には他にも使い道も有りそうなので、出来ればこちらに連れて来て貰いたいと思っています」
「使い道があるのか?あのクズに?」
「彼は問題の多い人ですが、一度くらい、人の役に立っても良いと思いませんか?」
「本当に、役に立つならな」
「私もそう願っています」
キャニスも確信がある訳じゃないのか。
そうだよな、キャニスは天才かも知れないが、神の目を持ってる訳じゃないもんな。
・・・・・・
ドルグ帝国皇宮内の温室で、皇帝は目元を綻ばせ。極彩色の羽をもつ、大型の鳥に餌をやって居た。
「陛下。第一皇女がお見えです」
「分かった、通せ」
問題の多い皇女との面会に、皇帝は溜息を吐くと、人の良さそうな笑みを消し、公人としての仮面を被った。
「父上、参じました」
「うむ。手短に話そう。其方ラリスとオセニアを、楽に手に入れられそうだ、と言っていたな?」
「はい。申し上げました」
「最近巷に流れている噂は、承知しているか?」
「噂は所詮噂です。気に留める必要はないかと」
傲慢だな。
噂一つで息の根を止められる貴族が、どれほど居るか。
それが我が身に降り掛かるとは、思っていないのだろう。
「左様か。だがな貴族達から、其方の資質に対する疑問の声が上がっている」
「言いたい奴には、言わせておけば宜しいでしょう?」
「ふむ。それも実力があっての事だ。其方は普段の行いの所為で評判が悪い。私もこれ以上は庇えん」
皇帝は、皇女の後ろに控えた青年の首に繋がれた鎖と、それを握る皇女の手を、うんざりしながら見比べた。
それに対し皇女は、父親相手に小馬鹿にしたように鼻を鳴らして見せたのだった。
この子はもう駄目だ。
過剰な自信は身を亡ぼす。
上には上が居る事を、この子は知るだろう。
「其方には2か月やろう。本格的な冬が来る前に、ラリスとオセニアを手に入れられなければ、其方の継承権は剝奪する」
「たった2か月?」
「何がたっただ?お前がラリスを手に入れるから、金と人を貸せと言って来てから5年だ。5年も掛けてなんの進展もない事を、どう説明する気だ?猶予は十分にやった。2か月で成果を出せなければ、其方は廃嫡だ」
皇女の眼は怒りに燃え、屈辱でわなわなと震え出したが、皇帝である父に当たる事も出来ず。手にした鎖を強く引く事で、心を落ち着かせたのだ。
鎖の先の青年が地面に膝を付き、襟足から血を流していたが、皇女は全く気に留める様子もない。
「話は終わった。下がりなさい」
「はい。御前を失礼いたします」
じゃらじゃらと鎖を鳴らし、足音も荒く去って行く皇女に、皇帝は溜息を吐き、足先を突っついて、餌を強請る鳥たちに眼を戻した。
人を人として見られぬ者に、帝位は譲れん。もし皇女が成果を上げたとしても、廃嫡は決まりだ。
「ごめんな。その・・・・加減が分からなくて」
あんなに上手いのに?
この人の、あっちのスペックってどうなってるの?
「・・・・慣れていないのはお互い様ですので、謝らなくて結構です」
「ううう。本当にすまん」
「そろそろ戻りましょう」
「あ、はい」
ハンカチを顔に押し当てたまま、立ち上がろうとするキャニスに、シェルビーは手を差し出した。
エスコートの基本動作なのだが、キャニスはその手をまじまじと見つめているだけで、手を預ける様子がない。
「俺の手を取るのは嫌?まだ怒ってる?」
「いえ・・・じろじろ見てしまってすみません。少し考え事を」
「・・・怒ってないならいい」
やっと自分の手を取ってくれた事にホッとしたシェルビーは、絡ませたキャニスの腕を逃がさない!と言う意思を込め、脇でがっちり固めたのだが。
「歩き辛いですよ」
相変わらずの、塩対応だな。
「ん~~。じゃあ、これならいい?」
絡めた腕を解放したシェルビーは、今度はキャニスの腰に腕を廻し引き寄せた。
「殿下、この距離は如何なものでしょうか?」
「でも、風も冷たくなって来たし、この方があったかい」
「私は温石でも、カイロでもありません」
「こんな魅力的な温石なんて、無いからな」
ニコニコと嬉しそうなシェルビーに、キャニスは諦めの溜息を吐いた。
キスだけで、ここまで距離を縮められるとは思わなかった。
今まで、殿下みたいに僕を構いたがる人なんて、お兄様以外にいなかったから、調子が狂っちゃうな。これ以上グイグイ来られても困るし。
それにしても、殿下は忙しい筈なのに、こんなにのんびりしてて良いの?
もう少し忙しくなったら、僕の事を放って置いてくれるだろうか。
・・・・。
仕方ない。本当は、ギリギリまで教えない積りだったけど。
殿下には、少し忙しくしてもらおうかな。
前もって準備できるのだから、意地悪ではないよね?
「殿下にお話ししたい事が有るのですが」
「どうした、急に改まって」
「近々帝国の使者が、ラリスとオセニアに来ます」
「まあ。向こうも黙ってるはずが無いからな」
「使者と言いましたが、実質は兵を率いた恫喝です。動員されるのは、第一皇女直轄の軍になります。そしてオセニアには、第一皇女自らがやって来る筈です」
「え?」
「信じられませんか?」
「いや。軍が動くのは想定内だが、皇女が来るとか、なんで知ってるんだ?」
驚きで目を丸くするシェルビーから、キャニスはスッと視線を逸らした。
「私の知人で耳の早い者がおります。それに、私がそう仕向けましたから」
「仕向けたって‥‥どうやって」
「内緒です」
「・・・・それが、さっき言っていた悪い事か?」
「その一部です」
「ふ~ん。俺はこの後、どう動けばいい?」
「はい?」
シェルビーの言葉に、今度はキャニスが驚く番だった。
「なんで驚くんだ?」
「普通は疑ったり、理由を聞くものでしょう?」
「他の奴が相手ならそうかもしれない。でも俺は、キャニスを信じると言ったろ?」
「私の言う事を鵜吞みにすると?」
「鵜呑みとは違うと思うが。俺はキャニスを信じる。それで良いじゃないか」
「・・・・変な人」
「ハハッ!誉め言葉として受け取っておくよ。それで?俺はどうすればいい?」
キャニスは自分を信じると言った王太子の真意を図る様に、しばらく見つめていたが、ホウッと息を吐き、前に向き直った。
「先ずは、キャピレット卿を呼び戻さないと」
「それはそうだな」
「キャピレット卿に早駆を出して下さい。その際私から、父とカリスト殿下への手紙も預けたいのです」
「カリストに手紙を出すのか?」
「いけませんか?」
「いけなくはないが・・・・」
面白くはないぞ。
「父とカリスト殿下には、帝国と交渉するための材料を、先に渡してあります。今回はその追加の提案です」
「なるほど」
そういう事なら目を瞑ろう。
「カリスト殿下が私の提案を呑んだ場合、キャピレット卿の帰国は少し遅れると思いますが、大丈夫ですか?」
「多少なら問題ない。他にやる事は?」
「私と連名で、3通ほど手紙を出して下さい。こちらも早駆でお願いします」
「相手は?」
キャニスが口にした名前に、シェルビーはさらに驚いた。
「それ、帝国の三大侯爵の1人と、中央での影響力が大きい伯爵じゃないか」
「彼等には、ちょっとした貸しが有るので、力になってくれています。今回は正式な文書で、助力を頼んだ証拠が必要になるので、殿下のお力添えをお願いしたいのです」
「ちょっとしたって・・・・」
顔繫ぎだって簡単じゃないのに。
貸しってなんだよ。
・・・・キャニスは天使で、妖精だから。
そういう事が有ってもおかしくないのか?
「分かった。手紙は俺が書いた方が良いか?」
「いえ。私が書きますので、殿下はサインだけで結構です」
「そうか」
キャニスが何をする気なのか、この様子だと教えてくれそうにないが、手紙を読めば、キャニスが考えている事も分かるかも知れないな。
「サイラスが遅れる理由を、聞いても良いか?」
「・・・キャピレット卿には、ナリウス殿下を連れて来て貰いたいのです」
「ナリウスだと?!なんで今更?!」
「殿下。手を放して下さい、肩が痛いです」
「あ・・・すまん」
ラリスの元王太子の名を聞いたシェルビーは、カッとなり思わず掴んでしまった、キャニスの肩から手を放した。
「ナリウス殿下は、交渉材料の一つです。カリスト殿下が、こちらへの引き渡しを拒んだとしても、結果的には同じ事になると思います。ですが、彼には他にも使い道も有りそうなので、出来ればこちらに連れて来て貰いたいと思っています」
「使い道があるのか?あのクズに?」
「彼は問題の多い人ですが、一度くらい、人の役に立っても良いと思いませんか?」
「本当に、役に立つならな」
「私もそう願っています」
キャニスも確信がある訳じゃないのか。
そうだよな、キャニスは天才かも知れないが、神の目を持ってる訳じゃないもんな。
・・・・・・
ドルグ帝国皇宮内の温室で、皇帝は目元を綻ばせ。極彩色の羽をもつ、大型の鳥に餌をやって居た。
「陛下。第一皇女がお見えです」
「分かった、通せ」
問題の多い皇女との面会に、皇帝は溜息を吐くと、人の良さそうな笑みを消し、公人としての仮面を被った。
「父上、参じました」
「うむ。手短に話そう。其方ラリスとオセニアを、楽に手に入れられそうだ、と言っていたな?」
「はい。申し上げました」
「最近巷に流れている噂は、承知しているか?」
「噂は所詮噂です。気に留める必要はないかと」
傲慢だな。
噂一つで息の根を止められる貴族が、どれほど居るか。
それが我が身に降り掛かるとは、思っていないのだろう。
「左様か。だがな貴族達から、其方の資質に対する疑問の声が上がっている」
「言いたい奴には、言わせておけば宜しいでしょう?」
「ふむ。それも実力があっての事だ。其方は普段の行いの所為で評判が悪い。私もこれ以上は庇えん」
皇帝は、皇女の後ろに控えた青年の首に繋がれた鎖と、それを握る皇女の手を、うんざりしながら見比べた。
それに対し皇女は、父親相手に小馬鹿にしたように鼻を鳴らして見せたのだった。
この子はもう駄目だ。
過剰な自信は身を亡ぼす。
上には上が居る事を、この子は知るだろう。
「其方には2か月やろう。本格的な冬が来る前に、ラリスとオセニアを手に入れられなければ、其方の継承権は剝奪する」
「たった2か月?」
「何がたっただ?お前がラリスを手に入れるから、金と人を貸せと言って来てから5年だ。5年も掛けてなんの進展もない事を、どう説明する気だ?猶予は十分にやった。2か月で成果を出せなければ、其方は廃嫡だ」
皇女の眼は怒りに燃え、屈辱でわなわなと震え出したが、皇帝である父に当たる事も出来ず。手にした鎖を強く引く事で、心を落ち着かせたのだ。
鎖の先の青年が地面に膝を付き、襟足から血を流していたが、皇女は全く気に留める様子もない。
「話は終わった。下がりなさい」
「はい。御前を失礼いたします」
じゃらじゃらと鎖を鳴らし、足音も荒く去って行く皇女に、皇帝は溜息を吐き、足先を突っついて、餌を強請る鳥たちに眼を戻した。
人を人として見られぬ者に、帝位は譲れん。もし皇女が成果を上げたとしても、廃嫡は決まりだ。
63
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説

嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています

あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
華抹茶
BL
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる