18 / 113
18話
しおりを挟む
5年ぶりに再会したカリストは、自堕落な暮らしをして来たナリウスとは違い、溌溂と健康そうな雰囲気を持ち、精悍さと誠実さを併せ持った青年に成長していた。
もしこの王家の決定が、5年早かったら、公爵が王家に破婚を願い出た時だったなら、キャニスも、仕方がないと諦め、受け入れたかもしれない。
全てが遅すぎる。
今のキャニスは、前世も合わせ40年近くぶりに、自由の気楽さを思い出してしまった。
落ちぶれた王家の為に、これ以上自分の時間を奪われるのは御免だ。
もう、元に戻る事など出来ない。
それに、どんなに性格が違っても、カリストとナリウスは双子で、同じ顔をしている。
寝る間も惜しんで努力しても、可愛げが無い、小賢しい。と罵られ続けた記憶は消す事はできない。
前世では、石を投げられ、生きたまま炎に焼かれ苦しむキャニスを、愛人と二人で笑いながら見ていたナリウスと同じ顔。
そのカリストの伴侶となり、ともに人生を築いていく事など、想像すらできない。
いや、したくない。
ナリウスとの婚約は、親が勝手に決めてしまったから、仕方がないと諦めた。
でもカリスト殿下は違う。
今の僕は断る事が出来る。
愛されたいなんて、望みはしないけど。
これ以上、誰かに利用されるのは御免だ。
「殿下・・・貴方の義務に、僕は付き合ったりしない」
城下町の灯りを映す窓ガラスに、そっと頬を寄せたキャニスは、誰にともなく小さく呟いた。
******
「こんな朝早くに押しかけたら、キャニス様も迷惑だと思いますよ?」
「散歩をしろと言ったのは俺だからな。責任は果たすべきだろう?」
「まったく、物は言いようですな」
キャニスへの求婚に向け、準備を進めているシェルビーは、忙しい執務の合間を抜い、足繁くキャニスの元へ通い詰め、時折二人で外出もしている。
キャニスの認識が、友人の誘いに乗っているだけ。だとしても、シェルビーにとっては、貴重なデートだ。
しかし今日は、国の大貴族達との会議が有り、その会議の内容次第では、明日も愛しいキャニスの顔を、見られないかも知れない。
会議の議題は、王太子の婚姻について。
この正念場を乗り切れば、晴れてシェルビーはキャニスへ、大手を振って求婚することが出来る。
本人が了承するかどうかは、また別の話だが、大貴族達の承認があれば、今後のアプローチが断然やり易くなるのだ。
シェルビーは、会議での大貴族の反応は、あまり心配していなかった。
なんといってもキャニスは、ラリス王国一の力と財力を持つ、カラロウカ公爵家の令息であり、その美貌と才能も折り紙つき。反対する者が居るとしたら、自分の子供を王太子妃にしようと目論んでいる輩だけだろう。
その貴族らは、何かとキャニスとカラロウカ公爵に、難癖をつけて来ることは目に見えている。
しかし、シェルビーは、そんな貴族達を黙らせるだけの材料を揃えてあるし、なんだったら、ごちゃごちゃ煩い奴らを、排除出来るだけの情報も握っている。
失敗などするはずがない。
そのために今日まで、準備を続けて来たのだからな。
そんな自信に溢れるシェルビーは、面倒な会議の前に、一目愛しい人の顔が見たいと、早朝であるにも関わらず、面倒臭がる、サイラスの尻を叩き、ついでに馬の尻も叩きつつ、キャニスの家へと急いだのだ。
「馬車回しに馬がいる。来客か?珍しいな」」
シェルビーが言う通り。
キャニスがこの国に来てから、自分達以外の人間が、キャニスを訪れたのはたった一度。
オセニアにある商会の人間が、この国でのキャニスの魔道具の独占販売権が欲しい、と願い出た時だけだ。
それも、キャニスへの目通りは叶わず、魔道具の生産と流通については、キャニスの経営する商会の責任者と相談しするべし。
療養を兼ね、この国に滞在している坊ちゃんを煩わせるなど、言語道断。とけんもほろろに追い返されていた。
何故シェルビーが、そんなことまで知っているのか。
それはキャニスが、この国を訪れた時から、《隣国の最重要人物の警護》とう言う名目で、キャニスには悟られないよう、王太子付きの騎士が、この屋敷に張り付いて居るからだ。
「ほんと、バレたら、気持ち悪がられるとか思わないんですか?」
「うるさいな。キャニスの安全より大事なものはない」
「何言ってんです。一番危険なのは殿下でしょうに。それに、公爵家の護衛がいるじゃないですか」
「うッ!うるさい!!そっそれより何故、報告がなかった?」
「あれは、公爵家の騎士で公爵からの手紙を持参したらしいです。殿下のご命令は、怪しい人物が接触しようとしたら、報告しろってことでしたよね?公爵家の騎士は怪しくないでしょう?」
「そうだが・・」
「今からそんなふうに束縛しようとしたら、本気で嫌われますよ?少しは自重した方がいいですよ?」
そうは言われてもな・・・。
一目惚れだった。
子供の頃、ラリスの王宮に父と訪れた時、庭園で迷子になったシェルビーは、巣から落ちた雛を抱いたキャニスと、偶然出逢った。
途方に暮れたように、巣がある木を見上るキャニス。それを見たシェルビーは、隣国には本当に妖精がいるのだと思った。
声をかけたら、逃げてしまうかもしれない。
そう思い声を掛けられずにいると、シェルビーに気付いたキャニスの方から、声を掛けてくれた。
「すみません。オセニアのシェルビー殿下ですか?ボクはカラロウカ家のキャニスと言います」
「そうだけど、どうしたの?」
「ひなが巣から落ちてしまったんです。でもボクは木登りが得意じゃなくて」
「あぁ・・・」
確かに小柄だったキャニスが、あの太い木に登るのは無理だったと思う。
その時のシェルビーは、そんなことより妖精が話しかけてくれたこと。
妖精だと思った綺麗な子供が、人間だったことの方に驚いていた。
「じゃあ。ぼくがひなを返してあげるよ」
木登りが得意だったシェルビーは、キャニスから受け取った雛をポケットに入れ、スルスルと木に登り、中程にあった巣に雛を返してやった。
そしてそのまま木から飛び降りたシェルビーに、キャニスは驚いて目を丸くしていた。
そして「ありがとうございました」と丁寧に頭を下げ、にっこりと微笑んでくれたのだ。
あの笑顔は今でも忘れられない,人生で一番の宝物だ。
もっと話がしたかったが、すぐにキャニスを探していた、兄のトバイアスと、シェルビーを探していた侍女に、それぞれ違う場所に連れて行かれてしまった。
王同士の会談が終わった父に、その一件を話し「ボクは、あの子をお嫁さんにしたいです」と話すと、父は困った顔で「そうなるといいな」と頭を撫でてくれた。
今思えば、あの頃すでに、キャニスとナリウスの縁談が持ち上がっていたのだろう。
だからこそ父は、あんなに困った顔をしていたのだと思う。
その後、隣国を訪れる機会は無かったが、シェルビーはすっかり初恋を拗らせていた。
ナリウスとの婚約を知ったシェルビーは、悲嘆に暮れたが、キャニスへの想いは募る一方だった。
友好の証として、ラリスの学院に留学が決まった時は、キャニスとの再開を夢見て、初登校前夜は興奮して、眠れなかったのを覚えている。
そして学院でキャニスを見つけた時、彼の周囲だけ明るく輝いて見えたのだ。
「お兄様。運命の相手に出会うと、教会の鐘の音が聞こえ、あたりに花が舞って見えるそうですわよ?」
と妹がませた口調で、話していたのを思い出した。
その時は、何を馬鹿なことを言って居るのか、恋愛小説の読みすぎだ。
そう言って妹を揶揄ったものだ。
しかし妹の言ったことは本当だった。
キャニスを見つけた瞬間から、頭の中には鐘の音が鳴り響き、花びらが舞う花畑に、二人きりで居る幻が見えた。
キャニスに見惚れるシェルビーに、世話係として着いてくれていた学生は、訳知り顔であれは王太子の婚約者だ、と教えてくれた。
「王太子殿下の婚約者だなんてね。あんなに綺麗で頭もいい子なのに。可哀想だよね」
とため息を吐く学生の声に、我に返ったシェルビーは、王太子の婚約者が可哀想と言う、言葉の方が気になった。
首を傾げるシェルビーに学生は、すぐに分かると、苦笑いを浮かべていた。
「同じ王太子と言っても、君は真面そうだ。僕はオセニアが羨ましいよ」
そう吐き捨てた、学生の言葉の意味をシェルビーが知るまで、そう長くはかからなかった。
もしこの王家の決定が、5年早かったら、公爵が王家に破婚を願い出た時だったなら、キャニスも、仕方がないと諦め、受け入れたかもしれない。
全てが遅すぎる。
今のキャニスは、前世も合わせ40年近くぶりに、自由の気楽さを思い出してしまった。
落ちぶれた王家の為に、これ以上自分の時間を奪われるのは御免だ。
もう、元に戻る事など出来ない。
それに、どんなに性格が違っても、カリストとナリウスは双子で、同じ顔をしている。
寝る間も惜しんで努力しても、可愛げが無い、小賢しい。と罵られ続けた記憶は消す事はできない。
前世では、石を投げられ、生きたまま炎に焼かれ苦しむキャニスを、愛人と二人で笑いながら見ていたナリウスと同じ顔。
そのカリストの伴侶となり、ともに人生を築いていく事など、想像すらできない。
いや、したくない。
ナリウスとの婚約は、親が勝手に決めてしまったから、仕方がないと諦めた。
でもカリスト殿下は違う。
今の僕は断る事が出来る。
愛されたいなんて、望みはしないけど。
これ以上、誰かに利用されるのは御免だ。
「殿下・・・貴方の義務に、僕は付き合ったりしない」
城下町の灯りを映す窓ガラスに、そっと頬を寄せたキャニスは、誰にともなく小さく呟いた。
******
「こんな朝早くに押しかけたら、キャニス様も迷惑だと思いますよ?」
「散歩をしろと言ったのは俺だからな。責任は果たすべきだろう?」
「まったく、物は言いようですな」
キャニスへの求婚に向け、準備を進めているシェルビーは、忙しい執務の合間を抜い、足繁くキャニスの元へ通い詰め、時折二人で外出もしている。
キャニスの認識が、友人の誘いに乗っているだけ。だとしても、シェルビーにとっては、貴重なデートだ。
しかし今日は、国の大貴族達との会議が有り、その会議の内容次第では、明日も愛しいキャニスの顔を、見られないかも知れない。
会議の議題は、王太子の婚姻について。
この正念場を乗り切れば、晴れてシェルビーはキャニスへ、大手を振って求婚することが出来る。
本人が了承するかどうかは、また別の話だが、大貴族達の承認があれば、今後のアプローチが断然やり易くなるのだ。
シェルビーは、会議での大貴族の反応は、あまり心配していなかった。
なんといってもキャニスは、ラリス王国一の力と財力を持つ、カラロウカ公爵家の令息であり、その美貌と才能も折り紙つき。反対する者が居るとしたら、自分の子供を王太子妃にしようと目論んでいる輩だけだろう。
その貴族らは、何かとキャニスとカラロウカ公爵に、難癖をつけて来ることは目に見えている。
しかし、シェルビーは、そんな貴族達を黙らせるだけの材料を揃えてあるし、なんだったら、ごちゃごちゃ煩い奴らを、排除出来るだけの情報も握っている。
失敗などするはずがない。
そのために今日まで、準備を続けて来たのだからな。
そんな自信に溢れるシェルビーは、面倒な会議の前に、一目愛しい人の顔が見たいと、早朝であるにも関わらず、面倒臭がる、サイラスの尻を叩き、ついでに馬の尻も叩きつつ、キャニスの家へと急いだのだ。
「馬車回しに馬がいる。来客か?珍しいな」」
シェルビーが言う通り。
キャニスがこの国に来てから、自分達以外の人間が、キャニスを訪れたのはたった一度。
オセニアにある商会の人間が、この国でのキャニスの魔道具の独占販売権が欲しい、と願い出た時だけだ。
それも、キャニスへの目通りは叶わず、魔道具の生産と流通については、キャニスの経営する商会の責任者と相談しするべし。
療養を兼ね、この国に滞在している坊ちゃんを煩わせるなど、言語道断。とけんもほろろに追い返されていた。
何故シェルビーが、そんなことまで知っているのか。
それはキャニスが、この国を訪れた時から、《隣国の最重要人物の警護》とう言う名目で、キャニスには悟られないよう、王太子付きの騎士が、この屋敷に張り付いて居るからだ。
「ほんと、バレたら、気持ち悪がられるとか思わないんですか?」
「うるさいな。キャニスの安全より大事なものはない」
「何言ってんです。一番危険なのは殿下でしょうに。それに、公爵家の護衛がいるじゃないですか」
「うッ!うるさい!!そっそれより何故、報告がなかった?」
「あれは、公爵家の騎士で公爵からの手紙を持参したらしいです。殿下のご命令は、怪しい人物が接触しようとしたら、報告しろってことでしたよね?公爵家の騎士は怪しくないでしょう?」
「そうだが・・」
「今からそんなふうに束縛しようとしたら、本気で嫌われますよ?少しは自重した方がいいですよ?」
そうは言われてもな・・・。
一目惚れだった。
子供の頃、ラリスの王宮に父と訪れた時、庭園で迷子になったシェルビーは、巣から落ちた雛を抱いたキャニスと、偶然出逢った。
途方に暮れたように、巣がある木を見上るキャニス。それを見たシェルビーは、隣国には本当に妖精がいるのだと思った。
声をかけたら、逃げてしまうかもしれない。
そう思い声を掛けられずにいると、シェルビーに気付いたキャニスの方から、声を掛けてくれた。
「すみません。オセニアのシェルビー殿下ですか?ボクはカラロウカ家のキャニスと言います」
「そうだけど、どうしたの?」
「ひなが巣から落ちてしまったんです。でもボクは木登りが得意じゃなくて」
「あぁ・・・」
確かに小柄だったキャニスが、あの太い木に登るのは無理だったと思う。
その時のシェルビーは、そんなことより妖精が話しかけてくれたこと。
妖精だと思った綺麗な子供が、人間だったことの方に驚いていた。
「じゃあ。ぼくがひなを返してあげるよ」
木登りが得意だったシェルビーは、キャニスから受け取った雛をポケットに入れ、スルスルと木に登り、中程にあった巣に雛を返してやった。
そしてそのまま木から飛び降りたシェルビーに、キャニスは驚いて目を丸くしていた。
そして「ありがとうございました」と丁寧に頭を下げ、にっこりと微笑んでくれたのだ。
あの笑顔は今でも忘れられない,人生で一番の宝物だ。
もっと話がしたかったが、すぐにキャニスを探していた、兄のトバイアスと、シェルビーを探していた侍女に、それぞれ違う場所に連れて行かれてしまった。
王同士の会談が終わった父に、その一件を話し「ボクは、あの子をお嫁さんにしたいです」と話すと、父は困った顔で「そうなるといいな」と頭を撫でてくれた。
今思えば、あの頃すでに、キャニスとナリウスの縁談が持ち上がっていたのだろう。
だからこそ父は、あんなに困った顔をしていたのだと思う。
その後、隣国を訪れる機会は無かったが、シェルビーはすっかり初恋を拗らせていた。
ナリウスとの婚約を知ったシェルビーは、悲嘆に暮れたが、キャニスへの想いは募る一方だった。
友好の証として、ラリスの学院に留学が決まった時は、キャニスとの再開を夢見て、初登校前夜は興奮して、眠れなかったのを覚えている。
そして学院でキャニスを見つけた時、彼の周囲だけ明るく輝いて見えたのだ。
「お兄様。運命の相手に出会うと、教会の鐘の音が聞こえ、あたりに花が舞って見えるそうですわよ?」
と妹がませた口調で、話していたのを思い出した。
その時は、何を馬鹿なことを言って居るのか、恋愛小説の読みすぎだ。
そう言って妹を揶揄ったものだ。
しかし妹の言ったことは本当だった。
キャニスを見つけた瞬間から、頭の中には鐘の音が鳴り響き、花びらが舞う花畑に、二人きりで居る幻が見えた。
キャニスに見惚れるシェルビーに、世話係として着いてくれていた学生は、訳知り顔であれは王太子の婚約者だ、と教えてくれた。
「王太子殿下の婚約者だなんてね。あんなに綺麗で頭もいい子なのに。可哀想だよね」
とため息を吐く学生の声に、我に返ったシェルビーは、王太子の婚約者が可哀想と言う、言葉の方が気になった。
首を傾げるシェルビーに学生は、すぐに分かると、苦笑いを浮かべていた。
「同じ王太子と言っても、君は真面そうだ。僕はオセニアが羨ましいよ」
そう吐き捨てた、学生の言葉の意味をシェルビーが知るまで、そう長くはかからなかった。
71
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説

嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.

それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ある日、憧れの人である蓮見馨に不意に告白をしてしまい、2人は付き合うことになった。
まるで夢のような時間――しかし、その恋はある出来事をきっかけに儚くも終わりを迎える。
転校を機に、馨のことを全てを忘れようと決意した凪。もう二度と彼と会うことはないはずだった。
ところが、あることがきっかけで馨と再会することになる。
「本当に可愛い。」
「凪、俺以外のやつと話していいんだっけ?」
かつてとはまるで別人のような馨の様子に戸惑う凪。
「お願いだから、僕にもう近づかないで」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる