519 / 527
千年王国
試練と浄化
しおりを挟む
クレイオスの呟きと、ドラゴニュートが広場に姿を見せたのは、ほぼ同時だった。
「ドラゴニュート!!」
「ガエル達はどこ?!」
「城門を閉めろッ!!」
「駄目よ!!モーガンさん!まだ人が残ってる!!」
「速く閉めろっ!!」
「モーガンさん?!」
悠然と姿を現したドラゴニュート達は、従えた魔物達をさらに解き放ち、それを押し返そうとする、騎士達と逃げる人々の間に距離が出来た。
そしてドラゴニュート達は、揃って槍を高く掲げたのだ。
「駄目っ!!やめてえーーッ!!」
悲痛な叫びをあげ、俺の腕から逃れたレンの肩を掴み、マントの中に引き入れて、その目を手で覆い隠した。
レンの叫びと魅了の発動は、同時だったのだろう。
フラフラと倒れ込む魔物の後ろで、ドラゴニュート達も、次々に地面に膝を付いた。
しかし、レンの魅了は間に合わなかった。王城へ逃げようとする人々の間から、無数の炎が吹きあがり、その爆風がレンの魅了で頽れた魔物と部下達を吹き飛ばし、逃げ遅れた人々を一瞬で燃やし尽くしてしまった。
爆風が納まり、訪れた静寂の中に、レンの嗚咽だけが聞こえていた。
「どうして?ねぇ!どうして!?助けられたのに!!」
「レン。彼等を助ける事は、出来なかった」
「なんで?ねぇ!なんでなの?!」
ドラゴニュートは、獣人に危害を加えない。
身体能力が優れた獣人は、人族より先に逃げる事が出来る。
そして助けたい人族が居れば、獣人達はその者達と、行動を共にするだろう。
獣人と人族が共にあれば、獣人へ被害を与えない様に、ドラゴニュートは攻撃を控えるだろう。しかし追い回され、人族だけが取り残されれば。
助けたいと思える相手かどうかを、獣人に選ばせる。
獣人に敬意を払い、人として対してきたなら、目溢しを。
そうでないなら、極刑を。
巧い選別方法だと思う。
王都から街道に逃げ出して来た者達は、獣人と獣人に護られた人族ばかりだった。
振るい落とされた人族は、俺達が行き会った商会長達の様に、ドラゴニュートに追い回され、手に掛けられたのだろう。
断続的な爆発は、ドラゴニュートによる、人と獣人の選別による結果だ。
そうでなければ、こんな手の込んだ殺戮を繰り返す必要など無い。
奴らほどの力があれば、この王都やゴトフリーと言わず、ヴィース全土を薙ぎ払い、火の海に沈める事など、造作も無い事なのだから。
「みんな、分かってたの?分かってなかったのは、私だけ?」
どれだけ聡く、賢くとも、レンは慈愛と慈悲の人だ。俺達のような物の見方は出来ないし、させたく無い。
隠し通せないと分かっていても、汚れた物を見せたくないと思う事は、罪なのだろうか。
『封印を始める。従魔契約の準備をしなさい』
「ダディ!!」
『彼等は神との契約を軽んじた咎人だ。咎人に天罰が下された。それだけの事だ』
「あの人達は、国の教えに従っただけじゃない?!」
『それがどうした?我等が慈悲を与えなかったとでも?彼等に何百年もの刻を与え、立ち止まり考える機会を何度も与えて来た。それを拒み、自らの利益と愉悦を優先してきたのは彼等だ。アウラは慈悲と慈愛の神で、我はその眷属だが。其れにも限界と言う物はある。我等は秩序の調停者でもあるのだぞ』
「うぅ・・・」
『泣きたくば泣けばよい。我とアウラを恨むなら恨んでも良い。しかし神との契約を軽んじ、世界の秩序を乱す事は許されない。神の子である其方は、秩序を保つ非情さも学ばねばならん。それが其方に与えられた試練だ』
レンのように優しい人には、酷な話だと思う。
「レン様。黙っていたことは謝ります。レン様が怒るのは当然です。ですが私達も、レン様が望まれた結果になる事を、願っていたのです」
「・・・・マークさんも・・・無理だって分かってたんでしょ?」
「・・・はい、それでも願っては居ました」
「私一人で、ばかみたい」
「レン様」
『何体か封印せずにおくから、従魔契約をするのか、しないのか自分で決めなさい』
「おい。クレイオス。もっと言い方があるだろう」
『言葉を飾った所で結果は変わらん。本当に人々を救いたいなら、立ち止まって泣いている暇など無いと、我の子なら分かる筈だ』
「クレイオス様!」
「マークさん・・・私なら大丈夫。うん、多分大丈夫です」
「レン様・・・」
「私は、ティムに集中しますので、魔物は皆さんにお任せします」
「レン、本当に大丈夫か?」
「・・・大丈夫です。私の覚悟が甘かった。それだけです。アレクも魔物の討伐に向かって下さい」
「レン!」
「私は、アン達とクオンとノワールを連れて行きます」
「おい!こっちを見ろ」
細い肩を掴もうとした手を、レンに軽く払われてしまった。
「私はあなたの部下ではありません。おい、なんて呼ばないで」
そしてレンは俺と目を合わせる事も無く、クオン達を連れて離れて行ってしまった。
レンが怒るとは思っていたが。
俺はどうすればいいんだ。
「閣下。今はレン様のしたい様にさせて差し上げるべきです」
「しかし」
「私は遣るべき事やらずに、これ以上レン様に失望されたくありません」
「・・・そうだな」
「ご心配なのは分かりますが、クオン達も居ますし。近くにクレイオス様もいらっしゃいますから。少し一人にして差し上げましょう」
「分かっている」
分かっているが・・・・。
俺はレンを失望させてしまった。
「レン様が嫌な事でもなんでも全て知った上で、どうすべきかご自分で考えられる方だと理解していたのだがな。真綿で包むばかりが護る事では無い。と偉そうに貴殿に言ったのは私であったのに。どういう訳か、レン様を見て居ると、甘やかしたくなっていかんな」
「モーガン」
「そう凹むな。夫婦喧嘩など、どこの家でも在るものだ。レン様が落ち着かれたら、二人でよく話し合うと良い」
「助言に、感謝する」
「なに。私は騎士としては閣下に遠く及ばないが。婚姻歴だけは閣下よりも長い。その分経験は積んでいる。こういう時は、恐ろしいからと逃げてしまうと、余計に長引く。腹を据えて話し合う事が、円満の秘訣だ」
経験者の助言とは、有難いものだ。
これがウィリアムだったら、揶揄われて終わりか、一緒になっておたおたしていた処だろう。
もし・・・もしもジルベールが生きていたら、こんな会話も出来たのだろうか。
ジルだけでなくウィリアムも、俺が手に掛けたようなものだ。
そんな俺が、彼等の事をこんな風に思い出すのは、許されない事なのかもしれない。
だが、こんな時に二人を恋しいと思ってしまう俺の弱さを、レン以外の誰が許してくれるだろうか。
クレイオスは、ドラゴニュートの周りに結界を張り、一か所に集めて封印に取り掛かった。その間俺は、レンの魅了と爆風でフラフラしている魔物を討伐して回った。
レンを怒らせ、冷たくされた事への腹立ちまぎれに、かなり強引なやり方だったと思う。
その証拠に部下達は、呆気に取られた顔をしていたし、モーガンとマークはやれやれと言いた気な表情だった。
魔物からすれば、完全な八つ当たりで迷惑だったかもしれないが、俺はレンと違い、魔物に情けを掛けることは出来ないから、貧乏くじでも引いたつもりで諦めて欲しいと思う。
しかし俺の八つ当たりも、そう長くは続かなかった。
止めを刺した魔物から、ふわりと浄化の光りが浮かび上がったからだ。
浄化の光りに気付いた騎士達が、俺と同じ様にレンの方へと振り返った。
俺や騎士達が見つめる先には、十数体のドラゴニュートを従えたレンが、クオンとノワールと共に、舞う姿があった。
レンが手にしているのは、破邪の刀ではなく、ウジュカで使っていたストールだった。
薄く柔らかな布が、レンの舞に合わせヒラヒラと膨らみ、まるでレンに翼が生えたように見えた。
そして刃ではなく、柔らかな布を手にしているのは、失われた命に対するレンの優しさの表れなのだと思った。
泣きながら歌い舞うレンの姿に、城壁の歩廊に上り、こちらを見ている騎士や民達から、すすり泣きと嗚咽が聞こえて来た。
魔物の身体から、多くの人々が焼き消された石畳から、黄金の浄化の光りが空へと舞い上がって行く。
クレイオスは、奇跡は人に感動を与えるが、反省を促すことは出来ない。と言っていた。
だが、彼等は城壁の上から、レンがドラゴニュートをティムする場面を見て居ただろう。そして今は、レンの浄化を目の当たりにし、涙を流している。
そんな彼等は、この国を変える為に力を尽くしてくれるのではないか。
そうであって欲しいと、願わずにはいられなかった。
「ドラゴニュート!!」
「ガエル達はどこ?!」
「城門を閉めろッ!!」
「駄目よ!!モーガンさん!まだ人が残ってる!!」
「速く閉めろっ!!」
「モーガンさん?!」
悠然と姿を現したドラゴニュート達は、従えた魔物達をさらに解き放ち、それを押し返そうとする、騎士達と逃げる人々の間に距離が出来た。
そしてドラゴニュート達は、揃って槍を高く掲げたのだ。
「駄目っ!!やめてえーーッ!!」
悲痛な叫びをあげ、俺の腕から逃れたレンの肩を掴み、マントの中に引き入れて、その目を手で覆い隠した。
レンの叫びと魅了の発動は、同時だったのだろう。
フラフラと倒れ込む魔物の後ろで、ドラゴニュート達も、次々に地面に膝を付いた。
しかし、レンの魅了は間に合わなかった。王城へ逃げようとする人々の間から、無数の炎が吹きあがり、その爆風がレンの魅了で頽れた魔物と部下達を吹き飛ばし、逃げ遅れた人々を一瞬で燃やし尽くしてしまった。
爆風が納まり、訪れた静寂の中に、レンの嗚咽だけが聞こえていた。
「どうして?ねぇ!どうして!?助けられたのに!!」
「レン。彼等を助ける事は、出来なかった」
「なんで?ねぇ!なんでなの?!」
ドラゴニュートは、獣人に危害を加えない。
身体能力が優れた獣人は、人族より先に逃げる事が出来る。
そして助けたい人族が居れば、獣人達はその者達と、行動を共にするだろう。
獣人と人族が共にあれば、獣人へ被害を与えない様に、ドラゴニュートは攻撃を控えるだろう。しかし追い回され、人族だけが取り残されれば。
助けたいと思える相手かどうかを、獣人に選ばせる。
獣人に敬意を払い、人として対してきたなら、目溢しを。
そうでないなら、極刑を。
巧い選別方法だと思う。
王都から街道に逃げ出して来た者達は、獣人と獣人に護られた人族ばかりだった。
振るい落とされた人族は、俺達が行き会った商会長達の様に、ドラゴニュートに追い回され、手に掛けられたのだろう。
断続的な爆発は、ドラゴニュートによる、人と獣人の選別による結果だ。
そうでなければ、こんな手の込んだ殺戮を繰り返す必要など無い。
奴らほどの力があれば、この王都やゴトフリーと言わず、ヴィース全土を薙ぎ払い、火の海に沈める事など、造作も無い事なのだから。
「みんな、分かってたの?分かってなかったのは、私だけ?」
どれだけ聡く、賢くとも、レンは慈愛と慈悲の人だ。俺達のような物の見方は出来ないし、させたく無い。
隠し通せないと分かっていても、汚れた物を見せたくないと思う事は、罪なのだろうか。
『封印を始める。従魔契約の準備をしなさい』
「ダディ!!」
『彼等は神との契約を軽んじた咎人だ。咎人に天罰が下された。それだけの事だ』
「あの人達は、国の教えに従っただけじゃない?!」
『それがどうした?我等が慈悲を与えなかったとでも?彼等に何百年もの刻を与え、立ち止まり考える機会を何度も与えて来た。それを拒み、自らの利益と愉悦を優先してきたのは彼等だ。アウラは慈悲と慈愛の神で、我はその眷属だが。其れにも限界と言う物はある。我等は秩序の調停者でもあるのだぞ』
「うぅ・・・」
『泣きたくば泣けばよい。我とアウラを恨むなら恨んでも良い。しかし神との契約を軽んじ、世界の秩序を乱す事は許されない。神の子である其方は、秩序を保つ非情さも学ばねばならん。それが其方に与えられた試練だ』
レンのように優しい人には、酷な話だと思う。
「レン様。黙っていたことは謝ります。レン様が怒るのは当然です。ですが私達も、レン様が望まれた結果になる事を、願っていたのです」
「・・・・マークさんも・・・無理だって分かってたんでしょ?」
「・・・はい、それでも願っては居ました」
「私一人で、ばかみたい」
「レン様」
『何体か封印せずにおくから、従魔契約をするのか、しないのか自分で決めなさい』
「おい。クレイオス。もっと言い方があるだろう」
『言葉を飾った所で結果は変わらん。本当に人々を救いたいなら、立ち止まって泣いている暇など無いと、我の子なら分かる筈だ』
「クレイオス様!」
「マークさん・・・私なら大丈夫。うん、多分大丈夫です」
「レン様・・・」
「私は、ティムに集中しますので、魔物は皆さんにお任せします」
「レン、本当に大丈夫か?」
「・・・大丈夫です。私の覚悟が甘かった。それだけです。アレクも魔物の討伐に向かって下さい」
「レン!」
「私は、アン達とクオンとノワールを連れて行きます」
「おい!こっちを見ろ」
細い肩を掴もうとした手を、レンに軽く払われてしまった。
「私はあなたの部下ではありません。おい、なんて呼ばないで」
そしてレンは俺と目を合わせる事も無く、クオン達を連れて離れて行ってしまった。
レンが怒るとは思っていたが。
俺はどうすればいいんだ。
「閣下。今はレン様のしたい様にさせて差し上げるべきです」
「しかし」
「私は遣るべき事やらずに、これ以上レン様に失望されたくありません」
「・・・そうだな」
「ご心配なのは分かりますが、クオン達も居ますし。近くにクレイオス様もいらっしゃいますから。少し一人にして差し上げましょう」
「分かっている」
分かっているが・・・・。
俺はレンを失望させてしまった。
「レン様が嫌な事でもなんでも全て知った上で、どうすべきかご自分で考えられる方だと理解していたのだがな。真綿で包むばかりが護る事では無い。と偉そうに貴殿に言ったのは私であったのに。どういう訳か、レン様を見て居ると、甘やかしたくなっていかんな」
「モーガン」
「そう凹むな。夫婦喧嘩など、どこの家でも在るものだ。レン様が落ち着かれたら、二人でよく話し合うと良い」
「助言に、感謝する」
「なに。私は騎士としては閣下に遠く及ばないが。婚姻歴だけは閣下よりも長い。その分経験は積んでいる。こういう時は、恐ろしいからと逃げてしまうと、余計に長引く。腹を据えて話し合う事が、円満の秘訣だ」
経験者の助言とは、有難いものだ。
これがウィリアムだったら、揶揄われて終わりか、一緒になっておたおたしていた処だろう。
もし・・・もしもジルベールが生きていたら、こんな会話も出来たのだろうか。
ジルだけでなくウィリアムも、俺が手に掛けたようなものだ。
そんな俺が、彼等の事をこんな風に思い出すのは、許されない事なのかもしれない。
だが、こんな時に二人を恋しいと思ってしまう俺の弱さを、レン以外の誰が許してくれるだろうか。
クレイオスは、ドラゴニュートの周りに結界を張り、一か所に集めて封印に取り掛かった。その間俺は、レンの魅了と爆風でフラフラしている魔物を討伐して回った。
レンを怒らせ、冷たくされた事への腹立ちまぎれに、かなり強引なやり方だったと思う。
その証拠に部下達は、呆気に取られた顔をしていたし、モーガンとマークはやれやれと言いた気な表情だった。
魔物からすれば、完全な八つ当たりで迷惑だったかもしれないが、俺はレンと違い、魔物に情けを掛けることは出来ないから、貧乏くじでも引いたつもりで諦めて欲しいと思う。
しかし俺の八つ当たりも、そう長くは続かなかった。
止めを刺した魔物から、ふわりと浄化の光りが浮かび上がったからだ。
浄化の光りに気付いた騎士達が、俺と同じ様にレンの方へと振り返った。
俺や騎士達が見つめる先には、十数体のドラゴニュートを従えたレンが、クオンとノワールと共に、舞う姿があった。
レンが手にしているのは、破邪の刀ではなく、ウジュカで使っていたストールだった。
薄く柔らかな布が、レンの舞に合わせヒラヒラと膨らみ、まるでレンに翼が生えたように見えた。
そして刃ではなく、柔らかな布を手にしているのは、失われた命に対するレンの優しさの表れなのだと思った。
泣きながら歌い舞うレンの姿に、城壁の歩廊に上り、こちらを見ている騎士や民達から、すすり泣きと嗚咽が聞こえて来た。
魔物の身体から、多くの人々が焼き消された石畳から、黄金の浄化の光りが空へと舞い上がって行く。
クレイオスは、奇跡は人に感動を与えるが、反省を促すことは出来ない。と言っていた。
だが、彼等は城壁の上から、レンがドラゴニュートをティムする場面を見て居ただろう。そして今は、レンの浄化を目の当たりにし、涙を流している。
そんな彼等は、この国を変える為に力を尽くしてくれるのではないか。
そうであって欲しいと、願わずにはいられなかった。
70
お気に入りに追加
1,318
あなたにおすすめの小説
獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる