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千年王国
父と娘
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side・レン
「ねぇ、ダディ。カルは神殿の下のお家にいるって言ってたのに。アーロンさんとカルの2人が、どこに居るか、本当に分からないの?」
『レンは父を疑うのか?』
「疑うって言うか。何も言わないければ、嘘ついた事には成らない。なんて思ってませんか?」
『・・・・中々エッジの利いた質問だの』
「エッジって・・・・」
言い方よ。
アウラ様と二人して、あっちの世界大好き過ぎでしょ。
「図星ですか?」
『いや。今回は外れだの』
当たってるときもあるのね?
「じゃあ。本当に分からないの?」
『あの時カルが、魔素湖の近くに居た事は確かだ、しかしそれ以降は分からん。予想しか出来んな』
「予想なら聞いても良い?って言うか。話せない事の基準ってどうなってるの?アウラ様に聞いても、誤魔化されちゃって、教えて貰えないの。そのこと自体も制約とか禁忌になるの?」
『地球を内包する宇宙を創造した彼の神は、格が高い事も有って、魂の譲渡を頼まれる事が多いのは知っているな?』
「はい。アウラ様が話してくれました。アウラ様もよくお願いするって」
『うむ。アウラがあの世界の魂を呼びたがるのには、他にも理由があるのだが。これは制約に引っかかるから、話すことは出来ん」
「なるほど?」
『そうだのぉ・・・レンの元の世界、面倒だから地球と呼ぶが。地球に居る時、本や漫画が好きであったろ?』
「はい。大好きでした」
制約と漫画に、なんの関係が?
『彼の神は、地球で云う処の、異世界転移や転生が起こった時に、連れていかれた魂達が困らぬように、小説や漫画というツールを使って、地球やあの宇宙に生きる者達に、予備知識を与えている』
「あっ!それも聞きました。なんか話してるとき、アウラ様のテンションがおかしくなってましたけどね?」
『だろうな。アウラは彼の神を、完全にリスペクトしちゃってるからの』
「リスペクトしちゃってるんですか」
『しちゃってるな』
尊敬してるとか、憧れてるとかでいい気がするけど。
リスペクトね・・・。
誰にでも ”まじリスペクトっす” って言ってた新人君は元気にしてるかしら?
『ここからは、大神に叱られるギリギリの話だ』
と身を乗り出したクレイオス様は、キラキラ光る魔力を使って、空中に描いた本を開きました。
「本?」
『その通り。良いか?小説や漫画に描かれるものは、ほぼ作者の空想や理想が詰め込まれた、彼等の独自の世界だ。しかし彼の神の様に、神の都合によって、作者にインスピレーションを与える場合もある。ここまではよいか?』
「うん。大丈夫」
頷いたクレイオス様は、描いた本を消して、代わりに空中に文章と絵を画いて行きました。
あの絵はドラゴンと、長い髪をした人の様だから、クレイオス様とアウラ様って事かな。
そして文字の方は、見当た事の無い文字ですが・・・自動翻訳機能で読むことは出来ます。
天地創造。ドラゴンのクレイオスとアウラの大冒険・・・・・。
ふざけてるのかしら?
そして地味に絵が上手くて、イラっと来ます。
『地球には回帰ものの、漫画や小説も沢山あったであろう?』
「断罪された悪役令嬢が、前世の知識を利用して、全く別の人生を送って幸せになるやつですよね?」
『ゲームや本の世界に転移した。というのもあったな?もし、本当にあのような出来事があったら、ストーリーはメチャクチャだし、世界そのものが、変質してしまう可能性もある』
「え?じゃあ。小説とか漫画みたいに、世界にはストーリーが有って、人の一生も決められてるの?でも一人の人生が変わったくらいで、世界が変わったりしますか?少し大袈裟なんじゃないかしら」
『そんな細かい設定は、アウラのようなペーペーには出来んな。ただ世界はこれこれこの様にして、発展させていこう。その為にはこう言う出来事が必要だ。という計画はある。悪役令嬢の場合、大抵王子か、国の権力者と仲が良くなるだろう?そんな影響力のある人物が、計画にない行動を取れば、計画が狂う可能性は高くなる』
「う~ん。何となく理解はできます。納得は出来ないけど」
『納得できんか』
「誰だって、幸せになりたいし。なる権利は在ります。それに、ヴァラクや魔物達の所為で不幸になる人を見逃すって言うのは、どうかと思います」
『その苦難を乗り越える事で、世界が発展するとしたらどうだ?一人の人間が計画にない事をしても、より世界を発展させるなら、まあ、大目に見る事も出来よう。しかしそうとは限らんだろう?」
「まぁ・・・そうですね」
『生きるという事は、何かを選択し行動していく事の積み重ねだの。皆幸福を願い、努力していくものだ。しかし回帰した悪役令嬢のようなズルはいかん。何が起こるか知っていて、己の利益を優先させ、世界を変えてしまう訳だからの』
「う~ん」
『我やアウラが手出し口出しするのは、それと同じだ。神の目線と言うものは、こうやって文字を読んだり、絵や漫画を見たり読んだりするようなものなのだ。アウラや我も、世界を構成する、一つの要因でしかないが。世界がどのように移ろっていくかは知っている。そんな我やアウラが、悪役令嬢の様にストーリーや計画を、勝手に壊す事は出来んだろう?』
「でもそこは、神様なんだから、チャッと計画を書き換えればよくない?」
『それが出来るのは、無から有を生み出せる大神や、その傍に侍る神々達。後は地球を統べる、彼の神のような超ベテランだけだの』
ん~~?
無から有を生み出せない?
アウラ様がこの世界を創ったのに?
『それ以上の疑問は、心の中に留めておくのだ。人の身で知っていい事など、何も無いからの。我等が話せんことは、世界を変えてしまう可能性がある事。そう理解しておればよい』
「・・・それじゃあ、予言とか神託はどうなるの?ウジュカの愛子と樹海の王の予言って、クレイオス様が授けたんでしょ?」
『バレちゃったか』
「バレちゃったって、普通に考えてダディしかいないじゃない」
逆になんで、バレないと思ったのかしら?
『あの時は本性を見せもしなかったし、神官であるとしか名乗らんかったからの。旅の途中の神官が予言を残した。で通ると思っていたが、バレちゃったか』
「バレちゃったら、何か困るの?」
『困りはせんが、気分の問題だの』
「気分って・・」
そんないい加減な。
『予言や神託は、必要だから与えるものだ。レンも招来の時、神託が無かったら我の神殿でポツンであろう?ウジュカの予言は、人には希望が必要だから、与えたのだ』
「それじゃあ。ヨナスさんの呪いの事は知ってたのね?」
『まあ・・・そういう事になるの。あれも可愛そうな子だったのだ。レジスの行いは、我等も予想すらしていなかったし。ヴァラクと関わったのも良くなかった。ヴァラクは我等にとっては、回帰した悪役令嬢のようなものでな。世界を引っ掻き回す上に、行動の予測がつけにくい』
「でもこの先何があるかは、分かってる?」
「大雑把なあらすじならな。一つ一つのエピソードまでは把握しきれん。故にカルとアーロンの居場所も予想しか出来んのだ』
「ふ~ん」
納得出来るような、出来ないような。
丸め込まれて居る様な・・・・。
「これからもダディは、私を助けてくれる?」
『レンは我の可愛い子だからの。だが全ては駄目だ。我が手を貸す事は、神の奇跡と同義だ。苦難や困難は、人の手で乗り越えなければ意味がないであろう?奇跡に縋るばかりでは、魂も世界も成長せん』
アレクさんと似たようなことを言うのね。
「いざという時には、ダディを頼りにしても良い?」
「頼り・・・オオッ!構わんぞ!!我は頼りになる父だからのッ!!」
「ふふ。ダディありがとう」
言質、頂きました。
今までみたいに、知らん顔はさせませんよ?
「ねぇ、ダディ。カルは神殿の下のお家にいるって言ってたのに。アーロンさんとカルの2人が、どこに居るか、本当に分からないの?」
『レンは父を疑うのか?』
「疑うって言うか。何も言わないければ、嘘ついた事には成らない。なんて思ってませんか?」
『・・・・中々エッジの利いた質問だの』
「エッジって・・・・」
言い方よ。
アウラ様と二人して、あっちの世界大好き過ぎでしょ。
「図星ですか?」
『いや。今回は外れだの』
当たってるときもあるのね?
「じゃあ。本当に分からないの?」
『あの時カルが、魔素湖の近くに居た事は確かだ、しかしそれ以降は分からん。予想しか出来んな』
「予想なら聞いても良い?って言うか。話せない事の基準ってどうなってるの?アウラ様に聞いても、誤魔化されちゃって、教えて貰えないの。そのこと自体も制約とか禁忌になるの?」
『地球を内包する宇宙を創造した彼の神は、格が高い事も有って、魂の譲渡を頼まれる事が多いのは知っているな?』
「はい。アウラ様が話してくれました。アウラ様もよくお願いするって」
『うむ。アウラがあの世界の魂を呼びたがるのには、他にも理由があるのだが。これは制約に引っかかるから、話すことは出来ん」
「なるほど?」
『そうだのぉ・・・レンの元の世界、面倒だから地球と呼ぶが。地球に居る時、本や漫画が好きであったろ?』
「はい。大好きでした」
制約と漫画に、なんの関係が?
『彼の神は、地球で云う処の、異世界転移や転生が起こった時に、連れていかれた魂達が困らぬように、小説や漫画というツールを使って、地球やあの宇宙に生きる者達に、予備知識を与えている』
「あっ!それも聞きました。なんか話してるとき、アウラ様のテンションがおかしくなってましたけどね?」
『だろうな。アウラは彼の神を、完全にリスペクトしちゃってるからの』
「リスペクトしちゃってるんですか」
『しちゃってるな』
尊敬してるとか、憧れてるとかでいい気がするけど。
リスペクトね・・・。
誰にでも ”まじリスペクトっす” って言ってた新人君は元気にしてるかしら?
『ここからは、大神に叱られるギリギリの話だ』
と身を乗り出したクレイオス様は、キラキラ光る魔力を使って、空中に描いた本を開きました。
「本?」
『その通り。良いか?小説や漫画に描かれるものは、ほぼ作者の空想や理想が詰め込まれた、彼等の独自の世界だ。しかし彼の神の様に、神の都合によって、作者にインスピレーションを与える場合もある。ここまではよいか?』
「うん。大丈夫」
頷いたクレイオス様は、描いた本を消して、代わりに空中に文章と絵を画いて行きました。
あの絵はドラゴンと、長い髪をした人の様だから、クレイオス様とアウラ様って事かな。
そして文字の方は、見当た事の無い文字ですが・・・自動翻訳機能で読むことは出来ます。
天地創造。ドラゴンのクレイオスとアウラの大冒険・・・・・。
ふざけてるのかしら?
そして地味に絵が上手くて、イラっと来ます。
『地球には回帰ものの、漫画や小説も沢山あったであろう?』
「断罪された悪役令嬢が、前世の知識を利用して、全く別の人生を送って幸せになるやつですよね?」
『ゲームや本の世界に転移した。というのもあったな?もし、本当にあのような出来事があったら、ストーリーはメチャクチャだし、世界そのものが、変質してしまう可能性もある』
「え?じゃあ。小説とか漫画みたいに、世界にはストーリーが有って、人の一生も決められてるの?でも一人の人生が変わったくらいで、世界が変わったりしますか?少し大袈裟なんじゃないかしら」
『そんな細かい設定は、アウラのようなペーペーには出来んな。ただ世界はこれこれこの様にして、発展させていこう。その為にはこう言う出来事が必要だ。という計画はある。悪役令嬢の場合、大抵王子か、国の権力者と仲が良くなるだろう?そんな影響力のある人物が、計画にない行動を取れば、計画が狂う可能性は高くなる』
「う~ん。何となく理解はできます。納得は出来ないけど」
『納得できんか』
「誰だって、幸せになりたいし。なる権利は在ります。それに、ヴァラクや魔物達の所為で不幸になる人を見逃すって言うのは、どうかと思います」
『その苦難を乗り越える事で、世界が発展するとしたらどうだ?一人の人間が計画にない事をしても、より世界を発展させるなら、まあ、大目に見る事も出来よう。しかしそうとは限らんだろう?」
「まぁ・・・そうですね」
『生きるという事は、何かを選択し行動していく事の積み重ねだの。皆幸福を願い、努力していくものだ。しかし回帰した悪役令嬢のようなズルはいかん。何が起こるか知っていて、己の利益を優先させ、世界を変えてしまう訳だからの』
「う~ん」
『我やアウラが手出し口出しするのは、それと同じだ。神の目線と言うものは、こうやって文字を読んだり、絵や漫画を見たり読んだりするようなものなのだ。アウラや我も、世界を構成する、一つの要因でしかないが。世界がどのように移ろっていくかは知っている。そんな我やアウラが、悪役令嬢の様にストーリーや計画を、勝手に壊す事は出来んだろう?』
「でもそこは、神様なんだから、チャッと計画を書き換えればよくない?」
『それが出来るのは、無から有を生み出せる大神や、その傍に侍る神々達。後は地球を統べる、彼の神のような超ベテランだけだの』
ん~~?
無から有を生み出せない?
アウラ様がこの世界を創ったのに?
『それ以上の疑問は、心の中に留めておくのだ。人の身で知っていい事など、何も無いからの。我等が話せんことは、世界を変えてしまう可能性がある事。そう理解しておればよい』
「・・・それじゃあ、予言とか神託はどうなるの?ウジュカの愛子と樹海の王の予言って、クレイオス様が授けたんでしょ?」
『バレちゃったか』
「バレちゃったって、普通に考えてダディしかいないじゃない」
逆になんで、バレないと思ったのかしら?
『あの時は本性を見せもしなかったし、神官であるとしか名乗らんかったからの。旅の途中の神官が予言を残した。で通ると思っていたが、バレちゃったか』
「バレちゃったら、何か困るの?」
『困りはせんが、気分の問題だの』
「気分って・・」
そんないい加減な。
『予言や神託は、必要だから与えるものだ。レンも招来の時、神託が無かったら我の神殿でポツンであろう?ウジュカの予言は、人には希望が必要だから、与えたのだ』
「それじゃあ。ヨナスさんの呪いの事は知ってたのね?」
『まあ・・・そういう事になるの。あれも可愛そうな子だったのだ。レジスの行いは、我等も予想すらしていなかったし。ヴァラクと関わったのも良くなかった。ヴァラクは我等にとっては、回帰した悪役令嬢のようなものでな。世界を引っ掻き回す上に、行動の予測がつけにくい』
「でもこの先何があるかは、分かってる?」
「大雑把なあらすじならな。一つ一つのエピソードまでは把握しきれん。故にカルとアーロンの居場所も予想しか出来んのだ』
「ふ~ん」
納得出来るような、出来ないような。
丸め込まれて居る様な・・・・。
「これからもダディは、私を助けてくれる?」
『レンは我の可愛い子だからの。だが全ては駄目だ。我が手を貸す事は、神の奇跡と同義だ。苦難や困難は、人の手で乗り越えなければ意味がないであろう?奇跡に縋るばかりでは、魂も世界も成長せん』
アレクさんと似たようなことを言うのね。
「いざという時には、ダディを頼りにしても良い?」
「頼り・・・オオッ!構わんぞ!!我は頼りになる父だからのッ!!」
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