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千年王国
龍神とドラゴン
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レンに言い負かされたドラゴンと龍は、言われた通り大人しくレンの後をついて来たが、互いの事は居ないものとして扱う事にした様だ。
地上に生き残った数少ない種族同士のくせに、目も合わせないとは、どれだけ仲が悪いんだ。
「あの二人、なんであんなに仲が悪いんでしょうね?」
「なんだろうな。アーロンがアウラの予言を無視したとか言ってたろ?その所為じゃないか?」
「神様の予言を無視するなんて、凄い勇気ですよね?」
「だな」
例え、予言を信じていなくとも、気にはなるだろうに。
「でも、アウラ様の予言を信じればよかったって、ポロっと言ってましたよね?」
「そうだったか?」
「小っちゃくボソッと言ってましたよ?」
「引っ込みがつかなくなった、ってやつか?」
「アウラ様は、ドラゴンはみんな見栄っ張りで、その見栄の張り方が可愛いって言ってたけど、クレイオス様達が本気で喧嘩を始めたら、只の怪獣バトルになっちゃう。可愛いなんて思えないのは、私の心が狭いのかな?」
「いや普通だ。それが許容できるのは、天上に生きている者達だけだ」
最近レンは、アウラとよく話をするようになった所為で、色々毒されて居るのかも知れない。
どう考えても、ドラゴンと龍の争いを、可愛いなんて言えんだろ。
「やっぱりそうですよねぇ」
頬に手を当てる番が、溜息を吐かなくて良くなるのは、一体いつになるのだろう。
この騒動を治めたら、今度こそ、平穏な日々が訪れる事を願うしかない。
「それより、ヨナスは本当に生き永らえていると思うか?」
「どうでしょうか。偉そうに色々語っちゃいましたけど、あくまでも憶測ですから。でも、カルが自分の意思でどこかに行った、とは思えないんです」
「確かにな」
そう言ったきり、口を閉ざしてしまった番の頭の中では、どんな考えが巡って居るのだろうか。
程なく結界を発動させている、魔晶石の一つにたどり着いた。
途中でシッチンも追いつき、レンに ”ダディ” と呼ばれホクホク顔のクレイオスは、俺の希望通り、シッチンとロロシュに、魔力の解析の仕方を見せる事に同意した。
魔法局での座学も大事だが。実体験に勝るものは無い。ロロシュやシッチンの様な、探知に長けている者は貴重だ。
しかし、早々優れた師に出会えるものは少ない。部下にチャンスを与えてやるのも、上官の務めだと俺は思う。
「どうだ?」
『せっかちな雄は嫌われるぞ?』
「別に、レンが俺を好いてくれているから、問題ないが?」
俺が胸を張ると、レンは恥ずかしそうに下を向き、クレイオスは舌打ちをしたそうに、唇をモゴモゴさせ、嫌味な奴だ とブツブツ言っている。
解析用の魔法陣を展開させたクレイオスが、魔晶石を覗き込み、長い髪に隠れて顔は見えなくなったが、俺には耳馴染みの無い呪文を、呟いて居るのが聞こえてくる。
その様子を少し離れたところで、不満そうな顔のアーロンも見ているのだが、クレイオスを手伝う気はないようだ。
そんなアーロンにレンが気を使い、声を掛けたのだが。
「アーロンさんはどう思いますか?」
『・・・・・・』
「アーロンさん?」
この龍は、自分の子が大事で心配だと言っておきながら、こんな所でも、意地を張るのか?と呆れてしまう。
『放って置け。素奴は態度は偉そうだが、探知は不得意だ。今もこの魔晶石に込められた魔力を、ヨナスの魔力に似ている。としか分かって居らんのだ』
「そうなのか?」
これは意外だ。
カルは魔力探知も得意に見えたが、その才能は父親譲りなのかも知れんな。
『煩いぞ人の子。我とて不得意な事はある』
「・・・・・」
本当にどこまでも偉そうだな。
まあ。
レジスの頭を、一呑みに出来る様な龍だからな。出来ない事の一つや二つあってくれた方が、完璧超人を相手にするより、こっちも気が楽だ。
『この魔力は、ヨナスの物と似てはいるが、同じとは言えない。色々混じっていて、誰の物とも言い難い。この感じは、ヴァラクの魔力の在り方にも似ているな』
「あぁ~。やっぱり」
『レンは分かって居ったのか?』
肩から落ちた髪を跳ね上げ、クレイオスが顔をあげた。
「予想と憶測です。それでカルの居場所は分かりますか?」
『ふむ・・・ここではよく分からんな』
「どこでなら分かる?」
するとクレイオスは、アーロンに意味深な視線を向けた。
「ダディ?せめて無事かどうかだけでも、分からない?」
『うむ・・・ここでは分からんが、素奴の宝珠が納められていた、祠でなら分かるやも知れん』
「祠?ここで分からない事が、どうして祠で分かるんだ?」
『この魔晶石に込められた魔力は、祠の方から流れてきていた痕跡がある。大方ここの魔晶石は、素奴の魔力を利用し、己の魔力の底上げする事で、充填させていたのであろうな』
「しかし、宝珠はアーロンへ返してしまったぞ。それならその魔晶石は、あとどれくらい持たせることが出来る?」
「持たせることは出来んな。この魔晶石は、持ち主以外の魔力が入り込むと、砕ける様に作られて居る。再利用は不可だ』
「そんな。まだ魔物も沢山いるのに」
「残りは、どれくらいだ?」
『ふむ・・・ロロシュとシッチンはどう見る?』
おや?
クレイオスは俺の考えを、正しく理解してくれていたようで、助かる。
「そうだなぁ。旦那みたいにドンピシャは無理だが。あと2.3日ってとこじゃねぇか?」
「そうっすね。希望は1週間っすけど、そこ迄は無理だと思います」
『概ね正解だ。持っても3日が関の山だろう』
「3日であの量の魔物を、浄化できるでしょうか?」
「・・・・俺達だけでは難しいかも知れん」
『そんなものは、クレイオスが排除できるだろう?』
「そうだが、神の制約とやらで、この御仁は好き勝手は出来ないらしいぞ?」
『その事は、今アウラが大神と相談中だ。暫し待て』
居心地が悪そうに顔を背けているが、責任は取ってもらうからな。
「なら、今はカルを探す方が先だ。このまま祠へ向かうぞ」
移動の為にブルーベルを呼ぶ背中で、クレイオスが ”よっこらしょ” とじじむさい掛け声で、立ち上がるのが聞こえてく来た。
自分で永遠の美青年、とか言ってたのは誰だったか。
そんなこんなで、祠に移動すると。
アーロンの宝珠が納められていた石造りの祠は、瘴気溜まりとまでは行かないが、中々濃い瘴気が渦巻いていた。
「すぐに浄化します」
レンが前に出ようとすると、クレイオスはそれを押し留めた。
「でも、ダディ。このままにして置けないですよ?」
『この後、何があるか分からん。この程度なら簡単に散らせる故。其方は神聖力を温存しておくのだ』
そう言ってクレイオスは、ドロリと渦巻く瘴気を、腕の一振りで散らせてしまった。
こんな簡単に散らせるのなら、レンに負担を掛ける必要は、無いと思うのだが?
『我には浄化は出来んからの』
俺の視線に気づいたのか、クレイオスは誰にともなくぼやいていた。
『むう・・・カルはゴトフリーに居る様だ』
「ゴトフリーの何処だ?」
「ヨナスさんのお墓?」
『いや、これは・・・神殿の辺りだな』
「自分でお家に帰ったのかしら?」
「本当に合ってるのか?」
『失礼な奴だの。今はハッキリと分かるぞ。恐らく、閉じていた空間を開いたのだろうよ」
『我の子は、あの魔素湖に居るのか?』
『さっきから、そう言って居ろうが』
クレイオスの返事が気に入らなかったのか、アーロンは ”チッ!” と舌打ちを打つと、左腕で空に円を書き、空間を開いた。
『どこへ行くつもりだ?』
『我の子を助けにだ』
『アーロン待て!今其方がここを離れるのは拙い!』
『我に命令するな!お前は我の番でも無ければ、長でもない!」
『アーロン!!』
「アーロンさん!待って!!」
『愛子よ。其方もそのドラゴンに振り回されていると、碌な事が無いぞ』
アーロンはそう言い捨て、自らが開いた空間に入り込み、直ぐにそれを閉じてしまった。
『拙い事になった』
「どういうことだ?」
『アーロンと魔晶石には細々とだが、魔力の流れる道が残って居ったのだ。しかし、アーロンがこの地を離れれば』
「魔力の供給が止まってしまう?」
いやな予感に俺達が顔を見交わした時、部下の1人が空を指差した。
「結界が!!閣下結界が!!」
祠を出た俺達が空を見上げると、そこには結界の残滓が、はらはらと崩れ落ちていくのが見えた。
「結界が・・・」
「結界が・・・・・消ていく」
地上に生き残った数少ない種族同士のくせに、目も合わせないとは、どれだけ仲が悪いんだ。
「あの二人、なんであんなに仲が悪いんでしょうね?」
「なんだろうな。アーロンがアウラの予言を無視したとか言ってたろ?その所為じゃないか?」
「神様の予言を無視するなんて、凄い勇気ですよね?」
「だな」
例え、予言を信じていなくとも、気にはなるだろうに。
「でも、アウラ様の予言を信じればよかったって、ポロっと言ってましたよね?」
「そうだったか?」
「小っちゃくボソッと言ってましたよ?」
「引っ込みがつかなくなった、ってやつか?」
「アウラ様は、ドラゴンはみんな見栄っ張りで、その見栄の張り方が可愛いって言ってたけど、クレイオス様達が本気で喧嘩を始めたら、只の怪獣バトルになっちゃう。可愛いなんて思えないのは、私の心が狭いのかな?」
「いや普通だ。それが許容できるのは、天上に生きている者達だけだ」
最近レンは、アウラとよく話をするようになった所為で、色々毒されて居るのかも知れない。
どう考えても、ドラゴンと龍の争いを、可愛いなんて言えんだろ。
「やっぱりそうですよねぇ」
頬に手を当てる番が、溜息を吐かなくて良くなるのは、一体いつになるのだろう。
この騒動を治めたら、今度こそ、平穏な日々が訪れる事を願うしかない。
「それより、ヨナスは本当に生き永らえていると思うか?」
「どうでしょうか。偉そうに色々語っちゃいましたけど、あくまでも憶測ですから。でも、カルが自分の意思でどこかに行った、とは思えないんです」
「確かにな」
そう言ったきり、口を閉ざしてしまった番の頭の中では、どんな考えが巡って居るのだろうか。
程なく結界を発動させている、魔晶石の一つにたどり着いた。
途中でシッチンも追いつき、レンに ”ダディ” と呼ばれホクホク顔のクレイオスは、俺の希望通り、シッチンとロロシュに、魔力の解析の仕方を見せる事に同意した。
魔法局での座学も大事だが。実体験に勝るものは無い。ロロシュやシッチンの様な、探知に長けている者は貴重だ。
しかし、早々優れた師に出会えるものは少ない。部下にチャンスを与えてやるのも、上官の務めだと俺は思う。
「どうだ?」
『せっかちな雄は嫌われるぞ?』
「別に、レンが俺を好いてくれているから、問題ないが?」
俺が胸を張ると、レンは恥ずかしそうに下を向き、クレイオスは舌打ちをしたそうに、唇をモゴモゴさせ、嫌味な奴だ とブツブツ言っている。
解析用の魔法陣を展開させたクレイオスが、魔晶石を覗き込み、長い髪に隠れて顔は見えなくなったが、俺には耳馴染みの無い呪文を、呟いて居るのが聞こえてくる。
その様子を少し離れたところで、不満そうな顔のアーロンも見ているのだが、クレイオスを手伝う気はないようだ。
そんなアーロンにレンが気を使い、声を掛けたのだが。
「アーロンさんはどう思いますか?」
『・・・・・・』
「アーロンさん?」
この龍は、自分の子が大事で心配だと言っておきながら、こんな所でも、意地を張るのか?と呆れてしまう。
『放って置け。素奴は態度は偉そうだが、探知は不得意だ。今もこの魔晶石に込められた魔力を、ヨナスの魔力に似ている。としか分かって居らんのだ』
「そうなのか?」
これは意外だ。
カルは魔力探知も得意に見えたが、その才能は父親譲りなのかも知れんな。
『煩いぞ人の子。我とて不得意な事はある』
「・・・・・」
本当にどこまでも偉そうだな。
まあ。
レジスの頭を、一呑みに出来る様な龍だからな。出来ない事の一つや二つあってくれた方が、完璧超人を相手にするより、こっちも気が楽だ。
『この魔力は、ヨナスの物と似てはいるが、同じとは言えない。色々混じっていて、誰の物とも言い難い。この感じは、ヴァラクの魔力の在り方にも似ているな』
「あぁ~。やっぱり」
『レンは分かって居ったのか?』
肩から落ちた髪を跳ね上げ、クレイオスが顔をあげた。
「予想と憶測です。それでカルの居場所は分かりますか?」
『ふむ・・・ここではよく分からんな』
「どこでなら分かる?」
するとクレイオスは、アーロンに意味深な視線を向けた。
「ダディ?せめて無事かどうかだけでも、分からない?」
『うむ・・・ここでは分からんが、素奴の宝珠が納められていた、祠でなら分かるやも知れん』
「祠?ここで分からない事が、どうして祠で分かるんだ?」
『この魔晶石に込められた魔力は、祠の方から流れてきていた痕跡がある。大方ここの魔晶石は、素奴の魔力を利用し、己の魔力の底上げする事で、充填させていたのであろうな』
「しかし、宝珠はアーロンへ返してしまったぞ。それならその魔晶石は、あとどれくらい持たせることが出来る?」
「持たせることは出来んな。この魔晶石は、持ち主以外の魔力が入り込むと、砕ける様に作られて居る。再利用は不可だ』
「そんな。まだ魔物も沢山いるのに」
「残りは、どれくらいだ?」
『ふむ・・・ロロシュとシッチンはどう見る?』
おや?
クレイオスは俺の考えを、正しく理解してくれていたようで、助かる。
「そうだなぁ。旦那みたいにドンピシャは無理だが。あと2.3日ってとこじゃねぇか?」
「そうっすね。希望は1週間っすけど、そこ迄は無理だと思います」
『概ね正解だ。持っても3日が関の山だろう』
「3日であの量の魔物を、浄化できるでしょうか?」
「・・・・俺達だけでは難しいかも知れん」
『そんなものは、クレイオスが排除できるだろう?』
「そうだが、神の制約とやらで、この御仁は好き勝手は出来ないらしいぞ?」
『その事は、今アウラが大神と相談中だ。暫し待て』
居心地が悪そうに顔を背けているが、責任は取ってもらうからな。
「なら、今はカルを探す方が先だ。このまま祠へ向かうぞ」
移動の為にブルーベルを呼ぶ背中で、クレイオスが ”よっこらしょ” とじじむさい掛け声で、立ち上がるのが聞こえてく来た。
自分で永遠の美青年、とか言ってたのは誰だったか。
そんなこんなで、祠に移動すると。
アーロンの宝珠が納められていた石造りの祠は、瘴気溜まりとまでは行かないが、中々濃い瘴気が渦巻いていた。
「すぐに浄化します」
レンが前に出ようとすると、クレイオスはそれを押し留めた。
「でも、ダディ。このままにして置けないですよ?」
『この後、何があるか分からん。この程度なら簡単に散らせる故。其方は神聖力を温存しておくのだ』
そう言ってクレイオスは、ドロリと渦巻く瘴気を、腕の一振りで散らせてしまった。
こんな簡単に散らせるのなら、レンに負担を掛ける必要は、無いと思うのだが?
『我には浄化は出来んからの』
俺の視線に気づいたのか、クレイオスは誰にともなくぼやいていた。
『むう・・・カルはゴトフリーに居る様だ』
「ゴトフリーの何処だ?」
「ヨナスさんのお墓?」
『いや、これは・・・神殿の辺りだな』
「自分でお家に帰ったのかしら?」
「本当に合ってるのか?」
『失礼な奴だの。今はハッキリと分かるぞ。恐らく、閉じていた空間を開いたのだろうよ」
『我の子は、あの魔素湖に居るのか?』
『さっきから、そう言って居ろうが』
クレイオスの返事が気に入らなかったのか、アーロンは ”チッ!” と舌打ちを打つと、左腕で空に円を書き、空間を開いた。
『どこへ行くつもりだ?』
『我の子を助けにだ』
『アーロン待て!今其方がここを離れるのは拙い!』
『我に命令するな!お前は我の番でも無ければ、長でもない!」
『アーロン!!』
「アーロンさん!待って!!」
『愛子よ。其方もそのドラゴンに振り回されていると、碌な事が無いぞ』
アーロンはそう言い捨て、自らが開いた空間に入り込み、直ぐにそれを閉じてしまった。
『拙い事になった』
「どういうことだ?」
『アーロンと魔晶石には細々とだが、魔力の流れる道が残って居ったのだ。しかし、アーロンがこの地を離れれば』
「魔力の供給が止まってしまう?」
いやな予感に俺達が顔を見交わした時、部下の1人が空を指差した。
「結界が!!閣下結界が!!」
祠を出た俺達が空を見上げると、そこには結界の残滓が、はらはらと崩れ落ちていくのが見えた。
「結界が・・・」
「結界が・・・・・消ていく」
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