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千年王国
愛し子の来臨
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side・アレク
ああ!心配だ。
やはり、許可するべきではなかった。
”ねぇアレク? ここからは浄化に全振りしても良い?”
などと可愛く言われ、つい頷いてしまった。
呪具の浄化の時の様に、無理をするなと言うと。
”うん。約束する"
とニコニコと約束していたが、絶対無理をするに決まっている。
レンの思う様にさせてやりたいし、実際俺やドラゴン達の火力の魔法では、その爆風だけでも首都の結界を傷つけてしまう可能性が有る。
しかも此処で立ち往生していたら、只の消耗戦だ。
大門まであと少し、一瞬の空隙さえ確保出来たら、首都の中に入ることが出来る。
その為には、レンの浄化が必要だ。
だが・・・・。
中の奴らが、タイミングよく大門を開いてくれればいいが・・・・。
今からでもドラゴン達に手伝わせ。結界を無視して全て薙ぎ払ってしまおうか。
何もかも灰燼に帰すれば、結界もへったくれも無い。
大事な番に無茶をさせるより、公国の連中に多少の犠牲が出ようと・・・・。
はあ~~~。
そんな事、レンが許すはずが無い。
「閣下。レン様は大丈夫でしょうか」
「一応、無理はするなと釘は刺した。一応な」
「一応ですか? はぁ~~~~。回復薬を、何本か用意させますか?」
「回復薬はパフォスから止められている。もし呼吸法を使えない場合に備え、一本でいい」
マークも心配している。
こんな事なら、可愛らしさに負けるのではなかった。
「了解しました。・・・おや?クオンとノワールがレン様から離れませんね」
「ん?あぁ。あの二人は、黙っていてもレンを護る。好きにさせて置け」
「そうですが・・・。あの二人、衣装をレン様とお揃いに変えていますよ?」
「なんだと?!」
俺以外の奴が、レンと揃いだと?!
しかし、子供相手に大人気ない事も出来ん。
それにレンが、嬉しそうにしているではないか・・・。
クソッ!
「・・・・今回だけだ」
「ふふ・・・」
「なんだよ?」
「いえ、閣下も大人になられたようで、安心しただけです」
「言っとけ!! それより攻撃が疎かになって居るぞ。大門前の魔物を早く削れよ」
「はいはい。閣下も横の魔物を、よろしくお願いしますね」
「うるさい。さっきから削ってるだろう!」
支援物資を囲んで陣を組ませ。
四方から攻めて来る魔物を、部下達と一緒に削り続けているが、全く減っている気がしない。
今はレンが中心に立ち。
抜き放った刀を額に当てて、集中力と魔力を高めている処だ。
その両脇に、いつの間にか衣装をレンと同じものに変化させたドラゴンの子供が寄り添い、その背後をフェンリルの親子が守っている。
後方はクレイオスが、左右を俺とカルが、大門前をマークが中心になり、魔物と対峙しているのだが、カルとクレイオスのいる場所は、二人を恐れてか、魔物達も若干遠巻き気味で、数は多いが攻撃は緩い。
その分の魔物が、俺とマークの方に押し寄せてくる訳だ。
しかし、大門前に押し寄せる魔物は減らしたい。
クレイオスとカルを後ろに下がらせるべきか?
逡巡する背中から、レンの透き通った歌声が流れて来た。
歌声に誘われて振り向いたその先に、鈍色の刀を振るい、衣を靡かせ舞い踊る番の姿が有った。
レンの振るう刀が、陽光を受け綺羅と光り、小さな足に軽やかに踏まれた地面から、浄化の光が舞い上がった。
戦闘開始は日の出直後だったが、既に太陽は中天を過ぎ、西の空へと傾いている。
緋に染まる空の下、舞い踊る番のなんと美しい事か。
風に靡く艶やかな黒髪の先から、黄金の光が零れ落ち、その横で何度もレンの踊りを見て覚えたのか、二人のドラゴンが同じように踊っている。
魔獣魔物の雄叫びと、鳴り響く魔法の炸裂音。
檄を飛ばす将校に、腹に響く騎士達の鬨の声。
魔獣の身体を断ち切り、牙を防ぐ剣戟を縫い、レンの歌声は初めは細く、舞い踊るほどに力強くなって行き、語り掛ける様に慰めるかのように、高く低く乾いた大地に流れて行った。
レンの踏みしめた大地から舞い上がる浄化の光が、やがて円となり光の柱となって、空へ登った時、光りの中に藍色の龍が姿を現した。
外郭の歩廊に詰めかけた、公国の人々の歓喜の悲鳴が、結界越しに聞こえてくる。
水の中に落ちたように、全ての魔物の動きがゆっくりに見えた。
やがてレンの伸びやかな歌声が途切れると、世界の全てが動きを止め、数瞬の静寂が訪れた。
そして、世界は黄金に染まった。
眼を開ける事も叶わない眩い光に、瞼の裏まで黄金に染め上げられた。
上げた腕で光を遮り、番を求め薄く開いた瞳に、空へと黄金に輝く刀を掲げた、番の凛とした姿が映し出された。
更々と空へ帰って行く光を見送る番の瞳から、涙が一粒頬を伝い、空の色を映して落ちて行った。
『開門ッ!! 大門を開けよ!!』
龍が発する大音声が大地を震わし、硬く閉ざされた首都の大門が、ギシギシと軋みながら開かれた。
「門が開く!! 進めッ!!」
「急げ!急げっ!! 魔物が押し寄せてくる前に中に入れ!!」
「物資を押せッ!!荷馬車の速度を上げろ!!」
刀を鞘に納めたレンの身体が、ぐらりと傾いだ。
「レン!!」
番に駆け寄り腰を攫い、ブルーベルに飛び乗って、番の顔を覗き込むと、夕日の緋に染まっていても、顔色が悪い事が一目で分かった。
「だから無理するなと言ったのに」
「へへへ・・・ごめん・・ね」
「君って人は」
人の気も知らないで!
冷え切った小さな身体をマントで包み、搔き抱いたが、その震えを抑える事は出来なかった。
「応急処置だ。これを飲んで」
薄く開いた唇に回復薬の瓶を押し当てたが、震えすぎて上手く飲み込むことが出来ない。
最終手段で、一息で煽った薬を口移しで飲ませると、ほんの少しだが、顔色が戻った様に見えた。
「閣下急いで下さい!!」
マークの声に辺りを見回すと、大方の騎士が大門を潜り抜け、残って居るのは自分達と、大門前で俺達を待つ、数名の騎士だけになって居た。
レンの浄化の外側に居た魔物達が、攻め寄って来る土埃が目の端に映った。
鐙を蹴ってブルーベルを加速させ、大門目掛け疾走した。
子ドラゴン達はシルバーウルフの兄弟に、カルは嫌そうな顔のフェンリルに跨り、俺の後を追って来ている。
クレイオスは何処だ?
クレイオスの持ち場の方に視線を動かすと、此方を向いていたクレイオスが小さく手を振り、夕焼けに溶ける様に姿を消してしまった。
手助けはここ迄という事か。
大門へ視線を戻した時、バサリと翼を広げる音の直後、轟々と風が吹き荒れ、俺達は風に押されるように大門の中に転がり込んだ。
通り過ぎた俺達の後ろで、閉じられていく大門の隙間から、クレイオスが興した風になぎ倒される魔物と、恐らく創世のドラゴンの放ったブレスで、灰へ変えられる魔物の群れが垣間見えた。
ゴゴゴ・・・・ゴウゥン!!
大門が締まる重々しい、残響が消え去ると、周囲から爆発するような大歓声が沸き起こった。
痩せ細り、埃に塗れた人々が、肩を叩き合い、目からは滂沱の涙を流して、俺達の訪れと生還を喜んでくれている。
そして俺の腕の中のレンに気付くと、人々は額づき拝礼の姿勢を取った。
それはまるで、潮が引いて行くような静かな動きだった。
「クレイオス帝国第二騎士団、団長クロムウェルだ!ウジュカ大公殿下の請願により、神の愛し子がこの国の救済へと参られた!愛し子様の来臨である!!道を開けよ!!」
すると声も無く、衣擦れの音だけで、水が分かれるように道が開かれた。
その一糸乱れぬ動きに、若干の薄気味悪さを覚えたが、今は腕の中で小さく震えている番を一刻も早く休ませてやりたい。
その一心で、俺は鎧を蹴ったのだ。
ああ!心配だ。
やはり、許可するべきではなかった。
”ねぇアレク? ここからは浄化に全振りしても良い?”
などと可愛く言われ、つい頷いてしまった。
呪具の浄化の時の様に、無理をするなと言うと。
”うん。約束する"
とニコニコと約束していたが、絶対無理をするに決まっている。
レンの思う様にさせてやりたいし、実際俺やドラゴン達の火力の魔法では、その爆風だけでも首都の結界を傷つけてしまう可能性が有る。
しかも此処で立ち往生していたら、只の消耗戦だ。
大門まであと少し、一瞬の空隙さえ確保出来たら、首都の中に入ることが出来る。
その為には、レンの浄化が必要だ。
だが・・・・。
中の奴らが、タイミングよく大門を開いてくれればいいが・・・・。
今からでもドラゴン達に手伝わせ。結界を無視して全て薙ぎ払ってしまおうか。
何もかも灰燼に帰すれば、結界もへったくれも無い。
大事な番に無茶をさせるより、公国の連中に多少の犠牲が出ようと・・・・。
はあ~~~。
そんな事、レンが許すはずが無い。
「閣下。レン様は大丈夫でしょうか」
「一応、無理はするなと釘は刺した。一応な」
「一応ですか? はぁ~~~~。回復薬を、何本か用意させますか?」
「回復薬はパフォスから止められている。もし呼吸法を使えない場合に備え、一本でいい」
マークも心配している。
こんな事なら、可愛らしさに負けるのではなかった。
「了解しました。・・・おや?クオンとノワールがレン様から離れませんね」
「ん?あぁ。あの二人は、黙っていてもレンを護る。好きにさせて置け」
「そうですが・・・。あの二人、衣装をレン様とお揃いに変えていますよ?」
「なんだと?!」
俺以外の奴が、レンと揃いだと?!
しかし、子供相手に大人気ない事も出来ん。
それにレンが、嬉しそうにしているではないか・・・。
クソッ!
「・・・・今回だけだ」
「ふふ・・・」
「なんだよ?」
「いえ、閣下も大人になられたようで、安心しただけです」
「言っとけ!! それより攻撃が疎かになって居るぞ。大門前の魔物を早く削れよ」
「はいはい。閣下も横の魔物を、よろしくお願いしますね」
「うるさい。さっきから削ってるだろう!」
支援物資を囲んで陣を組ませ。
四方から攻めて来る魔物を、部下達と一緒に削り続けているが、全く減っている気がしない。
今はレンが中心に立ち。
抜き放った刀を額に当てて、集中力と魔力を高めている処だ。
その両脇に、いつの間にか衣装をレンと同じものに変化させたドラゴンの子供が寄り添い、その背後をフェンリルの親子が守っている。
後方はクレイオスが、左右を俺とカルが、大門前をマークが中心になり、魔物と対峙しているのだが、カルとクレイオスのいる場所は、二人を恐れてか、魔物達も若干遠巻き気味で、数は多いが攻撃は緩い。
その分の魔物が、俺とマークの方に押し寄せてくる訳だ。
しかし、大門前に押し寄せる魔物は減らしたい。
クレイオスとカルを後ろに下がらせるべきか?
逡巡する背中から、レンの透き通った歌声が流れて来た。
歌声に誘われて振り向いたその先に、鈍色の刀を振るい、衣を靡かせ舞い踊る番の姿が有った。
レンの振るう刀が、陽光を受け綺羅と光り、小さな足に軽やかに踏まれた地面から、浄化の光が舞い上がった。
戦闘開始は日の出直後だったが、既に太陽は中天を過ぎ、西の空へと傾いている。
緋に染まる空の下、舞い踊る番のなんと美しい事か。
風に靡く艶やかな黒髪の先から、黄金の光が零れ落ち、その横で何度もレンの踊りを見て覚えたのか、二人のドラゴンが同じように踊っている。
魔獣魔物の雄叫びと、鳴り響く魔法の炸裂音。
檄を飛ばす将校に、腹に響く騎士達の鬨の声。
魔獣の身体を断ち切り、牙を防ぐ剣戟を縫い、レンの歌声は初めは細く、舞い踊るほどに力強くなって行き、語り掛ける様に慰めるかのように、高く低く乾いた大地に流れて行った。
レンの踏みしめた大地から舞い上がる浄化の光が、やがて円となり光の柱となって、空へ登った時、光りの中に藍色の龍が姿を現した。
外郭の歩廊に詰めかけた、公国の人々の歓喜の悲鳴が、結界越しに聞こえてくる。
水の中に落ちたように、全ての魔物の動きがゆっくりに見えた。
やがてレンの伸びやかな歌声が途切れると、世界の全てが動きを止め、数瞬の静寂が訪れた。
そして、世界は黄金に染まった。
眼を開ける事も叶わない眩い光に、瞼の裏まで黄金に染め上げられた。
上げた腕で光を遮り、番を求め薄く開いた瞳に、空へと黄金に輝く刀を掲げた、番の凛とした姿が映し出された。
更々と空へ帰って行く光を見送る番の瞳から、涙が一粒頬を伝い、空の色を映して落ちて行った。
『開門ッ!! 大門を開けよ!!』
龍が発する大音声が大地を震わし、硬く閉ざされた首都の大門が、ギシギシと軋みながら開かれた。
「門が開く!! 進めッ!!」
「急げ!急げっ!! 魔物が押し寄せてくる前に中に入れ!!」
「物資を押せッ!!荷馬車の速度を上げろ!!」
刀を鞘に納めたレンの身体が、ぐらりと傾いだ。
「レン!!」
番に駆け寄り腰を攫い、ブルーベルに飛び乗って、番の顔を覗き込むと、夕日の緋に染まっていても、顔色が悪い事が一目で分かった。
「だから無理するなと言ったのに」
「へへへ・・・ごめん・・ね」
「君って人は」
人の気も知らないで!
冷え切った小さな身体をマントで包み、搔き抱いたが、その震えを抑える事は出来なかった。
「応急処置だ。これを飲んで」
薄く開いた唇に回復薬の瓶を押し当てたが、震えすぎて上手く飲み込むことが出来ない。
最終手段で、一息で煽った薬を口移しで飲ませると、ほんの少しだが、顔色が戻った様に見えた。
「閣下急いで下さい!!」
マークの声に辺りを見回すと、大方の騎士が大門を潜り抜け、残って居るのは自分達と、大門前で俺達を待つ、数名の騎士だけになって居た。
レンの浄化の外側に居た魔物達が、攻め寄って来る土埃が目の端に映った。
鐙を蹴ってブルーベルを加速させ、大門目掛け疾走した。
子ドラゴン達はシルバーウルフの兄弟に、カルは嫌そうな顔のフェンリルに跨り、俺の後を追って来ている。
クレイオスは何処だ?
クレイオスの持ち場の方に視線を動かすと、此方を向いていたクレイオスが小さく手を振り、夕焼けに溶ける様に姿を消してしまった。
手助けはここ迄という事か。
大門へ視線を戻した時、バサリと翼を広げる音の直後、轟々と風が吹き荒れ、俺達は風に押されるように大門の中に転がり込んだ。
通り過ぎた俺達の後ろで、閉じられていく大門の隙間から、クレイオスが興した風になぎ倒される魔物と、恐らく創世のドラゴンの放ったブレスで、灰へ変えられる魔物の群れが垣間見えた。
ゴゴゴ・・・・ゴウゥン!!
大門が締まる重々しい、残響が消え去ると、周囲から爆発するような大歓声が沸き起こった。
痩せ細り、埃に塗れた人々が、肩を叩き合い、目からは滂沱の涙を流して、俺達の訪れと生還を喜んでくれている。
そして俺の腕の中のレンに気付くと、人々は額づき拝礼の姿勢を取った。
それはまるで、潮が引いて行くような静かな動きだった。
「クレイオス帝国第二騎士団、団長クロムウェルだ!ウジュカ大公殿下の請願により、神の愛し子がこの国の救済へと参られた!愛し子様の来臨である!!道を開けよ!!」
すると声も無く、衣擦れの音だけで、水が分かれるように道が開かれた。
その一糸乱れぬ動きに、若干の薄気味悪さを覚えたが、今は腕の中で小さく震えている番を一刻も早く休ませてやりたい。
その一心で、俺は鎧を蹴ったのだ。
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