442 / 551
愛し子と樹海の王
鬼火の涙
しおりを挟む
『ほら、早く浄化して。さっさと帰るよ』
巨大なスケルトンを吹き飛ばしたカルは、腕を組んだ仁王立ちで、傲慢とも不遜ともとれる態度で、俺達を睥睨していた。
「あ~やっちゃったぁ~」
「面倒な事になりましたね」
「最悪だ」
「レン後ろに下がって、浄化に集中してくれ。クオン、ノワール。レンを護れ!!」
「はいっ!」
「「は~~い」」
「マーク防護結界!! シッチンとエーグルは、炎系の魔法で支援体制を維持!!」
「了解っす!」
「了解!」
『なに? もう倒したでしょ?』
スケルトンの特性を理解していないカルは、俺達の様子に訳が分からず、憤慨しているようだが、こっちはそれ処ではない。
「まだだッ!」
散乱した人骨に劫火を放ったが、地下水に浸かっていた人骨は、白煙を上げたが火の回りが今一で、焼き尽くすことは出来なかった。
そしてガラガラと不気味な音を立てながら、寄り集まり体を再生してしまった。
その時、前に使われなかった骨も取り込まれ、更に体が大きくなっている。
『なにあれ?』
「あいつに物理攻撃は利かん!!吹き飛ばした程度では、何度でも再生する!!」
『うそっ!』
組んでいた腕をほどき、途端に焦りを見せるカルだが、今更焦られても後の祭りだ。
「こんな時に嘘なんかつくかッ!! あいつ等は、再生する度に狂暴になる!!」
『だったら、一気に燃やしちゃえばいいじゃない』
「馬鹿か!?こんな狭い処で、最大火力を放ったら空気が足りなくなる。全員が気を失った後に、別の魔物が湧いたらどうする気だッ!!」
『知らなかった』
だろうな。
1万年も引きこもっていれば、この何十年かで現れた魔物の事等、知る訳が無いよな。
「来るぞっ!!」
空気が唸り、俺達を薙ぎ払おうと、寄せ集めの極太の腕が振り回された。
跳躍しそれを躱したが、振り下ろされた拳が、俺達の立っていた岩場を削り取り、更に近くに散乱していた人骨を取り込んで、特大のメイスを創り上げてしまった。
「チッ! 場所に合わせて武器を選んだ!! 知能が有る。こいつ邪法を使うぞ!!」
注意した傍から、スケルトンの口から鬼火とそっくりな青白い炎が吐き出され、結界に阻まれ四散していった。
後方から、シッチンとエーグルの放った火球が、スケルトンに命中し、炎に焼かれた部分の骨が、崩れて落ちていく。
最大火力を使えない以上、地道に削って行くしかない。
魔力を流し、炎を纏わせた剣で、振り下ろされるメイスを払い、本体に斬りかかる。
炎を纏った剣が通った場所は、骨が崩れて落ちていくが、相手の再生の方が速い。
無尽蔵とは言わないが、スケルトンが身体を構成する材料には、事欠かない。
しかし以前なら、互いを削り合う消耗戦になっただろうが、今の俺達にはレンが居てくれる。
レンの浄化が行き渡れば、俺達の勝ちだ。
足元にはすでに、レンの浄化による光が流れ、黄金の粒がキラキラと舞い上がり始めている。
あと一息、ここを堪えれば、決着は目の前だ。
俺の横で戦うカルも、俺も真似て槍に炎を纏わせている。
カルも俺達が居なければ、スケルトンの特性など気にも留めず、蟻を踏み潰すよりも簡単に、この醜悪な魔物を屠ってしまうのだろう。
それ以前に、魔物の事等、気にも留めなかったのかも知れん。
引きこもりだったこの龍は、偶に傲岸不遜な態度をとるが、そもそもの存在の在り方が違うのだ、俺達のやり方に付き合ってくれるだけ、マシだと思うことにしよう。
だが・・・。
『ええい。鬱陶しい!!」
この堪え性の無い処が、引きこもり生活の代償やも知れんな。
延々と、攻撃と破壊。再生と防御を繰り返し、焦れたカルが、魔力を込めた槍をスケルトン目掛けて投擲した。
本来なら戦闘の最中に、得物を手放すなど愚の骨頂だが、ドラゴンの亜種であるカルにとっては、武器が有ろうとなかろうと、大差ないのだろう。
それにレンが謎空間と呼ぶ場所から、武器など好きなだけ、取り出せるだろうしな。
カルの投げた槍は、過たずスケルトンの額を穿ち、穂先に纏わせた炎が燃え上がった。
相手が普通の魔物なら、これで動きも鈍くなっただろうが、生憎こいつは、特別に濃い瘴気によって生まれた化け物だ。
カルの攻撃も動きを鈍らせることは出来ず、逆に怒りを煽っただけだった。
人骨を寄せ集めた巨大な手が握るメイスは、メチャクチャに振り回され、軌道を読む暇も与えられない。
でかい岩が飛んでくるような攻撃を弾き、極太の腕に炎を纏わせた剣を叩き込む。
腕の中ほどまで切り裂いた剣に、更に力を加えれば、膨れ上がった筋肉で袖が裂けてしまいそうだ。
「グウゥゥガアッ!!」
渾身の力で叩き斬ったスケルトンの腕が、ガシャリと地面に落ちた。
そこへ、エーグル達の放った炎が追い打ちをかけ、落ちた腕は炎に包まれた。
キシャァァーーーッ!!
金属音に近い金切り声で叫んだ化け物が、叫びと一緒に、渦巻く炎を吐き出した。
それは単発ではなく、休む暇もないほどの連弾だった。
スケルトンに息継ぎは必要なく、魔力が尽きるまで炎弾を吐き続ける積りの様だ。
剣を振るい炎弾を切り伏せ、結界と身体強化を施した腕で弾き飛ばす。
そんな攻防の中、顎が外れる勢いでガバリと開かれた口から、特大の鬼火が吐き出された。
俺の剣が両断したそれを、カルの魔力が消し去った。
そして、開かれたままのスケルトンの口から、吐き出される鬼火が一瞬止まった。
魔力が底をついたのか、詰めていた息を吐き出したその瞬間、スケルトンの口から炎弾が立て続けに吐き出された。
相手の隙を伺う知能迄あったとは、見くびり過ぎたようだ。
剣を握り直し、鬼火に向かい身構えたが、吐き出された鬼火は、俺とカルの目の前で軌道を変え、マークが張った結界を突き破った。
結界を張っていたマークは吹き飛ばされ、エーグルとシッチンのマントが燃え上がっている。
そして、スケルトンが放った炎弾は、レンを目掛け飛んで行った。
レンに襲い掛かる炎弾は、ノワールとクオンが張った結界に阻まれ、レンの浄化で光りの粒へと変化した。
しかし、子ドラゴン達の結界には、罅が入りそう長くは持たないだろう。
今は炎弾を止める事が先決と、俺はスケルトンへ向け疾走した。
振り下ろされる腕をすり抜け、掴みかかって来る指を斬り落とし、むき出しのあばら骨を足掛かりに、頭部へ向かって跳躍する。
そして無防備な下顎から頭部へと、剣を突き刺した。
炎を纏った剣に縫い留められた口は、欠けた歯の間から、青白い鬼火が噴き出し、剣に纏させた紅蓮の炎とせめぎ合っている。
「ハハッ!どうだ?化け物?」
行き場を失った邪法の炎が、ぽっかりと空いた眼孔からもチロチロと溢れている。
その青白い炎が、まるで涙の様にも見え、虐げられた獣人の恨みの深さに、一瞬胸がツキリと傷んだ。
そして足元から暖かな光が舞い上がり、背中に愛しい人の気配を感じた俺は、掴んでいた剣を無理やり引き抜き、スケルトンの下顎を断ち切って、地面へ着地した。
その横を静かに通り過ぎた番は、浄化の光で全身を黄金に染め上げ、寄せ集めの身体にそっと手で触れたのだ。
するとあれほど狂暴だった、スケルトンが嘘の様に大人しくなった。
体のあちこちから漏れ出していた、鬼火が消えていき、空っぽの眼孔を持つ髑髏が、伺う様に小首を傾げて、レンを覗き込んでいる。
「もう大丈夫。みんなとアウラ様の所へ帰ろうね」
優しく囁く声に、空ろな目から、鬼火がポロポロと零れ落ちた。
番の身体を包んだ浄化の光は、やがてスケルトンの胸から全身へと広がって行った。
そして川岸から、川底からも黄金の粒が湧き上がり、地下洞窟を満点の星よりもキラキラと輝かせたのだ。
やがて暖かな光は、川の流れに逆らい、さわさわと昇って行き、その微かな音が、まるで笑い声のようにも聞こえ、その場にいた全員の胸に染み入ったのだ。
「どこに行くのでしょう」
「彼らが落とされた穴じゃないか?」
マークとエーグルが囁く様に語り合っている。
浄化の光景に感動したのか、シッチンは顔を隠していたハンカチをむしり取り、流れる涙を、コソコソと拭っている。
そして俺は、腰にキュウっと抱き着いて来た番を抱きしめ返した。
「疲れたか?」
「うん。ちょっとだけ」
よしよし。素直なのは良い事だ。
抱き上げた番の花の香りに、心を癒された俺は、皆を促し帰路についたのだ。
そして、スケルトンが居た場所には、細かく砕けた骨の残骸が、砂の様に積み上がって居た。
この残骸も、いつか水の流れが、海へと運んでくれるだろう。
巨大なスケルトンを吹き飛ばしたカルは、腕を組んだ仁王立ちで、傲慢とも不遜ともとれる態度で、俺達を睥睨していた。
「あ~やっちゃったぁ~」
「面倒な事になりましたね」
「最悪だ」
「レン後ろに下がって、浄化に集中してくれ。クオン、ノワール。レンを護れ!!」
「はいっ!」
「「は~~い」」
「マーク防護結界!! シッチンとエーグルは、炎系の魔法で支援体制を維持!!」
「了解っす!」
「了解!」
『なに? もう倒したでしょ?』
スケルトンの特性を理解していないカルは、俺達の様子に訳が分からず、憤慨しているようだが、こっちはそれ処ではない。
「まだだッ!」
散乱した人骨に劫火を放ったが、地下水に浸かっていた人骨は、白煙を上げたが火の回りが今一で、焼き尽くすことは出来なかった。
そしてガラガラと不気味な音を立てながら、寄り集まり体を再生してしまった。
その時、前に使われなかった骨も取り込まれ、更に体が大きくなっている。
『なにあれ?』
「あいつに物理攻撃は利かん!!吹き飛ばした程度では、何度でも再生する!!」
『うそっ!』
組んでいた腕をほどき、途端に焦りを見せるカルだが、今更焦られても後の祭りだ。
「こんな時に嘘なんかつくかッ!! あいつ等は、再生する度に狂暴になる!!」
『だったら、一気に燃やしちゃえばいいじゃない』
「馬鹿か!?こんな狭い処で、最大火力を放ったら空気が足りなくなる。全員が気を失った後に、別の魔物が湧いたらどうする気だッ!!」
『知らなかった』
だろうな。
1万年も引きこもっていれば、この何十年かで現れた魔物の事等、知る訳が無いよな。
「来るぞっ!!」
空気が唸り、俺達を薙ぎ払おうと、寄せ集めの極太の腕が振り回された。
跳躍しそれを躱したが、振り下ろされた拳が、俺達の立っていた岩場を削り取り、更に近くに散乱していた人骨を取り込んで、特大のメイスを創り上げてしまった。
「チッ! 場所に合わせて武器を選んだ!! 知能が有る。こいつ邪法を使うぞ!!」
注意した傍から、スケルトンの口から鬼火とそっくりな青白い炎が吐き出され、結界に阻まれ四散していった。
後方から、シッチンとエーグルの放った火球が、スケルトンに命中し、炎に焼かれた部分の骨が、崩れて落ちていく。
最大火力を使えない以上、地道に削って行くしかない。
魔力を流し、炎を纏わせた剣で、振り下ろされるメイスを払い、本体に斬りかかる。
炎を纏った剣が通った場所は、骨が崩れて落ちていくが、相手の再生の方が速い。
無尽蔵とは言わないが、スケルトンが身体を構成する材料には、事欠かない。
しかし以前なら、互いを削り合う消耗戦になっただろうが、今の俺達にはレンが居てくれる。
レンの浄化が行き渡れば、俺達の勝ちだ。
足元にはすでに、レンの浄化による光が流れ、黄金の粒がキラキラと舞い上がり始めている。
あと一息、ここを堪えれば、決着は目の前だ。
俺の横で戦うカルも、俺も真似て槍に炎を纏わせている。
カルも俺達が居なければ、スケルトンの特性など気にも留めず、蟻を踏み潰すよりも簡単に、この醜悪な魔物を屠ってしまうのだろう。
それ以前に、魔物の事等、気にも留めなかったのかも知れん。
引きこもりだったこの龍は、偶に傲岸不遜な態度をとるが、そもそもの存在の在り方が違うのだ、俺達のやり方に付き合ってくれるだけ、マシだと思うことにしよう。
だが・・・。
『ええい。鬱陶しい!!」
この堪え性の無い処が、引きこもり生活の代償やも知れんな。
延々と、攻撃と破壊。再生と防御を繰り返し、焦れたカルが、魔力を込めた槍をスケルトン目掛けて投擲した。
本来なら戦闘の最中に、得物を手放すなど愚の骨頂だが、ドラゴンの亜種であるカルにとっては、武器が有ろうとなかろうと、大差ないのだろう。
それにレンが謎空間と呼ぶ場所から、武器など好きなだけ、取り出せるだろうしな。
カルの投げた槍は、過たずスケルトンの額を穿ち、穂先に纏わせた炎が燃え上がった。
相手が普通の魔物なら、これで動きも鈍くなっただろうが、生憎こいつは、特別に濃い瘴気によって生まれた化け物だ。
カルの攻撃も動きを鈍らせることは出来ず、逆に怒りを煽っただけだった。
人骨を寄せ集めた巨大な手が握るメイスは、メチャクチャに振り回され、軌道を読む暇も与えられない。
でかい岩が飛んでくるような攻撃を弾き、極太の腕に炎を纏わせた剣を叩き込む。
腕の中ほどまで切り裂いた剣に、更に力を加えれば、膨れ上がった筋肉で袖が裂けてしまいそうだ。
「グウゥゥガアッ!!」
渾身の力で叩き斬ったスケルトンの腕が、ガシャリと地面に落ちた。
そこへ、エーグル達の放った炎が追い打ちをかけ、落ちた腕は炎に包まれた。
キシャァァーーーッ!!
金属音に近い金切り声で叫んだ化け物が、叫びと一緒に、渦巻く炎を吐き出した。
それは単発ではなく、休む暇もないほどの連弾だった。
スケルトンに息継ぎは必要なく、魔力が尽きるまで炎弾を吐き続ける積りの様だ。
剣を振るい炎弾を切り伏せ、結界と身体強化を施した腕で弾き飛ばす。
そんな攻防の中、顎が外れる勢いでガバリと開かれた口から、特大の鬼火が吐き出された。
俺の剣が両断したそれを、カルの魔力が消し去った。
そして、開かれたままのスケルトンの口から、吐き出される鬼火が一瞬止まった。
魔力が底をついたのか、詰めていた息を吐き出したその瞬間、スケルトンの口から炎弾が立て続けに吐き出された。
相手の隙を伺う知能迄あったとは、見くびり過ぎたようだ。
剣を握り直し、鬼火に向かい身構えたが、吐き出された鬼火は、俺とカルの目の前で軌道を変え、マークが張った結界を突き破った。
結界を張っていたマークは吹き飛ばされ、エーグルとシッチンのマントが燃え上がっている。
そして、スケルトンが放った炎弾は、レンを目掛け飛んで行った。
レンに襲い掛かる炎弾は、ノワールとクオンが張った結界に阻まれ、レンの浄化で光りの粒へと変化した。
しかし、子ドラゴン達の結界には、罅が入りそう長くは持たないだろう。
今は炎弾を止める事が先決と、俺はスケルトンへ向け疾走した。
振り下ろされる腕をすり抜け、掴みかかって来る指を斬り落とし、むき出しのあばら骨を足掛かりに、頭部へ向かって跳躍する。
そして無防備な下顎から頭部へと、剣を突き刺した。
炎を纏った剣に縫い留められた口は、欠けた歯の間から、青白い鬼火が噴き出し、剣に纏させた紅蓮の炎とせめぎ合っている。
「ハハッ!どうだ?化け物?」
行き場を失った邪法の炎が、ぽっかりと空いた眼孔からもチロチロと溢れている。
その青白い炎が、まるで涙の様にも見え、虐げられた獣人の恨みの深さに、一瞬胸がツキリと傷んだ。
そして足元から暖かな光が舞い上がり、背中に愛しい人の気配を感じた俺は、掴んでいた剣を無理やり引き抜き、スケルトンの下顎を断ち切って、地面へ着地した。
その横を静かに通り過ぎた番は、浄化の光で全身を黄金に染め上げ、寄せ集めの身体にそっと手で触れたのだ。
するとあれほど狂暴だった、スケルトンが嘘の様に大人しくなった。
体のあちこちから漏れ出していた、鬼火が消えていき、空っぽの眼孔を持つ髑髏が、伺う様に小首を傾げて、レンを覗き込んでいる。
「もう大丈夫。みんなとアウラ様の所へ帰ろうね」
優しく囁く声に、空ろな目から、鬼火がポロポロと零れ落ちた。
番の身体を包んだ浄化の光は、やがてスケルトンの胸から全身へと広がって行った。
そして川岸から、川底からも黄金の粒が湧き上がり、地下洞窟を満点の星よりもキラキラと輝かせたのだ。
やがて暖かな光は、川の流れに逆らい、さわさわと昇って行き、その微かな音が、まるで笑い声のようにも聞こえ、その場にいた全員の胸に染み入ったのだ。
「どこに行くのでしょう」
「彼らが落とされた穴じゃないか?」
マークとエーグルが囁く様に語り合っている。
浄化の光景に感動したのか、シッチンは顔を隠していたハンカチをむしり取り、流れる涙を、コソコソと拭っている。
そして俺は、腰にキュウっと抱き着いて来た番を抱きしめ返した。
「疲れたか?」
「うん。ちょっとだけ」
よしよし。素直なのは良い事だ。
抱き上げた番の花の香りに、心を癒された俺は、皆を促し帰路についたのだ。
そして、スケルトンが居た場所には、細かく砕けた骨の残骸が、砂の様に積み上がって居た。
この残骸も、いつか水の流れが、海へと運んでくれるだろう。
111
お気に入りに追加
1,321
あなたにおすすめの小説
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる