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愛し子と樹海の王
泣き虫親子
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side・レン
ママンってば、アレクさんと私が仲良くするのは良い事だ。ってずっと言ってたのに。
残念な子を見るみたいな目をして、アレクさんの事を ”あんなん” 呼ばわりするなんて。
ちょっと酷くない?
「ママン?それってどういう意味?」
「べっ別に他意はない・・・よ?」
「へ~~ぇ? 本当に?」
私のジト目から、ママンはわざとらしく目を逸らしました。
「本当だよ?・・・ただあんな戦い方見せられたらさ、心配になるでしょ?」
DEAD or ALIVE が基本のこの世界で 強いって大事よね?
何処に心配する要素が?
首を傾げる私に、ママンは益々困ったお顔です。
「だって・・・あの身体で、あんな戦い方をするなんて・・・レンを傷つけるのじゃないかって・・・・」
「そんな事、ある訳無いじゃないですか。アレクは私の事、と~~~っても大事にしてくれて居ますよ?」
「うん。それはそうなんだけど・・・でもほら・・・その夜とか・・・」
あ・・・・そっち・・・。
それに関しては、確かに辛い時もあるけど・・・。
それは、暴力的だからとか、無理やりだからとかじゃなくて。
その・・・良すぎて・・・辛いというか・・・・でも、全然嫌では無くて、むしろ・・・・
なんてこと、ママンに言える訳ないじゃない!!
「アレクは・・・その・・私には、甘々なので、心配しなくて大丈夫・・・です」
「甘々・・・・それもそうか・・・まあ、思う処は色々あるけれど、取り敢えずは、二人が幸せそうだから、何も言わないでおくよ」
「そういう含みのある言い方は、良くないと思います」
「どうして?」
ママンは形の良い眉を、片方だけ器用に上げて見せながら、私の頭を撫でてくれました。
「だって、私とママンは家族でしょう? 家族で腹探り合いみたいなことは、良くないですよね?」
「かっ家族? 私を家族と言ってくれるの?」
「えっ? 駄目ですか?」
駄目じゃない! と物凄く感動してくれているようですが、少し大げさなのでは?
「あれ? やだ! どうして泣いてるんですか?!」
「ううぅ・・・レンが・・・レンが家族って言ってくれたぁ~~~」
「それだけで?」
「嬉しいよ~。 もの凄~く、うれしい~」
ママンは両手でジョッキを握りしめながら、グスグスと泣き出してしまいました。
「あぁもう。今度はママンの番? 親子揃って泣き虫なんて、クレイオス様に笑われちゃいますね?」
ママンは泣き上戸なの?
平気そうに見えていたけど、やっぱり酔っぱらってるみたい。
本調子じゃないって言いながら、カパカパ吞んでいたものね。
次から気を付けて上げなくちゃ。
って私、神様と普通に飲み会する気になってた・・・。
次なんて有るかもわからないのに・・・。
ああ、そうか。
私がママンと過ごせる時間は有限だ。
ママンはそれが分かっているから、こんな些細な事で喜んでくれるのね。
クレイオス様とアウラ様、カルもだけど。彼らの時間は永遠で。
でも私の命には限りがある。
それに普通の家族みたいに、毎日一緒に過ごせるわけでも無くて。
アウラ様にとって私との時間なんて、瞬きよりも短い時間。
それをこうやって大切にしてくれて居る。
なんて有難いんだろう。
アウラ様と過ごす時間を、当たり前だと思ってはいけない。
どんな宝物より、もっとずっと、大切にしなくちゃいけないんだ。
「ママン。泣かないで? お茶飲む?それともコーラ?」
「ううう・・・な・・・生で」
まだ飲むのッ!?
「沢山飲んだら、体に悪いですよ?」
「私達にアルコールなんて関係ないんだよ? それに、こんな良い日に飲まないで、いつ飲むの?」
「あはは・・・はぁ・・・そうですか」
泣いたからか、酔ったから、なのかは分かりませんが。
頬を上気させた、艶っぽいお顔のおねだりに、嫌と言える人がいるでしょうか?
ママンには、ご自分の最終兵器っぷりを自覚して頂きたい。
「生なら、自分で出してくださいね。じゃあ先にお顔を綺麗にしましょう」
私の為にママンが用意してくれた、山盛りのタオルの中から、新しい一枚を抜き取り、創世神の白い頬を、出来るだけ丁寧にゆっくりとぬぐいました。
今はこうして、お話しをして、触れる事も出来るけれど、神様と人である私とは、本来住む世界が、全く異なるのよね。
それに、私は何時かおばあちゃんになって、輪廻の輪の中に戻らなくちゃいけない。
その時、この泣き虫な神様は、私の事を思って泣いてしまうのかしら?
「ねえ、ママン?」
「なあに?」
「いつか私が死んだら、次もヴィースに生まれ変われる?」
「どうしてそんな事を言うの? 君に掛けられた呪いはもうすぐ解かれる。その為に、みんなが頑張ってくれているじゃない?」
歩くカルが映し出された鏡を指さした後、私の両手をがっしりと握りしめ、ママンが顔を覗き込んできます。
「いいかい? 君は死んだりしない。心配なんてしなくていいんだ」
唐突過ぎる私の問いが、心優しい創世神を動揺させてしまったようです。
「あの、ごめんなさい。その事を心配しているのではなくて。いつかおばあちゃんになった時の話しです」
「おばあちゃん?」
慌てて否定する私に、アウラ様は、少しほっとしたような、やっぱり悲しそうなお顔です。
悲しませるつもりはなかったのに・・・。
考えなしに、思い付いた事を何でもしゃべってしてしまう癖は、直さなくちゃいけませんね。
「・・・君はどうしたいの?」
「私はヴィースに生まれて来たいです。アレクと二つ名の誓いもしていますし、アウラ様の本当の子供に生まれる。のは無理だとしても、ママンとも、ずっとい一緒に居たいです」
「レンッ!!」
「ぐぇッ!」
「嬉しい事をいってくれるね! もう!私の子はなんて可愛い、いい子なんだ」
あの・・褒めて頂けるのは嬉しいのですが。
絞まってる!! 絞まってるからッ!!
ぎゅうぎゅう抱きしめて来る背中を、思いっきりバンバン叩いて、やっと解放してもらえました。
「ゼェ・・・ゼェ・・・死ぬかと思った・・・」
なよやかな見た目ですが、アウラ様もやっぱり男性です。
無駄に力の強い事、つよいこと。
「ごめんよ? 嬉しくてつい」
しょんぼりと謝るママンの涙を拭いながら、鏡をチラ見すると、カルの槍の一振りで、数人のドラゴニュートさんが、纏めてお空に舞い上がるところでした。
「ママン。カルの試合が終わりそうです」
「うん・・・カルもあの調子だと、もう直ぐ応龍になれそうだね」
「応龍? 竜の成長の話しですか?」
「おや?知って居るの?」
「祖父が、神社仏閣巡りが好きで。その手のの話しは、うんざりするくらい聞かされてたので。カルは角が有ったから、今は角龍で、次が応龍って事は、もう直ぐ翼が生えて来る?」
「そうそう!良く知っているね。成長による身体の変化まで、あと2.300年ってところかな?」
ここでママンは、ジョッキを煽り。
上唇に着いた泡のお鬚を、親指で拭い去りました。その男性的な仕草は、やっぱりママンじゃなくて、パパな気がします。
「2.300年・・・私は見れませんね」
ちょっとがっかりです。
「それこそ生まれ変わった時に、見られると思うよ?」
「その時カルは、私だって分かるの?」
「ふふ・・・多分ね」
「でも、私は覚えてないのでしょ?」
「基本はね。生まれ変わりの時に忘れてしまう。ただ、何かのきっかけで、魂に刻まれた記憶を、思い出す事はある。・・・・君は覚えていたいの?」
「いえ。その時の人生を精一杯生きたいので、忘れたままでいいと思う」
私の返事に、アウラ様は目を細め、ジョッキを傾けています。
「そう・・・カルの試合はちゃんと見られなかったけど、次はクレイオスの番だ。これが済んだら、君の呪いも直ぐに解けるよ」
「はい・・・」
「どうしたの?嬉しくないの?」
「嬉しいですけど・・・その・・なんか、様子がおかしくありませんか?」
鏡を指差すと、振り返ったアウラ様は、怪訝な表情を浮かべ、探る様に鏡を見つめたのです。
ママンってば、アレクさんと私が仲良くするのは良い事だ。ってずっと言ってたのに。
残念な子を見るみたいな目をして、アレクさんの事を ”あんなん” 呼ばわりするなんて。
ちょっと酷くない?
「ママン?それってどういう意味?」
「べっ別に他意はない・・・よ?」
「へ~~ぇ? 本当に?」
私のジト目から、ママンはわざとらしく目を逸らしました。
「本当だよ?・・・ただあんな戦い方見せられたらさ、心配になるでしょ?」
DEAD or ALIVE が基本のこの世界で 強いって大事よね?
何処に心配する要素が?
首を傾げる私に、ママンは益々困ったお顔です。
「だって・・・あの身体で、あんな戦い方をするなんて・・・レンを傷つけるのじゃないかって・・・・」
「そんな事、ある訳無いじゃないですか。アレクは私の事、と~~~っても大事にしてくれて居ますよ?」
「うん。それはそうなんだけど・・・でもほら・・・その夜とか・・・」
あ・・・・そっち・・・。
それに関しては、確かに辛い時もあるけど・・・。
それは、暴力的だからとか、無理やりだからとかじゃなくて。
その・・・良すぎて・・・辛いというか・・・・でも、全然嫌では無くて、むしろ・・・・
なんてこと、ママンに言える訳ないじゃない!!
「アレクは・・・その・・私には、甘々なので、心配しなくて大丈夫・・・です」
「甘々・・・・それもそうか・・・まあ、思う処は色々あるけれど、取り敢えずは、二人が幸せそうだから、何も言わないでおくよ」
「そういう含みのある言い方は、良くないと思います」
「どうして?」
ママンは形の良い眉を、片方だけ器用に上げて見せながら、私の頭を撫でてくれました。
「だって、私とママンは家族でしょう? 家族で腹探り合いみたいなことは、良くないですよね?」
「かっ家族? 私を家族と言ってくれるの?」
「えっ? 駄目ですか?」
駄目じゃない! と物凄く感動してくれているようですが、少し大げさなのでは?
「あれ? やだ! どうして泣いてるんですか?!」
「ううぅ・・・レンが・・・レンが家族って言ってくれたぁ~~~」
「それだけで?」
「嬉しいよ~。 もの凄~く、うれしい~」
ママンは両手でジョッキを握りしめながら、グスグスと泣き出してしまいました。
「あぁもう。今度はママンの番? 親子揃って泣き虫なんて、クレイオス様に笑われちゃいますね?」
ママンは泣き上戸なの?
平気そうに見えていたけど、やっぱり酔っぱらってるみたい。
本調子じゃないって言いながら、カパカパ吞んでいたものね。
次から気を付けて上げなくちゃ。
って私、神様と普通に飲み会する気になってた・・・。
次なんて有るかもわからないのに・・・。
ああ、そうか。
私がママンと過ごせる時間は有限だ。
ママンはそれが分かっているから、こんな些細な事で喜んでくれるのね。
クレイオス様とアウラ様、カルもだけど。彼らの時間は永遠で。
でも私の命には限りがある。
それに普通の家族みたいに、毎日一緒に過ごせるわけでも無くて。
アウラ様にとって私との時間なんて、瞬きよりも短い時間。
それをこうやって大切にしてくれて居る。
なんて有難いんだろう。
アウラ様と過ごす時間を、当たり前だと思ってはいけない。
どんな宝物より、もっとずっと、大切にしなくちゃいけないんだ。
「ママン。泣かないで? お茶飲む?それともコーラ?」
「ううう・・・な・・・生で」
まだ飲むのッ!?
「沢山飲んだら、体に悪いですよ?」
「私達にアルコールなんて関係ないんだよ? それに、こんな良い日に飲まないで、いつ飲むの?」
「あはは・・・はぁ・・・そうですか」
泣いたからか、酔ったから、なのかは分かりませんが。
頬を上気させた、艶っぽいお顔のおねだりに、嫌と言える人がいるでしょうか?
ママンには、ご自分の最終兵器っぷりを自覚して頂きたい。
「生なら、自分で出してくださいね。じゃあ先にお顔を綺麗にしましょう」
私の為にママンが用意してくれた、山盛りのタオルの中から、新しい一枚を抜き取り、創世神の白い頬を、出来るだけ丁寧にゆっくりとぬぐいました。
今はこうして、お話しをして、触れる事も出来るけれど、神様と人である私とは、本来住む世界が、全く異なるのよね。
それに、私は何時かおばあちゃんになって、輪廻の輪の中に戻らなくちゃいけない。
その時、この泣き虫な神様は、私の事を思って泣いてしまうのかしら?
「ねえ、ママン?」
「なあに?」
「いつか私が死んだら、次もヴィースに生まれ変われる?」
「どうしてそんな事を言うの? 君に掛けられた呪いはもうすぐ解かれる。その為に、みんなが頑張ってくれているじゃない?」
歩くカルが映し出された鏡を指さした後、私の両手をがっしりと握りしめ、ママンが顔を覗き込んできます。
「いいかい? 君は死んだりしない。心配なんてしなくていいんだ」
唐突過ぎる私の問いが、心優しい創世神を動揺させてしまったようです。
「あの、ごめんなさい。その事を心配しているのではなくて。いつかおばあちゃんになった時の話しです」
「おばあちゃん?」
慌てて否定する私に、アウラ様は、少しほっとしたような、やっぱり悲しそうなお顔です。
悲しませるつもりはなかったのに・・・。
考えなしに、思い付いた事を何でもしゃべってしてしまう癖は、直さなくちゃいけませんね。
「・・・君はどうしたいの?」
「私はヴィースに生まれて来たいです。アレクと二つ名の誓いもしていますし、アウラ様の本当の子供に生まれる。のは無理だとしても、ママンとも、ずっとい一緒に居たいです」
「レンッ!!」
「ぐぇッ!」
「嬉しい事をいってくれるね! もう!私の子はなんて可愛い、いい子なんだ」
あの・・褒めて頂けるのは嬉しいのですが。
絞まってる!! 絞まってるからッ!!
ぎゅうぎゅう抱きしめて来る背中を、思いっきりバンバン叩いて、やっと解放してもらえました。
「ゼェ・・・ゼェ・・・死ぬかと思った・・・」
なよやかな見た目ですが、アウラ様もやっぱり男性です。
無駄に力の強い事、つよいこと。
「ごめんよ? 嬉しくてつい」
しょんぼりと謝るママンの涙を拭いながら、鏡をチラ見すると、カルの槍の一振りで、数人のドラゴニュートさんが、纏めてお空に舞い上がるところでした。
「ママン。カルの試合が終わりそうです」
「うん・・・カルもあの調子だと、もう直ぐ応龍になれそうだね」
「応龍? 竜の成長の話しですか?」
「おや?知って居るの?」
「祖父が、神社仏閣巡りが好きで。その手のの話しは、うんざりするくらい聞かされてたので。カルは角が有ったから、今は角龍で、次が応龍って事は、もう直ぐ翼が生えて来る?」
「そうそう!良く知っているね。成長による身体の変化まで、あと2.300年ってところかな?」
ここでママンは、ジョッキを煽り。
上唇に着いた泡のお鬚を、親指で拭い去りました。その男性的な仕草は、やっぱりママンじゃなくて、パパな気がします。
「2.300年・・・私は見れませんね」
ちょっとがっかりです。
「それこそ生まれ変わった時に、見られると思うよ?」
「その時カルは、私だって分かるの?」
「ふふ・・・多分ね」
「でも、私は覚えてないのでしょ?」
「基本はね。生まれ変わりの時に忘れてしまう。ただ、何かのきっかけで、魂に刻まれた記憶を、思い出す事はある。・・・・君は覚えていたいの?」
「いえ。その時の人生を精一杯生きたいので、忘れたままでいいと思う」
私の返事に、アウラ様は目を細め、ジョッキを傾けています。
「そう・・・カルの試合はちゃんと見られなかったけど、次はクレイオスの番だ。これが済んだら、君の呪いも直ぐに解けるよ」
「はい・・・」
「どうしたの?嬉しくないの?」
「嬉しいですけど・・・その・・なんか、様子がおかしくありませんか?」
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