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愛し子と樹海の王
ドラゴニュート
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「キャアッ!!」
「レン!!」
レンは咄嗟に浄化を発動させ、俺は破邪の刀で、番を掴んだ腕を斬り落とした。
斬り落とした腕は、シュウシュウと音を立て、霞の様に消えていった。
破邪の刀に、レンの様な浄化の力はない。
その刃で邪なるものを、滅するだけだ。
汚らわしい手で俺の番に触れるなど、断じて許さんっ!
塵も残さず、消し去ってくれる!!
鼻息も荒く刀を握り直したが、瘴気の動きは予想外のものだった。
具現化した腕を斬り落としたからなのか、あれほど暴れていた瘴気が急に大人しくなり、ユラユラと岩の周りに戻り、再び渦を巻き始めたのだ。
「何がしたいんだ?」
攻撃も突然だったが、矛を収めるのも唐突だった。
こんな動きをする瘴気は、これまで見たことが無い。
右手に破邪の刀を下げ、左腕に番を抱いたまま、今起こった事をどう捉えるべきかを考えた。
だが答えを得るには、情報が足りなさすぎる。
それに理解出来ない物事に、拘わっている暇はなかった。
渦を巻く瘴気から、ゾロリと 魔物が湧きだしたのだ。
「あれは、なんだ?」
これまで一度も見たことが無い、魔物だった。
手足が有り、二足歩行で武器を持っている姿は、サハギンに近いだろうか。
だが頭には棘の様な角が有り、背中には翼が、ドラゴンによく似た翼が有る。
『ドラゴニュートだな』
「ドラゴニュートだ!」
レンも知っている?
異界にはあんな、見るからに物騒な生物が居るのか?
平和だと言っていたのに・・・。
「なんだそれは? 初めて聞くぞ」
『その昔、魔族が使役していたガーディアンだ。人とドラゴンとトカゲの合いの子みたいな存在だよ。だが・・・真っ黒だね。本体と言うより瘴気で作った、思念体に近いのかな?』
人型に戻り、俺の横に降り立ったカルは、首を傾げている。
「なんでもいい! あれは強いのか?!」
『本物だったら、相当強いな。でもあれは、空っぽの残り滓みたいなものだから、大したことないと思う』
残り滓・・・・。
・・・言い方。
対処できるなら、何でもいいか。
「あれは任せていいか? あんな物にゾロゾロ出て来られてはかなわん。俺は結界でここを閉じる」
『ああ。構わないよ』
何処からともなく取り出した槍を手に、ドラゴニュートと対峙する為カルは前へと踏み出した。
カルは予備動作無しの槍の一振りで、空気を裂き、放たれた斬撃が、地面を抉りながら、魔物へ襲い掛かった。
普通の魔物なら、この一撃で肉片へと、姿を変えていただろう。
だが、カルが飛ばした斬撃を、同じ様に槍の一振りで相殺したドラゴニュートは、その穂先をカルでは無く、俺の方へと向けて来た。
ドラゴニュートが構えた槍の穂先から、影の如き漆黒の突風が吹き荒れ、俺とレンの身体を包み込んだのだ。
そして・・・・。
"裏切ったな”
裏切った?
裏切るも何も、初見だが?
「なんの話だ!!」
轟々と逆巻く風に負けじと、声を張り上げた。
”契約を忘れたか・・・どうなるか分かっていような”
くぐもった低い声が聞こえた直後、風が止み、ドラゴニュートは瘴気の中に消えてしまった。
契約?
誰の?
なんの契約だ?
訳の分からない展開に、俺とレンは互いの顔を見交わし、カルは瘴気の渦に近寄り、ドラゴニュートが消えた辺りを覗き込んでいる。
幾らカルが強くとも、不用心に瘴気に近付いて良いのだろか?
「なんだったんだ?」
「誰かと間違えられた?」
「いったい誰と?」
「そうよねぇ。いくらアレクでも、ドラゴニュートの知り合いは、居ないわよね?」
いくらってなんだよ。
一度レンの中の俺の印象を、小一時間程、問い詰めてみたいのだが?
しかし・・・。
ドラゴンと言う存在は、時折突拍子も無い事をするものだ。と分かっていた積りだが、カルが手にしていた槍を、瘴気の中に突き入れ、かき混ぜだしたのには、啞然としてしまった。
レンがカルに贈ったアミュレットは、姿を変じるカルに合わせ、ペンダントにしてある。
そのペンダントが、カルの胸で揺れているのだが・・・・。
槍でかき混ぜる事で、モアモアと湧きあがった瘴気に触れる度、ペンダントの魔晶石が砕けて落ちている事には、全く気付いていないようだ。
あれを一つ作るのに、レンがどれだけ苦労したと思っているのだ。
「カル! 何をしている!?」
「ちょっと・・・確かめたいことが有ってね。私の事は気にしなくていいから、結界を張るんだろ?」
何というマイペースか。
本当にこれだから
ドラゴンという奴は・・・!。
「閉じる前に、出て来るんだぞ」
振り向きもせず、ひらひらと手を振る龍に、溜息しか出てこない。
「カルは、何か思い出したのかも。怒らないであげてね?」
苦笑を浮かべる番だが、俺のマントを握った手は、指の関節が白くなっている。
まだ緊張も、警戒も解けていないようだ。
森の中から、魔法が炸裂する音や、騎士達の声が響いて来る。
討伐も佳境に入った様だ。
レンの様子は、討伐に来ているのだから、正しい反応ではあるが・・・。
やはり普段のレンとは、違う気がするな。
「ここを閉じたら、討伐を終わらせて一度戻ろう。クレイオスが、早く戻れば良いのだが」
「呼べばすぐ戻るって言ってたから、大丈夫じゃない?」
「空に向かって、大声で叫ぶのか?」
安心させてやりたくて、軽口を利きながら、親指で強張った頬を撫でると、番は嬉しそうに目を細めた。
「うふふ。流石に、それは無いと思いますよ? あんな感じだけど、クレイオス様も神域に住まう方だから、やっぱりお祈りじゃないでしょうか」
祈りか・・・・。
あいつ程、祈りたくない相手も居ないのだが。
そんな事を考えながら、念入りに結界を張って行く。
どんなに丁寧に結界を張っても、時間が立てば魔力は薄れ、効果は弱まって来る。
しかし、腰のポーチに入れてある、魔晶石には俺の魔力を込めてある。
これを起点に使えば、2.3日なら持つはずだ。
もしクレイオスの帰りが遅いようなら、様子見がてら、魔力を注ぎ直せばいい。
あともう少しで結界が閉じる処で、カルを呼び戻そうとした時、腕の中の番が、苦痛の声をあげた。
「いたっ!」
「レン?! どうした?」
「ア・・・アレク。腕が・・・」
苦痛に顔を歪ませる番の腕を取り、袖をまくり上げた。
すると、瘴気の中から出て来た手に掴まれた場所に、真っ黒な茨が巻き付いたような紋が刻まれていた。
しかも、腕に巻き着いた茨が、じわじわと広がっているようだ。
「レン!! 痛むのか?」
「凄く・・痛いし冷たい、なんなの・・・・これ」
「カル! カル!! 来てくれ!!」
俺の剣幕に驚いたカルが駆け寄って来た。
『どうした?』
「レンの腕を見ろ!」
レンの腕に視線を落としたカルは、唸り声をあげた。
『レン。痛むかい? 大丈夫だよ。何とかするから』
「カ・・・ル・・・だいじょうぶ・・・・じゃな・・いか・・・・・も」
そう言ったきり、俺の命より大事な番は、ガックリと白い喉を晒し、気を失ってしまったのだ
「レン! おい! しっかりしろッ!!」
『落ち着け! レンの事は私に任せろ。お前はやるべきことをするんだ。結界を閉じろ!」
そこからは、自分が何をしたのか、よく覚えていない。
カルに言われるまま、結界を閉じ。
怒りに任せて、暴れまわる魔獣を灰に変えたような気がする。
レンに縋り付く、ドラゴンの子供や、青ざめて唇を震わせるマークも、心配して何度も部屋を訪ねて来た伯父上達が、何を言っていたのかもよく分からなかった。
全てが夢の中の出来事の様に、現実味がなく。
我に返ったのは、クレイオスに肩を掴まれ、揺さぶられた時だった。
「レン!!」
レンは咄嗟に浄化を発動させ、俺は破邪の刀で、番を掴んだ腕を斬り落とした。
斬り落とした腕は、シュウシュウと音を立て、霞の様に消えていった。
破邪の刀に、レンの様な浄化の力はない。
その刃で邪なるものを、滅するだけだ。
汚らわしい手で俺の番に触れるなど、断じて許さんっ!
塵も残さず、消し去ってくれる!!
鼻息も荒く刀を握り直したが、瘴気の動きは予想外のものだった。
具現化した腕を斬り落としたからなのか、あれほど暴れていた瘴気が急に大人しくなり、ユラユラと岩の周りに戻り、再び渦を巻き始めたのだ。
「何がしたいんだ?」
攻撃も突然だったが、矛を収めるのも唐突だった。
こんな動きをする瘴気は、これまで見たことが無い。
右手に破邪の刀を下げ、左腕に番を抱いたまま、今起こった事をどう捉えるべきかを考えた。
だが答えを得るには、情報が足りなさすぎる。
それに理解出来ない物事に、拘わっている暇はなかった。
渦を巻く瘴気から、ゾロリと 魔物が湧きだしたのだ。
「あれは、なんだ?」
これまで一度も見たことが無い、魔物だった。
手足が有り、二足歩行で武器を持っている姿は、サハギンに近いだろうか。
だが頭には棘の様な角が有り、背中には翼が、ドラゴンによく似た翼が有る。
『ドラゴニュートだな』
「ドラゴニュートだ!」
レンも知っている?
異界にはあんな、見るからに物騒な生物が居るのか?
平和だと言っていたのに・・・。
「なんだそれは? 初めて聞くぞ」
『その昔、魔族が使役していたガーディアンだ。人とドラゴンとトカゲの合いの子みたいな存在だよ。だが・・・真っ黒だね。本体と言うより瘴気で作った、思念体に近いのかな?』
人型に戻り、俺の横に降り立ったカルは、首を傾げている。
「なんでもいい! あれは強いのか?!」
『本物だったら、相当強いな。でもあれは、空っぽの残り滓みたいなものだから、大したことないと思う』
残り滓・・・・。
・・・言い方。
対処できるなら、何でもいいか。
「あれは任せていいか? あんな物にゾロゾロ出て来られてはかなわん。俺は結界でここを閉じる」
『ああ。構わないよ』
何処からともなく取り出した槍を手に、ドラゴニュートと対峙する為カルは前へと踏み出した。
カルは予備動作無しの槍の一振りで、空気を裂き、放たれた斬撃が、地面を抉りながら、魔物へ襲い掛かった。
普通の魔物なら、この一撃で肉片へと、姿を変えていただろう。
だが、カルが飛ばした斬撃を、同じ様に槍の一振りで相殺したドラゴニュートは、その穂先をカルでは無く、俺の方へと向けて来た。
ドラゴニュートが構えた槍の穂先から、影の如き漆黒の突風が吹き荒れ、俺とレンの身体を包み込んだのだ。
そして・・・・。
"裏切ったな”
裏切った?
裏切るも何も、初見だが?
「なんの話だ!!」
轟々と逆巻く風に負けじと、声を張り上げた。
”契約を忘れたか・・・どうなるか分かっていような”
くぐもった低い声が聞こえた直後、風が止み、ドラゴニュートは瘴気の中に消えてしまった。
契約?
誰の?
なんの契約だ?
訳の分からない展開に、俺とレンは互いの顔を見交わし、カルは瘴気の渦に近寄り、ドラゴニュートが消えた辺りを覗き込んでいる。
幾らカルが強くとも、不用心に瘴気に近付いて良いのだろか?
「なんだったんだ?」
「誰かと間違えられた?」
「いったい誰と?」
「そうよねぇ。いくらアレクでも、ドラゴニュートの知り合いは、居ないわよね?」
いくらってなんだよ。
一度レンの中の俺の印象を、小一時間程、問い詰めてみたいのだが?
しかし・・・。
ドラゴンと言う存在は、時折突拍子も無い事をするものだ。と分かっていた積りだが、カルが手にしていた槍を、瘴気の中に突き入れ、かき混ぜだしたのには、啞然としてしまった。
レンがカルに贈ったアミュレットは、姿を変じるカルに合わせ、ペンダントにしてある。
そのペンダントが、カルの胸で揺れているのだが・・・・。
槍でかき混ぜる事で、モアモアと湧きあがった瘴気に触れる度、ペンダントの魔晶石が砕けて落ちている事には、全く気付いていないようだ。
あれを一つ作るのに、レンがどれだけ苦労したと思っているのだ。
「カル! 何をしている!?」
「ちょっと・・・確かめたいことが有ってね。私の事は気にしなくていいから、結界を張るんだろ?」
何というマイペースか。
本当にこれだから
ドラゴンという奴は・・・!。
「閉じる前に、出て来るんだぞ」
振り向きもせず、ひらひらと手を振る龍に、溜息しか出てこない。
「カルは、何か思い出したのかも。怒らないであげてね?」
苦笑を浮かべる番だが、俺のマントを握った手は、指の関節が白くなっている。
まだ緊張も、警戒も解けていないようだ。
森の中から、魔法が炸裂する音や、騎士達の声が響いて来る。
討伐も佳境に入った様だ。
レンの様子は、討伐に来ているのだから、正しい反応ではあるが・・・。
やはり普段のレンとは、違う気がするな。
「ここを閉じたら、討伐を終わらせて一度戻ろう。クレイオスが、早く戻れば良いのだが」
「呼べばすぐ戻るって言ってたから、大丈夫じゃない?」
「空に向かって、大声で叫ぶのか?」
安心させてやりたくて、軽口を利きながら、親指で強張った頬を撫でると、番は嬉しそうに目を細めた。
「うふふ。流石に、それは無いと思いますよ? あんな感じだけど、クレイオス様も神域に住まう方だから、やっぱりお祈りじゃないでしょうか」
祈りか・・・・。
あいつ程、祈りたくない相手も居ないのだが。
そんな事を考えながら、念入りに結界を張って行く。
どんなに丁寧に結界を張っても、時間が立てば魔力は薄れ、効果は弱まって来る。
しかし、腰のポーチに入れてある、魔晶石には俺の魔力を込めてある。
これを起点に使えば、2.3日なら持つはずだ。
もしクレイオスの帰りが遅いようなら、様子見がてら、魔力を注ぎ直せばいい。
あともう少しで結界が閉じる処で、カルを呼び戻そうとした時、腕の中の番が、苦痛の声をあげた。
「いたっ!」
「レン?! どうした?」
「ア・・・アレク。腕が・・・」
苦痛に顔を歪ませる番の腕を取り、袖をまくり上げた。
すると、瘴気の中から出て来た手に掴まれた場所に、真っ黒な茨が巻き付いたような紋が刻まれていた。
しかも、腕に巻き着いた茨が、じわじわと広がっているようだ。
「レン!! 痛むのか?」
「凄く・・痛いし冷たい、なんなの・・・・これ」
「カル! カル!! 来てくれ!!」
俺の剣幕に驚いたカルが駆け寄って来た。
『どうした?』
「レンの腕を見ろ!」
レンの腕に視線を落としたカルは、唸り声をあげた。
『レン。痛むかい? 大丈夫だよ。何とかするから』
「カ・・・ル・・・だいじょうぶ・・・・じゃな・・いか・・・・・も」
そう言ったきり、俺の命より大事な番は、ガックリと白い喉を晒し、気を失ってしまったのだ
「レン! おい! しっかりしろッ!!」
『落ち着け! レンの事は私に任せろ。お前はやるべきことをするんだ。結界を閉じろ!」
そこからは、自分が何をしたのか、よく覚えていない。
カルに言われるまま、結界を閉じ。
怒りに任せて、暴れまわる魔獣を灰に変えたような気がする。
レンに縋り付く、ドラゴンの子供や、青ざめて唇を震わせるマークも、心配して何度も部屋を訪ねて来た伯父上達が、何を言っていたのかもよく分からなかった。
全てが夢の中の出来事の様に、現実味がなく。
我に返ったのは、クレイオスに肩を掴まれ、揺さぶられた時だった。
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