362 / 523
愛し子と樹海の王
関所破りと揉め事と
しおりを挟む
そして現在。
斥候が破壊しきれなかった関と、衛兵を文字通り俺の作った竜巻が完全に吹き飛ばした。
欲求不満の八つ当たりではあったが、ざっと見た敵の数は、300弱。
普通なら斥候20名で相手しきれる数ではない。
ここでいう普通は、帝国基準。
騎士団若しくはギルドの傭兵を相手にした場合の話しだ。
これまで見てきた兵士と同じなら、20名でも問題ないはずだ。
だが部下達を前にした関の衛兵は、これまでの兵士たちと比べると連携もとれており、動きも格段に良かった。
何より彼らが手にした武器からは、魔法が放たれていたのだ。
この関の衛兵には、魔石や魔晶石を仕込んだ、魔剣、魔槍を支給されていたようだ。
王都も近くなると、それなりの兵を揃えているらしい。
今までのように、楽に押し通れなくなるかも知れん。
「レンこっちに来なさい」
アンに騎乗し並走したまま、腕を伸ばした番を抱き上げた。
「ここからは、俺と一緒に居るんだぞ?」
「え? うん、分かった」
「エーグル!!」
首をめぐらしエーグルを呼ぶと、巧みにオロバスを操り近付いて来た。
「お呼びですか?」
初めて会った時より少し肉付きの良くなった頬に、微笑を浮かべるこの雄は、偶に難しい顔で考え込んでいる時以外は、毎日が楽しそうだ。
「さっきの関の衛兵は、誰の兵だ?」
「この辺りの領主、キャプロス侯爵だったと記憶しています」
「侯爵は王宮で冷遇されていると聞いているが、関の衛兵に魔剣を与えられるほど、余裕が有るのか?」
「貴族の内情については、私はお役に立てません。ですが魔剣については、侯爵が所有していた物かもしれません」
「武器を集めていたのか?」
「武器ではなく、魔石、魔晶石の方です。噂で聞いただけなので、真偽のほどは判りませんが」
「どんな噂だ?」
「まず、王家とキャプロス家の確執からお話します。これは王国中の誰もが知る、有名な話なのですが。キャプロス家は元々王家の血を引く武門の家柄なのです。キャプロス家の次子と婚約していた王太子、現国王が一方的に婚約を破棄。伯爵家の令息を伴侶として迎えた事で、王家と侯爵家の関係が悪化しました」
俺はこの話を聞いて、有り勝ちな話だと思ったが、レンは違ったようだ。
「そんなラノベみたいな話が、本当にあるんですねぇ」
と妙な関心の仕方をしているレンに、「我々獣人には、全く理解できない話です」とエーゲルは首を振って見せた。
「これで終われば、まだ縁がなかった。で済む話だったのですが、侯爵家の次子が、王太子の伴侶となった、伯爵家の令息への毒殺未遂で、捕らえられたのです。公爵は息子の無実を訴え続けましたが、王太子と令息を怨んだ次子の犯行だと結論付けられ、次子は死を賜りました。侯爵は王家の血が流れている事から、取り潰しにこそなりませんでしたが、北の辺境に領地替えとなったのです」
「犯人は、本当に次子だったのか?」
「どうなんでしょう。証拠はあったようですが、公に示された訳ではないので、なんとも言えません」
「成る程な。だがここは辺境ではないぞ?」
俺の疑問に、エーゲルの瞳が悪戯っぽく輝いた。
「仰る通り、ここは辺境ではありません。国王の戴冠の際、キャプロス侯爵は、討伐した魔物から採れた大量の魔晶石を、王家に献上し、許しを請うた上で忠誠を誓ったのです。それに喜んだ国王が、公爵へ元の領地を返しました」
「ふむ・・・」
「息子の仇に頭を下げたの?」
「不思議ですよね。貴族の方々には親子の情よりも、大切な何かがあるのですかね?」
若しくは、大義の前に頭を下げる事も厭わなかった、とも考えられる。
「で? あの魔剣と魔槍の魔晶石が、その時と同じものだと?」
「または、あの魔石と魔晶石は魔物から採れたのではなく、侯爵は鉱脈を見つけたのではないか?と真しやかに言われています」
王家に恨みを持つ、大貴族か・・・これは、少し調べさせた方が良いな。
「あの衛兵は、これまでの兵士と比べると、随分動きが良かった。公爵は今も武を尊んでいるのか?」
「王家の手前、規模は縮小されたようですが、侯爵が辺境に居る間、増援要請を受けたことは無いそうです」
それなりの武力は、今でも隠し持っていると見た方が良いか。
八つ当たりで吹き飛ばしてしまったが、もう少し手加減してやるべきだったか?
「よく分かった。もういいぞ」
エーゲルが下がった後、ロロシュを呼んで、キャプロス侯爵を調べ、使えそうなら繋ぎを取る様に命じた。
「王家に恨みは有るが、獣人に寛容かどうかは分からねえよ?」
「それならそれで構わん。邪魔をしなければそれでいい。上手くやってくれ」
「了解。何人か廻して置く・・・・・・」
「なんだ?」
「いや。なんでもねえよ」
そう言うとロロシュは、頭を掻きながら、後ろに下がって行った。
何か言いたそうにしていたが・・・。
「マークさんと、話し合えたのかしら?」
「どうだろうな。だがこれ以上俺達は口出しできんからな」
「そうよね・・・誰も傷付かない様に、3人で仲良く。なんてお花畑過ぎますよね」
「何事も、治まるべきところに収まるものだ。あまり気に病むな」
「うん」
そう慰めてみたものの、エーグルから聞いた話を伝えた時の、二人の顔が忘れられない。
ロロシュは、全てが腑に落ちたように、スッキリとして見えたが。
マークの顔は、絶望の淵に立ち、深淵を覗き込んでいる様だった。
マークの絶望はどれほどのものか。
折角見つけた番が、番にも子供にも執着を持たず、孤独を好む習性持ちだと知ったのだ。どんなに相手を愛しても、相手からは番らしい愛が返ってくることは無い。
愛するほど、相手が遠ざかる。
獣人にとって、そんな暮らしは地獄だ。
だが幸いな事に、マークにはもう一人の番エーグルが居る。
ロロシュを諦め、エーグルを選べば、今までの様な豊かな暮らしと、侯爵の伴侶と言う栄誉は失うが、心の安寧は手入れられる。
それに今回の事で手柄を立てれば、エーグル自身も叙爵は可能だ。
もし叙爵が無理でも、エーグルを第二騎士団で引き取れば、二人の俸給だけでも、いい暮らしは出来るはずだ。
こうなると、一日でも早く、エーグルには求愛行動に入って貰いたい。
どんな形にしても、マークが絶望に泣く様な事だけは、してくれるなと願わずにはいられない。
そんな俺の願いを、アウラ神はどう受け取ったのか、その日の夜、騒ぎは起こった。
夕食を終え、レンが湯を使う間、禁欲を命じられて居る俺は、番にうっかり手を出さない様に、天幕の外で見張りがてら時間を潰していた。
天幕の中から聞こえる微かな水音に、番の柔らかな肌と、その上を滑る様に湯が流れる様を想像し、俺は一人悶々としていた。
月が綺麗な夜だった。
そこへ、地面に食器が散らばる音と、数人が争う声が聞こえて来た。
集団で生活している以上、揉め事を興す奴は少なからずいるし、言葉を使うより、拳で語り合う事の方が多かったりもする。
その場合、周囲の奴らが面白半分で、ヤジを飛ばし、囃し立てるのが常だ。
だが今はその声も聞こえない。
それは揉め事の内容が、相当深刻な事を表している。
「レン!」
「は~い。なあに」
何も知らず、暢気な番は可愛いな。
「すまない。揉め事が起こった様だ。中に人が入れないよう結界を張って行く。外に出る事は出来るから、何かあったら来てくれ」
「あっはい!気を付けて!!」
中から湯の跳ねる音が聞こえてくる。
レンも慌てているようだ。
「ではな!」
そう言い置いて。
揉め事の起こった方へ向かうと、部下達が何処か冷めた目で、揉め事の主を見つめていた。
斥候が破壊しきれなかった関と、衛兵を文字通り俺の作った竜巻が完全に吹き飛ばした。
欲求不満の八つ当たりではあったが、ざっと見た敵の数は、300弱。
普通なら斥候20名で相手しきれる数ではない。
ここでいう普通は、帝国基準。
騎士団若しくはギルドの傭兵を相手にした場合の話しだ。
これまで見てきた兵士と同じなら、20名でも問題ないはずだ。
だが部下達を前にした関の衛兵は、これまでの兵士たちと比べると連携もとれており、動きも格段に良かった。
何より彼らが手にした武器からは、魔法が放たれていたのだ。
この関の衛兵には、魔石や魔晶石を仕込んだ、魔剣、魔槍を支給されていたようだ。
王都も近くなると、それなりの兵を揃えているらしい。
今までのように、楽に押し通れなくなるかも知れん。
「レンこっちに来なさい」
アンに騎乗し並走したまま、腕を伸ばした番を抱き上げた。
「ここからは、俺と一緒に居るんだぞ?」
「え? うん、分かった」
「エーグル!!」
首をめぐらしエーグルを呼ぶと、巧みにオロバスを操り近付いて来た。
「お呼びですか?」
初めて会った時より少し肉付きの良くなった頬に、微笑を浮かべるこの雄は、偶に難しい顔で考え込んでいる時以外は、毎日が楽しそうだ。
「さっきの関の衛兵は、誰の兵だ?」
「この辺りの領主、キャプロス侯爵だったと記憶しています」
「侯爵は王宮で冷遇されていると聞いているが、関の衛兵に魔剣を与えられるほど、余裕が有るのか?」
「貴族の内情については、私はお役に立てません。ですが魔剣については、侯爵が所有していた物かもしれません」
「武器を集めていたのか?」
「武器ではなく、魔石、魔晶石の方です。噂で聞いただけなので、真偽のほどは判りませんが」
「どんな噂だ?」
「まず、王家とキャプロス家の確執からお話します。これは王国中の誰もが知る、有名な話なのですが。キャプロス家は元々王家の血を引く武門の家柄なのです。キャプロス家の次子と婚約していた王太子、現国王が一方的に婚約を破棄。伯爵家の令息を伴侶として迎えた事で、王家と侯爵家の関係が悪化しました」
俺はこの話を聞いて、有り勝ちな話だと思ったが、レンは違ったようだ。
「そんなラノベみたいな話が、本当にあるんですねぇ」
と妙な関心の仕方をしているレンに、「我々獣人には、全く理解できない話です」とエーゲルは首を振って見せた。
「これで終われば、まだ縁がなかった。で済む話だったのですが、侯爵家の次子が、王太子の伴侶となった、伯爵家の令息への毒殺未遂で、捕らえられたのです。公爵は息子の無実を訴え続けましたが、王太子と令息を怨んだ次子の犯行だと結論付けられ、次子は死を賜りました。侯爵は王家の血が流れている事から、取り潰しにこそなりませんでしたが、北の辺境に領地替えとなったのです」
「犯人は、本当に次子だったのか?」
「どうなんでしょう。証拠はあったようですが、公に示された訳ではないので、なんとも言えません」
「成る程な。だがここは辺境ではないぞ?」
俺の疑問に、エーゲルの瞳が悪戯っぽく輝いた。
「仰る通り、ここは辺境ではありません。国王の戴冠の際、キャプロス侯爵は、討伐した魔物から採れた大量の魔晶石を、王家に献上し、許しを請うた上で忠誠を誓ったのです。それに喜んだ国王が、公爵へ元の領地を返しました」
「ふむ・・・」
「息子の仇に頭を下げたの?」
「不思議ですよね。貴族の方々には親子の情よりも、大切な何かがあるのですかね?」
若しくは、大義の前に頭を下げる事も厭わなかった、とも考えられる。
「で? あの魔剣と魔槍の魔晶石が、その時と同じものだと?」
「または、あの魔石と魔晶石は魔物から採れたのではなく、侯爵は鉱脈を見つけたのではないか?と真しやかに言われています」
王家に恨みを持つ、大貴族か・・・これは、少し調べさせた方が良いな。
「あの衛兵は、これまでの兵士と比べると、随分動きが良かった。公爵は今も武を尊んでいるのか?」
「王家の手前、規模は縮小されたようですが、侯爵が辺境に居る間、増援要請を受けたことは無いそうです」
それなりの武力は、今でも隠し持っていると見た方が良いか。
八つ当たりで吹き飛ばしてしまったが、もう少し手加減してやるべきだったか?
「よく分かった。もういいぞ」
エーゲルが下がった後、ロロシュを呼んで、キャプロス侯爵を調べ、使えそうなら繋ぎを取る様に命じた。
「王家に恨みは有るが、獣人に寛容かどうかは分からねえよ?」
「それならそれで構わん。邪魔をしなければそれでいい。上手くやってくれ」
「了解。何人か廻して置く・・・・・・」
「なんだ?」
「いや。なんでもねえよ」
そう言うとロロシュは、頭を掻きながら、後ろに下がって行った。
何か言いたそうにしていたが・・・。
「マークさんと、話し合えたのかしら?」
「どうだろうな。だがこれ以上俺達は口出しできんからな」
「そうよね・・・誰も傷付かない様に、3人で仲良く。なんてお花畑過ぎますよね」
「何事も、治まるべきところに収まるものだ。あまり気に病むな」
「うん」
そう慰めてみたものの、エーグルから聞いた話を伝えた時の、二人の顔が忘れられない。
ロロシュは、全てが腑に落ちたように、スッキリとして見えたが。
マークの顔は、絶望の淵に立ち、深淵を覗き込んでいる様だった。
マークの絶望はどれほどのものか。
折角見つけた番が、番にも子供にも執着を持たず、孤独を好む習性持ちだと知ったのだ。どんなに相手を愛しても、相手からは番らしい愛が返ってくることは無い。
愛するほど、相手が遠ざかる。
獣人にとって、そんな暮らしは地獄だ。
だが幸いな事に、マークにはもう一人の番エーグルが居る。
ロロシュを諦め、エーグルを選べば、今までの様な豊かな暮らしと、侯爵の伴侶と言う栄誉は失うが、心の安寧は手入れられる。
それに今回の事で手柄を立てれば、エーグル自身も叙爵は可能だ。
もし叙爵が無理でも、エーグルを第二騎士団で引き取れば、二人の俸給だけでも、いい暮らしは出来るはずだ。
こうなると、一日でも早く、エーグルには求愛行動に入って貰いたい。
どんな形にしても、マークが絶望に泣く様な事だけは、してくれるなと願わずにはいられない。
そんな俺の願いを、アウラ神はどう受け取ったのか、その日の夜、騒ぎは起こった。
夕食を終え、レンが湯を使う間、禁欲を命じられて居る俺は、番にうっかり手を出さない様に、天幕の外で見張りがてら時間を潰していた。
天幕の中から聞こえる微かな水音に、番の柔らかな肌と、その上を滑る様に湯が流れる様を想像し、俺は一人悶々としていた。
月が綺麗な夜だった。
そこへ、地面に食器が散らばる音と、数人が争う声が聞こえて来た。
集団で生活している以上、揉め事を興す奴は少なからずいるし、言葉を使うより、拳で語り合う事の方が多かったりもする。
その場合、周囲の奴らが面白半分で、ヤジを飛ばし、囃し立てるのが常だ。
だが今はその声も聞こえない。
それは揉め事の内容が、相当深刻な事を表している。
「レン!」
「は~い。なあに」
何も知らず、暢気な番は可愛いな。
「すまない。揉め事が起こった様だ。中に人が入れないよう結界を張って行く。外に出る事は出来るから、何かあったら来てくれ」
「あっはい!気を付けて!!」
中から湯の跳ねる音が聞こえてくる。
レンも慌てているようだ。
「ではな!」
そう言い置いて。
揉め事の起こった方へ向かうと、部下達が何処か冷めた目で、揉め事の主を見つめていた。
73
お気に入りに追加
1,314
あなたにおすすめの小説
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
求職令嬢は恋愛禁止な竜騎士団に、子竜守メイドとして採用されました。
待鳥園子
恋愛
グレンジャー伯爵令嬢ウェンディは父が友人に裏切られ、社交界デビューを目前にして無一文になってしまった。
父は異国へと一人出稼ぎに行ってしまい、行く宛てのない姉を心配する弟を安心させるために、以前邸で働いていた竜騎士を頼ることに。
彼が働くアレイスター竜騎士団は『恋愛禁止』という厳格な規則があり、そのため若い女性は働いていない。しかし、ウェンディは竜力を持つ貴族の血を引く女性にしかなれないという『子竜守』として特別に採用されることになり……。
子竜守として働くことになった没落貴族令嬢が、不器用だけどとても優しい団長と恋愛禁止な竜騎士団で働くために秘密の契約結婚をすることなってしまう、ほのぼの子竜育てありな可愛い恋物語。
※完結まで毎日更新です。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる