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愛し子と樹海の王
パールパイソン
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私の番って素敵なの~!!
なの~~!
なの~。
・・・・・。
よしっ!!
心の叫びに、エコーと木霊を響かせたので気分はスッキリ、満足です。
これで暫くはアレクさんが何をしても、凶悪な色気の破壊力に、萌え死ぬことは無いと思います。
エーグル卿の顔が見える位置に座ろうとして、太い腕に腰を攫われ、アレクさんの膝の上に座った私を、エーグル卿がきょとんとした顔で見ています。
そうですよね。
アレクさんは普通って言うけれど、こういうの、極々少数派だって、私も充分理解してますから。
さてさて。
このイケメン狼さんは、何を悩んでいるのかしら?
「お二人は、仲が良いのですね」
「番だからな」
アレクさんの素っ気ない返事に、エーグル卿はにっこりと微笑んでいます。
「私は・・・私は軍によって作られた獣人ですので、婚姻の自由は有りませんでした。私も来年まで生きていたら、子を作る事を命じられて居たと思います」
「・・・・この国の獣人は、全て婚姻の自由がないのか?」
「いえ。私達の様なものだけです。逆に一般の獣人は婚姻と、3人以上の子供を作る事が義務付けられています」
「でも、番が見つからなかったらどうするの?」
「25までに番が見つかるか、好ましい相手と婚姻関係にならない場合は、溢れ者同士が強制的に婚姻させられるんです」
「それは、労働力としての獣人を減らさない為か?」
「はい。この国の獣人は、家畜と同じですから。子を産めない歳になるまで、ラシルの実が支給され続け、5人目を出産すると、幾許かの報奨金が出されます」
「人の事を道具みたいに、ほんとムカつく!」
悪態をつく私に、エーグル卿は呆気にとられています。
「すみません。はしたなかったですよね」
「いえいえ。私達のために怒って下さったんですから、全く気になりません。と言うか、何かありましたか?」
そう言って、笑ってくれるエーグル卿は、気遣いの人です。
「この国の獣人は、人ではありません。人語を解する獣です」
エーグル卿の言葉にアレクの奥歯が、ギリッ と鳴ったのが聞こえました。
「・・・・あの。失礼だとは思うのですが、エーグル卿の様な軍に居る人達は、その、番でも好きでもない相手と、えっと・・・簡単に子供を作れるものなの?」
「あぁ。そういう・・・気になりますよね?」
私の質問は暗に ”あんた達の下半身は、節操無しなのか” と聞いている、大変失礼な内容なのですが、エーゲル卿は、全く動じずに微笑んだままです。
「うさぎ系かホース系なら、そういう事もあるかもしれませんが、私は無理です。私も含め殆どの隊員が、”堕天使の涙”という媚薬と、子づくり専門の獣人を宛がわれるのですよ」
「子づくり専門だと? それに堕天使の涙は、使用者を廃人にする媚薬だ!! そこまで強要し、虐げられていたのか?!」
アレクさんは湧きあがる怒りで、奥歯は鳴りっぱなし、全身から立ち上る、どす黒いオーラが見えるようです
流石のエーグル卿も、顔が引きつっています。
「アレク、ねぇ。落ち着いて? エーグル卿を脅しちゃダメでしょ?」
「あ?!・・・・あぁ、すまん。つい」
袖を引っ張って気を引くと、アレクさんは、ハッとしてばつが悪そうにガーネットの髪をくしゃくしゃと搔き乱しています。
その手を止めて、乱れた髪を直してあげると、ようやく落ち着きが戻って来たようです。
「ごめんなさい。お話の続きをどうぞ」
「ははは。本当に仲が宜しくて、羨ましいです・・・媚薬については、若くて、健康な子供を作れるうちに、出来るだけ産ませるためです。子づくり専門の獣人は、種族的な特性から、孤独を好み、番や子供への執着がないのです。その為、子が出来ても、自分の魔力を与える事が殆ど無いので、同じ種族が産まれる事が稀な、とても希少な種族だそうです」
番や子供への執着がない?
そんな、親として最低な種族が、獣人に居るの?
「そんな話は、聞いたことが無い」
「そうでしょうね。外部には漏れないようにして居たようですから。私の同僚でも、知るものは少ないと思います」
「どうしてエーグル卿は知っているの?」
「彼らは、家族に対する執着がないため、ほとんどの場合、相手に子供を産ませます。ですが、同じ種を産みたいときは、自分で出産するのです。自分で産んだ場合だけ、僅かですが愛情を感じるようで、多少面倒を見る事があるのです」
「それで?」
「私は、そうやって生まれたのですが、父親の狼の力が強かったため、母と同じ種族にはならなかった。10歳くらいの時に、私の事を思い出したと言って、ふらりと姿を見せた母だと言名乗る人が、教えてくれました」
執着がないとは言っても、自分が産んだ子は気になるものなのね。
「お母さんに会ったのは、その一度切り?」
「いえ・・・その後何度か。あまり長くは話せませんでしたが、会う度に、こっそり菓子を握らせてくれました。母は他の獣人達より、身なりも良かったですし、いい暮らしをしている様子でした。ですが、ある日を境に、ぱったり姿を見せなくなりましたので、訓練所に来る口実がなくなったか、興味を失ったのか。死んだのかも知れません」
「そう・・・」
それでも、母親の顔を知っているのと、知らないのとでは大違いです。
お菓子をくれたり、ちょっとでも、優しくしてもらえて良かった。
「エーグル。その獣人らしからぬ習性を持つ、獣人とは何なのだ?」
「元は南西にある、島国の種族らしいです。どこかの貴族が、タランの妓楼に売られて来たばかりの、美しい子供を見つけて、その美貌から先代国王に献上したのが、始まりなのです。後々その特性に目を付けた先代国王と軍部が、その種族を集め、今の形を作り上げたのです。」
「その種族は?」
「蛇です。南方の希少種、パールパイソンです」
「「えッ??」」
私とアレクさんは、そろって声を上げてしまいました。
「ぱっぱっパール・・パールパイソン?」
「はい。お二人はこの種族をご存じなのですか?」
知っているも何も。
今私達が、頭を痛めている、トップスリーにランクインしてますよ?
「どうかされましたか?」
固まる私達にエーゲル卿はぽかんとしています。でも、こんなセンシティブな問題を、勝手に話すなんて出来ません。
「い・・・いや。なんでもない」
私達はアイコンタクトで、この場を直ぐに離れる事にしました。
「じゃ。じゃあ。明日も早いから私達はこれで」
「興味深い情報だった。お前もしっかり休めよ」
「はい。閣下、愛し子様お休みなさいませ」
帝国風ではないけれど、軍人さんらしいきっちりとした、礼をするエーグル卿に、私達は挨拶を返して、その場を離れました。
逃げ出したと言ってもいいくらい、アレクさんは速足で天幕に飛び込み、垂れ幕を戻すのももどかしく、アレクさんは遮音魔法を掛け。
「「どうする?」」
息ぴったりのシンクロに、二人で思わず笑ってしまいましたが、今はそれ処じゃありません。
「一旦落ち着こう」
そう言ってアレクさんが床に広げてくれた寝袋の上に、二人で向かい合って座りました。
「あ~。思わぬところから情報が入ったわけだが、どう対処したものかな」
「どうするって言っても・・・どうしたら良いのかな」
「選択肢自体は、当事者に話すか話さないか、の二つだけだと思う。でも話すなら、”誰にいつ” が大事だし、話さないなら ”いつまで” かを考えなくては」
やっぱりアレクさんは頼りになる。
私はびっくりして あわあわ してただけなのに、短時間でちゃんと考えてるなんて。
人の上に立つ人って、頭の回転が早いのね、感心してしまいます。
なの~~!
なの~。
・・・・・。
よしっ!!
心の叫びに、エコーと木霊を響かせたので気分はスッキリ、満足です。
これで暫くはアレクさんが何をしても、凶悪な色気の破壊力に、萌え死ぬことは無いと思います。
エーグル卿の顔が見える位置に座ろうとして、太い腕に腰を攫われ、アレクさんの膝の上に座った私を、エーグル卿がきょとんとした顔で見ています。
そうですよね。
アレクさんは普通って言うけれど、こういうの、極々少数派だって、私も充分理解してますから。
さてさて。
このイケメン狼さんは、何を悩んでいるのかしら?
「お二人は、仲が良いのですね」
「番だからな」
アレクさんの素っ気ない返事に、エーグル卿はにっこりと微笑んでいます。
「私は・・・私は軍によって作られた獣人ですので、婚姻の自由は有りませんでした。私も来年まで生きていたら、子を作る事を命じられて居たと思います」
「・・・・この国の獣人は、全て婚姻の自由がないのか?」
「いえ。私達の様なものだけです。逆に一般の獣人は婚姻と、3人以上の子供を作る事が義務付けられています」
「でも、番が見つからなかったらどうするの?」
「25までに番が見つかるか、好ましい相手と婚姻関係にならない場合は、溢れ者同士が強制的に婚姻させられるんです」
「それは、労働力としての獣人を減らさない為か?」
「はい。この国の獣人は、家畜と同じですから。子を産めない歳になるまで、ラシルの実が支給され続け、5人目を出産すると、幾許かの報奨金が出されます」
「人の事を道具みたいに、ほんとムカつく!」
悪態をつく私に、エーグル卿は呆気にとられています。
「すみません。はしたなかったですよね」
「いえいえ。私達のために怒って下さったんですから、全く気になりません。と言うか、何かありましたか?」
そう言って、笑ってくれるエーグル卿は、気遣いの人です。
「この国の獣人は、人ではありません。人語を解する獣です」
エーグル卿の言葉にアレクの奥歯が、ギリッ と鳴ったのが聞こえました。
「・・・・あの。失礼だとは思うのですが、エーグル卿の様な軍に居る人達は、その、番でも好きでもない相手と、えっと・・・簡単に子供を作れるものなの?」
「あぁ。そういう・・・気になりますよね?」
私の質問は暗に ”あんた達の下半身は、節操無しなのか” と聞いている、大変失礼な内容なのですが、エーゲル卿は、全く動じずに微笑んだままです。
「うさぎ系かホース系なら、そういう事もあるかもしれませんが、私は無理です。私も含め殆どの隊員が、”堕天使の涙”という媚薬と、子づくり専門の獣人を宛がわれるのですよ」
「子づくり専門だと? それに堕天使の涙は、使用者を廃人にする媚薬だ!! そこまで強要し、虐げられていたのか?!」
アレクさんは湧きあがる怒りで、奥歯は鳴りっぱなし、全身から立ち上る、どす黒いオーラが見えるようです
流石のエーグル卿も、顔が引きつっています。
「アレク、ねぇ。落ち着いて? エーグル卿を脅しちゃダメでしょ?」
「あ?!・・・・あぁ、すまん。つい」
袖を引っ張って気を引くと、アレクさんは、ハッとしてばつが悪そうにガーネットの髪をくしゃくしゃと搔き乱しています。
その手を止めて、乱れた髪を直してあげると、ようやく落ち着きが戻って来たようです。
「ごめんなさい。お話の続きをどうぞ」
「ははは。本当に仲が宜しくて、羨ましいです・・・媚薬については、若くて、健康な子供を作れるうちに、出来るだけ産ませるためです。子づくり専門の獣人は、種族的な特性から、孤独を好み、番や子供への執着がないのです。その為、子が出来ても、自分の魔力を与える事が殆ど無いので、同じ種族が産まれる事が稀な、とても希少な種族だそうです」
番や子供への執着がない?
そんな、親として最低な種族が、獣人に居るの?
「そんな話は、聞いたことが無い」
「そうでしょうね。外部には漏れないようにして居たようですから。私の同僚でも、知るものは少ないと思います」
「どうしてエーグル卿は知っているの?」
「彼らは、家族に対する執着がないため、ほとんどの場合、相手に子供を産ませます。ですが、同じ種を産みたいときは、自分で出産するのです。自分で産んだ場合だけ、僅かですが愛情を感じるようで、多少面倒を見る事があるのです」
「それで?」
「私は、そうやって生まれたのですが、父親の狼の力が強かったため、母と同じ種族にはならなかった。10歳くらいの時に、私の事を思い出したと言って、ふらりと姿を見せた母だと言名乗る人が、教えてくれました」
執着がないとは言っても、自分が産んだ子は気になるものなのね。
「お母さんに会ったのは、その一度切り?」
「いえ・・・その後何度か。あまり長くは話せませんでしたが、会う度に、こっそり菓子を握らせてくれました。母は他の獣人達より、身なりも良かったですし、いい暮らしをしている様子でした。ですが、ある日を境に、ぱったり姿を見せなくなりましたので、訓練所に来る口実がなくなったか、興味を失ったのか。死んだのかも知れません」
「そう・・・」
それでも、母親の顔を知っているのと、知らないのとでは大違いです。
お菓子をくれたり、ちょっとでも、優しくしてもらえて良かった。
「エーグル。その獣人らしからぬ習性を持つ、獣人とは何なのだ?」
「元は南西にある、島国の種族らしいです。どこかの貴族が、タランの妓楼に売られて来たばかりの、美しい子供を見つけて、その美貌から先代国王に献上したのが、始まりなのです。後々その特性に目を付けた先代国王と軍部が、その種族を集め、今の形を作り上げたのです。」
「その種族は?」
「蛇です。南方の希少種、パールパイソンです」
「「えッ??」」
私とアレクさんは、そろって声を上げてしまいました。
「ぱっぱっパール・・パールパイソン?」
「はい。お二人はこの種族をご存じなのですか?」
知っているも何も。
今私達が、頭を痛めている、トップスリーにランクインしてますよ?
「どうかされましたか?」
固まる私達にエーゲル卿はぽかんとしています。でも、こんなセンシティブな問題を、勝手に話すなんて出来ません。
「い・・・いや。なんでもない」
私達はアイコンタクトで、この場を直ぐに離れる事にしました。
「じゃ。じゃあ。明日も早いから私達はこれで」
「興味深い情報だった。お前もしっかり休めよ」
「はい。閣下、愛し子様お休みなさいませ」
帝国風ではないけれど、軍人さんらしいきっちりとした、礼をするエーグル卿に、私達は挨拶を返して、その場を離れました。
逃げ出したと言ってもいいくらい、アレクさんは速足で天幕に飛び込み、垂れ幕を戻すのももどかしく、アレクさんは遮音魔法を掛け。
「「どうする?」」
息ぴったりのシンクロに、二人で思わず笑ってしまいましたが、今はそれ処じゃありません。
「一旦落ち着こう」
そう言ってアレクさんが床に広げてくれた寝袋の上に、二人で向かい合って座りました。
「あ~。思わぬところから情報が入ったわけだが、どう対処したものかな」
「どうするって言っても・・・どうしたら良いのかな」
「選択肢自体は、当事者に話すか話さないか、の二つだけだと思う。でも話すなら、”誰にいつ” が大事だし、話さないなら ”いつまで” かを考えなくては」
やっぱりアレクさんは頼りになる。
私はびっくりして あわあわ してただけなのに、短時間でちゃんと考えてるなんて。
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