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愛し子と樹海の王
ロロシュの懺悔
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「大丈夫?火傷してない?」
「してない、してない」
ズボンを拭き乍ら、苦笑いを浮かべるロロシュは、唯の気の良い兄さんって感じです。
大勢の前で、大恥をかかせた私に対しても、普通に接してくれるし、貴族に対する嫌悪や、鬱屈を抱えていることも、普段は表に出した事も無い。
上官の伴侶であり、位階的にも私の方が上な事を考えれば、不快感を表に出し難いのかもしれないけれど、こんなにも何事も無かったように、接する事が出来るものでしょうか?
力尽くで抑え込み、大恥を掻かせた張本人の私が言うのも、あれですが。
私もあの時は、ぶちぎれ状態でしたし、彼に嫌われることは覚悟の上で、マークさんを守れるなら、彼から憎まれようが、嫌われようが構わなかった。
ロロシュは、言葉の悪さを指摘して、魔力を込めた指を見せる度に、ビクつく素振りを見せはしたけれど、それ以外は特に変わった様子も無く・・・。
そして何より、私とアレクを困惑させたのは、番である二人を無理やり引き離したのにも関わらず、マークさんとロロシュの何方からも、番に合わせてくれと、一度も懇願されていない事です。
二人とも騎士団に所属しているから、これまでも、仕事の都合で何日も会えない日が続いたことはあったでしょう。
それで慣れていたとしても、こんな風に、互いに平然としていられるものでしょうか?
二人の接近を禁止した時、マークさんはホッとしたと言っていました。
それを聞いて
「番と触れ合えずにホッとするとはな・・・ロロシュの奴、どれだけマークを傷つけたのだ」
とアレクは怒り心頭でしたが、数日も経つと「何故あの二人は、番に会いたいと言ってこないのだ?自分の番がマーキングも無しに、他の雄と話したり、一緒に仕事をしているのだぞ?俺なら耐えられん」
腕を組み憤懣遣る方無い、と言った風情のアレクは、二人が直ぐに ”接近禁止を解いてくれ” と言って来ると思っていたのですって。
そして二人が懇願してきたら、改めてロロシュに説教をして、二人の関係改善を図るつもりだったみたい。
「でも、上官で上位の人間から強く言われたから、言い出せないだけじゃないの?私達の方が、気を使ってあげなきゃいけないのかもよ?」
そして、どうしたものかと考え込む私を、アレクは抱き上げ。
「獣人の番に対する思いは、上官がどうとか、そんなもので止められるものでは無いぞ?」
と・・・番の愛とは何ぞやの、あれやこれやを、切々と滔々と、明け方近くまで教え込んでくれたのです・・・・・。
主に肉体言語で・・・。
私達のそっち事情のあれやこれは、置いて置くとして。
どう考えても、二人の様子は獣人の番同士としては、やっぱりしっくり来ない・・・本当に何が間違っているのかしら。
「ロロシュは・・・」
思わず口を突いて出た声は、自分でも狼狽える程、暗く沈んでいました。
「あぁ? どうしたんだよ」
ズボンを拭いていたナプキンを、畳んでペイッとテーブルに放り投げたロロシュは、私の声音が変わった事に、いぶかし気な視線を投げて来ました。
「コホッ・・・」
軽い咳ばらいで、平常心を保とうとする私に向けられるロロシュの瞳は、複雑な感情が渦巻いて居る様に、暗く翳って見えます。
「ロロシュは、私とアレクの事を怒ってないの?」
「はあ? なんで」
「だって、一方的に番のマークさんと、接近禁止にしたのよ? 獣人なら怒って当然じゃないの?」
するとロロシュは、椅子に深く座り直し、開いた膝の間に頭が届くほど項垂れて、両手で顔を覆ってしまいました。
「ごめんなさい、無神経過ぎました」
「あ~~~。オレは二人の事も怒ってねぇし、ちびっ子は悪くねぇよ・・・オレがおかしいんだ」
そう言うと、体を起こしたロロシュは、カップを鷲掴みにして、中身を零したことを思い出したのか、直ぐにテーブルに置いた姿は、途方に暮れているように見えます。
入れ直したお茶を差し出すと、ロロシュは煽る様に飲み干し、乱暴にカップをテーブルに戻しました。
「・・・・この前、ちびっ子にコテンパンにやられた時、閣下には腹が立ったよ。ちびっ子には悪いが、閣下の執着は異常だと思ってたし、閣下と一緒にすんなって思ったからな」
「・・・・・」
やっと自分の気持ちを話し出した、彼の邪魔をしない様に、私は黙ってもう一度お茶を入れ直しました。
「ちびっ子を抱いて歩くのもそうだし、仕事の都合上、一緒に居るのは仕方ねえけど、人前でデレデレすんのは違うだろ、ってよ」
「そうなんだ」
「・・・でもよ、ちびっ子に押さえ付けられて、魔法をビシバシ打ち込まれて、隠してた事、全部言い当てられて、改めて自分がおかしいって分かったよ」
右手でごしごしと擦られた顔は、とても疲れて見えました。
「オレは昔からこうなんだ。仲間が番を見つけたと言って、喜んでる姿にも、羨ましいと思った事も無い。番を見つけたら分かるって言われたけど、全然ピンとこなくてな。まぁ実際あんときゃ、押し付けられた魔法契約の所為で、どうにも出来なかったから、ってのもあんだけどな」
「でも、マークさんと出逢ったじゃない。魔法契約も解かれたでしょ?」
「・・・・嬉しかったよ。マークを見つけた時は、あいつを欲しいと思ったし、契約が解けた時は、あいつと幸せになれるって、本気で思ってたんだぜ?」
「ならどうして」
「どうしてだろうな・・・マークの事は可愛いと思うし、他の雄にちょっかい掛けられると腹も立つ。でもそれだけなんだよ。閣下みたいに、自分に縛り付けたいなんて思わねぇし、マーキングしてまで、他の雄を追っ払いたいとも思わなかった」
「それって、マークさんが離れて行かない、って安心してたから?」
「それもあった・・・と思う。・・・でもよ、それ以上に苦しいんだよ」
「苦しい?」
マークさんを貶め辱めたくせに?
「そんな目で見んなよ。オレだってマークを貶める気なんて、これっぽっちも無かったさ。マークの事は可愛いと思ってんだぞ?でも・・それ以上に、マークと居るのが苦しくて、あいつが俺に愛情を見せる度に、真綿でじわじわ首を絞めつけられるみたいで、逃げ出したくなるんだよ」
なんてこと・・・・。
そんなの番でもなんでも無いじゃない。
どうしてこんな事に。
「なんの苦労も知らずに生きて来たあいつが、無邪気な顔で、俺に愛情と好意を見せる度に、俺は死にそうな気分になった。あいつの好意を拒絶したら傷付くのは分かってた。けどよ、止められなかったんだよ。酷え事をしてる自覚あったんだ、それでも、他の雄にくれてやる気にもならねえし、あいつの事は可愛いんだよ。おかしいだろ?」
「一緒には居られないの?」
「居られねえ・・・んだろうな」
「そう・・・・」
どうしたら良いの?
こんなの番とは言えないけど、マークさんはロロシュを愛しているのよ?ロロシュだって、マークさんの事を想っているのに。
どうしよう、どうすればいい?
アレクさん以外を知らない私には、荷が重すぎる・・・。
「エーグルって狼がいんだろ?」
「エーグル卿?」
何故ここで、エーグル卿が出てくるの?
「多分あれが・・・マークの番だ。オレはあいつの番じゃない」
「そんな?! 二人の内どっちかだけなら分かるけど、お互いに番を間違えるなんて、あり得ない!」
「・・・だよな。オレも聞いた事がねぇ。でもよ、オレにはわかんだよ。あれがマークの番だって」
「どうして・・・?」
「多分・・・オレはマークに恋をした。一目惚れだ。けど、それだけだ。それだけだったんだよ」
「そんな・・・」
「なんでちびっ子が、泣きそうな顔してんだよ」
そう言って、ロロシュは大きな手で、私の頭をクシャクシャと撫でました。
「ロロシュさん」
「ははっ!やっとお怒りが解けたみたいだな? なあちびっ子。一度だけマークと話して良いか?」
私の顔を覗き込む瞳は、優しくて穏やかなものでした。
「マークさんに話すの?」
「黙ってる訳にはいかねぇだろ?あいつには幸せになって貰いたい、って思ってるんだぜ?」
「うん・・・」
「まぁ、オレは意地悪なイケオジって奴らしいから、誰が番かは教えてやらねぇけどな?」
悲しいのは、ロロシュさんとマークさんなのに、悪戯っぽく笑う彼の笑顔が悲しくて、私は子供の様に、声をあげて泣いてしまったのでした。
「してない、してない」
ズボンを拭き乍ら、苦笑いを浮かべるロロシュは、唯の気の良い兄さんって感じです。
大勢の前で、大恥をかかせた私に対しても、普通に接してくれるし、貴族に対する嫌悪や、鬱屈を抱えていることも、普段は表に出した事も無い。
上官の伴侶であり、位階的にも私の方が上な事を考えれば、不快感を表に出し難いのかもしれないけれど、こんなにも何事も無かったように、接する事が出来るものでしょうか?
力尽くで抑え込み、大恥を掻かせた張本人の私が言うのも、あれですが。
私もあの時は、ぶちぎれ状態でしたし、彼に嫌われることは覚悟の上で、マークさんを守れるなら、彼から憎まれようが、嫌われようが構わなかった。
ロロシュは、言葉の悪さを指摘して、魔力を込めた指を見せる度に、ビクつく素振りを見せはしたけれど、それ以外は特に変わった様子も無く・・・。
そして何より、私とアレクを困惑させたのは、番である二人を無理やり引き離したのにも関わらず、マークさんとロロシュの何方からも、番に合わせてくれと、一度も懇願されていない事です。
二人とも騎士団に所属しているから、これまでも、仕事の都合で何日も会えない日が続いたことはあったでしょう。
それで慣れていたとしても、こんな風に、互いに平然としていられるものでしょうか?
二人の接近を禁止した時、マークさんはホッとしたと言っていました。
それを聞いて
「番と触れ合えずにホッとするとはな・・・ロロシュの奴、どれだけマークを傷つけたのだ」
とアレクは怒り心頭でしたが、数日も経つと「何故あの二人は、番に会いたいと言ってこないのだ?自分の番がマーキングも無しに、他の雄と話したり、一緒に仕事をしているのだぞ?俺なら耐えられん」
腕を組み憤懣遣る方無い、と言った風情のアレクは、二人が直ぐに ”接近禁止を解いてくれ” と言って来ると思っていたのですって。
そして二人が懇願してきたら、改めてロロシュに説教をして、二人の関係改善を図るつもりだったみたい。
「でも、上官で上位の人間から強く言われたから、言い出せないだけじゃないの?私達の方が、気を使ってあげなきゃいけないのかもよ?」
そして、どうしたものかと考え込む私を、アレクは抱き上げ。
「獣人の番に対する思いは、上官がどうとか、そんなもので止められるものでは無いぞ?」
と・・・番の愛とは何ぞやの、あれやこれやを、切々と滔々と、明け方近くまで教え込んでくれたのです・・・・・。
主に肉体言語で・・・。
私達のそっち事情のあれやこれは、置いて置くとして。
どう考えても、二人の様子は獣人の番同士としては、やっぱりしっくり来ない・・・本当に何が間違っているのかしら。
「ロロシュは・・・」
思わず口を突いて出た声は、自分でも狼狽える程、暗く沈んでいました。
「あぁ? どうしたんだよ」
ズボンを拭いていたナプキンを、畳んでペイッとテーブルに放り投げたロロシュは、私の声音が変わった事に、いぶかし気な視線を投げて来ました。
「コホッ・・・」
軽い咳ばらいで、平常心を保とうとする私に向けられるロロシュの瞳は、複雑な感情が渦巻いて居る様に、暗く翳って見えます。
「ロロシュは、私とアレクの事を怒ってないの?」
「はあ? なんで」
「だって、一方的に番のマークさんと、接近禁止にしたのよ? 獣人なら怒って当然じゃないの?」
するとロロシュは、椅子に深く座り直し、開いた膝の間に頭が届くほど項垂れて、両手で顔を覆ってしまいました。
「ごめんなさい、無神経過ぎました」
「あ~~~。オレは二人の事も怒ってねぇし、ちびっ子は悪くねぇよ・・・オレがおかしいんだ」
そう言うと、体を起こしたロロシュは、カップを鷲掴みにして、中身を零したことを思い出したのか、直ぐにテーブルに置いた姿は、途方に暮れているように見えます。
入れ直したお茶を差し出すと、ロロシュは煽る様に飲み干し、乱暴にカップをテーブルに戻しました。
「・・・・この前、ちびっ子にコテンパンにやられた時、閣下には腹が立ったよ。ちびっ子には悪いが、閣下の執着は異常だと思ってたし、閣下と一緒にすんなって思ったからな」
「・・・・・」
やっと自分の気持ちを話し出した、彼の邪魔をしない様に、私は黙ってもう一度お茶を入れ直しました。
「ちびっ子を抱いて歩くのもそうだし、仕事の都合上、一緒に居るのは仕方ねえけど、人前でデレデレすんのは違うだろ、ってよ」
「そうなんだ」
「・・・でもよ、ちびっ子に押さえ付けられて、魔法をビシバシ打ち込まれて、隠してた事、全部言い当てられて、改めて自分がおかしいって分かったよ」
右手でごしごしと擦られた顔は、とても疲れて見えました。
「オレは昔からこうなんだ。仲間が番を見つけたと言って、喜んでる姿にも、羨ましいと思った事も無い。番を見つけたら分かるって言われたけど、全然ピンとこなくてな。まぁ実際あんときゃ、押し付けられた魔法契約の所為で、どうにも出来なかったから、ってのもあんだけどな」
「でも、マークさんと出逢ったじゃない。魔法契約も解かれたでしょ?」
「・・・・嬉しかったよ。マークを見つけた時は、あいつを欲しいと思ったし、契約が解けた時は、あいつと幸せになれるって、本気で思ってたんだぜ?」
「ならどうして」
「どうしてだろうな・・・マークの事は可愛いと思うし、他の雄にちょっかい掛けられると腹も立つ。でもそれだけなんだよ。閣下みたいに、自分に縛り付けたいなんて思わねぇし、マーキングしてまで、他の雄を追っ払いたいとも思わなかった」
「それって、マークさんが離れて行かない、って安心してたから?」
「それもあった・・・と思う。・・・でもよ、それ以上に苦しいんだよ」
「苦しい?」
マークさんを貶め辱めたくせに?
「そんな目で見んなよ。オレだってマークを貶める気なんて、これっぽっちも無かったさ。マークの事は可愛いと思ってんだぞ?でも・・それ以上に、マークと居るのが苦しくて、あいつが俺に愛情を見せる度に、真綿でじわじわ首を絞めつけられるみたいで、逃げ出したくなるんだよ」
なんてこと・・・・。
そんなの番でもなんでも無いじゃない。
どうしてこんな事に。
「なんの苦労も知らずに生きて来たあいつが、無邪気な顔で、俺に愛情と好意を見せる度に、俺は死にそうな気分になった。あいつの好意を拒絶したら傷付くのは分かってた。けどよ、止められなかったんだよ。酷え事をしてる自覚あったんだ、それでも、他の雄にくれてやる気にもならねえし、あいつの事は可愛いんだよ。おかしいだろ?」
「一緒には居られないの?」
「居られねえ・・・んだろうな」
「そう・・・・」
どうしたら良いの?
こんなの番とは言えないけど、マークさんはロロシュを愛しているのよ?ロロシュだって、マークさんの事を想っているのに。
どうしよう、どうすればいい?
アレクさん以外を知らない私には、荷が重すぎる・・・。
「エーグルって狼がいんだろ?」
「エーグル卿?」
何故ここで、エーグル卿が出てくるの?
「多分あれが・・・マークの番だ。オレはあいつの番じゃない」
「そんな?! 二人の内どっちかだけなら分かるけど、お互いに番を間違えるなんて、あり得ない!」
「・・・だよな。オレも聞いた事がねぇ。でもよ、オレにはわかんだよ。あれがマークの番だって」
「どうして・・・?」
「多分・・・オレはマークに恋をした。一目惚れだ。けど、それだけだ。それだけだったんだよ」
「そんな・・・」
「なんでちびっ子が、泣きそうな顔してんだよ」
そう言って、ロロシュは大きな手で、私の頭をクシャクシャと撫でました。
「ロロシュさん」
「ははっ!やっとお怒りが解けたみたいだな? なあちびっ子。一度だけマークと話して良いか?」
私の顔を覗き込む瞳は、優しくて穏やかなものでした。
「マークさんに話すの?」
「黙ってる訳にはいかねぇだろ?あいつには幸せになって貰いたい、って思ってるんだぜ?」
「うん・・・」
「まぁ、オレは意地悪なイケオジって奴らしいから、誰が番かは教えてやらねぇけどな?」
悲しいのは、ロロシュさんとマークさんなのに、悪戯っぽく笑う彼の笑顔が悲しくて、私は子供の様に、声をあげて泣いてしまったのでした。
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