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愛し子と樹海の王
古の契約は誰の為*
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side・アレク
「上手くおびき出せたな。中の様子はどうだ?」
「オズボーンが運んで来た麦以外の物資が何もねぇ・・・何もないので、かなりイラついているみ・・・様です」
「ふん」
短期間だが、レンの再教育はそれなりに効いているようだな?
「よし。広場の結界が確認出来たら、城の潜入部隊に合図を送れ。城門が開いたら一気に落とす!」
ただ城を攻め落とすだけなら、獣人部隊が城から出たと同時に、城に攻め込めばいい。
だが、レンは獣人部隊の隷属の首輪を無効化し、彼らを傷つけず、戦意を削ぐことを提案してきた。
極力血を流さず、無理やり隷属させられている者達を、レンが救いたいと言うなら、それを叶えてやるのが俺の勤め。
今回はオズボーンが、やろうとしていたことを逆手に取るだけで、特に手の込んだ作戦でも無い。
オズボーンは、エスカルの返還に難癖をつけ、攻め込んで来るゴトフリー軍と呼応し、オーベルシュタインを制圧。
その後、引きいれたゴトフリー軍と共に、皇都まで侵攻するつもりだった。
その侵攻に合わせ、国境のガルスタから自領まで、ゴトフリー軍の腹を満たすため、オズボーンは街道沿いの要所要所に、物資を隠していた。
城を出る時は列を成して居た荷馬車の数が、ガルスタに着く頃には、2割程度に迄減っていたが、護衛と称して連れて来た、私兵の数だけは減っていないのだから、やり方が稚拙過ぎて、笑う気にもならない。
作戦の都合上、城や城下町の住人に被害が出ぬよう、城の物資や調度類、城下の住人も非難させた。
流石辺境と言うべきか、城の使用人や城下の住人も、有事の際の避難の訓練を重ねていたそうで、今回の避難についても、特に混乱も無く、粛々と行われたのには驚かされた。
そして全てがバレて居ることも知らず。
意気揚々とやって来たオズボーンは、カビの大量発生という、如何にもな嘘を信じ、私兵と分断されることになった。
オレステスの暴挙については、全くの想定外だったが、人間坂道を転がり落ちる時というのは、全ての事が悪い方へと働くものなのだろう。
まあ、そのお陰で、城に留め置かれた私兵を放り出し、ゴトフリーに逃げ込んでくれたのだから、無駄な手間が省けて助かった。
オズボーンが逃げたことを伝えられた、私兵の隊長は、元々皇家にたてつくことに反対であった為、部下の身の安全を条件に、オズボーンの奸計を証言すると言ってきた。
だからと言って、今回の作戦に参加させる訳にも行かず。
元々別の場所に捕らえておくつもりではあった為、謹慎という形で、その場所で大人しくしてもらっている。
ゴトフリー軍は逃げ惑う振りのオーベルシュタインを追い、国境を侵犯。
オズボーンの私兵に扮した、俺の部下たちが、ゴトフリー軍を城に招き入れた。
そして、敵の殲滅を今か今かと待っている状態だ。
ゴトフリー軍の侵攻により、休戦協定は破棄され、帝国には確実な開戦の大義名分が出来た。
事あるごとに前戦に放り込まれて来た、獣人部隊もほどなく解放されるだろう。
城と砦を取り戻したら、後は一気に王城まで攻め込むだけ、王の首を刎ねる気は無いが、ゴトフリーの名は、地上から消さねばならない。
幸い、オズボーンのお陰で、兵站等、物資の心配もしなくていい。
これがアウラの加護だと言うのなら、俺としては、面倒ごとは我慢するから、レンを守る方へ回せ、と言いたい処だ。
「閣下! 結界が展開されました!!」
「よし! 合図を送れ!」
合図の魔法が打ち上げられ、真っ青な夏空に弾けて消えた。
「城門開きます!!」
「城を落とすぞ!! 続け!!」
ブルーベルの腹を蹴り、開きかけの城門目掛け疾走する。
黒い濁流となり、詰め寄る俺達に城壁から弱々しい矢の雨が降ってくる。
防護結界と身体強化を掛けた、うちの騎士達に、こんな脆弱な攻撃が通るものかよ!
城門の内側で、俺の部下とゴトフリーの兵が城門を廻り、争っている声が聞こえて来た。
「押し通るっ!!死にたく無くば、そこをどけぇっ!!」
俺の大音声に気付いた部下は、脇に逃げたが、状況が理解できないゴトフリーの兵は、ブルーベルの爪と、俺の結界で3ミーロ先まで吹き飛んで行った。
場内に残っているのは勇猛さとは程遠い、いかにも軟弱な貴族、と言った風情の連中ばかり。
俺の姿を見ただけで、腰を抜かし、オロオロと逃げ惑う。こいつらは獣人の影に隠れ、手柄だけを手にして来た、臆病者だ。
こんな奴らの為に、誇り高い帝国第二騎士団の剣を、血で汚すのか?!
「ここはオーベルシュタインの城だ!! 炎は使うな!!」
馬車回しまで走り抜けた俺は、ブルーベルの背から飛び降りて、振り向きざまに、城壁の射手を全て雷撃で撃ち落とした。
敵の司令官を探し、城内に踏み入ったが、目に入るのは雑魚ばかり。
ヒョロヒョロへっぴり腰の剣でも、俺に挑んでくるだけ、まだましだ。
だから、挑んできた奴は石塊を飛ばして、意識を刈ってやり、背中を向けて逃げる奴らは、まとめて氷漬けにしてやった。
探していた司令官は、城の3階、オーベルシュタインの寝室に居た。
寝室の扉前に居た護衛は、風を起こして扉ごと室内へ吹き飛ばしてやった。
「お前が、この軍の司令官か」
「ヒッヒイーーー!!」
醜くぶよぶよと肥え太ったこの雄は、真昼間、獣人達を戦いに放り出した後、オーベルシュタインの寝室で、二次性徴を迎えたばかりの、獣人の子供を組み敷いていた。
「お前が・・・責任者かと・・聞いている」
地を這う声に、俺の後ろから寝室の中を覗き込んだ部下の一人が、一目で状況を理解し、泣きはらした顔の少年を、マントで包んで外に連れ出した。
その間も、この醜い人族の雄は、あわあわ と口を動かすだけで、剣を取るどころか、醜い体を隠すこそさえしなかった。
怒りで頭がどうにかなりそうだ!
俺は周囲に極細の氷の杭を浮かべ、醜い雄に質問した。
「部下を戦場に立たせ、お前は子供を虐待してお楽しみか?」
「抵抗する事も出来ない、子供を支配し穢すのが好きなのか?」
「お前は強者になったつもりか?」
俺は返事を聞く気のない質問を重ね、氷の杭で四肢を貫き、ベットに貼り付けにしてやった。
「お前のような奴に、生きている資格はあるのか?」
ボアの様に泣き叫ぶ、薄汚い口を氷で塞ぎ、みすぼらしく縮こまった、一物も串刺しにしてやった。
獣人は総じて子煩悩だ。
自分の子供が、穢されると分かっていながら、首輪のせいで抗えなかった親の気持ちは、どれほど辛かっただろうか。
まだあどけなさの残る少年が、番でもない醜い雄に穢されることが、どれほど恐ろしく、辛い事か。
俺は、あの少年の恐怖に満ちた瞳に、オルフェウスの影を見た。
俺達が助けられなかった幼馴染。
ウィリアムの最愛の人。
こんな蛮行が罷り通る国など、この世界から消してやる!!
アウラよ。
あんたはこんな蛮行を許すために、人族を王に据えたのか?!
人を守れと言ったのは、より良き世界の為ではなかったのか?!
古の契約がなんだと言うのだ!
俺は認めない。認めないぞ!!
俺が守るべきは、愚かな人の王ではない!
俺の仲間だ!!
王の首は、この俺が刎ねてやる!!
白目をむき泡を吹く、薄汚い雄の顔を鷲掴みにした俺は、そのまま窓の外へ肉の塊を放り投げた。
甲高く耳障りな悲鳴は、直ぐに湿った衝突音と共に消え去ったが、俺の左手は、気色の悪い肉の感触が、いつまでも消える事が無かった。
司令官の死で、戦意を喪失したゴトフリー兵は、次々に降伏した。
生き残った兵は、纏て城の地下牢に放り込んだ。
しかし、俺には勝利の喜びも無く、泣きはらした少年の顔が脳裏から離れず、口の中はいつまでも、苦菜を噛んでいる様だった。
[アレク。今大丈夫? 怪我してない?]
聞きたかった声を、漸く聴くことが出来た。
どす黒い怒りと復讐に燃える俺を、清廉な君は許してくれるだろうか。
[レン? 問題ない。終わったのか?]
[うん。そっちはどう?]
[片付いた。早く来てくれ。君が恋しいよ]
[う"ッ!・・・わっわたしも・・・]
いつまでも初心な処のある君は、今頬を赤らめているのだろうな。
嗚呼。早く会いたい。
腕の中に君を感じたい。
レン、君が恋しくて仕方がないよ。
「上手くおびき出せたな。中の様子はどうだ?」
「オズボーンが運んで来た麦以外の物資が何もねぇ・・・何もないので、かなりイラついているみ・・・様です」
「ふん」
短期間だが、レンの再教育はそれなりに効いているようだな?
「よし。広場の結界が確認出来たら、城の潜入部隊に合図を送れ。城門が開いたら一気に落とす!」
ただ城を攻め落とすだけなら、獣人部隊が城から出たと同時に、城に攻め込めばいい。
だが、レンは獣人部隊の隷属の首輪を無効化し、彼らを傷つけず、戦意を削ぐことを提案してきた。
極力血を流さず、無理やり隷属させられている者達を、レンが救いたいと言うなら、それを叶えてやるのが俺の勤め。
今回はオズボーンが、やろうとしていたことを逆手に取るだけで、特に手の込んだ作戦でも無い。
オズボーンは、エスカルの返還に難癖をつけ、攻め込んで来るゴトフリー軍と呼応し、オーベルシュタインを制圧。
その後、引きいれたゴトフリー軍と共に、皇都まで侵攻するつもりだった。
その侵攻に合わせ、国境のガルスタから自領まで、ゴトフリー軍の腹を満たすため、オズボーンは街道沿いの要所要所に、物資を隠していた。
城を出る時は列を成して居た荷馬車の数が、ガルスタに着く頃には、2割程度に迄減っていたが、護衛と称して連れて来た、私兵の数だけは減っていないのだから、やり方が稚拙過ぎて、笑う気にもならない。
作戦の都合上、城や城下町の住人に被害が出ぬよう、城の物資や調度類、城下の住人も非難させた。
流石辺境と言うべきか、城の使用人や城下の住人も、有事の際の避難の訓練を重ねていたそうで、今回の避難についても、特に混乱も無く、粛々と行われたのには驚かされた。
そして全てがバレて居ることも知らず。
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まあ、そのお陰で、城に留め置かれた私兵を放り出し、ゴトフリーに逃げ込んでくれたのだから、無駄な手間が省けて助かった。
オズボーンが逃げたことを伝えられた、私兵の隊長は、元々皇家にたてつくことに反対であった為、部下の身の安全を条件に、オズボーンの奸計を証言すると言ってきた。
だからと言って、今回の作戦に参加させる訳にも行かず。
元々別の場所に捕らえておくつもりではあった為、謹慎という形で、その場所で大人しくしてもらっている。
ゴトフリー軍は逃げ惑う振りのオーベルシュタインを追い、国境を侵犯。
オズボーンの私兵に扮した、俺の部下たちが、ゴトフリー軍を城に招き入れた。
そして、敵の殲滅を今か今かと待っている状態だ。
ゴトフリー軍の侵攻により、休戦協定は破棄され、帝国には確実な開戦の大義名分が出来た。
事あるごとに前戦に放り込まれて来た、獣人部隊もほどなく解放されるだろう。
城と砦を取り戻したら、後は一気に王城まで攻め込むだけ、王の首を刎ねる気は無いが、ゴトフリーの名は、地上から消さねばならない。
幸い、オズボーンのお陰で、兵站等、物資の心配もしなくていい。
これがアウラの加護だと言うのなら、俺としては、面倒ごとは我慢するから、レンを守る方へ回せ、と言いたい処だ。
「閣下! 結界が展開されました!!」
「よし! 合図を送れ!」
合図の魔法が打ち上げられ、真っ青な夏空に弾けて消えた。
「城門開きます!!」
「城を落とすぞ!! 続け!!」
ブルーベルの腹を蹴り、開きかけの城門目掛け疾走する。
黒い濁流となり、詰め寄る俺達に城壁から弱々しい矢の雨が降ってくる。
防護結界と身体強化を掛けた、うちの騎士達に、こんな脆弱な攻撃が通るものかよ!
城門の内側で、俺の部下とゴトフリーの兵が城門を廻り、争っている声が聞こえて来た。
「押し通るっ!!死にたく無くば、そこをどけぇっ!!」
俺の大音声に気付いた部下は、脇に逃げたが、状況が理解できないゴトフリーの兵は、ブルーベルの爪と、俺の結界で3ミーロ先まで吹き飛んで行った。
場内に残っているのは勇猛さとは程遠い、いかにも軟弱な貴族、と言った風情の連中ばかり。
俺の姿を見ただけで、腰を抜かし、オロオロと逃げ惑う。こいつらは獣人の影に隠れ、手柄だけを手にして来た、臆病者だ。
こんな奴らの為に、誇り高い帝国第二騎士団の剣を、血で汚すのか?!
「ここはオーベルシュタインの城だ!! 炎は使うな!!」
馬車回しまで走り抜けた俺は、ブルーベルの背から飛び降りて、振り向きざまに、城壁の射手を全て雷撃で撃ち落とした。
敵の司令官を探し、城内に踏み入ったが、目に入るのは雑魚ばかり。
ヒョロヒョロへっぴり腰の剣でも、俺に挑んでくるだけ、まだましだ。
だから、挑んできた奴は石塊を飛ばして、意識を刈ってやり、背中を向けて逃げる奴らは、まとめて氷漬けにしてやった。
探していた司令官は、城の3階、オーベルシュタインの寝室に居た。
寝室の扉前に居た護衛は、風を起こして扉ごと室内へ吹き飛ばしてやった。
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「ヒッヒイーーー!!」
醜くぶよぶよと肥え太ったこの雄は、真昼間、獣人達を戦いに放り出した後、オーベルシュタインの寝室で、二次性徴を迎えたばかりの、獣人の子供を組み敷いていた。
「お前が・・・責任者かと・・聞いている」
地を這う声に、俺の後ろから寝室の中を覗き込んだ部下の一人が、一目で状況を理解し、泣きはらした顔の少年を、マントで包んで外に連れ出した。
その間も、この醜い人族の雄は、あわあわ と口を動かすだけで、剣を取るどころか、醜い体を隠すこそさえしなかった。
怒りで頭がどうにかなりそうだ!
俺は周囲に極細の氷の杭を浮かべ、醜い雄に質問した。
「部下を戦場に立たせ、お前は子供を虐待してお楽しみか?」
「抵抗する事も出来ない、子供を支配し穢すのが好きなのか?」
「お前は強者になったつもりか?」
俺は返事を聞く気のない質問を重ね、氷の杭で四肢を貫き、ベットに貼り付けにしてやった。
「お前のような奴に、生きている資格はあるのか?」
ボアの様に泣き叫ぶ、薄汚い口を氷で塞ぎ、みすぼらしく縮こまった、一物も串刺しにしてやった。
獣人は総じて子煩悩だ。
自分の子供が、穢されると分かっていながら、首輪のせいで抗えなかった親の気持ちは、どれほど辛かっただろうか。
まだあどけなさの残る少年が、番でもない醜い雄に穢されることが、どれほど恐ろしく、辛い事か。
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甲高く耳障りな悲鳴は、直ぐに湿った衝突音と共に消え去ったが、俺の左手は、気色の悪い肉の感触が、いつまでも消える事が無かった。
司令官の死で、戦意を喪失したゴトフリー兵は、次々に降伏した。
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[レン? 問題ない。終わったのか?]
[うん。そっちはどう?]
[片付いた。早く来てくれ。君が恋しいよ]
[う"ッ!・・・わっわたしも・・・]
いつまでも初心な処のある君は、今頬を赤らめているのだろうな。
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