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幸福の定義は人それぞれ
キャンプ2日目
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「本当に駄目?」
「駄目と言うか、普通に危ないだろ?」
「でも、アレクが結界を張ってくれたら、その中を浄化すれば行けると思う」
「理論上はそうかもしれんが・・・」
「夏ですよ? 目の前に海があるのに、入らないなんてあり得ない!」
「いや。入る方があり得ないだろう?」
海の中だぞ?
魚以外に何が居るかも分らんのだぞ?
漁師だって船を使うのだぞ?
生身で入らんのだぞ?
それでなくとも、最近は浄化をしても、光となって消滅しない魔物が増えているというのに、そんな危ない事はさせられん。
「入り江全部なんて言わない。浜から10ミーロ四方くらいで良いの。刺されたり、かまれたりしないように、アレクのシャツを着てはいるからぁ。ねぇ、おねが~い!」
クソッ!
可愛い顔して、おねだりしないでくれ。
理性がぐらぐら揺れるだろう。
大体なんで、レンのおねだりは、いつも危険な事に極振りしているのだ?
「じゃあ。結界を最初小さく張って、だんだん大きくしていけば、生き物も押し出されて、中は安全でしょ?」
「海水も押し出されるがな?」
「えぇ~?それじゃあ、磯遊びになっちゃう!」
多分、海底にある物も押し出されるから、砂しか残らんと思うぞ?
「海水浴したかったな・・・」
なんで海に入れないくらいで、そんなに悲しい顔をするのだ?
レンの願いなら、どんな突拍子も無い事でも、叶えてやりたいが、さすがにこれは危険すぎるだろう?
「何故そんなに、海に入りたいのだ?」
「だって・・・夏は海水浴にみんな行くし、夏のデートの定番だし・・・」
そんな子供みたいに、口を尖らせて拗ねないでくれ。
罪悪感で死にそうだ。
「デートの定番・・・・だったのか?」
「そうですよ? 夏休みの家族旅行も、彼氏とのデートも海水浴が定番だったの。子供の頃、夏休みの絵日記に、クラスの子は海に行ったって書いてあるのに、うちはお爺ちゃんの趣味で、毎年神社仏閣巡りだったから、羨ましくて・・・」
「あ~」
子供なのに、年寄りの趣味に付き合わされたのか。
「学生の頃も、みんな彼氏と海に行ってたけど、私にはそういう相手もいなかったし」
うん。それは行かなくて良かったと思う。
「それでね。務め出してから、お金を貯めて、ヤベちゃんと沖縄に行った事があるんだけど、ここと同じくらい綺麗な海でね。すっごく感動したの・・・・」
「感動したのに、何故つまらなそうなんだ?」
「だって・・・どこのビーチもカップルばっかりで、イチャイチャしちゃってさ。目のやり場に困っちゃって、ホテルに帰ってから、ヤベちゃんと二人でゴーヤチャンプルーとラフティを摘まみに、泡盛でやけ酒したんだけど、次の日の二日酔いが、それはもう酷くって・・・そう言えば、あれから、あんまりお酒を飲まなくなったんだっけ」
要するに、みんなは楽しそうにしていたが、自分はあまり良い思い出が無いと。
そういう事か?
「今からイチャイチャするか?」
「もう!そっちじゃないから!それに昨日って言うか、朝までいっぱいしたでしょ!」
俺はまだまだいけるぞ?
何なら、全然足りていないのだが?
それに腰に回した手も、頬や首筋に落とす口付けも、拒まないのだから、レンも満更じゃないよな?
調子に乗り、リップ音を立てたキスを繰り返していたら、手の平で顎を押し返されてしまった。
「あててて・・・」
「そんなことで、誤魔化されないんだからねっ! ねぇ10ミーロで良いのよ? ダメ?」
クウーーーーッ。
あぁ!もう!!
「5ミーロだ」
「ふぇ?」
「5ミーロ四方なら、結界を張ってやる」
「ほんとう?!」
言ってから後悔したが、花が開いたような満面の笑みで、抱き着かれては、今更止めたとも言い難い。
「ただし!」
レンの顔の前で、人差し指を立てると、その指先に注目した番の瞳が、ちょっと寄り目になって居いるのが可愛くて、笑いそうになる。
「浄化が終わったら、先に俺が海へ入る。それで問題が無かったらだぞ?」
瞳をキラキラさせて、頷いているが、本当に大丈夫なのか?
「ワクワク・・・ワクワク」
期待してくれるのは嬉しいが、口に出してワクワクいう人は初めてだ。
波打ち際に並んで立ち、浜から海に向け、5ミーロ四方に結界の壁を立ち上がらせた。
巻き上げられた海水の飛沫が降り注ぎ、海面近くに虹の橋を作った。
「わぁ、虹!虹が出来てます!」
こんな事くらいではしゃぐとは、可愛いやつめ。
「ほら、出来たぞ」
「は~い。今度は私の番!」
そう言ってしゃがみ込んだ番は、海水に浸した手から浄化を流していった。
レンから放たれた浄化の光が、波にさらわれ、次第に広がっていく。
予想はしていたが、黄金色の浄化の光は結界の中に留まる頃なく、入り江全体を輝かせると、やがて金色の光の粒がふわふわと波間に浮かび上がり、潮風に乗って空へと帰って行く。
レンンの浄化の光景は、何度見ても幻想的で荘厳だ。
浄化された最後の魂が、空へ登っていくと、レンは深く息を吐いて立ち上がった。
「浄化した感触だと、あまり害のある魔物は居なかったみたいですね」
「まあ、クレイオスに連れて来られた時も、奴は普通に釣りをしていたしな。捕まえて来た、シーサーペント以外の大物は見ていないな」
話しながら見下ろした番は、期待に満ちた目で俺を見上げていた。
「はあ~~~。待って居てくれ」
腰に差した剣をレンに預け、海に入った。
強い日差しに火照った肌に、冷たい海水が心地よかった。
ふむ。魔物の心配がなければ、確かに気持ちが良いな。
腰の深さまで進んだところで、海の中に身を投げ出し、結界の中を泳いでみたが、魔物が襲ってくる気配はない。
念の為潜ってみたが、特に問題はなさそうだった。
水から顔を上げ、浜を振り返ると、俺の剣を抱えたレンが、待ちきれない様子でうずうずとこちらを見ていた。
「いいぞ!大丈夫そうだ!」
「やったー!!」
歓声を上げたレンは、砂の上に剣を置くと、ざばざばと波をかき分け、水の中に飛び込んだ。
「見事なものだ」
泳ぎは見習いの頃に散々鍛えられたが、レンの様に、静かに水の中をに泳ぐ者は見たことが無い。
レンは学校と云う処で、泳ぎを習ったと言っていたが、泳ぎ一つとっても彼方の教育の高さを感じてしまうな。
一度俺の所まで泳いできたレンは、すぐに水を切って離れてしまった。
そしてまたスイスイと近寄って来ては、離れていく。
実に楽しそうだ。
これだけ泳ぎが達者なら、海に入りたいと言う気持ちも頷ける。
一度は仰向けのまま、器用に泳いできたのだが、水を吸った俺のシャツが、レンの豊かな胸に張り付いて、そのなんともあられもない姿に、淫靡な想像が膨らんでしまった。
そうやって暫く、レンが泳ぎを楽しんでいるのを眺めていると、レンが大きく息を吸い込んで、とぷん と水の中に潜ってしまった。
随分と器用な事をするものだ、と思いながら、レンが水の中から出てくるのを待っていたのだが、何時まで経ってもレンが顔を出さない。
まさか、溺れたのか?!
慌てて水に潜り、レンが居たあたりを見ると、水の中で俺の白いシャツがゆらゆらと揺れているのが見えた。
とっさに浮かんだ嫌な想像と、早鐘を打つ心臓を無視し、水の中で揺れる番に近付いた。
力任せに腰を引き寄せ、水の上に引っ張り上げると、レンは抗議の悲鳴を上げた。
「何するの?! びっくりしたじゃないですか!」
「それはこっちのセリフだ! いつまでも水の中から出てこないから、溺れたかと思ったのだぞ?!」
瞬時に俺の怒りの原因を察したレンは、頬に張り付いた髪を耳に掛けながら、気まずそうに俯いてしまった。
「怒鳴ったりして悪かった」
「私の方こそ、驚かせてごめんね?」
「本当に、死ぬほど驚いた。君にはいつも驚かされるが、こういうのだけは勘弁してくれ」
素直に謝る番を抱き上げ、水の中で何をしていたのかと問うと、”綺麗な貝を見つけて、アレクにあげようと思ったのだけど、水の中ってよく見えないから、採るのに手間取っちゃって” と、握っていた貝を見せてくれた。
番の掌に上の乗っていたのは、15チルほどの、白とオレンジの縞模様が美しい貝だった。
「駄目と言うか、普通に危ないだろ?」
「でも、アレクが結界を張ってくれたら、その中を浄化すれば行けると思う」
「理論上はそうかもしれんが・・・」
「夏ですよ? 目の前に海があるのに、入らないなんてあり得ない!」
「いや。入る方があり得ないだろう?」
海の中だぞ?
魚以外に何が居るかも分らんのだぞ?
漁師だって船を使うのだぞ?
生身で入らんのだぞ?
それでなくとも、最近は浄化をしても、光となって消滅しない魔物が増えているというのに、そんな危ない事はさせられん。
「入り江全部なんて言わない。浜から10ミーロ四方くらいで良いの。刺されたり、かまれたりしないように、アレクのシャツを着てはいるからぁ。ねぇ、おねが~い!」
クソッ!
可愛い顔して、おねだりしないでくれ。
理性がぐらぐら揺れるだろう。
大体なんで、レンのおねだりは、いつも危険な事に極振りしているのだ?
「じゃあ。結界を最初小さく張って、だんだん大きくしていけば、生き物も押し出されて、中は安全でしょ?」
「海水も押し出されるがな?」
「えぇ~?それじゃあ、磯遊びになっちゃう!」
多分、海底にある物も押し出されるから、砂しか残らんと思うぞ?
「海水浴したかったな・・・」
なんで海に入れないくらいで、そんなに悲しい顔をするのだ?
レンの願いなら、どんな突拍子も無い事でも、叶えてやりたいが、さすがにこれは危険すぎるだろう?
「何故そんなに、海に入りたいのだ?」
「だって・・・夏は海水浴にみんな行くし、夏のデートの定番だし・・・」
そんな子供みたいに、口を尖らせて拗ねないでくれ。
罪悪感で死にそうだ。
「デートの定番・・・・だったのか?」
「そうですよ? 夏休みの家族旅行も、彼氏とのデートも海水浴が定番だったの。子供の頃、夏休みの絵日記に、クラスの子は海に行ったって書いてあるのに、うちはお爺ちゃんの趣味で、毎年神社仏閣巡りだったから、羨ましくて・・・」
「あ~」
子供なのに、年寄りの趣味に付き合わされたのか。
「学生の頃も、みんな彼氏と海に行ってたけど、私にはそういう相手もいなかったし」
うん。それは行かなくて良かったと思う。
「それでね。務め出してから、お金を貯めて、ヤベちゃんと沖縄に行った事があるんだけど、ここと同じくらい綺麗な海でね。すっごく感動したの・・・・」
「感動したのに、何故つまらなそうなんだ?」
「だって・・・どこのビーチもカップルばっかりで、イチャイチャしちゃってさ。目のやり場に困っちゃって、ホテルに帰ってから、ヤベちゃんと二人でゴーヤチャンプルーとラフティを摘まみに、泡盛でやけ酒したんだけど、次の日の二日酔いが、それはもう酷くって・・・そう言えば、あれから、あんまりお酒を飲まなくなったんだっけ」
要するに、みんなは楽しそうにしていたが、自分はあまり良い思い出が無いと。
そういう事か?
「今からイチャイチャするか?」
「もう!そっちじゃないから!それに昨日って言うか、朝までいっぱいしたでしょ!」
俺はまだまだいけるぞ?
何なら、全然足りていないのだが?
それに腰に回した手も、頬や首筋に落とす口付けも、拒まないのだから、レンも満更じゃないよな?
調子に乗り、リップ音を立てたキスを繰り返していたら、手の平で顎を押し返されてしまった。
「あててて・・・」
「そんなことで、誤魔化されないんだからねっ! ねぇ10ミーロで良いのよ? ダメ?」
クウーーーーッ。
あぁ!もう!!
「5ミーロだ」
「ふぇ?」
「5ミーロ四方なら、結界を張ってやる」
「ほんとう?!」
言ってから後悔したが、花が開いたような満面の笑みで、抱き着かれては、今更止めたとも言い難い。
「ただし!」
レンの顔の前で、人差し指を立てると、その指先に注目した番の瞳が、ちょっと寄り目になって居いるのが可愛くて、笑いそうになる。
「浄化が終わったら、先に俺が海へ入る。それで問題が無かったらだぞ?」
瞳をキラキラさせて、頷いているが、本当に大丈夫なのか?
「ワクワク・・・ワクワク」
期待してくれるのは嬉しいが、口に出してワクワクいう人は初めてだ。
波打ち際に並んで立ち、浜から海に向け、5ミーロ四方に結界の壁を立ち上がらせた。
巻き上げられた海水の飛沫が降り注ぎ、海面近くに虹の橋を作った。
「わぁ、虹!虹が出来てます!」
こんな事くらいではしゃぐとは、可愛いやつめ。
「ほら、出来たぞ」
「は~い。今度は私の番!」
そう言ってしゃがみ込んだ番は、海水に浸した手から浄化を流していった。
レンから放たれた浄化の光が、波にさらわれ、次第に広がっていく。
予想はしていたが、黄金色の浄化の光は結界の中に留まる頃なく、入り江全体を輝かせると、やがて金色の光の粒がふわふわと波間に浮かび上がり、潮風に乗って空へと帰って行く。
レンンの浄化の光景は、何度見ても幻想的で荘厳だ。
浄化された最後の魂が、空へ登っていくと、レンは深く息を吐いて立ち上がった。
「浄化した感触だと、あまり害のある魔物は居なかったみたいですね」
「まあ、クレイオスに連れて来られた時も、奴は普通に釣りをしていたしな。捕まえて来た、シーサーペント以外の大物は見ていないな」
話しながら見下ろした番は、期待に満ちた目で俺を見上げていた。
「はあ~~~。待って居てくれ」
腰に差した剣をレンに預け、海に入った。
強い日差しに火照った肌に、冷たい海水が心地よかった。
ふむ。魔物の心配がなければ、確かに気持ちが良いな。
腰の深さまで進んだところで、海の中に身を投げ出し、結界の中を泳いでみたが、魔物が襲ってくる気配はない。
念の為潜ってみたが、特に問題はなさそうだった。
水から顔を上げ、浜を振り返ると、俺の剣を抱えたレンが、待ちきれない様子でうずうずとこちらを見ていた。
「いいぞ!大丈夫そうだ!」
「やったー!!」
歓声を上げたレンは、砂の上に剣を置くと、ざばざばと波をかき分け、水の中に飛び込んだ。
「見事なものだ」
泳ぎは見習いの頃に散々鍛えられたが、レンの様に、静かに水の中をに泳ぐ者は見たことが無い。
レンは学校と云う処で、泳ぎを習ったと言っていたが、泳ぎ一つとっても彼方の教育の高さを感じてしまうな。
一度俺の所まで泳いできたレンは、すぐに水を切って離れてしまった。
そしてまたスイスイと近寄って来ては、離れていく。
実に楽しそうだ。
これだけ泳ぎが達者なら、海に入りたいと言う気持ちも頷ける。
一度は仰向けのまま、器用に泳いできたのだが、水を吸った俺のシャツが、レンの豊かな胸に張り付いて、そのなんともあられもない姿に、淫靡な想像が膨らんでしまった。
そうやって暫く、レンが泳ぎを楽しんでいるのを眺めていると、レンが大きく息を吸い込んで、とぷん と水の中に潜ってしまった。
随分と器用な事をするものだ、と思いながら、レンが水の中から出てくるのを待っていたのだが、何時まで経ってもレンが顔を出さない。
まさか、溺れたのか?!
慌てて水に潜り、レンが居たあたりを見ると、水の中で俺の白いシャツがゆらゆらと揺れているのが見えた。
とっさに浮かんだ嫌な想像と、早鐘を打つ心臓を無視し、水の中で揺れる番に近付いた。
力任せに腰を引き寄せ、水の上に引っ張り上げると、レンは抗議の悲鳴を上げた。
「何するの?! びっくりしたじゃないですか!」
「それはこっちのセリフだ! いつまでも水の中から出てこないから、溺れたかと思ったのだぞ?!」
瞬時に俺の怒りの原因を察したレンは、頬に張り付いた髪を耳に掛けながら、気まずそうに俯いてしまった。
「怒鳴ったりして悪かった」
「私の方こそ、驚かせてごめんね?」
「本当に、死ぬほど驚いた。君にはいつも驚かされるが、こういうのだけは勘弁してくれ」
素直に謝る番を抱き上げ、水の中で何をしていたのかと問うと、”綺麗な貝を見つけて、アレクにあげようと思ったのだけど、水の中ってよく見えないから、採るのに手間取っちゃって” と、握っていた貝を見せてくれた。
番の掌に上の乗っていたのは、15チルほどの、白とオレンジの縞模様が美しい貝だった。
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