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幸福の定義は人それぞれ
厄介なもの
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顔合わせも済み、候補者達とはレンとアーノルドを中心に、当たり障りの無い会話が続いた。
その間以外だったのは、レンがテイモンに対し、気遣いを見せていたことだ。
陰気で会話に混ざろうとしないテイモンに、何くれとなく話しかけ、最後には口数の少ないテイモンから、趣味を聞き出す事に成功していた。
レンがテイモンを気にする理由は分からないが、これもレンが言っていた ”女の勘” と言うものが働いたからだろうか。
今までレンの勘は、外れたことがない。
こと候補者に関する事なら、人の機微に鈍感な俺より、レンの勘に従うのが最良だと思う。
レンが候補者達との歓談を楽しんでいる間、俺の方は、貴族家出身の将校から挨拶を受けていた。
どうやら騎士団の関係者は、一般貴族のご機嫌伺いが途切れるのを、待ってくれていたらしい。
その中には、モーガン夫夫やミュラー夫夫など、レンと親交のある者もおり、どことなくレンもホッとしているように見えた。
その中で笑えたのは、鯱張ったゲオルグが現れたことだ。
慣れない社交場に緊張もして居たのだろうが、普段のあけっぴろげな物言いは封印されて、まるで別人だ。
こいつはマナーや上品さと言うものが何なのか、理解できていないのじゃないか?
一度マナー講師を送ってやるべきだろうか?
と考えもしたが、今はレンや候補者達、美貌の人を前に、ギクシャクしている姿が面白いので、助け舟は出さずに放っておくことにした。
何せ普段顔を合わせると、手合わせしろだのなんだのと、ガーガー煩いこいつが、シエルに話し掛けられた返事が ”うむ” だったのだから、腹の中で爆笑ものだ。
こいつも、黙っていれば見目は悪くないのだから、番を見つけるまでに、マナーの一つも覚えておいた方がいいだろう。
ゲオルグは嫌がるだろうが、講師は送ってやることにしよう。
近衛には劣るとは言え、騎士達は見目も良く体格も良い。
俺の周りに集まった騎士達に、吸い寄せられるように未婚の令息達が集まり、一気にその場が華やかになった。
そんな状況で、驚かされる事になったのは、マークとロロシュだ。
帝国一の婿がねと言われる、マークが姿を見せると、候補者の何人か・・・特にオレステスがうっとりとマークと見つめていた。
そんな中、ロロシュがアーノルドとロイド様に、二人の婚約を報告した。
二人の婚約はすでに噂になっていたが、ウィリアムの喪中と云う事もあり、婚約発表はもう少し後にすると聞いていた。
それが、こうした公の場で皇太子と皇太后に報告したと云う事は、正式な発表と同等の効力を持つ。
どんな心境の変化だろう、と首をかしげていると、レンは ”きっとマークさんがモテすぎて、ロロシュさんが我慢できなくなったんですよ” と、ひそひそと耳打ちしてくれた。
レンの言う事が正解だろう。
ロロシュは侯爵家の後継だが、母親は現公爵の兄、現侯爵とは叔父甥の間柄で、養子縁組をした今は親子だ。
正当な血筋ではあるが、ロロシュの片親が誰なのかが分かっていない。
その所為で、ロロシュを貶め侮る輩が、マークにちょっかいを掛けてもおかしくない。
獣人であるロロシュが、大事な番にちょっかいを掛けられて、黙ていられるはずはないからな。
獣人の雄として正しい執着だ、と俺は思う。
それよりも理解できないのは、アーノルドの王配候補である、オレステスががっかりした様子を見せた事に、胃がむかつく思いがした。
確かにマークは誰もが憧れる、美貌の騎士だ。
だが本当にそれだけか?
この小僧は、王配に選ばれなかった場合に備え、マークを狙っていたのではないか?
俺の勝手な想像でしかないが、人族の婚姻は政略結婚が当たり前でも、獣人であるマークに対し、余りにも配慮が欠ける考えだろう。
オレステスはまだ17歳だが、貴族の令息として見ればもう17だ。
子供の部類に入ると言えなくも無いが、オレステスの様子を見る限り、まともな教育を受けて来たとは思えない。
俺が不機嫌になったのをレンは察したようで、小首を傾げて俺の顔を覗き込んできた。
「アレク、せっかく夜会に出たのだから、もう少し踊っておく?」
俺の袖を引き、気を配ってくれる番のなんと愛しい事か。
「そうだな・・・」
腹黒狸の相手も疲れて来たし、レンと踊るのは楽しい。
それにレンとの仲を、周りの奴らにもっと見せつけたい。
「ひめ、お手をどうぞ」
差し出した手に、嬉し気に手を重ねるレンを見た騎士達は ”閣下が踊るなら” と、其々のパートナーの手を取り、相手のいない奴は、周囲に集まっていた中から気に入った令息に声をかけ、俺とレンに続き、ダンスホールに進み出た。
大柄な騎士の圧に押され、一般の貴族たちがダンスホールから追い出される形となった。
しかし屈強な騎士相手に、文句を言えるような剛の者はおらず、ブツブツと不平を漏らしたが、頭一つ高い位置から見下ろされと、すごすごと壁際に逃げて行った。
周りに居るのは、気心の知れた者ばかり。
相手が騎士なら、多少ぶつかったところで弾き飛ばす心配もない。
思う存分、番と踊れるというものだ。
楽しそうに踊るこの美しい人が、俺の番なのだと周囲に見せびらかし、有頂天になった俺は、重大な事を忘れていた。
2曲を踊り終え、番の頬にうっすらと浮かぶ汗を舐め取りたい衝動を、グッと堪えて飲み物を取りに、踊りの輪から抜けた時、一人の雄が俺たちの前に立った。
大公である俺の歩みを遮る事は、不敬罪に問われ兼ねない行いだ。
だが、この雄は胸に手を当て、深く頭を下げている為、やみくもに叱責する事も出来ない。
「何用か」
「恐れながら、愛し子様と踊る許可を頂きたく」
俺の不機嫌な声に、ビクリと肩を震わせた雄を、俺は全く見たことがなかった。
親しい間柄ならともかく、どこの誰とも知れない雄が、伴侶を相手にダンスの許可を求めるとは・・・。
高位の者から下位の者への誘いならともかく、俺より上は皇家の人間だけだ。
当然こいつにレンを誘う権利はない。
「不敬だぞ」
我ながら地の底から響くような声だった。
「不敬を覚悟でのお願いでございます。どうか一生の思い出に、愛し子様とのダンスをお許し下さい」
「しつこい!」
不機嫌を隠しもせず、威嚇を垂れ流す俺と、頭を下げ続ける巫山戯た雄に、ザワザワと周囲の目が集まり始めた。
「閣下・・・どうか・・・」
俺を見上げる目は、焦点が合っていなかった。
”魅了か?!”
人族と番持ちに囲まれ、何の問題も起きず注意を怠っていた。
頭に血が上り、言葉に詰まった俺の代わりに、レンがこの無礼者に答えた。
「今日は私的な場ではないので、アレクと皇家の方以外とは踊ることは出来ません」
”ごめんなさいね” そう言って、通り過ぎようとしたレンが急に引き戻された。
「いたいっ!!」
レンの腕を掴んだ雄の指が、二の腕に食い込んでいた。
「貴様ッ!!」
ボキッ!! ギャッ!!! ゴウ!! ドカッ!! ダンッ!!
振り下ろした手刀が、レンの腕をつかんだ手首を砕き、腹にぶち込んだ前蹴りが無礼な雄を吹き飛ばした。
周囲から悲鳴が上がり、俺を恐れた貴族がその場から逃げようと後退った。
吹き飛ばされた無礼者は、俺の威嚇に身構えていた騎士に受け止められ、その場の床に抑え込まれた。
あばらの2.3本は折れているだろう。
これでも手加減はしたのだ。
死ななかった事を有り難く思え!
「愛し子に危害を加えた不届き物だ!捕らえて牢に放り込め!!」
「ハッ!!」
「アレク?」
怒りで漏れ出した魔力が、バチバチと火花を散らし、肩で息をする俺の手を、小さな番の手が握りしめた。
「私は大丈夫だから、落ち着いて。ねっ?」
全然大丈夫じゃない。手が震えてるじゃないか?!
腕を掴んだだけでも、相手の同意がなければ、暴力だ。
「帰るぞ」
カタカタと震える番を抱き上げた俺は、足早に蒼玉ホールを後にした。
その間以外だったのは、レンがテイモンに対し、気遣いを見せていたことだ。
陰気で会話に混ざろうとしないテイモンに、何くれとなく話しかけ、最後には口数の少ないテイモンから、趣味を聞き出す事に成功していた。
レンがテイモンを気にする理由は分からないが、これもレンが言っていた ”女の勘” と言うものが働いたからだろうか。
今までレンの勘は、外れたことがない。
こと候補者に関する事なら、人の機微に鈍感な俺より、レンの勘に従うのが最良だと思う。
レンが候補者達との歓談を楽しんでいる間、俺の方は、貴族家出身の将校から挨拶を受けていた。
どうやら騎士団の関係者は、一般貴族のご機嫌伺いが途切れるのを、待ってくれていたらしい。
その中には、モーガン夫夫やミュラー夫夫など、レンと親交のある者もおり、どことなくレンもホッとしているように見えた。
その中で笑えたのは、鯱張ったゲオルグが現れたことだ。
慣れない社交場に緊張もして居たのだろうが、普段のあけっぴろげな物言いは封印されて、まるで別人だ。
こいつはマナーや上品さと言うものが何なのか、理解できていないのじゃないか?
一度マナー講師を送ってやるべきだろうか?
と考えもしたが、今はレンや候補者達、美貌の人を前に、ギクシャクしている姿が面白いので、助け舟は出さずに放っておくことにした。
何せ普段顔を合わせると、手合わせしろだのなんだのと、ガーガー煩いこいつが、シエルに話し掛けられた返事が ”うむ” だったのだから、腹の中で爆笑ものだ。
こいつも、黙っていれば見目は悪くないのだから、番を見つけるまでに、マナーの一つも覚えておいた方がいいだろう。
ゲオルグは嫌がるだろうが、講師は送ってやることにしよう。
近衛には劣るとは言え、騎士達は見目も良く体格も良い。
俺の周りに集まった騎士達に、吸い寄せられるように未婚の令息達が集まり、一気にその場が華やかになった。
そんな状況で、驚かされる事になったのは、マークとロロシュだ。
帝国一の婿がねと言われる、マークが姿を見せると、候補者の何人か・・・特にオレステスがうっとりとマークと見つめていた。
そんな中、ロロシュがアーノルドとロイド様に、二人の婚約を報告した。
二人の婚約はすでに噂になっていたが、ウィリアムの喪中と云う事もあり、婚約発表はもう少し後にすると聞いていた。
それが、こうした公の場で皇太子と皇太后に報告したと云う事は、正式な発表と同等の効力を持つ。
どんな心境の変化だろう、と首をかしげていると、レンは ”きっとマークさんがモテすぎて、ロロシュさんが我慢できなくなったんですよ” と、ひそひそと耳打ちしてくれた。
レンの言う事が正解だろう。
ロロシュは侯爵家の後継だが、母親は現公爵の兄、現侯爵とは叔父甥の間柄で、養子縁組をした今は親子だ。
正当な血筋ではあるが、ロロシュの片親が誰なのかが分かっていない。
その所為で、ロロシュを貶め侮る輩が、マークにちょっかいを掛けてもおかしくない。
獣人であるロロシュが、大事な番にちょっかいを掛けられて、黙ていられるはずはないからな。
獣人の雄として正しい執着だ、と俺は思う。
それよりも理解できないのは、アーノルドの王配候補である、オレステスががっかりした様子を見せた事に、胃がむかつく思いがした。
確かにマークは誰もが憧れる、美貌の騎士だ。
だが本当にそれだけか?
この小僧は、王配に選ばれなかった場合に備え、マークを狙っていたのではないか?
俺の勝手な想像でしかないが、人族の婚姻は政略結婚が当たり前でも、獣人であるマークに対し、余りにも配慮が欠ける考えだろう。
オレステスはまだ17歳だが、貴族の令息として見ればもう17だ。
子供の部類に入ると言えなくも無いが、オレステスの様子を見る限り、まともな教育を受けて来たとは思えない。
俺が不機嫌になったのをレンは察したようで、小首を傾げて俺の顔を覗き込んできた。
「アレク、せっかく夜会に出たのだから、もう少し踊っておく?」
俺の袖を引き、気を配ってくれる番のなんと愛しい事か。
「そうだな・・・」
腹黒狸の相手も疲れて来たし、レンと踊るのは楽しい。
それにレンとの仲を、周りの奴らにもっと見せつけたい。
「ひめ、お手をどうぞ」
差し出した手に、嬉し気に手を重ねるレンを見た騎士達は ”閣下が踊るなら” と、其々のパートナーの手を取り、相手のいない奴は、周囲に集まっていた中から気に入った令息に声をかけ、俺とレンに続き、ダンスホールに進み出た。
大柄な騎士の圧に押され、一般の貴族たちがダンスホールから追い出される形となった。
しかし屈強な騎士相手に、文句を言えるような剛の者はおらず、ブツブツと不平を漏らしたが、頭一つ高い位置から見下ろされと、すごすごと壁際に逃げて行った。
周りに居るのは、気心の知れた者ばかり。
相手が騎士なら、多少ぶつかったところで弾き飛ばす心配もない。
思う存分、番と踊れるというものだ。
楽しそうに踊るこの美しい人が、俺の番なのだと周囲に見せびらかし、有頂天になった俺は、重大な事を忘れていた。
2曲を踊り終え、番の頬にうっすらと浮かぶ汗を舐め取りたい衝動を、グッと堪えて飲み物を取りに、踊りの輪から抜けた時、一人の雄が俺たちの前に立った。
大公である俺の歩みを遮る事は、不敬罪に問われ兼ねない行いだ。
だが、この雄は胸に手を当て、深く頭を下げている為、やみくもに叱責する事も出来ない。
「何用か」
「恐れながら、愛し子様と踊る許可を頂きたく」
俺の不機嫌な声に、ビクリと肩を震わせた雄を、俺は全く見たことがなかった。
親しい間柄ならともかく、どこの誰とも知れない雄が、伴侶を相手にダンスの許可を求めるとは・・・。
高位の者から下位の者への誘いならともかく、俺より上は皇家の人間だけだ。
当然こいつにレンを誘う権利はない。
「不敬だぞ」
我ながら地の底から響くような声だった。
「不敬を覚悟でのお願いでございます。どうか一生の思い出に、愛し子様とのダンスをお許し下さい」
「しつこい!」
不機嫌を隠しもせず、威嚇を垂れ流す俺と、頭を下げ続ける巫山戯た雄に、ザワザワと周囲の目が集まり始めた。
「閣下・・・どうか・・・」
俺を見上げる目は、焦点が合っていなかった。
”魅了か?!”
人族と番持ちに囲まれ、何の問題も起きず注意を怠っていた。
頭に血が上り、言葉に詰まった俺の代わりに、レンがこの無礼者に答えた。
「今日は私的な場ではないので、アレクと皇家の方以外とは踊ることは出来ません」
”ごめんなさいね” そう言って、通り過ぎようとしたレンが急に引き戻された。
「いたいっ!!」
レンの腕を掴んだ雄の指が、二の腕に食い込んでいた。
「貴様ッ!!」
ボキッ!! ギャッ!!! ゴウ!! ドカッ!! ダンッ!!
振り下ろした手刀が、レンの腕をつかんだ手首を砕き、腹にぶち込んだ前蹴りが無礼な雄を吹き飛ばした。
周囲から悲鳴が上がり、俺を恐れた貴族がその場から逃げようと後退った。
吹き飛ばされた無礼者は、俺の威嚇に身構えていた騎士に受け止められ、その場の床に抑え込まれた。
あばらの2.3本は折れているだろう。
これでも手加減はしたのだ。
死ななかった事を有り難く思え!
「愛し子に危害を加えた不届き物だ!捕らえて牢に放り込め!!」
「ハッ!!」
「アレク?」
怒りで漏れ出した魔力が、バチバチと火花を散らし、肩で息をする俺の手を、小さな番の手が握りしめた。
「私は大丈夫だから、落ち着いて。ねっ?」
全然大丈夫じゃない。手が震えてるじゃないか?!
腕を掴んだだけでも、相手の同意がなければ、暴力だ。
「帰るぞ」
カタカタと震える番を抱き上げた俺は、足早に蒼玉ホールを後にした。
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