279 / 523
幸福の定義は人それぞれ
復帰と暗躍
しおりを挟む
雪に埋もれた極寒の森で、フェンリルに続き、レンと従魔契約を結んだシルバーウルフ達は、騎士達を群れの一員と認識したのか、良好な関係を築く事が出来た。
15頭もの狼に一度に名前を付けるのは、中々骨が折れる作業だった。
何せ頭を悩ませ、思いついた名も狼側が気に入らなければ、契約することが出来ないのだ。
最初は一頭一頭名前を付けていたのだが、5頭目辺りで、名前を思いつかなくなり、騎士達にも一緒に考えて貰う事になった。
そこで、一頭のシルバーウルフに名前の候補を読み上げている時に、別の個体が返事をし、従魔契約を結ぶというハプニングがあり、この際だからと、名の付いていない全ての狼たちの前で、名を読み上げ気に入ったものを、選んでもらうという、なんとも締まらない契約の場となった。
狼の名は、騎士たちが頭をひねっただけあり、中々良い名も多かったのだが、狼たちに気に入られたのは、レンが考えた名が一番多かった。
だが、レンには悪いが、俺の番の名のつけ方は少し変わっていて、ほぼ見た目重視だった。
「この子は前足の色が違うから、ソックスなんてどうでしょうか?」
「狼に靴下と名をつけるのか?」
「ダメですかね?」
「・・・選ぶのは、狼だから・・・選ばれるといいな?」
「へへへ。じゃあ、あの子はチベット砂狐みたいに困った顔をしてるから、”チー”で」
「狼なのに狐なのか?」
「だって、そっくりなんですよ?」
「なるほど・・・」
そのあとも、あの子はハスキー犬に似てるから、ハスキー。
あっちの子はシェパードっぽいから、ジャーマン。
うわっ!この子、ハシビロコウに顔がそっくり・・・・ホオズキでいいかな。
と、まあ、こんな感じだ。
ほぼ異界の生き物に似ているという、見た目からの連想だったようで、最後の方の連想がどうなっているのかは、聞いても理解出来そうもなかったので、放置することにした。
そんなレンも、 ”まさか、これを選ぶの?” と、子狼が選んだ名前だけは、自分で考えたにも関わらず、納得がいかない様子で、別の候補を上げればよかった、と後悔していた。
タロウ・ジロウ・シロ・ポチ
異界で犬につける定番の名らしいが、簡素で響きもいい、良い名だと思うのだが、何が気に入らなかったのだろうか?
緑黄月。
骨に染み入る冬の寒さも、漸く緩み始めると、暖炉の前で縮こまっていたロロシュが現場復帰を果たした。
「なんかよう。俺が冬眠してる間に、賑やかな事になってるじゃねぇの」
演習場を走り回り、騎士達との連携を見せるシルバーウルフの鳴き声に、ロロシュが目を丸くしている。
「マークから聞いてなかったのか?」
「聞いちゃぁいた、と思うんだけど、ほら半分寝てたわけだろ?夢と現実がごっちゃでよ?」
「なるほど、蛇も大変だな?」
「いやマジで。こんなに酷いのは初めてだわ。まぁ、冬場は南部に避難してる事の方が多かったからな。これが正常っちゃぁ、正常なのかもな」
「毎年年明けの宴を欠席するようだと、マークがへそを曲げるかもしれんぞ?」
「それなんだよなぁ。冬場は南部に出向とかって出来ねぇの?」
「出来んことも無いが、レンの専属護衛のマークがついていくか?」
「だよなあ・・・領の管理もしなきゃだしよ。毎年こんなかと思うと、マジでへこむわ」
「俺の方でも、どう対処するか考えてみる。最悪副団長の席は、空けて貰うことになるやもしれんぞ?」
「それはまぁ、仕方ねぇよ。俺としちゃ暗部を任してもらえるなら、文句はねえ」
「暗部か・・・宵闇の頭目が来たのは聞いているか?」
「あぁ。聞いた。いい歳なんだから引退すりゃいいのにな」
「部下の数が多すぎて、引退したくとも出来んのだろうよ。アーノルドにはロイド様が育てた烏がついている。宵闇はウィリアムの息が掛かっていた以上警戒されて当然、前の様に仕事は回ってこんだろう?それでも部下を飢えさせるわけにはいかん。と言っていたな」
「人を殺めても顔色一つ変えないくせに、昔っから変な正義感つうか漢気があんだよ、あの親父は・・・・で?どうすんだ、飼うのか?」
「そうだな・・・神殿関係には詳しいそうだから、暫く面倒を見ようかと思っている」
大厄災の後、非公式に、夜中に勝手に宮に入り込むのを、非公式と言っていいか迷うが、とにかく何度か話をしてみると、宵闇が調べ上げた、神殿の悪行の報告の多くが、ウィリアムにより握り潰されていたことが分かった。
母とウィリアムの愚かな願いの見返りだったのだろうか、それとも願いを叶えるための交渉材料だったのだろうか・・・・。
改めて頭目から渡された報告書は、宵闇の力を欲するに、十分な内容だった。
「あ~~。例の離宮の話しか?」
「それもある、後はまぁ、色々だ」
「色々ねぇ・・・・なに企んでんだよ?」
「俺は適材適所を心掛けていてな? 苦手な部分は、得意な人間に任せる事にしている」
「なんだよ。俺の暗部じゃ物足りねぇってか?」
この程度で気色ばむとは、ロロシュも存外かわいいところがあるじゃないか。
「お前には外交方面を頼みたい」
「はあ?外交?!」
「声が大きい」
「すまん。つい」
これで暗部を統括しているのだから、もう少し落ち着きを持ってもらいたい。
「実はな、ウジュカとゴトフリーがアーノルドの王配の地位を狙っていてな?」
「あ~~、なんかそれ聞いたわ」
冬眠していても、必要な事は頭に入っているのか。
「なら話が早い。表向きは俺とレンの婚姻の祝いと、愛し子への謁見を申し込んできた。だがその使節団の代表は、ウジュカの第二公子とゴトフリーの第三王子だ」
「あからさまだな」
「だろ?帝国はアーノルドの王配候補を国内で選出すると通達を出している。だが、この二国はそれを無視することにしたらしい。使節団の代表として、帝国に来る公子と王子を帝国に預け、紳士としての教育を受けさせたい、とのことでな」
「二国同時ってのも、胡散臭ぇな」
「一応同時ではないぞ? ウジュカが先に申し込んで来た。それを知ったゴトフリーが負けじと申し込みをした・・・と言うシナリオになっているな」
「ん?二国が裏で繋がってるって、考えてんのか?」
「どうかな?帝国を恨んでいるのは、どこも同じだ。しかし魔物の被害で以前の様に、喧嘩を吹っ掛ける余裕はないからな。搦め手に変えたのか。レンを狙ってウィリアムにこっぴどくやられても居るから、狙いはレンやも知れん」
「なほどな。合わせ技ってのが一番ありそうだけどな」
「そう云う事だ。タランもこのまま黙っているとは思えんし、烏と宵闇。外交部ともつなぎを取って、三国の思惑を調べてほしい。公子と皇子の為人もだ」
「王配候補としてなら、皇太后がきっちり調べんだろ?」
「ロイド様から俺とレンは、候補者の選出に手を貸すよう言われていてな?」
「はあ? ちびっ子は分かるが、閣下には無理だろ?」
こいつ本当に失礼だな。
「俺はこう見えても、皇兄でな?候補者との顔合わせは必須だと言われた。だが俺もレンも社交には疎い。ましてや他国の公子と王子ともなれば、予備知識がないとどうにもならんだろ?」
「まぁ、そうか」
「念には念を入れて、と言うだろう?同じものを見ても、見る目が変われば見方も変わる、情報は多いに越した事はない。それに二国が手を組んでいるなら、適当に仲違いさせるのも面白いだろ?」
「いい性格してんなぁ」
「知っているか?俺はこれでも皇子なんだぞ?皇宮で生き残るには、これぐらいは基本だ」
15頭もの狼に一度に名前を付けるのは、中々骨が折れる作業だった。
何せ頭を悩ませ、思いついた名も狼側が気に入らなければ、契約することが出来ないのだ。
最初は一頭一頭名前を付けていたのだが、5頭目辺りで、名前を思いつかなくなり、騎士達にも一緒に考えて貰う事になった。
そこで、一頭のシルバーウルフに名前の候補を読み上げている時に、別の個体が返事をし、従魔契約を結ぶというハプニングがあり、この際だからと、名の付いていない全ての狼たちの前で、名を読み上げ気に入ったものを、選んでもらうという、なんとも締まらない契約の場となった。
狼の名は、騎士たちが頭をひねっただけあり、中々良い名も多かったのだが、狼たちに気に入られたのは、レンが考えた名が一番多かった。
だが、レンには悪いが、俺の番の名のつけ方は少し変わっていて、ほぼ見た目重視だった。
「この子は前足の色が違うから、ソックスなんてどうでしょうか?」
「狼に靴下と名をつけるのか?」
「ダメですかね?」
「・・・選ぶのは、狼だから・・・選ばれるといいな?」
「へへへ。じゃあ、あの子はチベット砂狐みたいに困った顔をしてるから、”チー”で」
「狼なのに狐なのか?」
「だって、そっくりなんですよ?」
「なるほど・・・」
そのあとも、あの子はハスキー犬に似てるから、ハスキー。
あっちの子はシェパードっぽいから、ジャーマン。
うわっ!この子、ハシビロコウに顔がそっくり・・・・ホオズキでいいかな。
と、まあ、こんな感じだ。
ほぼ異界の生き物に似ているという、見た目からの連想だったようで、最後の方の連想がどうなっているのかは、聞いても理解出来そうもなかったので、放置することにした。
そんなレンも、 ”まさか、これを選ぶの?” と、子狼が選んだ名前だけは、自分で考えたにも関わらず、納得がいかない様子で、別の候補を上げればよかった、と後悔していた。
タロウ・ジロウ・シロ・ポチ
異界で犬につける定番の名らしいが、簡素で響きもいい、良い名だと思うのだが、何が気に入らなかったのだろうか?
緑黄月。
骨に染み入る冬の寒さも、漸く緩み始めると、暖炉の前で縮こまっていたロロシュが現場復帰を果たした。
「なんかよう。俺が冬眠してる間に、賑やかな事になってるじゃねぇの」
演習場を走り回り、騎士達との連携を見せるシルバーウルフの鳴き声に、ロロシュが目を丸くしている。
「マークから聞いてなかったのか?」
「聞いちゃぁいた、と思うんだけど、ほら半分寝てたわけだろ?夢と現実がごっちゃでよ?」
「なるほど、蛇も大変だな?」
「いやマジで。こんなに酷いのは初めてだわ。まぁ、冬場は南部に避難してる事の方が多かったからな。これが正常っちゃぁ、正常なのかもな」
「毎年年明けの宴を欠席するようだと、マークがへそを曲げるかもしれんぞ?」
「それなんだよなぁ。冬場は南部に出向とかって出来ねぇの?」
「出来んことも無いが、レンの専属護衛のマークがついていくか?」
「だよなあ・・・領の管理もしなきゃだしよ。毎年こんなかと思うと、マジでへこむわ」
「俺の方でも、どう対処するか考えてみる。最悪副団長の席は、空けて貰うことになるやもしれんぞ?」
「それはまぁ、仕方ねぇよ。俺としちゃ暗部を任してもらえるなら、文句はねえ」
「暗部か・・・宵闇の頭目が来たのは聞いているか?」
「あぁ。聞いた。いい歳なんだから引退すりゃいいのにな」
「部下の数が多すぎて、引退したくとも出来んのだろうよ。アーノルドにはロイド様が育てた烏がついている。宵闇はウィリアムの息が掛かっていた以上警戒されて当然、前の様に仕事は回ってこんだろう?それでも部下を飢えさせるわけにはいかん。と言っていたな」
「人を殺めても顔色一つ変えないくせに、昔っから変な正義感つうか漢気があんだよ、あの親父は・・・・で?どうすんだ、飼うのか?」
「そうだな・・・神殿関係には詳しいそうだから、暫く面倒を見ようかと思っている」
大厄災の後、非公式に、夜中に勝手に宮に入り込むのを、非公式と言っていいか迷うが、とにかく何度か話をしてみると、宵闇が調べ上げた、神殿の悪行の報告の多くが、ウィリアムにより握り潰されていたことが分かった。
母とウィリアムの愚かな願いの見返りだったのだろうか、それとも願いを叶えるための交渉材料だったのだろうか・・・・。
改めて頭目から渡された報告書は、宵闇の力を欲するに、十分な内容だった。
「あ~~。例の離宮の話しか?」
「それもある、後はまぁ、色々だ」
「色々ねぇ・・・・なに企んでんだよ?」
「俺は適材適所を心掛けていてな? 苦手な部分は、得意な人間に任せる事にしている」
「なんだよ。俺の暗部じゃ物足りねぇってか?」
この程度で気色ばむとは、ロロシュも存外かわいいところがあるじゃないか。
「お前には外交方面を頼みたい」
「はあ?外交?!」
「声が大きい」
「すまん。つい」
これで暗部を統括しているのだから、もう少し落ち着きを持ってもらいたい。
「実はな、ウジュカとゴトフリーがアーノルドの王配の地位を狙っていてな?」
「あ~~、なんかそれ聞いたわ」
冬眠していても、必要な事は頭に入っているのか。
「なら話が早い。表向きは俺とレンの婚姻の祝いと、愛し子への謁見を申し込んできた。だがその使節団の代表は、ウジュカの第二公子とゴトフリーの第三王子だ」
「あからさまだな」
「だろ?帝国はアーノルドの王配候補を国内で選出すると通達を出している。だが、この二国はそれを無視することにしたらしい。使節団の代表として、帝国に来る公子と王子を帝国に預け、紳士としての教育を受けさせたい、とのことでな」
「二国同時ってのも、胡散臭ぇな」
「一応同時ではないぞ? ウジュカが先に申し込んで来た。それを知ったゴトフリーが負けじと申し込みをした・・・と言うシナリオになっているな」
「ん?二国が裏で繋がってるって、考えてんのか?」
「どうかな?帝国を恨んでいるのは、どこも同じだ。しかし魔物の被害で以前の様に、喧嘩を吹っ掛ける余裕はないからな。搦め手に変えたのか。レンを狙ってウィリアムにこっぴどくやられても居るから、狙いはレンやも知れん」
「なほどな。合わせ技ってのが一番ありそうだけどな」
「そう云う事だ。タランもこのまま黙っているとは思えんし、烏と宵闇。外交部ともつなぎを取って、三国の思惑を調べてほしい。公子と皇子の為人もだ」
「王配候補としてなら、皇太后がきっちり調べんだろ?」
「ロイド様から俺とレンは、候補者の選出に手を貸すよう言われていてな?」
「はあ? ちびっ子は分かるが、閣下には無理だろ?」
こいつ本当に失礼だな。
「俺はこう見えても、皇兄でな?候補者との顔合わせは必須だと言われた。だが俺もレンも社交には疎い。ましてや他国の公子と王子ともなれば、予備知識がないとどうにもならんだろ?」
「まぁ、そうか」
「念には念を入れて、と言うだろう?同じものを見ても、見る目が変われば見方も変わる、情報は多いに越した事はない。それに二国が手を組んでいるなら、適当に仲違いさせるのも面白いだろ?」
「いい性格してんなぁ」
「知っているか?俺はこれでも皇子なんだぞ?皇宮で生き残るには、これぐらいは基本だ」
118
お気に入りに追加
1,314
あなたにおすすめの小説
求職令嬢は恋愛禁止な竜騎士団に、子竜守メイドとして採用されました。
待鳥園子
恋愛
グレンジャー伯爵令嬢ウェンディは父が友人に裏切られ、社交界デビューを目前にして無一文になってしまった。
父は異国へと一人出稼ぎに行ってしまい、行く宛てのない姉を心配する弟を安心させるために、以前邸で働いていた竜騎士を頼ることに。
彼が働くアレイスター竜騎士団は『恋愛禁止』という厳格な規則があり、そのため若い女性は働いていない。しかし、ウェンディは竜力を持つ貴族の血を引く女性にしかなれないという『子竜守』として特別に採用されることになり……。
子竜守として働くことになった没落貴族令嬢が、不器用だけどとても優しい団長と恋愛禁止な竜騎士団で働くために秘密の契約結婚をすることなってしまう、ほのぼの子竜育てありな可愛い恋物語。
※完結まで毎日更新です。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる