269 / 508
エンドロールの後も人生は続きます
団長はお肉大好き
しおりを挟む
クレイオスは飯を食わない。
よって、あのドラゴンの釣果は俺が食うか、翌日の釣りの餌になるかの二択だ。
ここにきて何日目だ?
毎日、毎日。
魚、魚、魚。
もう、見るのもうんざりだ。
いい加減肉が食いたい・・・・。
飢えに苦しみながら戦い続けた過去を想えば、贅沢な悩みだと思う。
だが、今の俺はレンの作る料理にすっかり慣らされてしまった。
毎回レンが厨房に立つわけではないが、それでも、宮で出てくる料理は、ほぼ全てがレンのレシピを基にした料理だ。
一度でも、食文化が発達していたという、異界の料理を口にした者は、その虜になる。
遠征時の野戦食でさえ、第2の料理は別格だ、と言わしめるまでになっているのだ。
それなのに・・・・。
携帯食を持ってこようとしたが ”現地調達で充分” ”荷物が増えると邪魔だ” とクレイオスに拒否され、しぶしぶ置いてきたのが間違いだった。
まさか、硬くて塩辛い干し肉が恋しくなるとは・・・・。
クレイオスは嘘は吐いていない。
毎日俺の為に、せっせと魚を釣り上げ、食料は現地調達できている。
塩で焼いただけの魚も、確かに美味い。
美味いが・・・・。
俺は肉食系猫科、最大最強種だ。
魚より、肉。
「肉が食いたい」
その辺に落ちていた枝に刺し、焚火で炙った魚を前に、贅沢だと分かっていても、つい愚痴がこぼれてしまう。
出来る事なら、レンが作ったモークのシチューが食いたい。
ハンバーグも良いな。
いや、少し前に作ってくれた、すき焼きという鍋も絶品だった。
飯もそうだが、何よりここに番は居ない。
「あ”ぁ~~~。本気で帰りたい」
番持ちの騎士達が遠征の度、家を恋しがる気持ちが、今ならよく分かる。
だが、今の状態のまま帰ったとして、クレイオスからの許しが出なければ、愛しい番に触れる事も出来ないのだから・・・・。
レンは元気になっただろうか。
魔力経路の損傷は癒えただろうか。
病の床で青ざめ、益々小さくなってしまった物憂げな顔を思い出し、胸が痛くなる。
俺が帰る頃には元気になっている、と言ってくれた。
気を付けて、と気遣ってくれた。
そんな、優しい番に応えるために、今度こそレンに相応しい雄にならなくては!
そして、この腕で思う存分番を抱きしめるのだ!
その為には、クレイオスに課された課題を習得しなくてはならない。
腹が減っては修練もままならん。
肉が食いたい等と、我儘を言っている場合ではない。
握りしめた枝の先で、湯気を上げている魚に目を落とした。
1年は確実に、魚を喰う気にならんだろうな。
そんな益体も無い事を考えながら、これも番との楽しい新婚生活の為だ、と腹を括り、塩を振っただけの魚に齧り付いた。
口の中に広がる磯の香りと、ほろほろと解ける魚の身を、淡々と咀嚼して胃に流し込んだ。
一人きりの味気ない食事を終え、ここに来てから、修練の場に利用している木の下に座り込んだ。
この場所なら、入り江を囲む岩場に邪魔されず、沖までを見通すことが出来る。
それにしても、クレイオスは餌を探しに、どこまで飛んで行ったんだ?
海上なら、巨大なドラゴンの姿であっても、人に見られて騒ぎになる心配はないが、人に目撃されることよりも、今はどんな魔物を餌として取って来るのか、そっちの方が気掛かりだ。
クレイオスのことだから、とんでもない魔物を捕まえてくるのだろうな。
俺が気にしたところで、あのドラゴンを止める事など出来ない。
気ままなドラゴンは放置の方向で、俺は修練を再開することにした。
俺の気付きのきっかけとなった花は、ここ数日で数を増やしている。
この花はレンのように、芳しい香りを放つことはないが、その可憐な姿が、離れ離れの番を思い起こさせる。
潮風に揺れる花が、レンの代わりに俺を慰めてくれているようだ。
小さな花に元気をもらい、修練に取り掛かる。
鼻から息を吸い、丹田に溜めてから、口から細く吐き出していく。
この呼吸法は、俺が気付きを得た、と知ったクレイオスが教えてくれたものだ。
これを暫く続けていると、俺と世界の境界が曖昧になり、溶けて混ざっていくようだ。
海の響き、風の音、葉擦れの音、虫の声。
浜辺の砂粒が立てる軋みも聞こえてくる。
音の洪水に溺れながら、修練を続けていると、ふと虫の音が止み、突風が吹き荒れた。
クレイオスが戻って来たのだろうと、目を開けたと同時に、上空から巨大な生き物が落ちてきた。
ドドドンッ!!! ビチャッ!!
入り江全体を震わせる轟音と立て、砂浜に落とされたものは、全長10ミーロになろうかという、海原の凶獣。
「シー・・・・・・サーペント? 嘘だろ」
バサッ と風を切り、浜に舞い降りたクレイオスは、一度胴震いをすると、人型に戻っていた。
『お? 修練をしていたのか。関心関心』
何事も無かったように、テントへ向かうクレイオスの後を追った。
「おい! あれが餌か?」
『中々の大物であろう?見つけるのに苦労したわい』
「あ・・・あぁそうなのか」
色々突っ込み処満載だが、この様子だと言うだけ無駄な気がする。
『其方らは知らんだろうが、シーサーペントは美味でな。これなら確実に、あ奴も現れるに違いない』
「そうか・・・」
逃げた幻獣について、詳しく聞いていなかったが、物置ほどもあるブルークラブや、全長10ミーロ、胴回りの直径が、俺の胸程の高さまである、凶獣を捕食する幻獣とは、如何なるものなのだろうか。
『其方、肉が食いたいと言っておったな?新鮮なうちに一切れどうだ?』
言われて凶悪な顔で、舌をだらりと垂らしたシーサーペントを見た。
「いや・・・晩飯は済ませた」
『そうか?もう少し早く見つかればよかったのだが、惜しいことをしたのう』
シーサーペントか、クレイオスが言うなら美味いのかもしれない。
だが、あの凶悪な顔を見ると、敢えて喰いたいとは思わんな。
『明日は、早朝にあれを仕掛ける。楽しみにしておれ』
シーサーペントを狩りに出る前も、同じ事を言っていたな。
明日は気を引き締める必要がありそうだ。
翌早朝、まだ暗いうちにテントを出たクレイオスは、目印のブイをシーサーペントの首に結び付けると、尾を掴み徐に海へと放り込んだ。
西の空にかろうじて浮かぶ月の光に、飛び散った海水がキラキラと舞い上がっている。
凶獣を放り込んだ事で起こった波が、砂浜に押し寄せ軍靴を洗った。
「本当に来るのか?」
『確実に来る。見ておれ』
確信に満ちているが、何を根拠にしているのか、気になるところだ。
待つこと数刻。
新たな日課として定着した修練に取り組む俺は、異変を感じ、剣を取って立ち上がった。
『気づいたか?思ったより習得が早いようだの』
「それはどうも・・・」
『愛想のないやつだの。・・・まぁいい。距離は分かるか?』
「凡そは」
『うむ。我が闘うと地形を壊す。其方の雷撃で仕留めよ』
雷か。レンの言った通りだ。
『但し。広範囲に雷撃を降らせるな。他の生物まで死んでしまう』
「了解した」
『良いか?修練を思い出せ。相手の気配を感じろ。核に向かって一点集中だ』
「・・・・・・」
修練で覚えた感覚を海中へ向かって伸ばしていく。
俺を中心とした円を広げていくように、広げた扇の先を伸ばすように。
すると海中を猛スピードで近づいてくる気配を感じた。
それは、どう猛な食欲に支配され、全てを食らい尽くす勢いと、他者を屈服させようという、傲慢さ、純粋な殺意に溢れていた。
クレイオスは ”ちと質が悪い” 等と言っていたが、そんな可愛気のある相手ではない!
海のど真ん中で、こいつに出会ったら、嵐に遭遇するようなもの。
第5の軍艦もあっという間に沈められてしまう、災害級の質の悪さだ。
ここで確実に仕留めなければ。
よって、あのドラゴンの釣果は俺が食うか、翌日の釣りの餌になるかの二択だ。
ここにきて何日目だ?
毎日、毎日。
魚、魚、魚。
もう、見るのもうんざりだ。
いい加減肉が食いたい・・・・。
飢えに苦しみながら戦い続けた過去を想えば、贅沢な悩みだと思う。
だが、今の俺はレンの作る料理にすっかり慣らされてしまった。
毎回レンが厨房に立つわけではないが、それでも、宮で出てくる料理は、ほぼ全てがレンのレシピを基にした料理だ。
一度でも、食文化が発達していたという、異界の料理を口にした者は、その虜になる。
遠征時の野戦食でさえ、第2の料理は別格だ、と言わしめるまでになっているのだ。
それなのに・・・・。
携帯食を持ってこようとしたが ”現地調達で充分” ”荷物が増えると邪魔だ” とクレイオスに拒否され、しぶしぶ置いてきたのが間違いだった。
まさか、硬くて塩辛い干し肉が恋しくなるとは・・・・。
クレイオスは嘘は吐いていない。
毎日俺の為に、せっせと魚を釣り上げ、食料は現地調達できている。
塩で焼いただけの魚も、確かに美味い。
美味いが・・・・。
俺は肉食系猫科、最大最強種だ。
魚より、肉。
「肉が食いたい」
その辺に落ちていた枝に刺し、焚火で炙った魚を前に、贅沢だと分かっていても、つい愚痴がこぼれてしまう。
出来る事なら、レンが作ったモークのシチューが食いたい。
ハンバーグも良いな。
いや、少し前に作ってくれた、すき焼きという鍋も絶品だった。
飯もそうだが、何よりここに番は居ない。
「あ”ぁ~~~。本気で帰りたい」
番持ちの騎士達が遠征の度、家を恋しがる気持ちが、今ならよく分かる。
だが、今の状態のまま帰ったとして、クレイオスからの許しが出なければ、愛しい番に触れる事も出来ないのだから・・・・。
レンは元気になっただろうか。
魔力経路の損傷は癒えただろうか。
病の床で青ざめ、益々小さくなってしまった物憂げな顔を思い出し、胸が痛くなる。
俺が帰る頃には元気になっている、と言ってくれた。
気を付けて、と気遣ってくれた。
そんな、優しい番に応えるために、今度こそレンに相応しい雄にならなくては!
そして、この腕で思う存分番を抱きしめるのだ!
その為には、クレイオスに課された課題を習得しなくてはならない。
腹が減っては修練もままならん。
肉が食いたい等と、我儘を言っている場合ではない。
握りしめた枝の先で、湯気を上げている魚に目を落とした。
1年は確実に、魚を喰う気にならんだろうな。
そんな益体も無い事を考えながら、これも番との楽しい新婚生活の為だ、と腹を括り、塩を振っただけの魚に齧り付いた。
口の中に広がる磯の香りと、ほろほろと解ける魚の身を、淡々と咀嚼して胃に流し込んだ。
一人きりの味気ない食事を終え、ここに来てから、修練の場に利用している木の下に座り込んだ。
この場所なら、入り江を囲む岩場に邪魔されず、沖までを見通すことが出来る。
それにしても、クレイオスは餌を探しに、どこまで飛んで行ったんだ?
海上なら、巨大なドラゴンの姿であっても、人に見られて騒ぎになる心配はないが、人に目撃されることよりも、今はどんな魔物を餌として取って来るのか、そっちの方が気掛かりだ。
クレイオスのことだから、とんでもない魔物を捕まえてくるのだろうな。
俺が気にしたところで、あのドラゴンを止める事など出来ない。
気ままなドラゴンは放置の方向で、俺は修練を再開することにした。
俺の気付きのきっかけとなった花は、ここ数日で数を増やしている。
この花はレンのように、芳しい香りを放つことはないが、その可憐な姿が、離れ離れの番を思い起こさせる。
潮風に揺れる花が、レンの代わりに俺を慰めてくれているようだ。
小さな花に元気をもらい、修練に取り掛かる。
鼻から息を吸い、丹田に溜めてから、口から細く吐き出していく。
この呼吸法は、俺が気付きを得た、と知ったクレイオスが教えてくれたものだ。
これを暫く続けていると、俺と世界の境界が曖昧になり、溶けて混ざっていくようだ。
海の響き、風の音、葉擦れの音、虫の声。
浜辺の砂粒が立てる軋みも聞こえてくる。
音の洪水に溺れながら、修練を続けていると、ふと虫の音が止み、突風が吹き荒れた。
クレイオスが戻って来たのだろうと、目を開けたと同時に、上空から巨大な生き物が落ちてきた。
ドドドンッ!!! ビチャッ!!
入り江全体を震わせる轟音と立て、砂浜に落とされたものは、全長10ミーロになろうかという、海原の凶獣。
「シー・・・・・・サーペント? 嘘だろ」
バサッ と風を切り、浜に舞い降りたクレイオスは、一度胴震いをすると、人型に戻っていた。
『お? 修練をしていたのか。関心関心』
何事も無かったように、テントへ向かうクレイオスの後を追った。
「おい! あれが餌か?」
『中々の大物であろう?見つけるのに苦労したわい』
「あ・・・あぁそうなのか」
色々突っ込み処満載だが、この様子だと言うだけ無駄な気がする。
『其方らは知らんだろうが、シーサーペントは美味でな。これなら確実に、あ奴も現れるに違いない』
「そうか・・・」
逃げた幻獣について、詳しく聞いていなかったが、物置ほどもあるブルークラブや、全長10ミーロ、胴回りの直径が、俺の胸程の高さまである、凶獣を捕食する幻獣とは、如何なるものなのだろうか。
『其方、肉が食いたいと言っておったな?新鮮なうちに一切れどうだ?』
言われて凶悪な顔で、舌をだらりと垂らしたシーサーペントを見た。
「いや・・・晩飯は済ませた」
『そうか?もう少し早く見つかればよかったのだが、惜しいことをしたのう』
シーサーペントか、クレイオスが言うなら美味いのかもしれない。
だが、あの凶悪な顔を見ると、敢えて喰いたいとは思わんな。
『明日は、早朝にあれを仕掛ける。楽しみにしておれ』
シーサーペントを狩りに出る前も、同じ事を言っていたな。
明日は気を引き締める必要がありそうだ。
翌早朝、まだ暗いうちにテントを出たクレイオスは、目印のブイをシーサーペントの首に結び付けると、尾を掴み徐に海へと放り込んだ。
西の空にかろうじて浮かぶ月の光に、飛び散った海水がキラキラと舞い上がっている。
凶獣を放り込んだ事で起こった波が、砂浜に押し寄せ軍靴を洗った。
「本当に来るのか?」
『確実に来る。見ておれ』
確信に満ちているが、何を根拠にしているのか、気になるところだ。
待つこと数刻。
新たな日課として定着した修練に取り組む俺は、異変を感じ、剣を取って立ち上がった。
『気づいたか?思ったより習得が早いようだの』
「それはどうも・・・」
『愛想のないやつだの。・・・まぁいい。距離は分かるか?』
「凡そは」
『うむ。我が闘うと地形を壊す。其方の雷撃で仕留めよ』
雷か。レンの言った通りだ。
『但し。広範囲に雷撃を降らせるな。他の生物まで死んでしまう』
「了解した」
『良いか?修練を思い出せ。相手の気配を感じろ。核に向かって一点集中だ』
「・・・・・・」
修練で覚えた感覚を海中へ向かって伸ばしていく。
俺を中心とした円を広げていくように、広げた扇の先を伸ばすように。
すると海中を猛スピードで近づいてくる気配を感じた。
それは、どう猛な食欲に支配され、全てを食らい尽くす勢いと、他者を屈服させようという、傲慢さ、純粋な殺意に溢れていた。
クレイオスは ”ちと質が悪い” 等と言っていたが、そんな可愛気のある相手ではない!
海のど真ん中で、こいつに出会ったら、嵐に遭遇するようなもの。
第5の軍艦もあっという間に沈められてしまう、災害級の質の悪さだ。
ここで確実に仕留めなければ。
126
お気に入りに追加
1,296
あなたにおすすめの小説
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
私の愛する夫たちへ
エトカ
恋愛
日高真希(ひだかまき)は、両親の墓参りの帰りに見知らぬ世界に迷い込んでしまう。そこは女児ばかりが命を落とす病が蔓延する世界だった。そのため男女の比率は崩壊し、生き残った女性たちは複数の夫を持たねばならなかった。真希は一妻多夫制度に戸惑いを隠せない。そんな彼女が男たちに愛され、幸せになっていく物語。
*Rシーンは予告なく入ります。
よろしくお願いします!
召喚されたのに、スルーされた私
ブラックベリィ
恋愛
6人の皇子様の花嫁候補として、召喚されたようなんですけど………。
地味で影が薄い私はスルーされてしまいました。
ちなみに、召喚されたのは3人。
2人は美少女な女子高生。1人は、はい、地味な私です。
ちなみに、2人は1つ上で、私はこの春に女子高生になる予定………。
春休みは、残念異世界への入り口でした。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】レスだった私が異世界で美形な夫達と甘い日々を過ごす事になるなんて思わなかった
むい
恋愛
魔法のある世界に転移した割に特に冒険も事件もバトルもない引きこもり型エロライフ。
✳✳✳
夫に愛されず女としても見てもらえず子供もなく、寂しい結婚生活を送っていた璃子は、ある日酷い目眩を覚え意識を失う。
目覚めた場所は小さな泉の辺り。
転移して若返った?!と思いきやなんだか微妙に違うような…。まるで自分に似せた入れ物に自分の意識が入ってるみたい。
何故ここにいるかも分からないまま初対面の男性に会って5分で求婚されあれよあれよと結婚する事に?!
だいたいエロしかない異世界専業主婦ライフ。
本編完結済み。たまに番外編投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる