256 / 527
エンドロールの後も人生は続きます
初夜だもんね*
しおりを挟む
ベットにクタリと手足を投げ出した、レンの頬を摩って、正気付かせる。
「う~~ん・・・だいじょうぶぅ・・」
「本当に? なんともないか? 水飲むか?」
「・・・のむ」
事後の倦怠感からか、ぼんやりとしているレンを抱えて、胡座をかいた足の間に座らせ、水を飲ませた。
「痛むか? かっ回復薬のむか? 治癒師の方がいいか?」
シーツを巻いた体から、俺の放った欲と、レンの血の匂いがする。
水を飲んで意識がハッキリしたのか、レンは涙目でオロオロする俺に気付いて、驚いている。
傷つけたのは、俺なのに。
「あれ? アレク? どうしたの?」
「すっすまない。君を傷つける気は無かったんだ。気持ち良すぎて、つい調子に乗ってしまった」
「えっ? えぇ? なに? なんの話し?」
項垂れる俺に、レンは寄り添って頭を撫でてくれた。
「どうしたの? 言ってくれないと分かりませんよ?」
「出血している・・・酷いことをしてしまった」
本当にすまない、と抱きしめると、レンは何かに納得したように息を吐き、俺の背中を撫でてくれた。
「あ~。えっと、アレクは何も悪く無いですよ?」
「そんなことない! 俺の配慮が足らなかった、勝手すぎたんだっ!」
俯き膝の上で握った拳に、レンの小さな手が重ねられた。
「悪いのは、きちんと説明しなかった私です。アレクは女性の体の事を知らなくて当然なんですから、ね?」
「だが・・・君を傷つけてしまった」
俯いたままの頬に、優しく添えられた手の平が暖かかった。
「こっちを見て? 私怒ってないでしょ? 彼方では、常識だったし、恥ずかしくて説明を省いちゃって、ごめんね」
「常識?」
「そう。これは破瓜の血と言って。その、私の様な、性的経験の無い、しっ・・・処女が初めて男性とこういう事をした時に、多くの女性が体験するものなんです。だからアレクは何も悪く無いのよ?」
「はか・・の血?」
「そう、初めての証です」
「初めて・・・そうか、そうだよな。俺が初めてなんだよな?」
「はい。出血をしない人もいるのですけど、そうすると処女性を疑われるくらい、普通のことなんです」
俺が酷く扱って、傷つけた訳じゃ無いのか。
「よかった・・・・」
レンの話しに安心して、気が抜けてしまった。
「それに、あの、初めての時は、ものすっっっごく痛い、って聞いてたんですけど、アレクが優しくしてくれたから、あまり痛く無かったし・・・その・・すごく・・・」
「すごく?」
「・・・・良かったです」
恥ずかしがりの番は、 “良かった” の一言を言うにも、勇気が必要だったのか、言い終わると、プシューっと音が聞こえる程、赤くなり、両手で顔を隠してしまった。
それを聞いた俺は、嬉しすぎて、番をギュウギュウと抱きしめ、キスの雨を降らせた。
「俺もすごく良かった。初めてだったから、君を喜ばせられるか、不安だった」
「は?・・・・はじめて?」
キョトンとしているが、無理はない。
普通この歳まで、経験が無いとは思わんだろうからな。
「忘れたのか? 俺は醜男で怖がられて居るんだぞ?」
「・・・その割には、大変お上手で」
若干棒読みで、呟いた番は、 “そっかぁ、はじめてかぁ。イケメンは、その道もハイスペックなんだぁ” と、独り言を繰り返している。
はいすぺっく とは?
文脈からすると、貶されてはいない。
むしろ褒められて居る気がするから、ここは敢えて何も聞くまい。
「あの、私は大丈夫ですけど、アレクは平気なの?」
「俺?」
レンは性的な知識だけは有る様だが、まさか襲った側も、初めてだと何か不都合が有ると、勘違いして居るのか?
「なんともないが・・・そうだな、幸せすぎて死にそうなくらいか?」
「もう! 新婚なのに死なれたら困ります」
「はははっ!」
「でも、お耳とお尻尾が出てますよ?大丈夫なの よね?」
「あ?」
やってしまった。
どれだけ余裕がなかったんだ?
いや!
初めてだったのだから、これは不可抗力。
仕方なかった・・・と思いたい。
「すぐ、仕舞うから」
「どうして? 私はそままのアレクも好きよ?」
「あ~」
どうする?
このまま黙っておくか?
しかし、加護の影響で、今まで以上にレンは雄達を引き寄せるらしい。
何かあってからでは、遅い。
それに、いつか子をもうけた時、人と獣人の間には、通常八割がた獣人の子が産まれる。
レンは、能力が高い。それを加味すると五割程度の確率で、獣人の子が産まれるだろう。
何も知らず、子の尾と耳を触りまくったら、子供が可哀想だ。
やはり、説明するなら今しかない。
「実は、レンに黙っていたことが有る」
「なんですか?」
「あのな。獣人の耳と尾なんだが、大事な場所でな?」
「そうですね。ワンちゃんと猫ちゃんも、触ると嫌がる子がいますから・・・もしかして、触られるの嫌でしたか?」
アワアワと謝る、番に “俺は別に気にしない” と告げると、レンは若干訝しみながらも、落ち着いてくれた。
「だがな、その・・・なんだ・・・獣人の耳と尾はな、あ~。性感帯の獣人が多くてな? そこに触れるのは、性的な意味が強いのだ」
「せい・・・? 性・・・・感帯?」
番の瞳が驚きで丸くなり、滑らかな頬が紅潮していった。
「最初に話しておくべきだったのだが、レンがあまりにも嬉しそうに、俺の尾を触るから、言いそびれてしまってな」
「じゃあ、ウィリアムさん達が笑ったのって」
「まぁ、そう言うことだ」
シーツを体に巻いただけのレンは、剥き出しの肩をがくりと落とした。
「レン? 俺はレンが触りたいと言うなら、いつでも触らせてやりたいのだが、人前で大人が、尾や耳を出したままにするのは、はしたないと言われてしまう。それに良くも悪くも、俺たちの周りは、他人の目が増えてしまったからな、今後は人前で触るのは控えた方がいい」
「な・・・なんで・・・なんでもっと早く教えてくれないんですかぁ!?」
「いて」
本当は全然痛くない。
握った拳で、俺の肩をポカポカ叩く姿が可愛くて、調子を合わせただけだ。
「もう!もう!! とんだ赤っ恥じゃない! 人前でそんな場所、モフリまくったなんて。変態だって思われちゃう!!」
「いててて・・・。俺が悪かった。あの二人は、俺が困ってるのを見て笑っただけで、レンを変態だなんて思ってないから」
「っで でも、アレクは困ってたんでしょ?!」
肩を叩く手首を捕まえ、引き寄せて、腕の中に閉じ込めた。
「そんなに叩いたら、手を痛めてしまうぞ。確かに兆してしまって困ったが、レンが俺の尾を気に入ってくれて嬉しかった」
「ううぅぅ・・・」
「だからもう許してくれないか? 俺達は、正式に伴侶になった。二人きりの時は、いくらでも触っていいし、触って欲しい」
番の体に尾を巻き付け、尾の先で顎の下をくすぐり、誘惑する。
「な?」
「む~~~」
ほらほら。
大好きな尻尾だぞ~。
モフモフは正義と言い切るレンが、この誘惑にどこまで耐えられるかな?
理性と欲望の狭間で、両手がワキワキと動いている。
ほんと、かわいい。
「なでて?」
耳元で囁くと、レンのなかで何かが振り切れた気配が。
「もう!もう、もう!! ほんとにずるいんだから!!」
そう叫んで、ガシ と、俺の尾を掴んだレンは、尾の先に頬ずりを始めた。
「うぅ~。もふもふ・・・どうせ私は変態です。お猫様の下僕ですよ」
下僕・・・。
そこまで極端でなくとも・・・・。
だが・・・・侍従服のレン・・・
“ご主人様” なんて呼ばれたら。
クッ!
結構いい・・・グッとくる。
先っぽとは言え、尾は尾だ。
根本を掴まれたら瞬殺だが。
先を撫でられるだけでも、じわじわ来る。
初めての交わりで、さらに甘く濃くなったレンの香気が、俺の雄を刺激する。
花の香りに吸い寄せられる蝶の様に、首筋に浮かんだ婚姻の証を甘噛みし、舌を這わせた。
「あっ」
肩を震わせる、柔らかい胸をやわやわと揉むと、番の唇から熱っぽい吐息が漏れた。
「ん・・・・さっき、したばかっりでしょ?」
「愛しい番。今夜は初夜だぞ?」
「やっ、あの、でも」
「俺の尾に触れて、煽ったのは君だろ」
レンにとっては、とんだ言い掛かりだろうな。
「そんな・・・だって・・・これは」
ふふ。
そんなに、慌てて可愛いな。
だが、今更手を離しても、もう遅いよ。
「ひゃっ!!」
首を擡げた熱を、柔らかい尻に擦り付ける。
それだけで、得も言われぬ快感が走り抜け、俺の熱が一回り大きく育った。
冬の夜は長い。
蜜月も始まったばかりだ。
「う~~ん・・・だいじょうぶぅ・・」
「本当に? なんともないか? 水飲むか?」
「・・・のむ」
事後の倦怠感からか、ぼんやりとしているレンを抱えて、胡座をかいた足の間に座らせ、水を飲ませた。
「痛むか? かっ回復薬のむか? 治癒師の方がいいか?」
シーツを巻いた体から、俺の放った欲と、レンの血の匂いがする。
水を飲んで意識がハッキリしたのか、レンは涙目でオロオロする俺に気付いて、驚いている。
傷つけたのは、俺なのに。
「あれ? アレク? どうしたの?」
「すっすまない。君を傷つける気は無かったんだ。気持ち良すぎて、つい調子に乗ってしまった」
「えっ? えぇ? なに? なんの話し?」
項垂れる俺に、レンは寄り添って頭を撫でてくれた。
「どうしたの? 言ってくれないと分かりませんよ?」
「出血している・・・酷いことをしてしまった」
本当にすまない、と抱きしめると、レンは何かに納得したように息を吐き、俺の背中を撫でてくれた。
「あ~。えっと、アレクは何も悪く無いですよ?」
「そんなことない! 俺の配慮が足らなかった、勝手すぎたんだっ!」
俯き膝の上で握った拳に、レンの小さな手が重ねられた。
「悪いのは、きちんと説明しなかった私です。アレクは女性の体の事を知らなくて当然なんですから、ね?」
「だが・・・君を傷つけてしまった」
俯いたままの頬に、優しく添えられた手の平が暖かかった。
「こっちを見て? 私怒ってないでしょ? 彼方では、常識だったし、恥ずかしくて説明を省いちゃって、ごめんね」
「常識?」
「そう。これは破瓜の血と言って。その、私の様な、性的経験の無い、しっ・・・処女が初めて男性とこういう事をした時に、多くの女性が体験するものなんです。だからアレクは何も悪く無いのよ?」
「はか・・の血?」
「そう、初めての証です」
「初めて・・・そうか、そうだよな。俺が初めてなんだよな?」
「はい。出血をしない人もいるのですけど、そうすると処女性を疑われるくらい、普通のことなんです」
俺が酷く扱って、傷つけた訳じゃ無いのか。
「よかった・・・・」
レンの話しに安心して、気が抜けてしまった。
「それに、あの、初めての時は、ものすっっっごく痛い、って聞いてたんですけど、アレクが優しくしてくれたから、あまり痛く無かったし・・・その・・すごく・・・」
「すごく?」
「・・・・良かったです」
恥ずかしがりの番は、 “良かった” の一言を言うにも、勇気が必要だったのか、言い終わると、プシューっと音が聞こえる程、赤くなり、両手で顔を隠してしまった。
それを聞いた俺は、嬉しすぎて、番をギュウギュウと抱きしめ、キスの雨を降らせた。
「俺もすごく良かった。初めてだったから、君を喜ばせられるか、不安だった」
「は?・・・・はじめて?」
キョトンとしているが、無理はない。
普通この歳まで、経験が無いとは思わんだろうからな。
「忘れたのか? 俺は醜男で怖がられて居るんだぞ?」
「・・・その割には、大変お上手で」
若干棒読みで、呟いた番は、 “そっかぁ、はじめてかぁ。イケメンは、その道もハイスペックなんだぁ” と、独り言を繰り返している。
はいすぺっく とは?
文脈からすると、貶されてはいない。
むしろ褒められて居る気がするから、ここは敢えて何も聞くまい。
「あの、私は大丈夫ですけど、アレクは平気なの?」
「俺?」
レンは性的な知識だけは有る様だが、まさか襲った側も、初めてだと何か不都合が有ると、勘違いして居るのか?
「なんともないが・・・そうだな、幸せすぎて死にそうなくらいか?」
「もう! 新婚なのに死なれたら困ります」
「はははっ!」
「でも、お耳とお尻尾が出てますよ?大丈夫なの よね?」
「あ?」
やってしまった。
どれだけ余裕がなかったんだ?
いや!
初めてだったのだから、これは不可抗力。
仕方なかった・・・と思いたい。
「すぐ、仕舞うから」
「どうして? 私はそままのアレクも好きよ?」
「あ~」
どうする?
このまま黙っておくか?
しかし、加護の影響で、今まで以上にレンは雄達を引き寄せるらしい。
何かあってからでは、遅い。
それに、いつか子をもうけた時、人と獣人の間には、通常八割がた獣人の子が産まれる。
レンは、能力が高い。それを加味すると五割程度の確率で、獣人の子が産まれるだろう。
何も知らず、子の尾と耳を触りまくったら、子供が可哀想だ。
やはり、説明するなら今しかない。
「実は、レンに黙っていたことが有る」
「なんですか?」
「あのな。獣人の耳と尾なんだが、大事な場所でな?」
「そうですね。ワンちゃんと猫ちゃんも、触ると嫌がる子がいますから・・・もしかして、触られるの嫌でしたか?」
アワアワと謝る、番に “俺は別に気にしない” と告げると、レンは若干訝しみながらも、落ち着いてくれた。
「だがな、その・・・なんだ・・・獣人の耳と尾はな、あ~。性感帯の獣人が多くてな? そこに触れるのは、性的な意味が強いのだ」
「せい・・・? 性・・・・感帯?」
番の瞳が驚きで丸くなり、滑らかな頬が紅潮していった。
「最初に話しておくべきだったのだが、レンがあまりにも嬉しそうに、俺の尾を触るから、言いそびれてしまってな」
「じゃあ、ウィリアムさん達が笑ったのって」
「まぁ、そう言うことだ」
シーツを体に巻いただけのレンは、剥き出しの肩をがくりと落とした。
「レン? 俺はレンが触りたいと言うなら、いつでも触らせてやりたいのだが、人前で大人が、尾や耳を出したままにするのは、はしたないと言われてしまう。それに良くも悪くも、俺たちの周りは、他人の目が増えてしまったからな、今後は人前で触るのは控えた方がいい」
「な・・・なんで・・・なんでもっと早く教えてくれないんですかぁ!?」
「いて」
本当は全然痛くない。
握った拳で、俺の肩をポカポカ叩く姿が可愛くて、調子を合わせただけだ。
「もう!もう!! とんだ赤っ恥じゃない! 人前でそんな場所、モフリまくったなんて。変態だって思われちゃう!!」
「いててて・・・。俺が悪かった。あの二人は、俺が困ってるのを見て笑っただけで、レンを変態だなんて思ってないから」
「っで でも、アレクは困ってたんでしょ?!」
肩を叩く手首を捕まえ、引き寄せて、腕の中に閉じ込めた。
「そんなに叩いたら、手を痛めてしまうぞ。確かに兆してしまって困ったが、レンが俺の尾を気に入ってくれて嬉しかった」
「ううぅぅ・・・」
「だからもう許してくれないか? 俺達は、正式に伴侶になった。二人きりの時は、いくらでも触っていいし、触って欲しい」
番の体に尾を巻き付け、尾の先で顎の下をくすぐり、誘惑する。
「な?」
「む~~~」
ほらほら。
大好きな尻尾だぞ~。
モフモフは正義と言い切るレンが、この誘惑にどこまで耐えられるかな?
理性と欲望の狭間で、両手がワキワキと動いている。
ほんと、かわいい。
「なでて?」
耳元で囁くと、レンのなかで何かが振り切れた気配が。
「もう!もう、もう!! ほんとにずるいんだから!!」
そう叫んで、ガシ と、俺の尾を掴んだレンは、尾の先に頬ずりを始めた。
「うぅ~。もふもふ・・・どうせ私は変態です。お猫様の下僕ですよ」
下僕・・・。
そこまで極端でなくとも・・・・。
だが・・・・侍従服のレン・・・
“ご主人様” なんて呼ばれたら。
クッ!
結構いい・・・グッとくる。
先っぽとは言え、尾は尾だ。
根本を掴まれたら瞬殺だが。
先を撫でられるだけでも、じわじわ来る。
初めての交わりで、さらに甘く濃くなったレンの香気が、俺の雄を刺激する。
花の香りに吸い寄せられる蝶の様に、首筋に浮かんだ婚姻の証を甘噛みし、舌を這わせた。
「あっ」
肩を震わせる、柔らかい胸をやわやわと揉むと、番の唇から熱っぽい吐息が漏れた。
「ん・・・・さっき、したばかっりでしょ?」
「愛しい番。今夜は初夜だぞ?」
「やっ、あの、でも」
「俺の尾に触れて、煽ったのは君だろ」
レンにとっては、とんだ言い掛かりだろうな。
「そんな・・・だって・・・これは」
ふふ。
そんなに、慌てて可愛いな。
だが、今更手を離しても、もう遅いよ。
「ひゃっ!!」
首を擡げた熱を、柔らかい尻に擦り付ける。
それだけで、得も言われぬ快感が走り抜け、俺の熱が一回り大きく育った。
冬の夜は長い。
蜜月も始まったばかりだ。
147
お気に入りに追加
1,318
あなたにおすすめの小説
獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる