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ヴァラクという悪魔
神ではなく
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俺が感傷に浸っていようが、魔物が遠慮してくれる訳もなく。
倒れた柱、崩落した天井の瓦礫、朽ちた石像の残骸、荒れ果てた神殿の其処彼処の影から、魔物が湧く様に現れた。
神殿内に入れぬからと、人型をとったクレイオスは、呪具を始末する為に体力温存だと言い、魔物の処理も俺たちに丸投げだ。
「はあ? 急ぎだって言ってんだから、旦那のブレスで一掃すりゃ良いじゃねぇか」
『・・・・其方の部下も我に対して遠慮がないの? これは其方の教育か?』
「ここにいる全員の考えを、代弁しているだけだぞ?」
『ふむ・・・よいか?上物がいくら壊れようと構わんが、魔素と繋がる泉を破壊は出来ん。我が攻撃したら、塵も残らんであろう?あれを魔素と繋ぎ直すのは、骨が折れる故、其方らに頑張ってもらうしかないな?』
「ケッ、自分の身~くらいは自分でなんとかしろよな」
『無論だ。しかし遠慮がないどころか、なかなか失礼な蛇だの?』
「気にするな。ロロシュのそれは、元からだ」
「こっちは命懸けなんだぞ?!もっと労われ! つ~か助けろ!!」
土壁でグリフォンの攻撃を回避しながらロロシュが叫んだ。
ロロシュには暗部の統括としての役割が有る為、そこまで強さを求めては居ないが、副団長の座にある以上、マークと同等とまでは言わないが、もう少し頑張ってもらいたい。
一方マークは、うちに秘めた鬱憤を魔物にぶつけているらしく、周囲に浮かぶ氷塊の数が尋常ではない。
獣化が解け、美貌の貴公子に戻ったマークは唇に酷薄な笑みを浮かべ、魔物に向けて、氷の矢や槍を、容赦なく打ち込んでいる姿は、まるで物語に登場する氷の精霊の様だ。
『あれはあれで、恐ろしいものがあるの・・うむ、あっちの子供の動きは良いぞ、将来が楽しみだ』
クレイオスのお墨付きを貰ったシッチンは、幼い頃から討伐に慣れているだけあって、取り零しの始末や、マークやロロシュの支援など、周りをよく見ている。
何年かして、もう少し実力が上がれば、将校への昇進は間違いないだろう。
『しかし、これだけの魔物相手に、其方は顔色一つ変えんな』
人型になって、表情が皆無の相手に言われたくないな。
「慣れだ」
『慣れで魔法を乱発しながら、散歩でもする様に歩けるものか?』
眼前に飛び出してくる魔物に魔法を飛ばしながら、俺たちは並んで歩いているのだが、誰の為に進路を確保していると思っている?
「戦いながら部下に指示を出し続ければ、誰でも出来る様になるだろ?」
『誰でもでは無いと思うが、其方をそうさせた原因が我の失敗りかと思うと、申し訳ない気分だの』
表情が無さすぎて、本心なのか判断できんな。
これなら、ドラゴンの姿でいた方が分かり易い。
「そう思うなら、今度は失敗るな」
『全回復とはいかんが、ここの呪具を破壊すれば、そう易々と瘴気に囚われる事も無いだろう』
そう言いながら、クレイオスは腕の一振りで、アラクネを吹き飛ばした。
これだけの強さがあって、何故ヴァラクに遅れをとり、自力で石化を解けなかったのだろう。
『瘴気は恨みの塊だ、我やアウラとは相性が悪くての、ミーネに逃げ込んだのも悪手だった』
クレイオスとアウラの力が光なら、瘴気は影だ、とクレイオスは言った。
光が強ければ、その分影は暗く濃くなり、 どんなに明るく照らそうと、砂粒の下でも影は出来る。
影を消し去る事は不可能なのだと。
そしてミーネの神殿は、クレイオスが創り出した空間の中にある。
ミーネは、魔素の流れの要になる場所で有り、泉さえ守れれば良い他の神殿と違い、朽ちるに任せる事が出来ず、空間維持と神殿に掛けられた保護魔法は、地下を流れる魔素とクレイオスの魔力を吸い上げることで、成り立っているのだそうだ。
通常なら、クレイオスも神殿に長く留まる事はなく、魔素の流れを調節し、空間維持に必要な魔力を込めたら、直ぐに神殿を離れて居たらしい。
それが瘴気による攻撃を受け、弱ったクレイオスは、石化で神殿を離れられなくなり、魔素を使い魔力を回復した側から、神殿に力を吸い取られてしまったのだと言う。
回復の為に空間を閉じたクレイオスが、大量の魔素と魔力を使用したことで、空間維持の魔力が枯渇し、回復する側から神殿がクレイオスの魔力を吸い上げる、と言う悪循環に嵌ってしまったのだ。
空間を閉じた所為で、アウラが介入することも出来なくなり、ほぼ無防備な状態のクレイオスは、ヴァラクによって、魂を封印されると言う、不名誉な事態に陥ったのだそうだ。
『ヨシタカを始めとする、愛し子達がアウラの力を届けてくれたが、皆レン程の力を持つことが出来なんだ』
「何故だ?」
『皆魔力の保有量は多かったのだ、しかし、レン程巧みに魔法を操る事が出来なくてな』
確かにレンは誰に教わるでも無く、自力で魔法を体得して居た。
初めて指先に水球を発現させた時の、嬉しそうな顔を思い出して、泣きたくなる。
『魔法と言うものは、いかに具体的に、その効果をイメージできるかが肝だ。其方は必要に迫られて、レンは豊かな想像力によって、限界と言う線引きが無いのであろうな』
クレイオスの言った事は正しいのだと思う。無意識でも限界を定め、諦めた時点で俺も部下も生き残れなかっただろう。
『お陰で、面白い程道が開けて、楽が出来たわ』
カラカラと笑い声を上げたクレイオスは、泉の中から魔法で呪具を浮かび上がらせ、灰も残さず呪具を燃やし尽くした。
「浄化しなくてよかったのか?」
『浄化はの、魂を救う事と同義だ。恨みに凝り固まった人の心を解すのは骨であろう?今は刻がない故、情けを掛けてはおられんからな』
「消された瘴気はどうなる?」
『魂ごと消滅し、輪廻の輪には戻れんな』
「・・・レンはそのことを知っているのか?」
『知らぬであろう。だが聡い娘ゆえ、何かを察しては居るであろう』
だからこそ、あれ程必死に浄化をしたのだろうな。
『そこの蛇。浄化の魔晶石を持って居ろう?泉に一つ二つ投げ入れておけ』
「へいへい。どなた様も人使いの荒い事で」
『何を言うておる、浄化をせねば、困るのは其方たちの同胞ぞ?」
「原因を作ったのは、どなた様だったかなぁ?」
ロロシュ、よく言った。
次の戦闘では助けてやるからな。
『ヴッ! 其方達は、我が神の眷属だと認識しておるか?』
「してるからの扱いですよ。あなた達に遠慮していると、いいように使われて、損をするだけだと理解しました。さあ、用が済んだのなら、レン様を助けに行きますよ」
踵を返したマークは、怒りも露わにプリプリと廃墟から出て行った。
『我とて、罪滅ぼしに頑張っているのだぞ?もう少し敬ってくれても良いのではないか?』
「マークはレンに剣を捧げた騎士だ。番よりもレンを優先する稀有な存在だからな、あの程度で済んでよかったと思え」
『・・・今代の愛し子は、人に恵まれたようだ。以前の愛し子達は、力を利用とする者ばかりが寄って来て、皆苦労して居た・・・ヨシタカが心を開いたのが、シルベスターの小倅と、ヴァラクの二人だけだったのは皮肉ではあったがな』
レンを神殿から遠ざけ、俺の膝元に囲い込んだのも、強ち間違いではなかった様だ。
「行くぞ」
『其方も、我に冷たいの』
表情がないくせに、しょげているのがわかると言うのは厄介なものだ。
「クレイオス、神としてのあんた達を俺もマーク達も許せないだろう。だから俺たちの前では、神の眷属である事は忘れた方がいい」
『そうか・・・そうであろうな』
創世のドラゴンが、力無く俯くとは・・。
本当に面倒だ。
「・・・だが、志を同じくする仲間として、友人としてなら許せる事もある」
クレイオスはハッとした様に顔を上げ、俺はそれに構わず、さっさと歩き出した。
『友、何億年ぶりに聞く言葉か・・・ふむ、悪くない』
お前の為じゃないぞ。
レンが神の孤独を憂いて居たからだ。
レンの為だと覚えておけよ。
倒れた柱、崩落した天井の瓦礫、朽ちた石像の残骸、荒れ果てた神殿の其処彼処の影から、魔物が湧く様に現れた。
神殿内に入れぬからと、人型をとったクレイオスは、呪具を始末する為に体力温存だと言い、魔物の処理も俺たちに丸投げだ。
「はあ? 急ぎだって言ってんだから、旦那のブレスで一掃すりゃ良いじゃねぇか」
『・・・・其方の部下も我に対して遠慮がないの? これは其方の教育か?』
「ここにいる全員の考えを、代弁しているだけだぞ?」
『ふむ・・・よいか?上物がいくら壊れようと構わんが、魔素と繋がる泉を破壊は出来ん。我が攻撃したら、塵も残らんであろう?あれを魔素と繋ぎ直すのは、骨が折れる故、其方らに頑張ってもらうしかないな?』
「ケッ、自分の身~くらいは自分でなんとかしろよな」
『無論だ。しかし遠慮がないどころか、なかなか失礼な蛇だの?』
「気にするな。ロロシュのそれは、元からだ」
「こっちは命懸けなんだぞ?!もっと労われ! つ~か助けろ!!」
土壁でグリフォンの攻撃を回避しながらロロシュが叫んだ。
ロロシュには暗部の統括としての役割が有る為、そこまで強さを求めては居ないが、副団長の座にある以上、マークと同等とまでは言わないが、もう少し頑張ってもらいたい。
一方マークは、うちに秘めた鬱憤を魔物にぶつけているらしく、周囲に浮かぶ氷塊の数が尋常ではない。
獣化が解け、美貌の貴公子に戻ったマークは唇に酷薄な笑みを浮かべ、魔物に向けて、氷の矢や槍を、容赦なく打ち込んでいる姿は、まるで物語に登場する氷の精霊の様だ。
『あれはあれで、恐ろしいものがあるの・・うむ、あっちの子供の動きは良いぞ、将来が楽しみだ』
クレイオスのお墨付きを貰ったシッチンは、幼い頃から討伐に慣れているだけあって、取り零しの始末や、マークやロロシュの支援など、周りをよく見ている。
何年かして、もう少し実力が上がれば、将校への昇進は間違いないだろう。
『しかし、これだけの魔物相手に、其方は顔色一つ変えんな』
人型になって、表情が皆無の相手に言われたくないな。
「慣れだ」
『慣れで魔法を乱発しながら、散歩でもする様に歩けるものか?』
眼前に飛び出してくる魔物に魔法を飛ばしながら、俺たちは並んで歩いているのだが、誰の為に進路を確保していると思っている?
「戦いながら部下に指示を出し続ければ、誰でも出来る様になるだろ?」
『誰でもでは無いと思うが、其方をそうさせた原因が我の失敗りかと思うと、申し訳ない気分だの』
表情が無さすぎて、本心なのか判断できんな。
これなら、ドラゴンの姿でいた方が分かり易い。
「そう思うなら、今度は失敗るな」
『全回復とはいかんが、ここの呪具を破壊すれば、そう易々と瘴気に囚われる事も無いだろう』
そう言いながら、クレイオスは腕の一振りで、アラクネを吹き飛ばした。
これだけの強さがあって、何故ヴァラクに遅れをとり、自力で石化を解けなかったのだろう。
『瘴気は恨みの塊だ、我やアウラとは相性が悪くての、ミーネに逃げ込んだのも悪手だった』
クレイオスとアウラの力が光なら、瘴気は影だ、とクレイオスは言った。
光が強ければ、その分影は暗く濃くなり、 どんなに明るく照らそうと、砂粒の下でも影は出来る。
影を消し去る事は不可能なのだと。
そしてミーネの神殿は、クレイオスが創り出した空間の中にある。
ミーネは、魔素の流れの要になる場所で有り、泉さえ守れれば良い他の神殿と違い、朽ちるに任せる事が出来ず、空間維持と神殿に掛けられた保護魔法は、地下を流れる魔素とクレイオスの魔力を吸い上げることで、成り立っているのだそうだ。
通常なら、クレイオスも神殿に長く留まる事はなく、魔素の流れを調節し、空間維持に必要な魔力を込めたら、直ぐに神殿を離れて居たらしい。
それが瘴気による攻撃を受け、弱ったクレイオスは、石化で神殿を離れられなくなり、魔素を使い魔力を回復した側から、神殿に力を吸い取られてしまったのだと言う。
回復の為に空間を閉じたクレイオスが、大量の魔素と魔力を使用したことで、空間維持の魔力が枯渇し、回復する側から神殿がクレイオスの魔力を吸い上げる、と言う悪循環に嵌ってしまったのだ。
空間を閉じた所為で、アウラが介入することも出来なくなり、ほぼ無防備な状態のクレイオスは、ヴァラクによって、魂を封印されると言う、不名誉な事態に陥ったのだそうだ。
『ヨシタカを始めとする、愛し子達がアウラの力を届けてくれたが、皆レン程の力を持つことが出来なんだ』
「何故だ?」
『皆魔力の保有量は多かったのだ、しかし、レン程巧みに魔法を操る事が出来なくてな』
確かにレンは誰に教わるでも無く、自力で魔法を体得して居た。
初めて指先に水球を発現させた時の、嬉しそうな顔を思い出して、泣きたくなる。
『魔法と言うものは、いかに具体的に、その効果をイメージできるかが肝だ。其方は必要に迫られて、レンは豊かな想像力によって、限界と言う線引きが無いのであろうな』
クレイオスの言った事は正しいのだと思う。無意識でも限界を定め、諦めた時点で俺も部下も生き残れなかっただろう。
『お陰で、面白い程道が開けて、楽が出来たわ』
カラカラと笑い声を上げたクレイオスは、泉の中から魔法で呪具を浮かび上がらせ、灰も残さず呪具を燃やし尽くした。
「浄化しなくてよかったのか?」
『浄化はの、魂を救う事と同義だ。恨みに凝り固まった人の心を解すのは骨であろう?今は刻がない故、情けを掛けてはおられんからな』
「消された瘴気はどうなる?」
『魂ごと消滅し、輪廻の輪には戻れんな』
「・・・レンはそのことを知っているのか?」
『知らぬであろう。だが聡い娘ゆえ、何かを察しては居るであろう』
だからこそ、あれ程必死に浄化をしたのだろうな。
『そこの蛇。浄化の魔晶石を持って居ろう?泉に一つ二つ投げ入れておけ』
「へいへい。どなた様も人使いの荒い事で」
『何を言うておる、浄化をせねば、困るのは其方たちの同胞ぞ?」
「原因を作ったのは、どなた様だったかなぁ?」
ロロシュ、よく言った。
次の戦闘では助けてやるからな。
『ヴッ! 其方達は、我が神の眷属だと認識しておるか?』
「してるからの扱いですよ。あなた達に遠慮していると、いいように使われて、損をするだけだと理解しました。さあ、用が済んだのなら、レン様を助けに行きますよ」
踵を返したマークは、怒りも露わにプリプリと廃墟から出て行った。
『我とて、罪滅ぼしに頑張っているのだぞ?もう少し敬ってくれても良いのではないか?』
「マークはレンに剣を捧げた騎士だ。番よりもレンを優先する稀有な存在だからな、あの程度で済んでよかったと思え」
『・・・今代の愛し子は、人に恵まれたようだ。以前の愛し子達は、力を利用とする者ばかりが寄って来て、皆苦労して居た・・・ヨシタカが心を開いたのが、シルベスターの小倅と、ヴァラクの二人だけだったのは皮肉ではあったがな』
レンを神殿から遠ざけ、俺の膝元に囲い込んだのも、強ち間違いではなかった様だ。
「行くぞ」
『其方も、我に冷たいの』
表情がないくせに、しょげているのがわかると言うのは厄介なものだ。
「クレイオス、神としてのあんた達を俺もマーク達も許せないだろう。だから俺たちの前では、神の眷属である事は忘れた方がいい」
『そうか・・・そうであろうな』
創世のドラゴンが、力無く俯くとは・・。
本当に面倒だ。
「・・・だが、志を同じくする仲間として、友人としてなら許せる事もある」
クレイオスはハッとした様に顔を上げ、俺はそれに構わず、さっさと歩き出した。
『友、何億年ぶりに聞く言葉か・・・ふむ、悪くない』
お前の為じゃないぞ。
レンが神の孤独を憂いて居たからだ。
レンの為だと覚えておけよ。
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