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ヴァラクという悪魔
クレイオスは、かく語りき1
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クレイオスが長大な翼をたたみ、巻き起こした暴風と砂埃が収まると、神殿前の広場は、阿鼻叫喚地獄絵図、とまでは行かないが、惨憺たる有様だった。
騎士達が彼方此方に砂まみれで転がり、吹き飛ばされた天幕が、遠くのガゼボに引っ掛かり、騎士の一人が絡まっているのが見える。
なんであいつは、手を離さなかったんだ?
状況判断が鈍すぎる。
あいつは、後で説教だな。
昼餐用のスープが地面にシミを作って、鍋はどこかに飛んで行ったのを見ているから、今日の昼飯は温かい物が食えないこと確定だ。
レン直伝のレシピで、楽しみにしていたのだが・・・ 残念だ。
「ぷはっ・・・もう平気?」
マントの陰から顔を出したレンは、広場の様子を見て目を丸くしている。
まるで警戒したウロシュじゃないか。
可愛いぞ。
「ああ、酷い有様だが大丈夫だろう」
騎士団の陣を破壊した元凶は、ゴロゴロと喉を鳴らしながら、興味深そうに深い瑠璃色の瞳で俺達を見下ろしている。
『愛し子と・・・樹海の王か。手間を掛けたな。 愛し子よ、其方の助力により、こうして自由と体を取り戻すことが出来た。感謝する』
人語を解するとは、流石エンシェント・ドラゴンと云ったところか・・・。
しかし、また樹海の王とは・・・。
一体なんなんだ?
「・・・しゃべった?」
『愛し子よ。我が話してはいかんのか?』
クレイオスの声には揶揄の色が濃いが、レンは失言でした、と口を押さえ「ビックリしただけです」とモゴモゴしている。
『我が魂を封じられて、何年経つ?』
「25年程になります」
『フン・・・思ったより短いな。ヴィンター家の者はどうなった?』
「あの一族は、ヴァラクの手によって絶えました」
『そうか・・・逃げよと命じたのだが、間に合わなんだか・・・』
陽光に鱗を煌めかせる古のドラゴンは、一族の死を悼む様に,瞳を閉じた。
暫し沈黙を守ったクレイオスが瞳を開く頃には、広場にヒタキの囀りが戻っていた。
『我が封じられていた間の話が聞きたい』
「この場で宜しいか?」
『いや、この姿では話し辛かろう』
そう言うと、クレイオスの姿がスルスルと縮んでいき、瞬きの間に人の姿をとって居た。
白銀の髪に南国風な衣装を纏った姿は、なかなかの美丈夫で、マークといい勝負だ。
『愛し子は驚き過ぎて、声も出せんか?』
「いえ! あの・・・はい」
確かに驚き過ぎて、目は零れ落ちそうだし、挙動が可笑しくなっているな?
『中に入るとしよう。付いてまいれ』
踵を返し神殿へ歩き出したクレイオスに、レンが追い縋るように声をかけた。
「あの! クレイオス様っ! クーちゃんは大丈夫でしょうか?」
“クーちゃん?” と訝し気に振り向いたクレイオスは、掌を拳でポンと叩いて『幼体のことか』と一人納得している。
仕草が、オヤジ臭くて見た目と合っていないな?
「それで、クーちゃんは?」
『あれは、赤子だ。赤子は寝るもの。心配いらん』
クーが眠っているだけと聞いて、レンは漸く安心して、ほうっと息を吐いた。
勝手を知るクレイオスは、俺達に構わず、ズンズン先に歩いて行った。
礼儀を守り頭を下げるマークの横を通る時に、ふと足を止め、ジッとその姿を見つめて・・・。
「・・・・なにか御用でしょうか?」
居心地悪そうなマークの問いにクレイオスは『そなた、変わった趣味をしているな? それを育てるつもりなのか?』と問い返した。
「それとは、この蛇の事でしょうか?」と今度は袖口から顔を覗かせるライルを、腕ごと前にだして、クレイオスに見せている。
『・・・まぁ良い。それについては、後であの幼体の件と合わせて話そう』と1人で話しを完結させたクレイオスは、さっさと中に入ってしまった。
クレイオスは、我が道を行くタイプの御仁らしい。
惚けた様子でクレイオスの背中を見送っていたレンを抱き上げ、神の半身の後を追う。
後にロロシュとマークが付いて来ているが、二人もなんとも言えない、微妙な雰囲気を醸し出している。
クレイオスは神殿の右翼にある1番大きな執務室らしき部屋に入り、大きなカウチに肘枕で寝転んだ。
『行儀が悪くてすまんな。体が強張ってうまく動けん』
千年も石化していたのだ、体が強張らない方がおかしい。しかし、そう言う割に随分と優雅に歩いていたがな?
「いえ、お気になさらず」
『茶の一杯でも出したい所だが、生憎何もなくてな』
「部下に茶の用意を命じましたので、間も無く届くと思います」
真面目に答えるマークに『千年ぶりの茶か、楽しみだ』とクレイオスは満足そうに頷いた。
『其方達も寛ぐがいい』
実に神殿の主人らしい物言いだ。
俺たちは思い思いに席に着き、これ迄に起こったことをクレイオスに話して聞かせた。
口を挟む事もなく最後まで話しを聞くと、クレイオスは"うむ"と頷いて目を閉じてしまった。
ロロシュが口だけで "どうすんだよ?“ と聞いて来たが、俺にどうしろと言うのか。
クレイオスが考え込んでいるなら、部下の持って来た茶を飲み、レンを可愛がる事以外、何も出来ないだろ?
クレイオスの長い沈黙で室内が静まり返ると、治癒魔法で魔力と体力を削られたレンは、眠気に襲われた様だ。
膝の上に乗せたレンは、俺の胸に額を押し当て、手足の力が抜けて体が温かくなって来ている。
「疲れただろう? 眠っていいぞ?」
「ん~。まだ大丈夫~」
いや、既に大丈夫ではないな。
言い方が子供のようだぞ?
ヨシヨシとレンの頭を撫でていると、クレイオスの瑠璃色の瞳と目が合った。
『うむ・・・・獣人と番か。なるほど』と妙に納得している。
『ヨシタカの件があって、愛し子の招来は控えさせていたのだが、アウラも手詰まりだったようだ』
「ヨシタカ? あぁ、ヴァラクが執着したとかなんとか」
『ふむ、詳しくは聞いていないのか・・・』
少し考え込んだクレイオスは『あれも誓約の所為で、何処まで話して良いか分からんのだろう』と気怠げにカウチの上に起き直った。
『今代の愛し子はレンと言ったな?レンにも関わる話し故、我から話すとしよう』
「誓約があるのでは?」
『我は神に準ずる者であって、神ではないのでな。我に誓約の縛りは無い』
瑠璃色の瞳を悪戯っぽく光らせたクレイオスは、レンを観察するように見つめ『ちと拙いかもしれん』と呟いた。
「拙い?」
俺の番を捕まえて拙いとは、どういう了見だ?
横目で睨むとクレイオスは『実に獣人らしい』と喜び『順を追って話す故、許せ』と眦を下げた。
『ヴァラクが神との契約を破り、地上で暴挙を犯し、いまだ地上に留まり続けている本当の理由を知っているか?』
「アウラ様からは、地上を魔族の物にする為と聞きました」
眠気が覚めたのか、ハキハキと答えるレンに、クレイオスは否と返した。
『本当の理由は、彼奴がアウラを欲した為だ』
「「「「えぇッ?!」」」」
『うむ。驚いたか?』
俺たちが揃って驚いたことに、クレイオスは満足気に微笑んだ。
人を驚かせて喜ぶとは、このドラゴンは悪戯好きなのか、久方ぶりの会話を楽しんでいるだけなのか・・・・。
「ヴァラクは、地上の栄華を望んだのではないのか?」
『ヴァラクが世界を手に入れたがったのは、アウラを手に入れる為の方便にすぎん。 だが、幾らヴァラクが欲したところで、あれは我の物だからな。想いが叶うことなど無かろう』
随分な自信家で在られるようだ。
「そういう・・・ドロドロな感じなのか?」
マークに口の利き方を叱られているが、ロロシュは創世のドラゴン相手でもブレないな。
ある意味尊敬する。
『彼奴の執着は、そんな物では語れん。オスの嫉妬とは恐ろしいものよ。お陰で我は千年の永きに渡り、石化された上に、魂まで封印される始末だ』
肩を竦め、引き攣った自嘲の笑いを溢すクレイオスは、いかにもうんざりしている様だった。
騎士達が彼方此方に砂まみれで転がり、吹き飛ばされた天幕が、遠くのガゼボに引っ掛かり、騎士の一人が絡まっているのが見える。
なんであいつは、手を離さなかったんだ?
状況判断が鈍すぎる。
あいつは、後で説教だな。
昼餐用のスープが地面にシミを作って、鍋はどこかに飛んで行ったのを見ているから、今日の昼飯は温かい物が食えないこと確定だ。
レン直伝のレシピで、楽しみにしていたのだが・・・ 残念だ。
「ぷはっ・・・もう平気?」
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『愛し子と・・・樹海の王か。手間を掛けたな。 愛し子よ、其方の助力により、こうして自由と体を取り戻すことが出来た。感謝する』
人語を解するとは、流石エンシェント・ドラゴンと云ったところか・・・。
しかし、また樹海の王とは・・・。
一体なんなんだ?
「・・・しゃべった?」
『愛し子よ。我が話してはいかんのか?』
クレイオスの声には揶揄の色が濃いが、レンは失言でした、と口を押さえ「ビックリしただけです」とモゴモゴしている。
『我が魂を封じられて、何年経つ?』
「25年程になります」
『フン・・・思ったより短いな。ヴィンター家の者はどうなった?』
「あの一族は、ヴァラクの手によって絶えました」
『そうか・・・逃げよと命じたのだが、間に合わなんだか・・・』
陽光に鱗を煌めかせる古のドラゴンは、一族の死を悼む様に,瞳を閉じた。
暫し沈黙を守ったクレイオスが瞳を開く頃には、広場にヒタキの囀りが戻っていた。
『我が封じられていた間の話が聞きたい』
「この場で宜しいか?」
『いや、この姿では話し辛かろう』
そう言うと、クレイオスの姿がスルスルと縮んでいき、瞬きの間に人の姿をとって居た。
白銀の髪に南国風な衣装を纏った姿は、なかなかの美丈夫で、マークといい勝負だ。
『愛し子は驚き過ぎて、声も出せんか?』
「いえ! あの・・・はい」
確かに驚き過ぎて、目は零れ落ちそうだし、挙動が可笑しくなっているな?
『中に入るとしよう。付いてまいれ』
踵を返し神殿へ歩き出したクレイオスに、レンが追い縋るように声をかけた。
「あの! クレイオス様っ! クーちゃんは大丈夫でしょうか?」
“クーちゃん?” と訝し気に振り向いたクレイオスは、掌を拳でポンと叩いて『幼体のことか』と一人納得している。
仕草が、オヤジ臭くて見た目と合っていないな?
「それで、クーちゃんは?」
『あれは、赤子だ。赤子は寝るもの。心配いらん』
クーが眠っているだけと聞いて、レンは漸く安心して、ほうっと息を吐いた。
勝手を知るクレイオスは、俺達に構わず、ズンズン先に歩いて行った。
礼儀を守り頭を下げるマークの横を通る時に、ふと足を止め、ジッとその姿を見つめて・・・。
「・・・・なにか御用でしょうか?」
居心地悪そうなマークの問いにクレイオスは『そなた、変わった趣味をしているな? それを育てるつもりなのか?』と問い返した。
「それとは、この蛇の事でしょうか?」と今度は袖口から顔を覗かせるライルを、腕ごと前にだして、クレイオスに見せている。
『・・・まぁ良い。それについては、後であの幼体の件と合わせて話そう』と1人で話しを完結させたクレイオスは、さっさと中に入ってしまった。
クレイオスは、我が道を行くタイプの御仁らしい。
惚けた様子でクレイオスの背中を見送っていたレンを抱き上げ、神の半身の後を追う。
後にロロシュとマークが付いて来ているが、二人もなんとも言えない、微妙な雰囲気を醸し出している。
クレイオスは神殿の右翼にある1番大きな執務室らしき部屋に入り、大きなカウチに肘枕で寝転んだ。
『行儀が悪くてすまんな。体が強張ってうまく動けん』
千年も石化していたのだ、体が強張らない方がおかしい。しかし、そう言う割に随分と優雅に歩いていたがな?
「いえ、お気になさらず」
『茶の一杯でも出したい所だが、生憎何もなくてな』
「部下に茶の用意を命じましたので、間も無く届くと思います」
真面目に答えるマークに『千年ぶりの茶か、楽しみだ』とクレイオスは満足そうに頷いた。
『其方達も寛ぐがいい』
実に神殿の主人らしい物言いだ。
俺たちは思い思いに席に着き、これ迄に起こったことをクレイオスに話して聞かせた。
口を挟む事もなく最後まで話しを聞くと、クレイオスは"うむ"と頷いて目を閉じてしまった。
ロロシュが口だけで "どうすんだよ?“ と聞いて来たが、俺にどうしろと言うのか。
クレイオスが考え込んでいるなら、部下の持って来た茶を飲み、レンを可愛がる事以外、何も出来ないだろ?
クレイオスの長い沈黙で室内が静まり返ると、治癒魔法で魔力と体力を削られたレンは、眠気に襲われた様だ。
膝の上に乗せたレンは、俺の胸に額を押し当て、手足の力が抜けて体が温かくなって来ている。
「疲れただろう? 眠っていいぞ?」
「ん~。まだ大丈夫~」
いや、既に大丈夫ではないな。
言い方が子供のようだぞ?
ヨシヨシとレンの頭を撫でていると、クレイオスの瑠璃色の瞳と目が合った。
『うむ・・・・獣人と番か。なるほど』と妙に納得している。
『ヨシタカの件があって、愛し子の招来は控えさせていたのだが、アウラも手詰まりだったようだ』
「ヨシタカ? あぁ、ヴァラクが執着したとかなんとか」
『ふむ、詳しくは聞いていないのか・・・』
少し考え込んだクレイオスは『あれも誓約の所為で、何処まで話して良いか分からんのだろう』と気怠げにカウチの上に起き直った。
『今代の愛し子はレンと言ったな?レンにも関わる話し故、我から話すとしよう』
「誓約があるのでは?」
『我は神に準ずる者であって、神ではないのでな。我に誓約の縛りは無い』
瑠璃色の瞳を悪戯っぽく光らせたクレイオスは、レンを観察するように見つめ『ちと拙いかもしれん』と呟いた。
「拙い?」
俺の番を捕まえて拙いとは、どういう了見だ?
横目で睨むとクレイオスは『実に獣人らしい』と喜び『順を追って話す故、許せ』と眦を下げた。
『ヴァラクが神との契約を破り、地上で暴挙を犯し、いまだ地上に留まり続けている本当の理由を知っているか?』
「アウラ様からは、地上を魔族の物にする為と聞きました」
眠気が覚めたのか、ハキハキと答えるレンに、クレイオスは否と返した。
『本当の理由は、彼奴がアウラを欲した為だ』
「「「「えぇッ?!」」」」
『うむ。驚いたか?』
俺たちが揃って驚いたことに、クレイオスは満足気に微笑んだ。
人を驚かせて喜ぶとは、このドラゴンは悪戯好きなのか、久方ぶりの会話を楽しんでいるだけなのか・・・・。
「ヴァラクは、地上の栄華を望んだのではないのか?」
『ヴァラクが世界を手に入れたがったのは、アウラを手に入れる為の方便にすぎん。 だが、幾らヴァラクが欲したところで、あれは我の物だからな。想いが叶うことなど無かろう』
随分な自信家で在られるようだ。
「そういう・・・ドロドロな感じなのか?」
マークに口の利き方を叱られているが、ロロシュは創世のドラゴン相手でもブレないな。
ある意味尊敬する。
『彼奴の執着は、そんな物では語れん。オスの嫉妬とは恐ろしいものよ。お陰で我は千年の永きに渡り、石化された上に、魂まで封印される始末だ』
肩を竦め、引き攣った自嘲の笑いを溢すクレイオスは、いかにもうんざりしている様だった。
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