172 / 523
紫藤 蓮(シトウ レン)
ドラゴンと私
しおりを挟む
神殿を破壊し、南に飛び去ったヴァラクとドラゴンは、不気味なほど沈黙を守っています。
その分不測の事態に対応できるように準備が出来ると思えば、ヴァラクの沈黙は私達に有利にも思えます。
ですが、その分ヴァラクも力を蓄えているのだと考えると、もっと何か出来る事、やるべき事が有るのではないかと落ち着かない気分になってしまいます。
アレクさんは ”今はゆっくりしていれば良い“ と言ってくれますが、アレクさんと騎士団に皆さんは、ヴァラクの行方を追い、マイオールのシルベスター侯爵と連絡を取り、出兵の準備を整えてと、とても忙しくしているのです。
それなのに私は毎日寝てばかりで、居た堪れません。
まわらない頭で、ぼんやりと天井を見つめながらそんなことを考えていると、人の気配を感じて目を向けたら、マークさんが部屋に入ってくる所でした。
「・・・御目覚めですか?」
「マークさん・・・ごめんなさい、私また寝て・・」
さっきまで携帯食の相談を、料理長さんとしていたはずなのに、気付いたら私室のカウチの上です。
「どうか、お気になさらず」
綺麗な笑顔でマークさんは言ってくれますが、申し訳ないのに変わりはありません。
「今度は、どの辺りで倒れたのかしら?」
「厨房で料理長と話を終えて、作業部屋に向かう途中です」
「そっか」
記憶は曖昧ですが、ちゃんと話しはできてたんだ・・・。
「クーちゃんは?」
「満足して、お部屋で眠っています」
クーちゃんは、クレイオス様の魂が入ったドラゴンのことです。
人目がある所で、創世のドラゴンの名前で呼んだり出来ないので、安直ですがクーちゃんと呼ぶことにしたのです。
私のネーミングセンスの無さに、マークさんは微妙な顔をしていましたが、クレイオス様に他の名前を付けるのはどうかと思うので、仕方ないと思いませんか?
一週間も眠ったままだったのに、目覚めてからの私は、日に1、2回糸が切れたように倒れ込んで、眠ってしまうようになりました。
最初に倒れた時は、アレクさんが真っ青になって,駆けつけた治癒師のパフォスさんが眠っているだけだと言っても、信じてくれなくて、大騒ぎになったと聞いています。
それを聞いた私は・・・。
“パフォスさん。
忙しい中診察してくれたのに、うちのトラ吉がご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありませんでした。”
と思わず、パフォスさんが居る後宮に向かって謝ってしまいました。
パフォスさんの診断通り、これは体のどこかが悪いのでは無く、クレイオス様の所為です。
石化と封印で失った力を取り戻す為、覚醒に向けてクレイオス様が魔力と神聖力を欲しているのです。
クレイオス様は私から魔力と神聖力をを吸い取り、それを自分の力として馴染ませ終わると、また私から力を吸い取ることを繰り返しています。
それが完全にクレイオス様のタイミングで前触れも無く突然行われるので、魔力切れを起こした私が、いきなり倒れて眠り込む。と
はっきり言って、かなり迷惑です。
魔力と神聖力の供給事態は仕方がない事なので、好きなだけ持っていっても構わないのですが、 "何時何処で" が分からないと言うのが、本当に困ってしまいます。
何処で倒れるか分からないのだから、倒れた時に怪我をするかもしれないと、アレクさんも心配してくれて、アレクさんが居ない時は、マークさん、ローガンさん、セルジュさんの3人のうちの誰かが、必ず私に付いている様にしてくれました。
更に、私が倒れそうになった時は体を支えても良い。もし倒れてしまった時には、私を抱き抱えて運んでも良い、と許可も出したそうです。
あれ程、他人に私が触れることを嫌がっていたのにです。
私もテーブルの角に頭をぶつけて怪我をする、なんて間抜けな目にはあいたく無いので、この許可を出してくれた事にはホッとしました。
そもそも目の前で人が倒れても、触っちゃいけないって事の方が、どうかと思ったりもするのですけどね?
そんなに魔力が必要なら、自分の魔力を与えればいいと言って、アレクさんがクーちゃんに魔力を与えようとしたのですが、嫌がったクーちゃんが全力で逃げてしまっ時には、二人で唖然としてしまいました。
アレクさんは、あまりの嫌われようにショックを受けていましたが、これは好き嫌いでは無くて、私にはアウラ様の加護があるからだと思うのです。
クレイオス様はきっと、アウラ様のお力を求めているのではないでしょうか。
「それにしても、成長が早すぎないか?」
とアレクさんが呆れています。
それもその筈。
子猫くらいの大きさだったクーちゃんは、ここ数日で、ピレネー犬くらいの大きさまで成長しています。
驚異的な成長速度です。
今では翼を広げたら、廊下の壁に翼がぶつかってしまうので、飛ぶことが出来なくなってしまいました。
ふよふよと飛ぶ姿も可愛かったけれど、ヨチヨチと歩いて後を付いてくる姿も、また可愛らしいです。
でも、この調子で成長を続けて行くと、宮の中で暮らすのが難しくなってしまいます。
なので、急遽柘榴宮で使っていない厩舎をクーちゃん用に改造中です。
この厩舎は天井も高く、エンラを30頭収容する事が出来る広さが有るので、今後クーちゃんが、ニョキニョキ大きなっても問題ないと思います。
アウラ様も、この調子なら覚醒も近いのではないか、と仰っています。
あれ以来アウラ様とはクーちゃんの成長報告も兼ねて、連絡を取り合っています。
こう言うと、神様相手に不敬が過ぎると言われてしまいそうですが、アウラ様もクレイオス様の覚醒が待ち遠しくて仕方がないのだと思います。
ただ、ヴァラクから受けた呪いの影響が残っているので、話が長くなるとお世話係の天使様に『そろそろお時間です』とボイチャを切るように怒られたりしていて、アウラ様が一人ぼっちでないのが分かって、嬉しくなってしまいます。
神様の威厳的には、ちょっとアレですけど。
アウラ様との会話の中で分かったことも沢山有ります。
まず、クーちゃんがクッキーを食べたことは
何も問題が無いそうです。
ドラゴンは生きて行くのに必要ないけれど、嗜好品として色々なものを食べるそうで、クレイオス様は、甘い物と果物、それとお酒が大好きらしいです。
大公領のワインはとっても美味しいので、全てが終わったら、大公領のワインを樽で献上しようと心の中でメモしておきました。
それとアガスの本当の名前はマリーだと教えられました。
アガスは孤児院でつけられた名前なのだそうです。
マリーは、ミーネのクレイオス様の神殿に仕えていた一族の、最後の生き残りだったそうです。
クレイオス様の封印で力を使い切ったヴァラクは、当時幼い子供だったマリーに取り憑いて力を蓄え、力を取り戻すとマリーの体を乗っ取ったのだそうです。
優しい性格だったアガスが、急に人が変わっように権力に執着し出したと聞いています。
きっとその頃に、ヴァラクに体を奪われたのでしょう。
家族を死に追いやった張本人に、体を乗っ取られたマリーの無念を思うと、胸が痛くなります。
『マリーの魂は輪廻の輪に戻って行ったから、安心して』とアウラ様は仰っていましたが、神様は個人の不幸を救ってくれる存在ではないのだ、と再確認して遣る瀬無い気分です。
“人は救われるべくして救われる。何故なら人を不幸から救うのは、自分自身だからだ。だから生きている間は、努力を続けなさい”
おじいちゃんが言っていたのは、こう言うことなのかな。
・・・おじいちゃん元気にしてるかな。
おばあちゃんと仲良くしてる?
お父さんと喧嘩してないかな・・・・。
・・・・・感傷はここ迄。
無くしたものを惜しむより、現在と未来に目を向けないと。
『ヴァラクはそう永くは地上に留まれないだろうと』アウラ様は仰いました。
人の魂は、輪廻の輪に戻らなければ、やがて消滅してしまうのだそうです。
例外は、神様に召し上げられた時だけだそうです。
ギリシャ神話にある、人から神様になったとか、星座になったお話しみたいな感じでしょうか?
ヴァラクは、自分の消滅が近い事を感じ取っているのかな。
だからクレイオス様の魂も、自分が残した記録も放置したのでしょうか?
魔法で全てを灰燼に帰することが出来るから、どうでも良かったのか、放置した所で、私達には、何も出来ないと考えたのかしら?
その分不測の事態に対応できるように準備が出来ると思えば、ヴァラクの沈黙は私達に有利にも思えます。
ですが、その分ヴァラクも力を蓄えているのだと考えると、もっと何か出来る事、やるべき事が有るのではないかと落ち着かない気分になってしまいます。
アレクさんは ”今はゆっくりしていれば良い“ と言ってくれますが、アレクさんと騎士団に皆さんは、ヴァラクの行方を追い、マイオールのシルベスター侯爵と連絡を取り、出兵の準備を整えてと、とても忙しくしているのです。
それなのに私は毎日寝てばかりで、居た堪れません。
まわらない頭で、ぼんやりと天井を見つめながらそんなことを考えていると、人の気配を感じて目を向けたら、マークさんが部屋に入ってくる所でした。
「・・・御目覚めですか?」
「マークさん・・・ごめんなさい、私また寝て・・」
さっきまで携帯食の相談を、料理長さんとしていたはずなのに、気付いたら私室のカウチの上です。
「どうか、お気になさらず」
綺麗な笑顔でマークさんは言ってくれますが、申し訳ないのに変わりはありません。
「今度は、どの辺りで倒れたのかしら?」
「厨房で料理長と話を終えて、作業部屋に向かう途中です」
「そっか」
記憶は曖昧ですが、ちゃんと話しはできてたんだ・・・。
「クーちゃんは?」
「満足して、お部屋で眠っています」
クーちゃんは、クレイオス様の魂が入ったドラゴンのことです。
人目がある所で、創世のドラゴンの名前で呼んだり出来ないので、安直ですがクーちゃんと呼ぶことにしたのです。
私のネーミングセンスの無さに、マークさんは微妙な顔をしていましたが、クレイオス様に他の名前を付けるのはどうかと思うので、仕方ないと思いませんか?
一週間も眠ったままだったのに、目覚めてからの私は、日に1、2回糸が切れたように倒れ込んで、眠ってしまうようになりました。
最初に倒れた時は、アレクさんが真っ青になって,駆けつけた治癒師のパフォスさんが眠っているだけだと言っても、信じてくれなくて、大騒ぎになったと聞いています。
それを聞いた私は・・・。
“パフォスさん。
忙しい中診察してくれたのに、うちのトラ吉がご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありませんでした。”
と思わず、パフォスさんが居る後宮に向かって謝ってしまいました。
パフォスさんの診断通り、これは体のどこかが悪いのでは無く、クレイオス様の所為です。
石化と封印で失った力を取り戻す為、覚醒に向けてクレイオス様が魔力と神聖力を欲しているのです。
クレイオス様は私から魔力と神聖力をを吸い取り、それを自分の力として馴染ませ終わると、また私から力を吸い取ることを繰り返しています。
それが完全にクレイオス様のタイミングで前触れも無く突然行われるので、魔力切れを起こした私が、いきなり倒れて眠り込む。と
はっきり言って、かなり迷惑です。
魔力と神聖力の供給事態は仕方がない事なので、好きなだけ持っていっても構わないのですが、 "何時何処で" が分からないと言うのが、本当に困ってしまいます。
何処で倒れるか分からないのだから、倒れた時に怪我をするかもしれないと、アレクさんも心配してくれて、アレクさんが居ない時は、マークさん、ローガンさん、セルジュさんの3人のうちの誰かが、必ず私に付いている様にしてくれました。
更に、私が倒れそうになった時は体を支えても良い。もし倒れてしまった時には、私を抱き抱えて運んでも良い、と許可も出したそうです。
あれ程、他人に私が触れることを嫌がっていたのにです。
私もテーブルの角に頭をぶつけて怪我をする、なんて間抜けな目にはあいたく無いので、この許可を出してくれた事にはホッとしました。
そもそも目の前で人が倒れても、触っちゃいけないって事の方が、どうかと思ったりもするのですけどね?
そんなに魔力が必要なら、自分の魔力を与えればいいと言って、アレクさんがクーちゃんに魔力を与えようとしたのですが、嫌がったクーちゃんが全力で逃げてしまっ時には、二人で唖然としてしまいました。
アレクさんは、あまりの嫌われようにショックを受けていましたが、これは好き嫌いでは無くて、私にはアウラ様の加護があるからだと思うのです。
クレイオス様はきっと、アウラ様のお力を求めているのではないでしょうか。
「それにしても、成長が早すぎないか?」
とアレクさんが呆れています。
それもその筈。
子猫くらいの大きさだったクーちゃんは、ここ数日で、ピレネー犬くらいの大きさまで成長しています。
驚異的な成長速度です。
今では翼を広げたら、廊下の壁に翼がぶつかってしまうので、飛ぶことが出来なくなってしまいました。
ふよふよと飛ぶ姿も可愛かったけれど、ヨチヨチと歩いて後を付いてくる姿も、また可愛らしいです。
でも、この調子で成長を続けて行くと、宮の中で暮らすのが難しくなってしまいます。
なので、急遽柘榴宮で使っていない厩舎をクーちゃん用に改造中です。
この厩舎は天井も高く、エンラを30頭収容する事が出来る広さが有るので、今後クーちゃんが、ニョキニョキ大きなっても問題ないと思います。
アウラ様も、この調子なら覚醒も近いのではないか、と仰っています。
あれ以来アウラ様とはクーちゃんの成長報告も兼ねて、連絡を取り合っています。
こう言うと、神様相手に不敬が過ぎると言われてしまいそうですが、アウラ様もクレイオス様の覚醒が待ち遠しくて仕方がないのだと思います。
ただ、ヴァラクから受けた呪いの影響が残っているので、話が長くなるとお世話係の天使様に『そろそろお時間です』とボイチャを切るように怒られたりしていて、アウラ様が一人ぼっちでないのが分かって、嬉しくなってしまいます。
神様の威厳的には、ちょっとアレですけど。
アウラ様との会話の中で分かったことも沢山有ります。
まず、クーちゃんがクッキーを食べたことは
何も問題が無いそうです。
ドラゴンは生きて行くのに必要ないけれど、嗜好品として色々なものを食べるそうで、クレイオス様は、甘い物と果物、それとお酒が大好きらしいです。
大公領のワインはとっても美味しいので、全てが終わったら、大公領のワインを樽で献上しようと心の中でメモしておきました。
それとアガスの本当の名前はマリーだと教えられました。
アガスは孤児院でつけられた名前なのだそうです。
マリーは、ミーネのクレイオス様の神殿に仕えていた一族の、最後の生き残りだったそうです。
クレイオス様の封印で力を使い切ったヴァラクは、当時幼い子供だったマリーに取り憑いて力を蓄え、力を取り戻すとマリーの体を乗っ取ったのだそうです。
優しい性格だったアガスが、急に人が変わっように権力に執着し出したと聞いています。
きっとその頃に、ヴァラクに体を奪われたのでしょう。
家族を死に追いやった張本人に、体を乗っ取られたマリーの無念を思うと、胸が痛くなります。
『マリーの魂は輪廻の輪に戻って行ったから、安心して』とアウラ様は仰っていましたが、神様は個人の不幸を救ってくれる存在ではないのだ、と再確認して遣る瀬無い気分です。
“人は救われるべくして救われる。何故なら人を不幸から救うのは、自分自身だからだ。だから生きている間は、努力を続けなさい”
おじいちゃんが言っていたのは、こう言うことなのかな。
・・・おじいちゃん元気にしてるかな。
おばあちゃんと仲良くしてる?
お父さんと喧嘩してないかな・・・・。
・・・・・感傷はここ迄。
無くしたものを惜しむより、現在と未来に目を向けないと。
『ヴァラクはそう永くは地上に留まれないだろうと』アウラ様は仰いました。
人の魂は、輪廻の輪に戻らなければ、やがて消滅してしまうのだそうです。
例外は、神様に召し上げられた時だけだそうです。
ギリシャ神話にある、人から神様になったとか、星座になったお話しみたいな感じでしょうか?
ヴァラクは、自分の消滅が近い事を感じ取っているのかな。
だからクレイオス様の魂も、自分が残した記録も放置したのでしょうか?
魔法で全てを灰燼に帰することが出来るから、どうでも良かったのか、放置した所で、私達には、何も出来ないと考えたのかしら?
45
お気に入りに追加
1,314
あなたにおすすめの小説
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる