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アレクサンドル・クロムウェル
誤解を解くならお早め / sideマーク2
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怒りの余り、魔力と威嚇がダダ漏れになった私に、閣下とレン様は何事かと戸惑っている。
それなのに、当の本人は
ヘラヘラ ヘラヘラ しやがって!
本気で殺意が湧いて来た。
そんな私とロロシュを見比べていたレン様は、ロロシュが誰なのかを理解した様だ。
「マークさん、ちょっとこちらへ」
と練武場の隅に引っ張って行かれた。
獣人と比べ、感知能力が低い人族だとしても、私の垂れ流す魔力と威嚇を物ともしないとは、流石愛し子様だ。
「あの人が、例のロロシュさんですか?」
「はい、どうして影のあいつが、うちに移動して来たのか」
「マークさんを、追って来たのかも知れませんよ?」
「そんなことは無いと思いますが・・・」
「どうしましょう。マークさんが気持ちの整理が着いていないなら、少し牽制しておきますか?」
「そうですね・・・。レン様がコテンパンにやっつけて下さったら、スカッ!とするかも知れません」
それを聞いたレン様は親指を立て、ニッコリしながら任せておけと仰られた。
それにどんな意味が有るのかは、知りませんでしたが、なんとなく心強くなって、私も親指を立て返したのです。
その後レン様は、滅多に手にする事の無い真剣を携え、ロロシュとの立ち会いに挑まれました。
その立ち姿は、穏やかでは有りましたが、いつも以上に集中されている様でした。
予想通り、立ち合いはレン様の圧勝。
しかもレン様は手にした刀でロロシュの剣を両断すると言う、離れ技をやってのけられた。
これはスカッ!とする所の話しではなかった。
しかも切り飛ばした剣の断面を見て、途中から折れているから、自分は まだまだ だと反省までされている。
この方に尊敬の念を抱かずにいられましょうか?。
その後、陛下まで参加され、ご兄弟全員がレン様との手合わせをされていたが、お三方とも楽しそうで、この様に仲の良いお姿を拝見できる日が来るとは・・・・感激だ。
気分が良くなり、ロロシュの存在を忘れた私は、油断しきっていた。
昼餐を取ろうと、詰所に向かった私の腕を、後ろから掴んだのはロロシュだった。
不機嫌な顔のロロシュに、愛し子に何を言ったのか、と詰め寄られた。
「なんの話だ」
頼むからどこかに行ってくれ。
「あのちびっ子に "どういうつもりで騎士団に来たのか知らないが、その腐った性根を入れ替えない限り、うちの子に近づくことは許さないし、お前になんかに渡さない" と言われたんだがなあ」
レン様に対してちびっ子だと?!
「レン様には、貴様の薄汚い根性が透けて見えたのでしょう?」
なぜ私を放っておいてくれないんだ。
「へえ~。そうかい。俺はまた、どこかの初心なお方が、ちょっと揶揄われたくらいで、大騒ぎしてるのかと思ったよ」
「ッ!!」
そうか、それが貴様の本心なのだな?
私にとって大事なことも、貴様にとって、ちょっと揶揄った程度の、どうでもいい事なのだな?
怒りと絶望で、目の前が暗くなり、気付いた時には、ロロシュを氷漬けにしていた。
ロロシュが何かを叫んでいたが、私は振り返らなかった。
私が足を止め、涙を抑えられなくなったのは、柘榴宮の木立の中だった。
そこでレン様が私を見つけ、慰めて下さった。
行き先も決めず、夢中で走ったつもりが、心の何処かで、レン様の慰めを求めていたのかも知れない。
しかしその場面を閣下に見咎められてしまった。
怒号と共に、閣下に殴られたが自業自得だ。
私は閣下に一発殴られただけだが、レン様は、もっときついお叱りを受けた事だろう。
しかし、レン様は見舞いと、柘榴宮へ来る様にとお言葉をかけてくださった。
閣下が同席されるだろう。
叱責される事を覚悟で向かった宮には、閣下の代わりに大変不機嫌な陛下が居られた。
陛下とレン様は、愚かな私を責める事なく、殴られた傷を癒して下さった上、弟のようだとまで言って下さった。
何処までお優しい方なのだろうか。
陛下のお考えで、レン様と私はその場から、アルサク城へ赴くこととなった。
この様な行動は、閣下の怒りを煽り、それ以上に閣下を傷つけることになると分かっていたが、宮仕の私は、陛下の下知に否やは許されない。
いや、それは言い訳だ。
私はロロシュに会わずに済むなら、なんでもよかったのだ。
レン様は逡巡されていたが、陛下の胡散臭い言葉を信じ、簡単に丸め込まれて居られた。
陛下にも、お考えがあるのだろうが・・。
レンは様もこのように単純・・・純粋な性格で、よくぞ今まで、悪いオスに騙されなかったものだ。
まぁ、リリーシュ様の、豪放磊落だが我と押しの強い我儘な性格を、気さくな方の一言で済ませてしまい、上皇陛下のぼんやりとして何処かずれたお考えを、物静かで優しいと仰るお方だ、周りの者がしっかりとお護りするべきなのだろう。
そう考えると、閣下の過保護っぷりも、間違いではないのだな。
上皇陛下とリリーシュ様は、レン様の事を大層気に入られた。
リリーシュ様に至っては、上皇陛下と移動する度レン様を抱き上げ、あちこちに連れ歩こうとされる。
これには流石のレン様も、困惑を隠せないようで、 “DNAって怖い“ とこぼされていた。
”でぃーえぬえー“ とは?と思ったが、異界の事は、余り気にしたら負けな気がする。
アルサク城に来てから、レン様と多くの事を語り合う事が出来た。
その中で、今回の閣下の怒りの原因は、自分に有るのだとレン様は仰った。
「これは、陛下とアレクさんしか知らない事なので、他言はしないでくださいね?」
と前置きされて、聞かされたのは、レン様がいらした異界では、性の違いがあり、レン様のお身体は我々とはまっったく違う、女性である事を打ち明けられた。
「マークさんはお顔立ちが中性的で、雰囲気が異界の女友達にちょっと似ています。あなたとお話していると、女友達や妹・・・女同士の兄弟の様に感じて、同性の様な接し方をしていたんです。それがアレクさんを傷つけてしまったんです」
としょんぼりされてしまった。
その様な極秘情報を、私などに話していいのかと聞くと「私のせいでアレクさんに殴られたマークさんには、知る権利が有ると思う」と仰られた。
この方は、これ程まで私の事を信頼してくださるのか。
この話は、私の胸の内に仕舞い込み、墓場まで持っていく。今後接し方にも気を付けると約束すると、レン様はホッとしたように微笑まれた。
私は、レン様からの信頼に応えるべく、この方の為なら命を捧げようと心に誓った。
レン様は、宮を出発されたその日から、閣下を恋しがって居られる様子だった。
言葉にはされなかったが、随分と我慢されていたようだ。
アルサク城に滞在して数日が経つと、とうとう我慢できなくなったレン様は、リリーシュ様にその事をお話になられた。
だが、リリーシュ様は ”まだ早い“ と笑い飛ばし、代わりに土産でも買って来いと言われ、此処でもレン様は丸め込まれている。
本当に大丈夫か?
城下町を訪れたレン様は、魔道具を物珍し気に眺めたり、閣下に食べさせてあげるのだと、多くの食材をご覧になられていた。
その中でもミソとショーウと言う、珍しい調味料を見つけられた時は、大変な喜び様だった。
喜んでいただけて良かった。と胸を撫で下ろしたが、運悪くヴァラク教の信徒と行き合ってしまった。
不愉快な教えで、愛し子であるレン様のお耳を穢す事はできない。
私はすぐに近衛を呼び戻し、城に帰ろうとした。
馬車に向かう途中、何かを見つけたのか、レン様は近衛達の隙間から顔を覗かせると、急に体をぐらつかせ、立って居られなくなってしまった。
薔薇色の頬は人形のように白くなり、気を失ってしまわれたレン様を馬車に乗せ、私達は城へ急いだ。
そんな私たちの頭上に、突然グリフォンが現れたのだ。
こんな街の近くにグリフォンが現れるとは、全く予想していなかった。
グリフォンの鋭い爪と嘴の攻撃で近衛の二人がその場で絶命し、何故か御者も事切れていた。
レン様のお側についていたローガンを御者台に座らせ、漸く馬車が逃げ始めた直後、苦痛に満ちたローガンの悲鳴が上がり、馬車の下に魔法陣が浮かび上がった。
私はレン様をお助けすべく、エンラで馬車を追ったのだが、その時木立の中に、馬車に向かって詠唱を続ける複数の人影が見えた。
その人影の中にアガスがいた。
レン様の馬車を見ていたアガスが、馬車に追い縋る私に視線を向け、 ニタァ~ と、満足そうに薄気味悪く笑った。
こんな処になぜアガスが?
その直後、私はグリフォンの爪で背中を抉られ、エンラごと木に激突し意識を手放してしまった。
命を捧げても構わないと誓ったお方を、私はお護りする事が出来なかったのだ。
それなのに、当の本人は
ヘラヘラ ヘラヘラ しやがって!
本気で殺意が湧いて来た。
そんな私とロロシュを見比べていたレン様は、ロロシュが誰なのかを理解した様だ。
「マークさん、ちょっとこちらへ」
と練武場の隅に引っ張って行かれた。
獣人と比べ、感知能力が低い人族だとしても、私の垂れ流す魔力と威嚇を物ともしないとは、流石愛し子様だ。
「あの人が、例のロロシュさんですか?」
「はい、どうして影のあいつが、うちに移動して来たのか」
「マークさんを、追って来たのかも知れませんよ?」
「そんなことは無いと思いますが・・・」
「どうしましょう。マークさんが気持ちの整理が着いていないなら、少し牽制しておきますか?」
「そうですね・・・。レン様がコテンパンにやっつけて下さったら、スカッ!とするかも知れません」
それを聞いたレン様は親指を立て、ニッコリしながら任せておけと仰られた。
それにどんな意味が有るのかは、知りませんでしたが、なんとなく心強くなって、私も親指を立て返したのです。
その後レン様は、滅多に手にする事の無い真剣を携え、ロロシュとの立ち会いに挑まれました。
その立ち姿は、穏やかでは有りましたが、いつも以上に集中されている様でした。
予想通り、立ち合いはレン様の圧勝。
しかもレン様は手にした刀でロロシュの剣を両断すると言う、離れ技をやってのけられた。
これはスカッ!とする所の話しではなかった。
しかも切り飛ばした剣の断面を見て、途中から折れているから、自分は まだまだ だと反省までされている。
この方に尊敬の念を抱かずにいられましょうか?。
その後、陛下まで参加され、ご兄弟全員がレン様との手合わせをされていたが、お三方とも楽しそうで、この様に仲の良いお姿を拝見できる日が来るとは・・・・感激だ。
気分が良くなり、ロロシュの存在を忘れた私は、油断しきっていた。
昼餐を取ろうと、詰所に向かった私の腕を、後ろから掴んだのはロロシュだった。
不機嫌な顔のロロシュに、愛し子に何を言ったのか、と詰め寄られた。
「なんの話だ」
頼むからどこかに行ってくれ。
「あのちびっ子に "どういうつもりで騎士団に来たのか知らないが、その腐った性根を入れ替えない限り、うちの子に近づくことは許さないし、お前になんかに渡さない" と言われたんだがなあ」
レン様に対してちびっ子だと?!
「レン様には、貴様の薄汚い根性が透けて見えたのでしょう?」
なぜ私を放っておいてくれないんだ。
「へえ~。そうかい。俺はまた、どこかの初心なお方が、ちょっと揶揄われたくらいで、大騒ぎしてるのかと思ったよ」
「ッ!!」
そうか、それが貴様の本心なのだな?
私にとって大事なことも、貴様にとって、ちょっと揶揄った程度の、どうでもいい事なのだな?
怒りと絶望で、目の前が暗くなり、気付いた時には、ロロシュを氷漬けにしていた。
ロロシュが何かを叫んでいたが、私は振り返らなかった。
私が足を止め、涙を抑えられなくなったのは、柘榴宮の木立の中だった。
そこでレン様が私を見つけ、慰めて下さった。
行き先も決めず、夢中で走ったつもりが、心の何処かで、レン様の慰めを求めていたのかも知れない。
しかしその場面を閣下に見咎められてしまった。
怒号と共に、閣下に殴られたが自業自得だ。
私は閣下に一発殴られただけだが、レン様は、もっときついお叱りを受けた事だろう。
しかし、レン様は見舞いと、柘榴宮へ来る様にとお言葉をかけてくださった。
閣下が同席されるだろう。
叱責される事を覚悟で向かった宮には、閣下の代わりに大変不機嫌な陛下が居られた。
陛下とレン様は、愚かな私を責める事なく、殴られた傷を癒して下さった上、弟のようだとまで言って下さった。
何処までお優しい方なのだろうか。
陛下のお考えで、レン様と私はその場から、アルサク城へ赴くこととなった。
この様な行動は、閣下の怒りを煽り、それ以上に閣下を傷つけることになると分かっていたが、宮仕の私は、陛下の下知に否やは許されない。
いや、それは言い訳だ。
私はロロシュに会わずに済むなら、なんでもよかったのだ。
レン様は逡巡されていたが、陛下の胡散臭い言葉を信じ、簡単に丸め込まれて居られた。
陛下にも、お考えがあるのだろうが・・。
レンは様もこのように単純・・・純粋な性格で、よくぞ今まで、悪いオスに騙されなかったものだ。
まぁ、リリーシュ様の、豪放磊落だが我と押しの強い我儘な性格を、気さくな方の一言で済ませてしまい、上皇陛下のぼんやりとして何処かずれたお考えを、物静かで優しいと仰るお方だ、周りの者がしっかりとお護りするべきなのだろう。
そう考えると、閣下の過保護っぷりも、間違いではないのだな。
上皇陛下とリリーシュ様は、レン様の事を大層気に入られた。
リリーシュ様に至っては、上皇陛下と移動する度レン様を抱き上げ、あちこちに連れ歩こうとされる。
これには流石のレン様も、困惑を隠せないようで、 “DNAって怖い“ とこぼされていた。
”でぃーえぬえー“ とは?と思ったが、異界の事は、余り気にしたら負けな気がする。
アルサク城に来てから、レン様と多くの事を語り合う事が出来た。
その中で、今回の閣下の怒りの原因は、自分に有るのだとレン様は仰った。
「これは、陛下とアレクさんしか知らない事なので、他言はしないでくださいね?」
と前置きされて、聞かされたのは、レン様がいらした異界では、性の違いがあり、レン様のお身体は我々とはまっったく違う、女性である事を打ち明けられた。
「マークさんはお顔立ちが中性的で、雰囲気が異界の女友達にちょっと似ています。あなたとお話していると、女友達や妹・・・女同士の兄弟の様に感じて、同性の様な接し方をしていたんです。それがアレクさんを傷つけてしまったんです」
としょんぼりされてしまった。
その様な極秘情報を、私などに話していいのかと聞くと「私のせいでアレクさんに殴られたマークさんには、知る権利が有ると思う」と仰られた。
この方は、これ程まで私の事を信頼してくださるのか。
この話は、私の胸の内に仕舞い込み、墓場まで持っていく。今後接し方にも気を付けると約束すると、レン様はホッとしたように微笑まれた。
私は、レン様からの信頼に応えるべく、この方の為なら命を捧げようと心に誓った。
レン様は、宮を出発されたその日から、閣下を恋しがって居られる様子だった。
言葉にはされなかったが、随分と我慢されていたようだ。
アルサク城に滞在して数日が経つと、とうとう我慢できなくなったレン様は、リリーシュ様にその事をお話になられた。
だが、リリーシュ様は ”まだ早い“ と笑い飛ばし、代わりに土産でも買って来いと言われ、此処でもレン様は丸め込まれている。
本当に大丈夫か?
城下町を訪れたレン様は、魔道具を物珍し気に眺めたり、閣下に食べさせてあげるのだと、多くの食材をご覧になられていた。
その中でもミソとショーウと言う、珍しい調味料を見つけられた時は、大変な喜び様だった。
喜んでいただけて良かった。と胸を撫で下ろしたが、運悪くヴァラク教の信徒と行き合ってしまった。
不愉快な教えで、愛し子であるレン様のお耳を穢す事はできない。
私はすぐに近衛を呼び戻し、城に帰ろうとした。
馬車に向かう途中、何かを見つけたのか、レン様は近衛達の隙間から顔を覗かせると、急に体をぐらつかせ、立って居られなくなってしまった。
薔薇色の頬は人形のように白くなり、気を失ってしまわれたレン様を馬車に乗せ、私達は城へ急いだ。
そんな私たちの頭上に、突然グリフォンが現れたのだ。
こんな街の近くにグリフォンが現れるとは、全く予想していなかった。
グリフォンの鋭い爪と嘴の攻撃で近衛の二人がその場で絶命し、何故か御者も事切れていた。
レン様のお側についていたローガンを御者台に座らせ、漸く馬車が逃げ始めた直後、苦痛に満ちたローガンの悲鳴が上がり、馬車の下に魔法陣が浮かび上がった。
私はレン様をお助けすべく、エンラで馬車を追ったのだが、その時木立の中に、馬車に向かって詠唱を続ける複数の人影が見えた。
その人影の中にアガスがいた。
レン様の馬車を見ていたアガスが、馬車に追い縋る私に視線を向け、 ニタァ~ と、満足そうに薄気味悪く笑った。
こんな処になぜアガスが?
その直後、私はグリフォンの爪で背中を抉られ、エンラごと木に激突し意識を手放してしまった。
命を捧げても構わないと誓ったお方を、私はお護りする事が出来なかったのだ。
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