79 / 527
アレクサンドル・クロムウェル
討伐とお留守番/ お留守番2・お勉強・sideレン
しおりを挟む
「レン様。パフォス様がお見えです」
「どうぞ」
「レン様、ご機嫌はいかがですかな」
「パフォスさん、こんにちは」
「・・・そのご様子だと、随分退屈されている様ですね」
「分かっちゃいましたか?」
「そりゃあ、もう」
と細めた視線は、私の前に置かれた文字の練習用の紙に注がれています。
その紙の大半が、文字ではなく、悪戯書きで埋まっているのを、見られてしまいました。
「レン様は、絵がお上手ですな」
「下手のよこ好きで、恥ずかしいです」
「ご謙遜なさいますな」
とパフォスさんは穏やかに微笑んでいますが、そそくさと悪戯書きをしまって、証拠隠滅です。
「今日は何を、お話ししましょうか」
セルジュさんが入れてくれたお茶を飲みながら、のんびりと聞かれて、少し迷いましたが、一番気になっていることを、聞いてみる事にしました。
「・・・あの、なぜ獣人の方を差別する人がいるのでしょうか?」
「レン様は、差別主義者の事を聞いたのですね?」
「はい」
「誠に嘆かわしい事です」
「・・・私は、まだ知り合いも少ないですし、このお部屋の外の事も、よく分かりません。でも、アレクさんや他の獣人の方たちに対して、あからさまな態度でヒソヒソ悪口を言ったりするのって、おかしいと思うんです。だってアレクさんはこの国を救った人でしょう?」
「・・・・ギデオン帝の話を聞かれたのですね?」
「はい・・・アレクさんが話してくれました」
「そうですか・・・閣下が・・・番とは言え、当時の事を閣下が、自らお話しされるとは。やはりレン様は特別な方の様ですな」
「そうでしょうか?」
「そうですとも」
もっと自信を持って、とパフォスさんが言ってくれました。
「レン様は、創世神話についてご存知ですかな?」
「創世神話、ですか?」
「はい、この国の差別主義と創世神話には、深い関わりがあるのです」
「そうなんだ・・」
私は、自分が知っている範囲の事をお伝えしました。
「神話の方は、世界創造の途中までしか読んでなくて・・・」
「ほほほ・・神話の序盤は退屈ですからな。では、重要なところを掻い摘んでお話ししましょう」
「創世の混沌とした時代、アウラ神とドラゴンのクレイオスが、創世の疲れを癒している間に、人族と獣人族を、アザエルと言う魔族の王が虐げていました」
「魔族?魔族の事は初めて聞きました」
「そうでしょうな。今魔族は、交易の時以外は、地上にはおりませんからな」
「何処に住んでるんですか?」
「地底深くですな。人は神が、獣人はドラゴンが創りましたが、魔族は地上に満ちた神とドラゴンの力から自然に産まれた、純粋な力の結晶のような存在ですから、人も獣人も全く歯が立ちません。そこで、人と獣人は神に助けを求めたのですな」
「なるほど」
「願いを聴いた神は、最も脆弱な人族に加護を与え、ドラゴンもそれに倣って、獣人に強靭な肉体と、膨大な魔力を与えました。人と獣人はアザエルと戦い勝利しますが、魔族の力を恐れ、神に魔族を滅ぼすことを願うのです。暴虐の限りを尽くし、邪悪なものと成り果てた魔族も、神とドラゴンから産まれた子であり、慈悲深い神はその願いに是とは言えません」
アウラ様なら、そうだろうなぁ。
「そこで、神はそれぞれの王に提案します」
人の子はその脆弱さ故にすぐに死んでしまう。獣の王よ、地上の玉座は人の子へ譲り、そなたらは、玉座へ着く者の剣と盾となってはくれまいか。その代わり、人の子を守り続ける限り、永劫の繁栄を約束しよう。
人の子よ、其方らは剣となり、盾となる者達を庇護し、その繁栄を助け続けるなら、玉座を与えよう。
魔の王アザエル。私の哀れな子よ。地上の栄華を諦めるなら、地の底に最も大きな、領土を与えよう。地底に留まり、他の子らへ牙を剥かぬなら、終わらぬ栄華を約束しよう
「その提案を其々の王は受け入れ、アザエルは魔族を率いて地の底へ退き、人の王ラジートと獣人の王ヘルムントは、力を合わせ、神の降り立ち地、ヴィースに国を興し、偉大なエンシェントドラゴンの名に因んで、その名をクレイオスと定めたのですな」
アウラ様も大変だったのね。
「とても分かり易かったです。でも、人と獣人は、昔から仲が良かったのでしょう?それがどうして差別に繋がるのでしょうか?」
「玉座を人に、獣人は剣と盾にですな。この時獣人を神がケモノと呼びましたからな」
「そんな揚げ足取りみたいな」
呆れる私にパフォスさんもお茶を飲みながら、ご尤もと頷いています。
「最初は、差別など無かったようです。それがいつの頃からか、獣人は人に仕える卑しい者。と言う考え方が生まれ、ギデオン帝の治世の頃、爆発的に広まったのです」
「・・・ギデオン帝ですか」
「ギデオン帝の御代に、この世界はアウラ神の物であり、唯一絶対の神である。よって地上の主はアウラ神が産んだ人族である。獣人は人に仕える下僕にすぎない。と言う教えの宗教が広がったのです」
「でも創世神話には、お互い助け合いなさい、と書かれているんですよね?」
「そうです。ですが獣人族は能力の高さから、国の重要な役職に就いている人が多い。特に軍部に関しては、人族はなかなか出世できませんから、嫉み、恨み、やっかみ、などもあるのでしょう」
「だからって、そんなことを広めても良いことなんて無いのに」
「この国の神殿に仕える者は、人族が殆どです。人は神力を使いますからな。そして、ハッキリとは断言できません。あくまで噂ではありますが、件の宗教も、神殿が創世神話を曲解して広める為の、隠れ蓑なのではないかという話ですな」
どうしましょう、まだ会った事もないのに、神殿の方達を嫌いになってしまいそうです。
「神に仕える方が、そんなことをして良いのですか?」
「あくまで噂ですからな。ただ、人は弱い生き物です。強者に対する恐怖心が、そうさせるのでは無いかと」
「弱い?」
「我々人は、獣人に比べて体は脆弱、魔法も使えません」
「えっ?でも、治癒魔法とか」
「厳密に言うと、人が使うのは魔力ではなく神力と言って、治癒や身体強化などの補助的なものしか使えません。しかし、獣人の魔法は、個人差はありますが、攻撃、治癒、強化、弱体化、全てを操ることができます。人族の中にも、稀に魔法を使える者も居りますが、それが次の世代に引き継がれることは無いのです」
「そんなに違うんですね・・・魔法と神力の他の違いは?」
「人が持つ神力は、神の御力を分けていただく力。獣人の魔法は、己の中を巡る魔力と、世界に満ちた気を、練り合わせて使う物だと言われております。神は慈愛そのもの、ドラゴンは神を護る眷族です。その特性が出たと言えるのでは無いでしょうか」
この説明には納得です。
「特に閣下は、大変に御強いですからな。恐れられるのも致し方ないかと」
「そんなに強いんですか?」
「そうですなあ・・・閣下なら、この皇宮をあっという間に、瓦礫の山に変えらるでしょうし。本気を出したら、山の一つ二つ、簡単に吹き飛ばせるでしょうな」
「そんなに!?」
ビックリです!!
強そうとは思ってたけど
普段の甘々アレクさんからは
想像できません。
たしかに、そんなに強い人がそばに居たら
時限爆弾を抱えてる気分になるのかも。
だって、それって
災害と一緒じゃないですか?
でも普段は、甘々なんですよね。
人って不思議。
「どうぞ」
「レン様、ご機嫌はいかがですかな」
「パフォスさん、こんにちは」
「・・・そのご様子だと、随分退屈されている様ですね」
「分かっちゃいましたか?」
「そりゃあ、もう」
と細めた視線は、私の前に置かれた文字の練習用の紙に注がれています。
その紙の大半が、文字ではなく、悪戯書きで埋まっているのを、見られてしまいました。
「レン様は、絵がお上手ですな」
「下手のよこ好きで、恥ずかしいです」
「ご謙遜なさいますな」
とパフォスさんは穏やかに微笑んでいますが、そそくさと悪戯書きをしまって、証拠隠滅です。
「今日は何を、お話ししましょうか」
セルジュさんが入れてくれたお茶を飲みながら、のんびりと聞かれて、少し迷いましたが、一番気になっていることを、聞いてみる事にしました。
「・・・あの、なぜ獣人の方を差別する人がいるのでしょうか?」
「レン様は、差別主義者の事を聞いたのですね?」
「はい」
「誠に嘆かわしい事です」
「・・・私は、まだ知り合いも少ないですし、このお部屋の外の事も、よく分かりません。でも、アレクさんや他の獣人の方たちに対して、あからさまな態度でヒソヒソ悪口を言ったりするのって、おかしいと思うんです。だってアレクさんはこの国を救った人でしょう?」
「・・・・ギデオン帝の話を聞かれたのですね?」
「はい・・・アレクさんが話してくれました」
「そうですか・・・閣下が・・・番とは言え、当時の事を閣下が、自らお話しされるとは。やはりレン様は特別な方の様ですな」
「そうでしょうか?」
「そうですとも」
もっと自信を持って、とパフォスさんが言ってくれました。
「レン様は、創世神話についてご存知ですかな?」
「創世神話、ですか?」
「はい、この国の差別主義と創世神話には、深い関わりがあるのです」
「そうなんだ・・」
私は、自分が知っている範囲の事をお伝えしました。
「神話の方は、世界創造の途中までしか読んでなくて・・・」
「ほほほ・・神話の序盤は退屈ですからな。では、重要なところを掻い摘んでお話ししましょう」
「創世の混沌とした時代、アウラ神とドラゴンのクレイオスが、創世の疲れを癒している間に、人族と獣人族を、アザエルと言う魔族の王が虐げていました」
「魔族?魔族の事は初めて聞きました」
「そうでしょうな。今魔族は、交易の時以外は、地上にはおりませんからな」
「何処に住んでるんですか?」
「地底深くですな。人は神が、獣人はドラゴンが創りましたが、魔族は地上に満ちた神とドラゴンの力から自然に産まれた、純粋な力の結晶のような存在ですから、人も獣人も全く歯が立ちません。そこで、人と獣人は神に助けを求めたのですな」
「なるほど」
「願いを聴いた神は、最も脆弱な人族に加護を与え、ドラゴンもそれに倣って、獣人に強靭な肉体と、膨大な魔力を与えました。人と獣人はアザエルと戦い勝利しますが、魔族の力を恐れ、神に魔族を滅ぼすことを願うのです。暴虐の限りを尽くし、邪悪なものと成り果てた魔族も、神とドラゴンから産まれた子であり、慈悲深い神はその願いに是とは言えません」
アウラ様なら、そうだろうなぁ。
「そこで、神はそれぞれの王に提案します」
人の子はその脆弱さ故にすぐに死んでしまう。獣の王よ、地上の玉座は人の子へ譲り、そなたらは、玉座へ着く者の剣と盾となってはくれまいか。その代わり、人の子を守り続ける限り、永劫の繁栄を約束しよう。
人の子よ、其方らは剣となり、盾となる者達を庇護し、その繁栄を助け続けるなら、玉座を与えよう。
魔の王アザエル。私の哀れな子よ。地上の栄華を諦めるなら、地の底に最も大きな、領土を与えよう。地底に留まり、他の子らへ牙を剥かぬなら、終わらぬ栄華を約束しよう
「その提案を其々の王は受け入れ、アザエルは魔族を率いて地の底へ退き、人の王ラジートと獣人の王ヘルムントは、力を合わせ、神の降り立ち地、ヴィースに国を興し、偉大なエンシェントドラゴンの名に因んで、その名をクレイオスと定めたのですな」
アウラ様も大変だったのね。
「とても分かり易かったです。でも、人と獣人は、昔から仲が良かったのでしょう?それがどうして差別に繋がるのでしょうか?」
「玉座を人に、獣人は剣と盾にですな。この時獣人を神がケモノと呼びましたからな」
「そんな揚げ足取りみたいな」
呆れる私にパフォスさんもお茶を飲みながら、ご尤もと頷いています。
「最初は、差別など無かったようです。それがいつの頃からか、獣人は人に仕える卑しい者。と言う考え方が生まれ、ギデオン帝の治世の頃、爆発的に広まったのです」
「・・・ギデオン帝ですか」
「ギデオン帝の御代に、この世界はアウラ神の物であり、唯一絶対の神である。よって地上の主はアウラ神が産んだ人族である。獣人は人に仕える下僕にすぎない。と言う教えの宗教が広がったのです」
「でも創世神話には、お互い助け合いなさい、と書かれているんですよね?」
「そうです。ですが獣人族は能力の高さから、国の重要な役職に就いている人が多い。特に軍部に関しては、人族はなかなか出世できませんから、嫉み、恨み、やっかみ、などもあるのでしょう」
「だからって、そんなことを広めても良いことなんて無いのに」
「この国の神殿に仕える者は、人族が殆どです。人は神力を使いますからな。そして、ハッキリとは断言できません。あくまで噂ではありますが、件の宗教も、神殿が創世神話を曲解して広める為の、隠れ蓑なのではないかという話ですな」
どうしましょう、まだ会った事もないのに、神殿の方達を嫌いになってしまいそうです。
「神に仕える方が、そんなことをして良いのですか?」
「あくまで噂ですからな。ただ、人は弱い生き物です。強者に対する恐怖心が、そうさせるのでは無いかと」
「弱い?」
「我々人は、獣人に比べて体は脆弱、魔法も使えません」
「えっ?でも、治癒魔法とか」
「厳密に言うと、人が使うのは魔力ではなく神力と言って、治癒や身体強化などの補助的なものしか使えません。しかし、獣人の魔法は、個人差はありますが、攻撃、治癒、強化、弱体化、全てを操ることができます。人族の中にも、稀に魔法を使える者も居りますが、それが次の世代に引き継がれることは無いのです」
「そんなに違うんですね・・・魔法と神力の他の違いは?」
「人が持つ神力は、神の御力を分けていただく力。獣人の魔法は、己の中を巡る魔力と、世界に満ちた気を、練り合わせて使う物だと言われております。神は慈愛そのもの、ドラゴンは神を護る眷族です。その特性が出たと言えるのでは無いでしょうか」
この説明には納得です。
「特に閣下は、大変に御強いですからな。恐れられるのも致し方ないかと」
「そんなに強いんですか?」
「そうですなあ・・・閣下なら、この皇宮をあっという間に、瓦礫の山に変えらるでしょうし。本気を出したら、山の一つ二つ、簡単に吹き飛ばせるでしょうな」
「そんなに!?」
ビックリです!!
強そうとは思ってたけど
普段の甘々アレクさんからは
想像できません。
たしかに、そんなに強い人がそばに居たら
時限爆弾を抱えてる気分になるのかも。
だって、それって
災害と一緒じゃないですか?
でも普段は、甘々なんですよね。
人って不思議。
64
お気に入りに追加
1,318
あなたにおすすめの小説
獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる