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第50話 この世界人材不足にて
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様々なことが一気に繋がり、ようやく少し状況が落ち着いた。イーサンは椅子に座り直し、仮面の少女に話し始める。
「騎士団の立場は理解した。エイヴァが仲間にいるなら疑いようがねぇ。まあ本人に会ってはいねぇが、この現状を見りゃ色々と察しはつく」
「この話の続きをしたいのであれば、まず貴方たちの目的を知る必要がある」
「分かった。質問の答えだ」
イーサンは続けた。
「オレたちはデプスランドの復活を確かめに来た。その途中で魔物に遭遇してやられかけた。初めは国王にその話を伝えようと思っていたが……今は色々と国王に聞きたいことがありすぎるぜ」
仮面の少女はため息を吐き、つぶやいた。
「……国王様にはお目通りできません」
「おいおい。かつての英雄を追い出すくらい、義理もなくしたってか?」
「我が国は……今、おそらく……何者かの手中に陥っている」
勇者たち一行の顔色が変わる。
「どういうこと……?」
ミアの声色が震えていた。
「我々もはっきりと確認できたわけではありません。……ただ、城内に違和感があるのです。今まで勤めていた側近や侍女たちが消えたかと思えば、王宮内を警備していた近衛兵が入れ替わったり……」
「王宮内の人間で、誰からもそれについて報告はないのですか?」
「不審に思ってる者も数多くいます。我々が調べたところ、消えた者たちは休暇を取って里に戻っただけとありました」
「そんなバカな。王宮のお偉い大臣たちまで一斉に里帰り? 誰だっておかしいと分かりましてよ?」
「誰もそれを信じているわけではありません。ただ、物事が急激に動いてしまい、元々力を失いつつあった国の守護者たちは、そこに労力を避けなくなってしまっているのです」
「ドラゴンの死骸の一件ですか?」
「それもありました。騎士団はほぼデプスランドの捜索に駆り出されて国を空けています」
「他にもまだ? 一体何があったのです?」
仮面の少女の声が震えている。
「……今、王の御命令で少数の精鋭が北上しているのです」
老勇者3人が眉間に皺を寄せた。
「その様子じゃ、捜索に向かったわけじゃねぇらしいな」
仮面の少女が頷く。
「王の御命令は、騎士団の中で最も腕の立つ者を集めよ、ただそれだけでした。そして彼らを引き連れ、運河を越えてクロウマークスワイバーンに向かうよう命じている」
「もしや、エイヴァがここにいないのは……」
「エイヴァ様は、誰が王をそそのかしているのかを確かめに行かれました。おそらく魔物が現れるだろうと、騎士団でまだオーバードーズできる余裕がありそうな者たちを引き連れ、王の指示に従ってすでに旅立たれております」
イーサンが憤り、拳で自分の膝を思い切り叩いた。
「あのバカ……またマゾっケ出しやがって!」
「我々はいざという時に王をお守りするようにとエイヴァ様にここを託されました。もしデプスランドが復活していれば、クロウマークスワイバーンに向かった者たちは無事では済まないでしょう……。それでなくとももう、騎士団の中でオーバードーズできる余裕のある者は1人もいないのです。何かしら力のある魔物がいて、それを討伐できたところで誰もビオコントラクトを吸収することはできない。王の命令に従った者たちは身体を器として捧げるつもりなのです。そんなことをすれば……若返りが限度を超え、この世から消滅してしまう……!」
仮面の少女が腕を乗せている机に一粒の滴が落ちる。共に戦ってきた盟友たちの行く末を案じ、仮面の下ではどれほど悲痛な表情をしているのだろう。
イーサンが憤りを吐き出すように呟いた。
「……ったく。タンクってヤツはどうしてこう、いらん忍耐が好きなんだ?」
温厚極まりないイライジャが珍しく怒っているのが分かる。当然ミアもそうだ。
「私たちに手紙1つくれず、どこで何をやっているかと思えば……こそこそと隠れて魔物討伐ですか。水臭すぎる」
「どうせあの子のことよ、そうすることでわたくしたちを守っていると勘違いしているのよあのトンチキは!」
かつての勇者たちが怒りに震えているのを、側で見ているアメリアとルーカスはかなり驚いていた。何やかんやと余裕のあったこの3人が、今噴火するのを止めるのに必死になっているではないか。
イーサンは腹の底から巨大なため息を1つ吐き出し、仮面の少女に言い放つ。
「アンタの話を聞いて気が変わった」
騎士も含め、室内にいる全員がイーサンに視線を移す。
「王は使い物になんねぇ。このまま放置すればかつて大戦の二の舞だ。オレたちがやる」
「え!?」
アメリアとルーカスが突拍子もない声を上げた。
「オレたちがやるって……魔王を倒すってこと!?」
「みんなって、僕たちも入ってる!?」
「ていうかムチャよ! さすがにそれは無理! 3人ともお年寄りすぎて魔王なんか退治できるわけないじゃない!」
「落ち着け」
「どうやってこれで落ち着けって言うのよ!!」
「2人とも落ち着いて」
イライジャが間に入り、いつもの如くイーサンの足りない話を砕いてゆく。
「王宮には、ビオコントラクトを蓄積する装置があるはずです。かつての時代はそれで種族間同士、魔物討伐で偏ったビオコントラクトを受け渡していました。先程の話によると、今現在その技術は失われているようですが、我々ならば動かせる。これを使って騎士団が過剰摂取したビオコントラクトを我々に移動させれば、お互い都合の良い年齢で止められるはずです」
その話を聞いて仮面の少女は身を乗り出した。
「そんなことが出来るのですか!?」
ミアが頷く。
「エイヴァも知っているはずよ。尤も、受け入れる側の器が空いてないと無理だけどね。貴方たちの場合、騎士団全員が幼くなりすぎて八方塞がりだったけど、わたくしたちはこの通りしわくちゃのお年寄り。しかも人一倍長生きしてるから器のサイズは特大。いくらでも吸収できましてよ」
仮面の少女が震えている。よく見れば、他の騎士たちもお互い顔を見合わせて拳を握っていた。
「もしそれが本当に可能だとしたら、今ある戦力を格段に増幅させることができる……! しかもかつての勇者が揃い、攻守共に均等が取れた。復活した魔王など、冬眠から覚めて寝ぼけている熊のようなものだ!」
その話を聞いて堪えきれず、ケヴィンが小さく呟いた。
「……エイヴァ様を……」
また他の騎士も唇を振るわせる。
「……あいつらを、助けてやれるのか……!」
強く目をつむり、涙を堪えた騎士たちは、1人、また1人と胸を張り、腕を前に出してその胸に拳を置き、勇者たちに敬礼をして彼らたちの義を示した。
「騎士団の立場は理解した。エイヴァが仲間にいるなら疑いようがねぇ。まあ本人に会ってはいねぇが、この現状を見りゃ色々と察しはつく」
「この話の続きをしたいのであれば、まず貴方たちの目的を知る必要がある」
「分かった。質問の答えだ」
イーサンは続けた。
「オレたちはデプスランドの復活を確かめに来た。その途中で魔物に遭遇してやられかけた。初めは国王にその話を伝えようと思っていたが……今は色々と国王に聞きたいことがありすぎるぜ」
仮面の少女はため息を吐き、つぶやいた。
「……国王様にはお目通りできません」
「おいおい。かつての英雄を追い出すくらい、義理もなくしたってか?」
「我が国は……今、おそらく……何者かの手中に陥っている」
勇者たち一行の顔色が変わる。
「どういうこと……?」
ミアの声色が震えていた。
「我々もはっきりと確認できたわけではありません。……ただ、城内に違和感があるのです。今まで勤めていた側近や侍女たちが消えたかと思えば、王宮内を警備していた近衛兵が入れ替わったり……」
「王宮内の人間で、誰からもそれについて報告はないのですか?」
「不審に思ってる者も数多くいます。我々が調べたところ、消えた者たちは休暇を取って里に戻っただけとありました」
「そんなバカな。王宮のお偉い大臣たちまで一斉に里帰り? 誰だっておかしいと分かりましてよ?」
「誰もそれを信じているわけではありません。ただ、物事が急激に動いてしまい、元々力を失いつつあった国の守護者たちは、そこに労力を避けなくなってしまっているのです」
「ドラゴンの死骸の一件ですか?」
「それもありました。騎士団はほぼデプスランドの捜索に駆り出されて国を空けています」
「他にもまだ? 一体何があったのです?」
仮面の少女の声が震えている。
「……今、王の御命令で少数の精鋭が北上しているのです」
老勇者3人が眉間に皺を寄せた。
「その様子じゃ、捜索に向かったわけじゃねぇらしいな」
仮面の少女が頷く。
「王の御命令は、騎士団の中で最も腕の立つ者を集めよ、ただそれだけでした。そして彼らを引き連れ、運河を越えてクロウマークスワイバーンに向かうよう命じている」
「もしや、エイヴァがここにいないのは……」
「エイヴァ様は、誰が王をそそのかしているのかを確かめに行かれました。おそらく魔物が現れるだろうと、騎士団でまだオーバードーズできる余裕がありそうな者たちを引き連れ、王の指示に従ってすでに旅立たれております」
イーサンが憤り、拳で自分の膝を思い切り叩いた。
「あのバカ……またマゾっケ出しやがって!」
「我々はいざという時に王をお守りするようにとエイヴァ様にここを託されました。もしデプスランドが復活していれば、クロウマークスワイバーンに向かった者たちは無事では済まないでしょう……。それでなくとももう、騎士団の中でオーバードーズできる余裕のある者は1人もいないのです。何かしら力のある魔物がいて、それを討伐できたところで誰もビオコントラクトを吸収することはできない。王の命令に従った者たちは身体を器として捧げるつもりなのです。そんなことをすれば……若返りが限度を超え、この世から消滅してしまう……!」
仮面の少女が腕を乗せている机に一粒の滴が落ちる。共に戦ってきた盟友たちの行く末を案じ、仮面の下ではどれほど悲痛な表情をしているのだろう。
イーサンが憤りを吐き出すように呟いた。
「……ったく。タンクってヤツはどうしてこう、いらん忍耐が好きなんだ?」
温厚極まりないイライジャが珍しく怒っているのが分かる。当然ミアもそうだ。
「私たちに手紙1つくれず、どこで何をやっているかと思えば……こそこそと隠れて魔物討伐ですか。水臭すぎる」
「どうせあの子のことよ、そうすることでわたくしたちを守っていると勘違いしているのよあのトンチキは!」
かつての勇者たちが怒りに震えているのを、側で見ているアメリアとルーカスはかなり驚いていた。何やかんやと余裕のあったこの3人が、今噴火するのを止めるのに必死になっているではないか。
イーサンは腹の底から巨大なため息を1つ吐き出し、仮面の少女に言い放つ。
「アンタの話を聞いて気が変わった」
騎士も含め、室内にいる全員がイーサンに視線を移す。
「王は使い物になんねぇ。このまま放置すればかつて大戦の二の舞だ。オレたちがやる」
「え!?」
アメリアとルーカスが突拍子もない声を上げた。
「オレたちがやるって……魔王を倒すってこと!?」
「みんなって、僕たちも入ってる!?」
「ていうかムチャよ! さすがにそれは無理! 3人ともお年寄りすぎて魔王なんか退治できるわけないじゃない!」
「落ち着け」
「どうやってこれで落ち着けって言うのよ!!」
「2人とも落ち着いて」
イライジャが間に入り、いつもの如くイーサンの足りない話を砕いてゆく。
「王宮には、ビオコントラクトを蓄積する装置があるはずです。かつての時代はそれで種族間同士、魔物討伐で偏ったビオコントラクトを受け渡していました。先程の話によると、今現在その技術は失われているようですが、我々ならば動かせる。これを使って騎士団が過剰摂取したビオコントラクトを我々に移動させれば、お互い都合の良い年齢で止められるはずです」
その話を聞いて仮面の少女は身を乗り出した。
「そんなことが出来るのですか!?」
ミアが頷く。
「エイヴァも知っているはずよ。尤も、受け入れる側の器が空いてないと無理だけどね。貴方たちの場合、騎士団全員が幼くなりすぎて八方塞がりだったけど、わたくしたちはこの通りしわくちゃのお年寄り。しかも人一倍長生きしてるから器のサイズは特大。いくらでも吸収できましてよ」
仮面の少女が震えている。よく見れば、他の騎士たちもお互い顔を見合わせて拳を握っていた。
「もしそれが本当に可能だとしたら、今ある戦力を格段に増幅させることができる……! しかもかつての勇者が揃い、攻守共に均等が取れた。復活した魔王など、冬眠から覚めて寝ぼけている熊のようなものだ!」
その話を聞いて堪えきれず、ケヴィンが小さく呟いた。
「……エイヴァ様を……」
また他の騎士も唇を振るわせる。
「……あいつらを、助けてやれるのか……!」
強く目をつむり、涙を堪えた騎士たちは、1人、また1人と胸を張り、腕を前に出してその胸に拳を置き、勇者たちに敬礼をして彼らたちの義を示した。
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