28 / 43
不穏なやり取り
しおりを挟む
「――っ!」
明け方、私は悪夢にうなされて跳ね起きた。
カリナと会った日の夢だ。
「今のって……ミリーリアの記憶?」
夢の内容は、ミリーリアの記憶の中にある事故のこと。
私が転生する一か月前、ミリーリアは事故によって聖女の力の大半を失った。その事故とは、階段からの転落。聖女の務めで王城を訪れていたミリーリアは、階段から落ちて大怪我を負った。
幸い近くに他の聖女からいたから傷は治してもらったけれど、それ以降聖女の力はすさまじく弱くなってしまった。
周囲は何とかミリーリアの力を元通りにしようと奮闘するも、すべて失敗。
その後絶望したミリーリアのもとに教皇様からアイリスの教育係をするよう依頼が来て、私が転生したあの瞬間へと続いていくわけだけど――それはいいとして。
夢で見たのは事故の瞬間だ。
階段のほぼ最上部から、二十段近くある段差を真っ逆さまに落ちるというもの。
あれは事故だと思っていた。でも、一つ気になることがあった。
「……誰か、いた?」
落下しながら見上げた階段の踊り場に、女性の人影があった。
よくよく記憶を探ると、ミリーリアは階段を落ちたんじゃなくて、誰かに押されたような感覚があった。まさかあの人影にミリーリアは突き飛ばされたんだろうか?
いちおう、ミリーリアもそのことは他の人間に伝えたらしい。
しかし王太子の婚約者でもある“万能の聖女”を転落死させかねないような真似をするなんて、現実的ではないと判断された。そこに誰かいた、という目撃証言も出なかったし。
よってミリーリアが見た人影は、何かの間違いとして扱われたのだ。
ミリーリアも落下のショックで自分の記憶に自信が持てず、すぐに引き下がったらしい。
その記憶を引き継いでいる私も、今まで特に疑問を持っていなかったんだけど……
「何でこんなタイミングで思い出すのかしらねえ……」
ベッドの上で首をひねる。
特に意味はないと思いたい。
……とりあえず、二度寝しよっと。
▽
俺の名前はフォード・レオニス。
王立騎士団副団長の務めで、今は部下一人を連れて王城へとやってきている。
「副団長、最近あの方とはどうです?」
「あの方? 誰のことだ?」
茶髪が特徴の部下、ケビンがどこか面白がるような調子で言った。
「もちろんミリーリア様のことですよ。森蜘蛛の治療の一件で、お礼をしに行ったんじゃありませんでした?」
「大したことはしていないがな」
単に菓子を渡しただけだ。好みのものがわからないため、多めに持っていったらそのまま一緒に簡易的な茶会を行うことになった。聖女教育の途中で尋ねたため、場所は教会、アイリスも一緒ではあったからよかったが……あのミリーリアという女性、何を考えているのやら。
彼女には王太子というれっきとした婚約者がいる。そんな中で独身の俺を茶会に招くというのは、外聞的によろしくない行為だ。俺はともかく、向こうがいらぬ疑いをかけられなければいいが。
「街でも話しかけられてたじゃないですか」
「ただの挨拶だろう」
「……え? マジで何もないんですか?」
「お前は俺に何を言わせたい?」
「お礼にかこつけて一緒に食事とかデートとか、しなかったんですか?」
「するわけがないだろう、相手はフェリックス殿下の婚約者だぞ」
「えー……つまんなー」
「面白がるな」
単なる謝礼でどこまで妄想を広げるつもりだ。というか立場上俺が礼をするのは当然として、実際に命を救われたこいつのほうこそミリーリアに礼をするべきではないのか。
ふとケビンがこんな話をしてくる。
「そういや、なんか近々この王城でパーティーがあるらしいですね」
確かにそんな話もあった。新しい聖女が現れたというから、そのお披露目のようなものだ。
「確かに招待状は届いていたが……参加している暇はないだろうな」
「……いや、副団長は出ないとまずいでしょう。公爵家の次期当主なんですから」
「…………見合いをさんざん持って来られるのが面倒でな……」
「副団長、それ暗にモテ自慢してませんかね」
「この表情が自慢に見えるか?」
パーティーに参加すると、必ずと言っていいほど未婚の女性が山ほど話しかけにくる。公爵家に取り入ろうとするしたたかな令嬢たちだ。まともな女性ならともかく、以前の婚約者がかなり“合わなかった”ため、嬉しさなどかけらもない。
騎士団の仕事をしていたほうがマシだ。
そんな話をしながら王城の廊下を移動していると――
『――、――――、――――――――――』
『――――、――』
話し声が聞こえてきた。
視線を向けると、通路に接する中庭で女性二人が会話をしている。
どちらも修道服という、王城では珍しい組み合わせだった。片方は聖女専用の白地に金の刺繍が施されたもの。
もう片方は普通の修道服だが、胸元には聖女候補であることを示す首飾りが下がっている。
(聖女の方は……新しく聖女になった人物か。もう片方の聖女候補には見覚えはないが……こんなところで何を話している?)
「それでは、お願いしますね。ニナさん」
「はい! お任せください、カリナ様!」
「ふふ、いい返事です。聖女の力を証明する仕事は退屈でしたが、滞在先の教会であなたと出会えたことは幸運でした」
修道服の二人は、こちらに気付く様子もなく会話を続けている。聖女のほうは落ち着いた声だが、ニナと呼ばれた聖女候補は興奮気味で、声が大きくなっている。
まあ、聖女候補にとって聖女というのは憧れの的。
ああして気分が盛り上がってしまうのも仕方のないことだと――
「――ミリーリア様に鉄槌を下せるのなら、何だってします! パーティーの日が待ち遠しいですねっ!」
「……」
……今、あの聖女候補は何を言った?
ミリーリアに鉄槌を下す? パーティーの日に?
聞き間違いだろうか。問いただしに彼女たちの元に行くかわずかに迷った隙に、修道服の二人は俺たちのいる場所と反対方向に歩いていってしまった。
「どうかしました? 副団長」
黙り込んだ俺に、怪訝そうな顔を向けてくるケビン。俺は呟いた。
「……気が変わった。パーティーに参加する」
「え!? どういう気まぐれですか!?」
「少し気になることができた」
俺が言うと、ケビンは驚きで目を丸くしていた。
……まあ、王城のパーティーで滅多なことはないと思うが……念のためだ。
明け方、私は悪夢にうなされて跳ね起きた。
カリナと会った日の夢だ。
「今のって……ミリーリアの記憶?」
夢の内容は、ミリーリアの記憶の中にある事故のこと。
私が転生する一か月前、ミリーリアは事故によって聖女の力の大半を失った。その事故とは、階段からの転落。聖女の務めで王城を訪れていたミリーリアは、階段から落ちて大怪我を負った。
幸い近くに他の聖女からいたから傷は治してもらったけれど、それ以降聖女の力はすさまじく弱くなってしまった。
周囲は何とかミリーリアの力を元通りにしようと奮闘するも、すべて失敗。
その後絶望したミリーリアのもとに教皇様からアイリスの教育係をするよう依頼が来て、私が転生したあの瞬間へと続いていくわけだけど――それはいいとして。
夢で見たのは事故の瞬間だ。
階段のほぼ最上部から、二十段近くある段差を真っ逆さまに落ちるというもの。
あれは事故だと思っていた。でも、一つ気になることがあった。
「……誰か、いた?」
落下しながら見上げた階段の踊り場に、女性の人影があった。
よくよく記憶を探ると、ミリーリアは階段を落ちたんじゃなくて、誰かに押されたような感覚があった。まさかあの人影にミリーリアは突き飛ばされたんだろうか?
いちおう、ミリーリアもそのことは他の人間に伝えたらしい。
しかし王太子の婚約者でもある“万能の聖女”を転落死させかねないような真似をするなんて、現実的ではないと判断された。そこに誰かいた、という目撃証言も出なかったし。
よってミリーリアが見た人影は、何かの間違いとして扱われたのだ。
ミリーリアも落下のショックで自分の記憶に自信が持てず、すぐに引き下がったらしい。
その記憶を引き継いでいる私も、今まで特に疑問を持っていなかったんだけど……
「何でこんなタイミングで思い出すのかしらねえ……」
ベッドの上で首をひねる。
特に意味はないと思いたい。
……とりあえず、二度寝しよっと。
▽
俺の名前はフォード・レオニス。
王立騎士団副団長の務めで、今は部下一人を連れて王城へとやってきている。
「副団長、最近あの方とはどうです?」
「あの方? 誰のことだ?」
茶髪が特徴の部下、ケビンがどこか面白がるような調子で言った。
「もちろんミリーリア様のことですよ。森蜘蛛の治療の一件で、お礼をしに行ったんじゃありませんでした?」
「大したことはしていないがな」
単に菓子を渡しただけだ。好みのものがわからないため、多めに持っていったらそのまま一緒に簡易的な茶会を行うことになった。聖女教育の途中で尋ねたため、場所は教会、アイリスも一緒ではあったからよかったが……あのミリーリアという女性、何を考えているのやら。
彼女には王太子というれっきとした婚約者がいる。そんな中で独身の俺を茶会に招くというのは、外聞的によろしくない行為だ。俺はともかく、向こうがいらぬ疑いをかけられなければいいが。
「街でも話しかけられてたじゃないですか」
「ただの挨拶だろう」
「……え? マジで何もないんですか?」
「お前は俺に何を言わせたい?」
「お礼にかこつけて一緒に食事とかデートとか、しなかったんですか?」
「するわけがないだろう、相手はフェリックス殿下の婚約者だぞ」
「えー……つまんなー」
「面白がるな」
単なる謝礼でどこまで妄想を広げるつもりだ。というか立場上俺が礼をするのは当然として、実際に命を救われたこいつのほうこそミリーリアに礼をするべきではないのか。
ふとケビンがこんな話をしてくる。
「そういや、なんか近々この王城でパーティーがあるらしいですね」
確かにそんな話もあった。新しい聖女が現れたというから、そのお披露目のようなものだ。
「確かに招待状は届いていたが……参加している暇はないだろうな」
「……いや、副団長は出ないとまずいでしょう。公爵家の次期当主なんですから」
「…………見合いをさんざん持って来られるのが面倒でな……」
「副団長、それ暗にモテ自慢してませんかね」
「この表情が自慢に見えるか?」
パーティーに参加すると、必ずと言っていいほど未婚の女性が山ほど話しかけにくる。公爵家に取り入ろうとするしたたかな令嬢たちだ。まともな女性ならともかく、以前の婚約者がかなり“合わなかった”ため、嬉しさなどかけらもない。
騎士団の仕事をしていたほうがマシだ。
そんな話をしながら王城の廊下を移動していると――
『――、――――、――――――――――』
『――――、――』
話し声が聞こえてきた。
視線を向けると、通路に接する中庭で女性二人が会話をしている。
どちらも修道服という、王城では珍しい組み合わせだった。片方は聖女専用の白地に金の刺繍が施されたもの。
もう片方は普通の修道服だが、胸元には聖女候補であることを示す首飾りが下がっている。
(聖女の方は……新しく聖女になった人物か。もう片方の聖女候補には見覚えはないが……こんなところで何を話している?)
「それでは、お願いしますね。ニナさん」
「はい! お任せください、カリナ様!」
「ふふ、いい返事です。聖女の力を証明する仕事は退屈でしたが、滞在先の教会であなたと出会えたことは幸運でした」
修道服の二人は、こちらに気付く様子もなく会話を続けている。聖女のほうは落ち着いた声だが、ニナと呼ばれた聖女候補は興奮気味で、声が大きくなっている。
まあ、聖女候補にとって聖女というのは憧れの的。
ああして気分が盛り上がってしまうのも仕方のないことだと――
「――ミリーリア様に鉄槌を下せるのなら、何だってします! パーティーの日が待ち遠しいですねっ!」
「……」
……今、あの聖女候補は何を言った?
ミリーリアに鉄槌を下す? パーティーの日に?
聞き間違いだろうか。問いただしに彼女たちの元に行くかわずかに迷った隙に、修道服の二人は俺たちのいる場所と反対方向に歩いていってしまった。
「どうかしました? 副団長」
黙り込んだ俺に、怪訝そうな顔を向けてくるケビン。俺は呟いた。
「……気が変わった。パーティーに参加する」
「え!? どういう気まぐれですか!?」
「少し気になることができた」
俺が言うと、ケビンは驚きで目を丸くしていた。
……まあ、王城のパーティーで滅多なことはないと思うが……念のためだ。
16
お気に入りに追加
1,670
あなたにおすすめの小説
稀代の悪女として処刑されたはずの私は、なぜか幼女になって公爵様に溺愛されています
水谷繭
ファンタジー
グレースは皆に悪女と罵られながら処刑された。しかし、確かに死んだはずが目を覚ますと森の中だった。その上、なぜか元の姿とは似ても似つかない幼女の姿になっている。
森を彷徨っていたグレースは、公爵様に見つかりお屋敷に引き取られることに。初めは戸惑っていたグレースだが、都合がいいので、かわい子ぶって公爵家の力を利用することに決める。
公爵様にシャーリーと名付けられ、溺愛されながら過ごすグレース。そんなある日、前世で自分を陥れたシスターと出くわす。公爵様に好意を持っているそのシスターは、シャーリーを世話するという口実で公爵に近づこうとする。シスターの目的を察したグレースは、彼女に復讐することを思いつき……。
◇画像はGirly Drop様からお借りしました
◆エール送ってくれた方ありがとうございます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?
氷雨そら
恋愛
結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。
そしておそらく旦那様は理解した。
私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。
――――でも、それだって理由はある。
前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。
しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。
「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。
そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。
お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!
かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。
小説家になろうにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる