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私の名前は……
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私の名前はミエーノ・ハリバン。
大国ハルメッツ王国の宮廷に勤める、宮廷魔術師団の団長だ。
「はっははははははは! 最高の気分だ! ようやくあの邪魔な小僧を排除することができましたねえ!」
笑いながらメイドの入れた高級ワインを飲み干す。
ああ、昼間から飲む酒は美味い!
それが勝利の美酒となればなおさらだ。
「ほら、そこの君! 私は素晴らしい魔術師だろう?」
私に酒を注いでいたメイドに話を振ってやる。
私がじっくり選んだ美しいメイドは、華やかな笑みを浮かべる。
「はい! ミエーノ様ほどの魔術師はこの国に存在しませんわ」
「おや、控えめな誉め言葉ですね。もっと本心で言っていいんですよ?」
「訂正します。ミエーノ様のような完璧で聡明で人格にも優れた魔術師など、この世界のどこにも見つかりません。国王陛下はミエーノ様のような懐刀を持てて空前絶後の幸運です!」
「そうでしょうそうでしょう。ふふ、あーっはっはっは!」
メイドからの称賛を肴にワインをがぶがぶと飲む。
思い出すのは先日宮廷から追い出した若造のことだ。
クレイ・ウェスター。
まだ二十歳かそこらのくせに、先代<土の賢者>の教えを受けて特別顧問魔術師などという地位についていた生意気な男だ。
彼が得意とするゴーレム魔術は、確かにこの国を便利にした。
ゴーレムがいれば広大な畑を簡単に耕せる。
ゴーレムがいれば鉱山を休みなく掘り進められる。
ゴーレムがいれば戦争で簡単に勝てる。
本来ゴーレムは術者がいないと動かないが、クレイの師匠である<土の賢者>は自律行動するゴーレムを生み出した。
簡単な命令であれば、術者がいなくとも遂行するゴーレムだ。
それによってこの国はまず進化した。
さらに<土の賢者>が去った後、その弟子であるクレイがマザーゴーレムというゴーレムの自動生産装置を作り上げた。
これにより、さらに国は大きく成長した。
今やハルメッツ王国は大陸屈指の大国である。
(その功績だけは認めてやってもいいですが……彼は少々目立ちすぎでした。この私を差し置いて国の英雄として扱われるなんて、不愉快にもほどがあるんですよぉ……!)
クレイは調子に乗り過ぎた。
だから濡れ衣を着せて追放してやった。
これでこの国の魔術師のトップはこの私。
誰もがこの国で最高の魔術師は誰かと聞かれたら、ミエーノ・ハリバンと答えるようになるのです!
あははははは!
……と。
「団長! ここにおられたのですか!」
チッ、余計な奴が来た。
「何です、セイグ? 私の屋敷まで入り込んで。私の補佐役だからといって勝手が過ぎますよ」
「仕方がないでしょう、団長がいつまでも宮廷にいらっしゃらないのですから!」
「だからわざわざ呼びに来たんですか?」
「はい。きちんと仕事をしなくては、税を納めてくれている国民に胸を張れません」
やってきたのはセイグという私の副官だ。
この男、平民からのたたき上げで宮廷魔術師団に入ってきたクチで、こいつがまあ口うるさいのだ。
平民に人気があるせいで簡単にクビにもできない。
本来ならとっくに宮廷を追い出しているところなのに。
私はこいつがクレイの次に嫌いだ。
セイグが溜め息を吐く。
「ただでさえクレイ殿が宮廷を去り、我々の仕事が多くなっているのに……団長までいなくては困ります」
「フン、マザーゴーレムがあるでしょう。あなたたちで何とかしなさい。ポンコツでもそのくらいできるでしょう?」
「……そもそも自分は疑問です。クレイ殿のような立派な方が、本当に無駄な素材を発注して国庫を圧迫するでしょうか? 金欲しさなら、他にやりようはいくらでもあるはずなのに……」
は?
何ですかこの男。
クレイごときの肩をつもりなんですか?
「セイグ、こちらに来なさい」
「はい? ――っ」
どぼどぼどぼ、とワインボトルをひっくり返してセイグの頭にかける。
セイグの着る宮廷魔術師の制服に赤いシミができていく。
「な、何をするんですか!?」
「これで頭は冷えましたか?」
「はっ……!?」
「部下の分際で、私の言葉を疑うとは何事ですか! 君は私の言うことを黙って聞いておけばいいんですよ!」
「――っ」
何か言いたそうにしているセイグに私はにやりと笑って言った。
「……君は貧しい故郷に仕送りをしているんですよね?」
「そ、それが何ですか?」
「私の言うことは聞いておいたほうがいいと思いませんか? 故郷の家族を路頭に迷わせたくはないでしょう?」
「……っ、……っっ」
セイグは私の言葉に黙り込んだ。
あっははははははは!
雑魚ですねぇ~。惨めすぎてかわいそうになってきますよ。
単純な頭しかないくせに私に逆らうからそんなことになるんですよぉ!
セイグは静かな声で言った。
「……失礼いたしました、団長」
「わかればよろしい。さ、とっとと宮廷で仕事をしてきなさい」
「いえ、それとは別に用件が。国王陛下がお呼びです」
「陛下が私を? なぜです?」
「何でも団長に内密で話したいことがあると……」
ふーむ。
ま、陛下が言うなら仕方ありません。
行くとしましょう。
「では宮廷に向かうとしましょうか。あ、セイグ。さっきのワインが絨毯を汚しています。君が綺麗にしておいてください」
「……わかり、ました」
私の言葉にセイグが悔しそうに頷く。
うんうん。実にお似合いの表情ですねえ。
私は内心でセイグを嘲笑いながらその場を後にした。
「ミエーノ。そなたに我が娘の一人を任せたいと思っておる」
うおおおおおおおおおおおおおおおお!?
私は叫び出したいのをぐっとこらえた。
場所は陛下の私室。
内密な話をしたいと呼び出された私は、陛下から予想外の言葉を告げられた。
「へ、陛下。ご息女を任せたいとは……つまり、その」
「無論、夫としてだ」
キタァアアアアアアアアアアアアア!
はっ、いけませんいけません。
こんな鳥みたいな叫び声を上げたら全部台無しになってしまいます。
私がなぜこんなに喜んでいるかというと、陛下の話に乗れば王族になれるからだ。
陛下の娘とはつまり王女。
そして王女の夫も当然王族に数えられる。
この国の支配者の一族に名を連ねることになれば、宮廷魔術師団長なんてチンケなものとは比べ物にならない権力を手に入れられる!
「よ、よよっ、よろしいのですか?」
「うむ。そなたの糾弾により、税金を不当にむさぼるクレイを排除できた。……これで余の望みにも近づくであろう」
目をぎらぎらと輝かせながら言う陛下。
あー。
そういえば陛下って、ハルメッツ王国をもっと大きくしたいんでしたっけ。
で、戦争のために金を使いたいから財源は極力多く残したいと。
それもそれで私にとっては好都合。
国が大きくなれば、私が受ける恩恵も大きくなりますからね。
「陛下。こたびのお話、ありがたくお受けいたします」
「うむ。それでは第四王女を任せるぞ」
「お任せを――……」
あっ。
そうだった。思い出した。この国の王女で、まだ未婚の者は一人しかいないことを……!
冷や汗を流す私。
「どうかしたか? ミエーノ」
「い、いえっ、何でもございません!」
いけません、ここで動揺すれば怪しまれる……!
そんなことを考えていると、コンコン、と扉がノックされる。
「おお、来たようだ。実はすでに第四王女をこの部屋に呼んである。そなたなら断るまいと思っていたゆえな――入ってこい!」
扉が開く。
そこからやってきたのは――凄まじい体積を誇る女性。
「この方が私の旦那様になる男? ……へえ、悪くない顔じゃない! せいぜいあたしのことを頑張って幸せにしてくださいませ?」
ドスンッ……ドスンッ……
重々しい音を立ててその女性は近づいてくる。
「知っているだろうが、我が娘の一人デブリスだ。……離婚歴はすでに七回。相手の男性が精神的な病にかかった回数は三回。しかしミエーノ、そなたならきっと大丈夫だ」
「は、はは……もちろん、ですとも」
デブリス・ハルメッツ。
この国の王室が誇る最悪の不良債権だ。
何度も婚姻を繰り返し、そのワガママさですべてを破断にしてきた破壊神である。
「よろしくね、旦那様! ……ところで早速なんだけど、あたし欲しい宝石があってぇ~」
巨大な芋虫かと思うような指で私の腕に触れつつ、そんなことを言ってくるデブリス。
ありえない量を振りかけたらしい香水の匂いで私は気を失いそうになった。
……耐えろ私。
耐えるんだ。
これに耐えれば私は王族、私は王族……!
「も、もも、もちろんですよデブリス様……ははは……」
私は気が狂いそうになるのを必死にこらえながら、そう引きつった笑みを浮かべるのだった。
大国ハルメッツ王国の宮廷に勤める、宮廷魔術師団の団長だ。
「はっははははははは! 最高の気分だ! ようやくあの邪魔な小僧を排除することができましたねえ!」
笑いながらメイドの入れた高級ワインを飲み干す。
ああ、昼間から飲む酒は美味い!
それが勝利の美酒となればなおさらだ。
「ほら、そこの君! 私は素晴らしい魔術師だろう?」
私に酒を注いでいたメイドに話を振ってやる。
私がじっくり選んだ美しいメイドは、華やかな笑みを浮かべる。
「はい! ミエーノ様ほどの魔術師はこの国に存在しませんわ」
「おや、控えめな誉め言葉ですね。もっと本心で言っていいんですよ?」
「訂正します。ミエーノ様のような完璧で聡明で人格にも優れた魔術師など、この世界のどこにも見つかりません。国王陛下はミエーノ様のような懐刀を持てて空前絶後の幸運です!」
「そうでしょうそうでしょう。ふふ、あーっはっはっは!」
メイドからの称賛を肴にワインをがぶがぶと飲む。
思い出すのは先日宮廷から追い出した若造のことだ。
クレイ・ウェスター。
まだ二十歳かそこらのくせに、先代<土の賢者>の教えを受けて特別顧問魔術師などという地位についていた生意気な男だ。
彼が得意とするゴーレム魔術は、確かにこの国を便利にした。
ゴーレムがいれば広大な畑を簡単に耕せる。
ゴーレムがいれば鉱山を休みなく掘り進められる。
ゴーレムがいれば戦争で簡単に勝てる。
本来ゴーレムは術者がいないと動かないが、クレイの師匠である<土の賢者>は自律行動するゴーレムを生み出した。
簡単な命令であれば、術者がいなくとも遂行するゴーレムだ。
それによってこの国はまず進化した。
さらに<土の賢者>が去った後、その弟子であるクレイがマザーゴーレムというゴーレムの自動生産装置を作り上げた。
これにより、さらに国は大きく成長した。
今やハルメッツ王国は大陸屈指の大国である。
(その功績だけは認めてやってもいいですが……彼は少々目立ちすぎでした。この私を差し置いて国の英雄として扱われるなんて、不愉快にもほどがあるんですよぉ……!)
クレイは調子に乗り過ぎた。
だから濡れ衣を着せて追放してやった。
これでこの国の魔術師のトップはこの私。
誰もがこの国で最高の魔術師は誰かと聞かれたら、ミエーノ・ハリバンと答えるようになるのです!
あははははは!
……と。
「団長! ここにおられたのですか!」
チッ、余計な奴が来た。
「何です、セイグ? 私の屋敷まで入り込んで。私の補佐役だからといって勝手が過ぎますよ」
「仕方がないでしょう、団長がいつまでも宮廷にいらっしゃらないのですから!」
「だからわざわざ呼びに来たんですか?」
「はい。きちんと仕事をしなくては、税を納めてくれている国民に胸を張れません」
やってきたのはセイグという私の副官だ。
この男、平民からのたたき上げで宮廷魔術師団に入ってきたクチで、こいつがまあ口うるさいのだ。
平民に人気があるせいで簡単にクビにもできない。
本来ならとっくに宮廷を追い出しているところなのに。
私はこいつがクレイの次に嫌いだ。
セイグが溜め息を吐く。
「ただでさえクレイ殿が宮廷を去り、我々の仕事が多くなっているのに……団長までいなくては困ります」
「フン、マザーゴーレムがあるでしょう。あなたたちで何とかしなさい。ポンコツでもそのくらいできるでしょう?」
「……そもそも自分は疑問です。クレイ殿のような立派な方が、本当に無駄な素材を発注して国庫を圧迫するでしょうか? 金欲しさなら、他にやりようはいくらでもあるはずなのに……」
は?
何ですかこの男。
クレイごときの肩をつもりなんですか?
「セイグ、こちらに来なさい」
「はい? ――っ」
どぼどぼどぼ、とワインボトルをひっくり返してセイグの頭にかける。
セイグの着る宮廷魔術師の制服に赤いシミができていく。
「な、何をするんですか!?」
「これで頭は冷えましたか?」
「はっ……!?」
「部下の分際で、私の言葉を疑うとは何事ですか! 君は私の言うことを黙って聞いておけばいいんですよ!」
「――っ」
何か言いたそうにしているセイグに私はにやりと笑って言った。
「……君は貧しい故郷に仕送りをしているんですよね?」
「そ、それが何ですか?」
「私の言うことは聞いておいたほうがいいと思いませんか? 故郷の家族を路頭に迷わせたくはないでしょう?」
「……っ、……っっ」
セイグは私の言葉に黙り込んだ。
あっははははははは!
雑魚ですねぇ~。惨めすぎてかわいそうになってきますよ。
単純な頭しかないくせに私に逆らうからそんなことになるんですよぉ!
セイグは静かな声で言った。
「……失礼いたしました、団長」
「わかればよろしい。さ、とっとと宮廷で仕事をしてきなさい」
「いえ、それとは別に用件が。国王陛下がお呼びです」
「陛下が私を? なぜです?」
「何でも団長に内密で話したいことがあると……」
ふーむ。
ま、陛下が言うなら仕方ありません。
行くとしましょう。
「では宮廷に向かうとしましょうか。あ、セイグ。さっきのワインが絨毯を汚しています。君が綺麗にしておいてください」
「……わかり、ました」
私の言葉にセイグが悔しそうに頷く。
うんうん。実にお似合いの表情ですねえ。
私は内心でセイグを嘲笑いながらその場を後にした。
「ミエーノ。そなたに我が娘の一人を任せたいと思っておる」
うおおおおおおおおおおおおおおおお!?
私は叫び出したいのをぐっとこらえた。
場所は陛下の私室。
内密な話をしたいと呼び出された私は、陛下から予想外の言葉を告げられた。
「へ、陛下。ご息女を任せたいとは……つまり、その」
「無論、夫としてだ」
キタァアアアアアアアアアアアアア!
はっ、いけませんいけません。
こんな鳥みたいな叫び声を上げたら全部台無しになってしまいます。
私がなぜこんなに喜んでいるかというと、陛下の話に乗れば王族になれるからだ。
陛下の娘とはつまり王女。
そして王女の夫も当然王族に数えられる。
この国の支配者の一族に名を連ねることになれば、宮廷魔術師団長なんてチンケなものとは比べ物にならない権力を手に入れられる!
「よ、よよっ、よろしいのですか?」
「うむ。そなたの糾弾により、税金を不当にむさぼるクレイを排除できた。……これで余の望みにも近づくであろう」
目をぎらぎらと輝かせながら言う陛下。
あー。
そういえば陛下って、ハルメッツ王国をもっと大きくしたいんでしたっけ。
で、戦争のために金を使いたいから財源は極力多く残したいと。
それもそれで私にとっては好都合。
国が大きくなれば、私が受ける恩恵も大きくなりますからね。
「陛下。こたびのお話、ありがたくお受けいたします」
「うむ。それでは第四王女を任せるぞ」
「お任せを――……」
あっ。
そうだった。思い出した。この国の王女で、まだ未婚の者は一人しかいないことを……!
冷や汗を流す私。
「どうかしたか? ミエーノ」
「い、いえっ、何でもございません!」
いけません、ここで動揺すれば怪しまれる……!
そんなことを考えていると、コンコン、と扉がノックされる。
「おお、来たようだ。実はすでに第四王女をこの部屋に呼んである。そなたなら断るまいと思っていたゆえな――入ってこい!」
扉が開く。
そこからやってきたのは――凄まじい体積を誇る女性。
「この方が私の旦那様になる男? ……へえ、悪くない顔じゃない! せいぜいあたしのことを頑張って幸せにしてくださいませ?」
ドスンッ……ドスンッ……
重々しい音を立ててその女性は近づいてくる。
「知っているだろうが、我が娘の一人デブリスだ。……離婚歴はすでに七回。相手の男性が精神的な病にかかった回数は三回。しかしミエーノ、そなたならきっと大丈夫だ」
「は、はは……もちろん、ですとも」
デブリス・ハルメッツ。
この国の王室が誇る最悪の不良債権だ。
何度も婚姻を繰り返し、そのワガママさですべてを破断にしてきた破壊神である。
「よろしくね、旦那様! ……ところで早速なんだけど、あたし欲しい宝石があってぇ~」
巨大な芋虫かと思うような指で私の腕に触れつつ、そんなことを言ってくるデブリス。
ありえない量を振りかけたらしい香水の匂いで私は気を失いそうになった。
……耐えろ私。
耐えるんだ。
これに耐えれば私は王族、私は王族……!
「も、もも、もちろんですよデブリス様……ははは……」
私は気が狂いそうになるのを必死にこらえながら、そう引きつった笑みを浮かべるのだった。
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