幸福な死体【完結】

米派

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アイザックが上体を前のめりして抱き締めてくるから、反り返った背が少し痛い。

ここに辿り着くまでに色んな人間に捕まったり、食事をしたりしたから、ディルクの体は随分と汚れていた。血だか泥だか、白濁で汚れきったディルクは異臭すら放っている筈だ。それなのに、そんなことは大した問題ではないと言わんばかりに、アイザックは圧し潰す気かと危惧する程に強く締め上げてくる。このままでは、口からありとあらゆる臓器が飛び出て、腹の中が空っぽになりそうだ。それに、金糸のような髪が頬を撫でるのもあって擽ったい。

「ああぅっ」

離して欲しいと訴えるために、美味しそうな首筋に思いっきり歯を突き立てる。アイザックは大きく肩を跳ねさせると、恐らくは反射的にディルクを引き離した。痛みに眉を寄せた表情に、遅れて恐怖が沸き上がってくる。殴られるかもしれない。

咄嗟に腕を交差させて顔を庇うために縮みこむが、何時まで経っても痛みが襲ってくることはなかった。そろそろと腕を下ろしてアイザックの顔色を窺おうとすると、その腕を掴まれて左右に開かれる。やっぱり痛い事をするんだろうか、とビクビクと瞼を震わせるディルクに気付くことなく、アイザックは痛ましいものを見るように唇を噛んだ。

「どうしたんだ……さっきまで、こんな傷はなかっただろ」
「んぅ?」

傷と言われても、どれのことか分からない。ことりと首を傾げると、アイザックは首筋に刻まれた歯型を指先で辿るようにして触れた。んっ、と鼻を抜けるような甘い声が漏れてしまう。あの男との情事が思い出されて、腰が疼くような気がしてしまったのだ。

「誰だ、お前のことを傷つけた奴は」

けれど、込み上げてきた熱が、すぐさま凍り付くほどにアイザックの声は冷え切っていた。ディルクが噛み付いたせいで、アイザックの首筋は赤く濡れている。やはり怒っているのだ。

「うぅ……あうぅぅ……」

ごめんなさいの意味を込めて、アイザックの背に腕を回して傷口を癒すように舌を乗せる。舌先で傷口を抉りたくなるのを何とか堪えて、ぺたりと乗せるだけに留めていると、アイザックは深く溜息を吐いた。びくりと震えるディルクの背を宥める様に撫でて、アイザックは頬に唇を寄せてきた。そうして労わるように、そっと掠める程度のキスをくれる。

「……言いたくないのか?」
「んあ?」

何を? と首を傾げるが、アイザックは眉を下げた。

「お前は優しいから許せるのかもしれないが、俺はそいつに会ったら何するかわからねぇな」

ひどく冷たい声で告げた後、アイザックはディルクを軽々と抱き上げた。急に高くなった視界に驚いている間に、アイザックは歩き出してしまう。胸にしがみついて大人しくしていると、いつの間にか風呂場に来ていた。

「沁みるかもしれないが、先ずは体を洗おう。薬はその後に塗ってやるから」
「うぅ……っ」
「こら、暴れんな」

お湯を引っ掛けられるのは、あまり好きではない。バタバタと足を揺らすが、アイザックは笑いながら押さえつけてくる。眉を下げて笑う顔が何故だか無性に愛しく思えて、ディルクは抵抗を止めて頬を緩めた。笑みを浮かべたまま見上げると、アイザックは顔を近づけてきて額を重ねる。コツン、と当たる感覚にディルクはより笑みを深めた。

「何だ、突然いい子だな」
「んあぁ!」
「ああ、偉いよ。お前は」

こうして褒められたのは、随分と久し振りな気がした。記憶なんて殆どありはしないのに、アイザックの笑い声は不思議と安心感を与えてくれる。手を伸ばしてアイザックの頬に触れさせると、彼は掌の感触を噛み締めるように瞼を下ろした。

そんなことをしていたら何時の間にか、襤褸切れのような薄っぺらい上着は取り上げられていた。そうして、全身を泡々にされてしまう。血で凝り固まった髪を解くように揉んで、アイザックの硬い指先が頭皮を優しく撫でていく。

「ほら、目を瞑ってろ。掛けるぞ」
「ぅ?」

何をするように言われているのかが分からなくて固まっていると、アイザックはディルクの腕を取り、それを顔の前へと誘導してきた。

「顔を、手で隠してろ」
「ん!」

ぺたんと掌を顔に押し付けると、待っていたかのように頭上からお湯が降ってくる。驚いて足をぴんと伸ばすと、後ろから笑う気配がした。そうして体の隅から隅まで綺麗に磨き上げられる。肌を撫でる掌の熱さが気持ちよくて目を細めていたが、アイザックの股座が腫れているのが目に飛び込んできて上目に見上げる。すると、視線に気づいたのかアイザックは気まずそうに目を逸らした。

「……そんなに見んな。放っとけば、その内に直る」
「うあ?」

くるりと回って、アイザックに向けてお尻を突き出す。ここに来るまでの道中で会った男たちも、やたらとディルクの尻に触ってきた。だから、こうしたらアイザックも喜んでくれると思ったのだが、彼は眉間に皺を寄せて不機嫌そうな顔になってしまう。そうして、僅かに頬を赤らめると、顔を背けてしまった。怒らせてしまったのだろうか。

「……俺が、お前のこと……好き、なのは知ってるよな……?」
「あぅ」

好き、という単語の意味は良く分からないが、何だか良い響きだ。自然と頬が弛んで、にこにことだらけた顔になってしまう。彼は額に手を当てると、深く溜息を吐いた。

「……頼むから、普通の体勢に戻ってくれ。傷に薬を塗らないと駄目だろ」
「ああぅ」
「いいから、早くしてくれ」

本当に良いのだろうか。そう思って腰を揺らすが、アイザックはいよいよ背を向けてしまった。項まで真っ赤になっている。アイザックになら痛いことされても我慢しようと思ったのだが、断られてしまったようだ。

アイザックに会えて嬉しくて、彼にも同じように喜んで欲しかっただけなのだが、何をすれば良いのか今のディルクには分からない。これ以外に、今ある記憶の中で他人を喜ばせる術を知らないのだ。

嫌われてしまっただろうか。その考えに至った時、眦が熱くなって鼻の奥がツンとした。

「ぁ、あぃ、ざっく」

大きな背に手を添わせて呼ぶと、振り返ったアイザックは大きく目を見開いた。慌てたように体ごと向き直った彼は、恐る恐るディルクの頬に手を伸ばしてくる。それは、優しく眦を拭っていった。

「……泣くな。お前としたくない訳じゃねぇ。したいよ。でも、傷が痛むかもしれない」
「ぁ、あぃぃ、ざっく……っ」
「ああ、全部俺が悪い。だから……なあ、泣かないでくれよ」

ぐずぐずと鼻を鳴らすと、アイザックの唇がそっと重なる。宥める様に優しく触れた熱に驚いて目を瞬かせると、アイザックはふっと目尻を和らげた。

「今はキスをしてくれ。それだけで嬉しいから」

頬を包むようにして持ち上げられて、また唇が重なる。唇を押し付け合うだけの不思議な行為だが、お尻に硬くて熱いものを挿れるよりも、ずっと気持ちがいい気がして目を細めた。触れた先から熱が湧く様で、ぽかぽかと体の芯から温められていく。視界の中でアイザックの金の髪がキラキラと瞬いて、それが何時か見た陽だまりを彷彿とさせて酷く安心した。

太い首に腕を回してぴたりと密着すると、アイザックは肩を跳ねさせる。そうして、躊躇うように手を彷徨わせた後、観念したように背に回してくれた。

「……きついな」

ぼそりと呟かれた嘆きが、ディルクの耳に届くことは無かった。





胸や背中に刻まれた痕に眉を寄せながらも、アイザックは労わるように傷薬を塗ってくれた。皮膚が剥けてぼろぼろになった足の裏まで撫でられて、痛みと同時に感じたむず痒さに喉が震えてしまう。耐えられなくて逃げようとすると、腰を掴まれて引き寄せられた。

「首にも塗らねぇと」
「あっ、やあぁ、あはっ」

鎖骨の辺りを大きな掌で撫でられて、身を捩らせる。擽ったくて目を細めると、アイザックも蜂蜜のような瞳を甘く蕩けさせた。そうして傷口を診終わると、何故かぴったりの服を持ってきて着せてくれる。丁寧に下から釦を止めてもらうと、何だか生まれ変われたような気分になった。両手を上げて笑うと、アイザックは眉を下げて眩しいものを見上げるように目を細める。

「今日は随分と機嫌が良いんだな」
「あああう」
「……ああ、うん。もっと喋ってくれ。ずっと一緒に居たはずなのに、お前の声を久々に聴いた気がするんだ」

アイザックの掌が、ディルクの頬を包む。じんわりと沁みるような熱の心地よさに口許を緩めて、掌に頬を押し付けるようにして首を傾ける。それに、アイザックは柔らかく眦を和らげてくれた。

「なあ、ディルク。腹が減ってるだろ。朝ごはん食べなかったしな」
「うぁ?」
「覚えてないのか? せっかく用意したのに、最近は食べなさすぎだ。食欲がないなら仕方がないが、昨日も、その昨日も……ずっと食べてないだろ。だから痩せてんだよ」

確かに腹は減っているが、昨日も、その昨日も適当に捕まえて食べた筈だ。アイザックの言葉が理解できなくて首を傾げると、薄い腹をぺちんと軽く叩かれた。

「俺みたいな体格になりたいって言ってただろ。好き嫌いしてんじゃねぇ」
「あうぅぅぅ……?」

あれ? あれ?
頭の中がぐるぐるとして大混乱だが、そう言われたら食べていないような気もしてきた。元々、捩じれている思考が、余計に散らかって分からなくなってくる。

首を傾けすぎて倒れそうになったが、アイザックが肩を掴んで支えてくれたので寸でのところで防がれた。何してんだよ、と上から笑いかけられて、取り敢えずにんまりと返しておく。

「好きなの作ってやるから、ちゃんと食えよ」
「あっ、あっ」

アイザックの言う通り腹は減ったので、ディルクは細かいことはどうでも良いような気がして頷いた。すると、アイザックは大きな手で、わしゃわしゃと髪を掻き混ぜるようにして頭を撫でてくれる

「少し時間が掛かるから、何時もの本でも読んで待っててくれ」

そう言って分厚い本を手渡されるが、これをどうすれば良いのか。ひっくり返したり回してみたり開いてみたりするが、あまり美味しそうには見えない。試しに端っこを噛んでみるが、食感としては硬い上に埃が口に入ったような不快感まで連れてきた。思わず舌を出すと、キッチンの方で準備していたアイザックがぎょっとしたように此方を見て、本を取り上げていく。そうされると途端に惜しく思えるから不思議だ。不満を訴えるように唸りながらアイザックの服を掴むが、彼は首を横に振った。

「こんなもん食ったら腹壊すぞ」
「ぅー……」

頬をむくれさせると、アイザックは苦笑いを溢した。それを見た瞬間、ぐずりと胃が動いた気がする。……確かに、こんなものよりアイザックの方が美味しそうだ。ソファから腰を上げて、またキッチンへと戻っていく大きな背を追い掛ける。

太い首も、逞しい腕も、アイザックは何処も美味しそうだ。女のように柔らかくなくても、きっとこの世の何よりも甘美な肉に違いない。爪先をそっと伸ばして、アイザックのうなじに歯を立てようと肩に手を置く。とってもおいしそう。思考が単純なものへと変わっていく。

「ディルク」

目の前のご馳走に浮かされていた思考が、冷や水を浴びせられたかのように一気に覚めていく。振り返ったアイザックは、ディルクのしようとしたことなど知らずに笑っていた。それを見た途端に、遅れて足が震え始める。

たんぽぽみたいに明るい笑みは、食べてしまったらもう見られないのだろうか。それは軽くなった脳でも、泣きたいほど悲しい気持ちを呼び起こした。

「ぁい、ざっく……」
「ああ、何だ」
「ぁあ、ぃ、ざ、ざっく」

何を言いたいのか、自分でも良く分からない。皺が刻まれるほど強く服を握りしめると、アイザックは俯いたディルクの顔を覗き込むように身を屈めてくれた。そうして、自分の方が苦しそうに眉を垂らして、ディルクの頬を撫でてくれる。

「……どうした?」

アイザックの黄金色の瞳の中に、変わらない、けれど変わりすぎてしまった自身の姿が浮かび上がる。それに、ひくりと喉が引きつった。

今まで何とも思わなかった自分の姿が、無性に恥ずかしい気がした。男が言った畜生という言葉の通り、ディルクはアイザックの首筋に歯を突き立てようとしたのだ。空っぽな脳の片隅に残った理性が、ディルクを強く責めたてる。

目覚めた時に、アイザックに会いたいと思った。その感情に突き動かされるまま歩いてきたが、自分は此処にいてもいいのだろうか。その問いを考えようとして、ぼろぼろと剥がれ落ちて、それを掻き集めて思考しようとする。自分は、アイザックと居ても良いのだろうか。

「……ディルク、此処で見てるか?」
「ぅ?」

考えている途中でアイザックが声を掛けてきたので、ぼろりと剥がれ落ちた。首を傾けながらアイザックを見上げると、手を握られて隣に引き寄せられる。

「傷が痛まないのなら、話し相手になってくれ」
「ああう!」

アイザックがぽつぽつと話すのを聞いていたら、何に悩んでいたのかも忘れてしまった。彼の方に肩を寄せて手元の動きを眺めていると、どうやら準備とやらは終わったらしい。

椅子に座らされて、綺麗に盛りつけられた皿が差し出される。食べてもいいと言われて、少しだけ興味が湧いた。徐に手を伸ばすが指先が触れた瞬間、皿の上は一気に燃え上がる。アイザックは酷く驚いたように目を丸くした。

「あうぅ……」

目の前の食事が自分の為に作られたものだとディルクにも理解できた。だからこそ、どうしても食べたくて何度も手を伸ばすが、その度に火は巻き上がりディルクを拒絶する。

「んうぅっ」
「お、おい、もういいから」

無理やり炎の中に手を突っ込もうとすると、アイザックが皿を持ち上げて遠ざけてしまった。手を伸ばして返してと抗議するが、アイザックは困惑を色濃く浮かべながらも緩く首を横に振った。

「……食べられないのか」
「あう、ああう」
「駄目だ。火傷させるわけには……何なら食べられ」

アイザックはそう言いかけて、自分の首に手を置いた。そこには、ディルクがつけた歯型が刻まれている。アイザックは暫く黙りこんでいたが、踵を返すと部屋を出て行ってしまう。ディルクはご飯を取ることも出来ずに唇を尖らせて、机に顎を乗せて頬を膨らませた。

お腹が減った。

このままでは、またアイザックが美味しそうに見えてしまう。そうなってしまうのは不味い気がして、適当に調達してこようかと窓に視線を投げたとき、きぃと扉が音を立てた。顔を戻すと同時に、甘い薫りが鼻孔を刺激する。鼻をひくひくと震わせて、アイザックの手元にあるものを視界に入れるとディルクは歓喜に声を上げた。

「あぁっ」

勢いよく立ち上がると、弾き出された椅子が倒れる音がしたが、気にせずにアイザックの前に座り込む。そうして、アイザックが持ってきた真っ赤な塊に頬を擦り寄せた。腹の奥を刺激するような薫りは、ついつい頬ずりしてしまう程に良いものだ。赤く濡れた血管を辿るように舌を這わせると甘さに脳が痺れる様で、ディルクは恍惚と瞳を潤ませる。そうして、ぷちぷちと細胞の一つ一つを噛み千切るように咀嚼していく。アイザックは、何処か夢を見ているような顔でそれを見ていた。

「美味しい、のか……?」
「あっ、あうっ!」

同意するために大きく頷いて、ディルクは弾ける様な笑みを浮かべた。それに対して、アイザックは戸惑いながらも、「そう、か」と掠れた声で返す。

「魔物の心臓なんだ。薬の元になるから売ろうと思って……」

歯を突きたてて薄い膜を噛み千切ると、中から赤い蜜がとろとろと溢れだしてきた。唇を押し当てて、母の胸に縋るようにちゅうちゅうと吸うが、追い付かなくて顎を伝い落ちていくのが分かった。赤い染みは床に広がり、じわりじわりと徐々に面積を広げていく。遂にはアイザックの靴先にも触れた。

「……なあ、ディルク」

食欲に支配された脳でも、その音は驚くほど滑らかに鼓膜を震わせる。心臓に唇を乗せたままアイザックを見上げれば、彼は眉を垂らして悪戯を仕出かした子供を見るように口許を緩めた。そうして、服が汚れるのも厭わずに膝をつくと、真っ赤に濡れたディルクを抱きしめてくれる。血に混じって香るアイザックの匂いに目を細めて、大きな背に腕を回した。

「お前が何者だとしても、告白した時の気持ちは変わってない。だから……もう何処にも行くなよ……」

会いたくて堪らなかったアイザックが居て、美味しい食事があって。ディルクは胸を満たしていく温かさに瞼を閉じて、アイザックの首筋に鼻先を擦り寄せた。すると、背に回された手が縋るように爪を立ててくる。

「ディルク」

今にも泣き出しそうなほど震えた声が、耳元で何度もディルクを呼んだ。応えるように背を撫でてやると、アイザックはゆっくりと体を起こす。金の瞳が今にも溶けてしまいそうで、舌を出して慰めるように頬を舐めた。アイザックは力なく笑うと、唇を重ねてくる。それは少しだけしょっぱいような気がした。

「愛してる」

心地のいい音に頬が緩んでいく。

宝物をいっぱいに詰め込んだような空間に、ディルクは天国を見たような気がした。





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