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空が赤く燃えている。辺りからは悲鳴と、他者を蹂躙する喜びに満ちた笑い声が聞こえていた。
これは、なんだ……?
茫然としたまま立ち尽くす横で、グレンは眉一つ動かすこともなく惨劇を眺めている。立ち上る炎に照らされた横顔は、ひどく冷たく映った。
あの日に剣を振るってから、俺は半ば強引にグレンに引っ張られ、大陸を見て回ることになった。あの日、村を守りたかったとはいえ、向かってくる相手を切り伏せてしまった。あのときは必死で、夢中で剣を振るったことしか覚えていない。
周りの人々が上げた歓声に、俺は安堵の息を漏らした。次いで、勝利の喜びが胸に満ち溢れていく。
俺が勝ったんだ。皆を守れたんだ。
高揚感を抑えられないまま足を踏み出して、爪先に何か硬いものが当たった。何となく手に取り、直ぐに後悔する。兵士の手から落ちたのは、有り触れたペンダントだった。その小さな枠組みの中では、殺した兵士の妻と思われる女が子どもを抱いて優しく微笑んでいたからだ。冷水を浴びせられたような気分になり、手が震えて仕方がない。けれど周りは助かったことによって喜びに溢れていた。何も言えず、どうしていいのかも分からなくて。
グレンの申し出が急に現実味を帯びて、恐ろしくなった。改めて俺には出来ないと告げたとき、グレンは心底不思議そうな顔をしていたのを覚えている。
「ですが、もう殺したではありませんか」
あと何人殺しても同じことだと言わんばかりの言葉に、声を上げたくなったが直ぐに噤む。グレンの言うとおり、あの兵士は俺が殺したのだ。反論など出来る筈もなく俯くと、失言だと悟ったのかグレンは取りなすように言った。
「貴方は間違っていませんよ。あのままでは村は焼かれていた。仕方がなかったんです」
本当にそうだろうか。もっと別の方法があったのではないか。ペンダントの中で微笑む女の顔が過り、後悔が波のように押し寄せてくる。
「それでも後悔が残るのなら、私と共に来ませんか。切り捨てた命を無駄にしたくはないのでしょう」
グレンに手を取られて、押されるように頷いた。もうどうしていいのか分からなくて、誰でもいいから答えを与えて欲しかったんだ。
始めにグレンが言ったように、魔族に襲われた後の村の有り様は酷かった。女子供も関係なく引き裂かれ、地面を赤く染めていた。家々は焼かれて黒い炭へと変わり果て、そこで嘗て営みがあったことなど想像もできないほどだった。だからこそ剣を取ったのは間違いではないと、信じていられたのに。
目の前で作り上げられていく光景に、その考えが間違いであったのだと突きつけられるような気になる。罪悪感から目を反らした結果が此処だとは思いたくなかった。
「やめろ……やめてくれ!」
今だけは喉が裂けたって構わないと思った。痛みを感じるほど叫ぶようにして乞うが、誰一人として止めてくれるものはいない。それならと、与えられた剣を握りしめ、踏み出そうとした。
「何しているのですか? お止めください」
「お前……どうして止めるんだっ!」
傍に立っていたグレンに肩を掴まれて、勢い良く振り払った。けれど、グレンは怯えもせず無表情のまま、俺に語りかけるように言う。
「あの光景をお忘れですか。彼らは無辜の民を踏み躙り、肉を喰らい、残虐の限りを尽くした」
「それは……っ。でも、だからといって、同じことをしてもいいのか!? そんなことをしたところで何の解決にもならない!」
「……これを断ち切れと貴方は仰るのですか」
グレンは肩を掴む手に力を込める。そこから絶対に離さないという意思を感じた。
「奴等を一匹残らず殺すまで、この世に幸福など訪れはしない。病に罹った家畜を絞めるように、人に歯向かうことを覚えた獣は殺すべきなのですよ」
グレンは暗い瞳のまま、それを無理やり弓なりに曲げた。
「勇者様、剣を取ってください。貴方は我々の希望だ」
「む、無理だ。確かに何の罪もない村を襲った奴らは許せない。だが、ここにいる者たちは武装すらしていない。戦えもしない者ばかりだ!」
「ええ、そうですね。ですが、仕方がないことなのですよ」
「……え?」
「奴らは次々と増えていく。確かに、ここに居るものは無害かもしれない。しかし、ここから産まれる邪悪もいるでしょう。枝葉を幾ら切っても意味はない。巣を、元から絶たねばならないのです」
「そんなの無茶苦茶だ! そんなことを言い始めれば、人だって生きてはいけない!」
剣の切っ先をグレンに向けると、彼は深い溜め息をついた。
「……向ける相手を間違っておられますよ。その剣が屠るは、薄汚い獣共です。人に向けるなど、あってはならないことなのですから」
「今すぐ、兵を引くように通達を出せ」
「……つまらない冗談はお止めください」
「冗談だと思うか?」
「いいえ。信じたくないことに、どうやら本気のようですね」
グレンは仕方がありませんと言いつつも、構えを取った。その手には何も握られていないが、油断はできない。何もない掌から放出される力の奔流を幾度となく見てきたのだから。けれど、何度も魔族を屠ってきたグレンと、剣を取って一年も満たない俺では勝負にもならなかった。あっさりとねじ伏せられて、立ち上がれないように背を踏みつけられる。
「貴方はまだまだ弱いですね。卸しやすい方が今は助かりますが、もう少し強くなって頂かないと不安ですよ」
「なぜ、俺だったんだ……っ。俺は、殺したくない!」
嫌だ、無理だ、許してくれ。もう自分でも何を言っているのか分からないまま、許しを求めて泣き叫ぶ。グレンは俺の様子を黙って見ていたが、ぽつりと呟くように言った。そのせいか周りの雑音に塗れて、聞き取り辛い。
「……私も、もっと扱いやすい者が良かった。誉め讃え、褒美をやれば簡単に従う阿呆なら、こうも面倒ではなかっただろうに。……貴方は深く考えすぎる。目的さえ果たせば帰れるんですよ。そのために殺せばいいと言っているだけでしょう」
「俺には出来ない……っ、頼む、帰してくれ……帰りたい……」
「出来ないではありません。して頂かなくては困るんです。……使えない勇者なら、ここで始末しても構わないのですよ」
喉元に冷たいものが触れる。それが肌の上を滑ると、ピリッとした痛みが走った。出来ない、ともう一度口にしたら最後、俺は殺されるかも知れない。そうとわかっていても、頷くことはどうしても出来なかった。
死にたいわけではない、俺には戻ってしたいこともやり残したことも沢山ある。それでも、もう剣を振るうのが怖くて堪らなかった。身近に迫る死に、カチカチと歯がなる。恐怖から目を固く閉じて、「死にたくない」と懇願しそうになるのを何とか飲み込む。
「……本当に、なぜ貴方なんか呼び出してしまったのでしょうか」
グレンは俺の首から短剣を引くと、深々と溜め息をついた。
「貴方には一度、壊れていただく必要があるようですね。躊躇いなく奴等を殺せるように、私が作り直して差し上げますよ」
それはもう、俺ではない。得体のしれない怖気が襲ってきて、抵抗しようと手足をばたつかせる。けれど、振り払うことも出来なかった。
「体重の掛け方にコツがあるんです。そのうち教えて差し上げます」
それを教えられる頃には、大した感慨もなく人を殺せるようになっているのだろうか。そう思うと、全く嬉しくはない。
腕に力を入れようとして、がくんと抜けた。まるで骨がなくなってしまったかのように、身体から力が抜けていく。急激に襲ってきた眠気に支配されて、瞼が重たくなる。
「邪魔をされては困ってしまうので、取り敢えず寝ていて下さい」
「い、やだ……」
気持ちとは裏腹に、視界は徐々に掠れていく。そして、最後には何も見えなくなった。
これは、なんだ……?
茫然としたまま立ち尽くす横で、グレンは眉一つ動かすこともなく惨劇を眺めている。立ち上る炎に照らされた横顔は、ひどく冷たく映った。
あの日に剣を振るってから、俺は半ば強引にグレンに引っ張られ、大陸を見て回ることになった。あの日、村を守りたかったとはいえ、向かってくる相手を切り伏せてしまった。あのときは必死で、夢中で剣を振るったことしか覚えていない。
周りの人々が上げた歓声に、俺は安堵の息を漏らした。次いで、勝利の喜びが胸に満ち溢れていく。
俺が勝ったんだ。皆を守れたんだ。
高揚感を抑えられないまま足を踏み出して、爪先に何か硬いものが当たった。何となく手に取り、直ぐに後悔する。兵士の手から落ちたのは、有り触れたペンダントだった。その小さな枠組みの中では、殺した兵士の妻と思われる女が子どもを抱いて優しく微笑んでいたからだ。冷水を浴びせられたような気分になり、手が震えて仕方がない。けれど周りは助かったことによって喜びに溢れていた。何も言えず、どうしていいのかも分からなくて。
グレンの申し出が急に現実味を帯びて、恐ろしくなった。改めて俺には出来ないと告げたとき、グレンは心底不思議そうな顔をしていたのを覚えている。
「ですが、もう殺したではありませんか」
あと何人殺しても同じことだと言わんばかりの言葉に、声を上げたくなったが直ぐに噤む。グレンの言うとおり、あの兵士は俺が殺したのだ。反論など出来る筈もなく俯くと、失言だと悟ったのかグレンは取りなすように言った。
「貴方は間違っていませんよ。あのままでは村は焼かれていた。仕方がなかったんです」
本当にそうだろうか。もっと別の方法があったのではないか。ペンダントの中で微笑む女の顔が過り、後悔が波のように押し寄せてくる。
「それでも後悔が残るのなら、私と共に来ませんか。切り捨てた命を無駄にしたくはないのでしょう」
グレンに手を取られて、押されるように頷いた。もうどうしていいのか分からなくて、誰でもいいから答えを与えて欲しかったんだ。
始めにグレンが言ったように、魔族に襲われた後の村の有り様は酷かった。女子供も関係なく引き裂かれ、地面を赤く染めていた。家々は焼かれて黒い炭へと変わり果て、そこで嘗て営みがあったことなど想像もできないほどだった。だからこそ剣を取ったのは間違いではないと、信じていられたのに。
目の前で作り上げられていく光景に、その考えが間違いであったのだと突きつけられるような気になる。罪悪感から目を反らした結果が此処だとは思いたくなかった。
「やめろ……やめてくれ!」
今だけは喉が裂けたって構わないと思った。痛みを感じるほど叫ぶようにして乞うが、誰一人として止めてくれるものはいない。それならと、与えられた剣を握りしめ、踏み出そうとした。
「何しているのですか? お止めください」
「お前……どうして止めるんだっ!」
傍に立っていたグレンに肩を掴まれて、勢い良く振り払った。けれど、グレンは怯えもせず無表情のまま、俺に語りかけるように言う。
「あの光景をお忘れですか。彼らは無辜の民を踏み躙り、肉を喰らい、残虐の限りを尽くした」
「それは……っ。でも、だからといって、同じことをしてもいいのか!? そんなことをしたところで何の解決にもならない!」
「……これを断ち切れと貴方は仰るのですか」
グレンは肩を掴む手に力を込める。そこから絶対に離さないという意思を感じた。
「奴等を一匹残らず殺すまで、この世に幸福など訪れはしない。病に罹った家畜を絞めるように、人に歯向かうことを覚えた獣は殺すべきなのですよ」
グレンは暗い瞳のまま、それを無理やり弓なりに曲げた。
「勇者様、剣を取ってください。貴方は我々の希望だ」
「む、無理だ。確かに何の罪もない村を襲った奴らは許せない。だが、ここにいる者たちは武装すらしていない。戦えもしない者ばかりだ!」
「ええ、そうですね。ですが、仕方がないことなのですよ」
「……え?」
「奴らは次々と増えていく。確かに、ここに居るものは無害かもしれない。しかし、ここから産まれる邪悪もいるでしょう。枝葉を幾ら切っても意味はない。巣を、元から絶たねばならないのです」
「そんなの無茶苦茶だ! そんなことを言い始めれば、人だって生きてはいけない!」
剣の切っ先をグレンに向けると、彼は深い溜め息をついた。
「……向ける相手を間違っておられますよ。その剣が屠るは、薄汚い獣共です。人に向けるなど、あってはならないことなのですから」
「今すぐ、兵を引くように通達を出せ」
「……つまらない冗談はお止めください」
「冗談だと思うか?」
「いいえ。信じたくないことに、どうやら本気のようですね」
グレンは仕方がありませんと言いつつも、構えを取った。その手には何も握られていないが、油断はできない。何もない掌から放出される力の奔流を幾度となく見てきたのだから。けれど、何度も魔族を屠ってきたグレンと、剣を取って一年も満たない俺では勝負にもならなかった。あっさりとねじ伏せられて、立ち上がれないように背を踏みつけられる。
「貴方はまだまだ弱いですね。卸しやすい方が今は助かりますが、もう少し強くなって頂かないと不安ですよ」
「なぜ、俺だったんだ……っ。俺は、殺したくない!」
嫌だ、無理だ、許してくれ。もう自分でも何を言っているのか分からないまま、許しを求めて泣き叫ぶ。グレンは俺の様子を黙って見ていたが、ぽつりと呟くように言った。そのせいか周りの雑音に塗れて、聞き取り辛い。
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「俺には出来ない……っ、頼む、帰してくれ……帰りたい……」
「出来ないではありません。して頂かなくては困るんです。……使えない勇者なら、ここで始末しても構わないのですよ」
喉元に冷たいものが触れる。それが肌の上を滑ると、ピリッとした痛みが走った。出来ない、ともう一度口にしたら最後、俺は殺されるかも知れない。そうとわかっていても、頷くことはどうしても出来なかった。
死にたいわけではない、俺には戻ってしたいこともやり残したことも沢山ある。それでも、もう剣を振るうのが怖くて堪らなかった。身近に迫る死に、カチカチと歯がなる。恐怖から目を固く閉じて、「死にたくない」と懇願しそうになるのを何とか飲み込む。
「……本当に、なぜ貴方なんか呼び出してしまったのでしょうか」
グレンは俺の首から短剣を引くと、深々と溜め息をついた。
「貴方には一度、壊れていただく必要があるようですね。躊躇いなく奴等を殺せるように、私が作り直して差し上げますよ」
それはもう、俺ではない。得体のしれない怖気が襲ってきて、抵抗しようと手足をばたつかせる。けれど、振り払うことも出来なかった。
「体重の掛け方にコツがあるんです。そのうち教えて差し上げます」
それを教えられる頃には、大した感慨もなく人を殺せるようになっているのだろうか。そう思うと、全く嬉しくはない。
腕に力を入れようとして、がくんと抜けた。まるで骨がなくなってしまったかのように、身体から力が抜けていく。急激に襲ってきた眠気に支配されて、瞼が重たくなる。
「邪魔をされては困ってしまうので、取り敢えず寝ていて下さい」
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