6 / 8
第一章「異世界転移編」
第6話「機動帝剣イグナイトカリバー」
しおりを挟む
「オレはデスペラード。光を喰らう者だ」
今思ったんだけどさダークライダー登場回って大体味方か主人公が噛ませになるよね。そのパターンで行くと私まずくない?
『ご主人!! 前!!』
デスペラードは腰からコンバットナイフを取り出し、魔力を込める。コンバットナイフは赤黒く染まる。
「オレを楽しませてくれよ」
私は聖剣フォトンブレードを構える。
「その聖剣の魔力は常人には制御できない。ただのナマクラだ」
私はキーを3回回す。
『アクセラレート』
デスペラードはナイフを逆手持ちし、私の首元をなぞるように切る。
ナイフが首に触れた瞬間。私は消える。
「フッ。それは残像だ」
これ言ってみたかった。魔力を全身に巡らせることによって体内時間を加速させることができる。シャロンさんに教わった技の一つ。
シャロンさんの強みはこのアクセラレートをクールタイムなしで発動できること。本来ならアクセラレートは連続使用不可だが度重なる鍛錬の末ほぼ無限に加速し続けることができるらしい。バケモンだね。
私はデスペラードと距離を取る。戦闘の心得ソノイチ。相手の手札がわかるまでは相手に攻撃の隙を与えない。攻めが最大の防御。
私は地面を蹴り、一気に距離を詰める。
聖剣に魔力を込め、振り抜く。
甲高い金属音が響く。ナイフと聖剣が接触し火花を散らす。
私は何度も聖剣を振りかざし攻める。
デスペラードはナイフを不規則に動かし、斬撃を弾く。
デスペラードの動きには無駄がない。
こちらが消耗するだけだ。
デスペラードはキーを回す。
『Dive』
まずい。何か来る。
デスペラードは海に潜るように地面の中に潜る。
バシャという音と共にデスペラードは地面から飛び出る
『ご主人!! 後ろ!!』
背中に斬撃が走る。
「痛っ!?」
デスペラードは地面に再び潜り、死角から現れる。
デスペラードは嘲笑うように
「後ろにも目をつけろ!!」
斬撃が頬を掠める。頬に切り傷ができ、血が滴る。
なぜ強化装甲を貫通して攻撃がとどいているんだ?これじゃ変身している意味がまるでない。
『ご主人!! 敵のアーティファクトの属性が防御貫通なんだ。強力な武器がいる。聖剣にアクセスしてみて』
ドミは続けて
『この媒体があれば専用武器が造れる。20秒間だ。20秒あれば再構築できる』
相手は地面に潜る&防御貫通。どう時間を稼ぐ?
私は地面に聖剣を突き立てる。
『イグナイトカリバー。ドミネイト』
聖剣に膨大な量の魔力が流れ、魔力回路が黄色に染まり始める。
聖剣の切先から魔法陣が展開され魔法陣から金色に輝く鎖が生え聖剣を縛る。
残り18秒
デスペラードはベルトのキーに手をかける。
私はキーを素早く回し、エンジンに魔力を注ぐ
『アクセラレート』
視界が白黒になり、動きの軌跡が見えるようになる。
腰の練習用の剣に手をかけ鯉口を切る。
抜刀し、逆手に持つ。体を捻りデスペラード目掛けて投擲する。
剣は大気を貫きながら一直線に飛んでいく。
デスペラードはキーを回す。デスペラードは地面に沈んでいく。
読みが当たった!! これならいける!!
残り16秒
デスペラードが避けたことによって後ろの柱に剣は突き刺さる。
残り15秒
私は地面を蹴り、突き刺さった剣に向かって飛び込む
残り14秒
私は空中で身を翻し剣を蹴る。
デスペラードは地面の中を移動。私の背後に回る。
よし!! 相手は私が剣を抜きに行ってると錯覚している!!
残り12秒
作用と反作用にて私は進行方向と逆に移動する。
キーを回し拳に魔力を込める。
『ドミネーターストライク』
デスペラードは地面から飛び出す。
残り11秒
拳はデスペラードの顔を捉える。
拳を振りかぶり、撃ちつける。
「は?」
デスペラードの顔に拳がめり込み、マスクが割れる。
デスペラードはその衝撃で後ろへ吹き飛ばされる。
壁に打ち付けられ、動きを止める。
「少しは……やるみたいじゃねぇか」
デスペラードはゆっくり立ち上がる。
5、4、3、2、1
『支配完了』
『機動帝剣。イグナイトカリバー』
聖剣は閃光を放ち、姿を変える。
黒い刀身にオレンジに光る刃。バイクのマフラーが装備されていてそこからパイプが伸びている。
私は地面からイグナイトカリバーを抜き振り下ろす。
うん。重さもいい感じ。この差し込み口は形状的にキーが刺さるのかな?
私はベルトからキーを抜きイグナイトカリバーに差し込む。
『Ready』
刀身が眩い光を放つ。
「死ねやぁぁ!!」
デスペラードは焦燥に駆られる。素早くキーを回し、ナイフに魔力を溜める。
『デスペラードブレイキング』
ナイフを私の首元目掛けて走らせる。
私は水平方向に剣を振りかざす。
『ドミネーターストラッシュ』
その斬撃は大気を裂き、デスペラードを装甲ごと切り落とす。
上半身を失ったデスペラードはバランスを失い地面に倒れる。
「正義は勝つ」
私は剣に付着した血を振り落とす。
今思ったんだけどさダークライダー登場回って大体味方か主人公が噛ませになるよね。そのパターンで行くと私まずくない?
『ご主人!! 前!!』
デスペラードは腰からコンバットナイフを取り出し、魔力を込める。コンバットナイフは赤黒く染まる。
「オレを楽しませてくれよ」
私は聖剣フォトンブレードを構える。
「その聖剣の魔力は常人には制御できない。ただのナマクラだ」
私はキーを3回回す。
『アクセラレート』
デスペラードはナイフを逆手持ちし、私の首元をなぞるように切る。
ナイフが首に触れた瞬間。私は消える。
「フッ。それは残像だ」
これ言ってみたかった。魔力を全身に巡らせることによって体内時間を加速させることができる。シャロンさんに教わった技の一つ。
シャロンさんの強みはこのアクセラレートをクールタイムなしで発動できること。本来ならアクセラレートは連続使用不可だが度重なる鍛錬の末ほぼ無限に加速し続けることができるらしい。バケモンだね。
私はデスペラードと距離を取る。戦闘の心得ソノイチ。相手の手札がわかるまでは相手に攻撃の隙を与えない。攻めが最大の防御。
私は地面を蹴り、一気に距離を詰める。
聖剣に魔力を込め、振り抜く。
甲高い金属音が響く。ナイフと聖剣が接触し火花を散らす。
私は何度も聖剣を振りかざし攻める。
デスペラードはナイフを不規則に動かし、斬撃を弾く。
デスペラードの動きには無駄がない。
こちらが消耗するだけだ。
デスペラードはキーを回す。
『Dive』
まずい。何か来る。
デスペラードは海に潜るように地面の中に潜る。
バシャという音と共にデスペラードは地面から飛び出る
『ご主人!! 後ろ!!』
背中に斬撃が走る。
「痛っ!?」
デスペラードは地面に再び潜り、死角から現れる。
デスペラードは嘲笑うように
「後ろにも目をつけろ!!」
斬撃が頬を掠める。頬に切り傷ができ、血が滴る。
なぜ強化装甲を貫通して攻撃がとどいているんだ?これじゃ変身している意味がまるでない。
『ご主人!! 敵のアーティファクトの属性が防御貫通なんだ。強力な武器がいる。聖剣にアクセスしてみて』
ドミは続けて
『この媒体があれば専用武器が造れる。20秒間だ。20秒あれば再構築できる』
相手は地面に潜る&防御貫通。どう時間を稼ぐ?
私は地面に聖剣を突き立てる。
『イグナイトカリバー。ドミネイト』
聖剣に膨大な量の魔力が流れ、魔力回路が黄色に染まり始める。
聖剣の切先から魔法陣が展開され魔法陣から金色に輝く鎖が生え聖剣を縛る。
残り18秒
デスペラードはベルトのキーに手をかける。
私はキーを素早く回し、エンジンに魔力を注ぐ
『アクセラレート』
視界が白黒になり、動きの軌跡が見えるようになる。
腰の練習用の剣に手をかけ鯉口を切る。
抜刀し、逆手に持つ。体を捻りデスペラード目掛けて投擲する。
剣は大気を貫きながら一直線に飛んでいく。
デスペラードはキーを回す。デスペラードは地面に沈んでいく。
読みが当たった!! これならいける!!
残り16秒
デスペラードが避けたことによって後ろの柱に剣は突き刺さる。
残り15秒
私は地面を蹴り、突き刺さった剣に向かって飛び込む
残り14秒
私は空中で身を翻し剣を蹴る。
デスペラードは地面の中を移動。私の背後に回る。
よし!! 相手は私が剣を抜きに行ってると錯覚している!!
残り12秒
作用と反作用にて私は進行方向と逆に移動する。
キーを回し拳に魔力を込める。
『ドミネーターストライク』
デスペラードは地面から飛び出す。
残り11秒
拳はデスペラードの顔を捉える。
拳を振りかぶり、撃ちつける。
「は?」
デスペラードの顔に拳がめり込み、マスクが割れる。
デスペラードはその衝撃で後ろへ吹き飛ばされる。
壁に打ち付けられ、動きを止める。
「少しは……やるみたいじゃねぇか」
デスペラードはゆっくり立ち上がる。
5、4、3、2、1
『支配完了』
『機動帝剣。イグナイトカリバー』
聖剣は閃光を放ち、姿を変える。
黒い刀身にオレンジに光る刃。バイクのマフラーが装備されていてそこからパイプが伸びている。
私は地面からイグナイトカリバーを抜き振り下ろす。
うん。重さもいい感じ。この差し込み口は形状的にキーが刺さるのかな?
私はベルトからキーを抜きイグナイトカリバーに差し込む。
『Ready』
刀身が眩い光を放つ。
「死ねやぁぁ!!」
デスペラードは焦燥に駆られる。素早くキーを回し、ナイフに魔力を溜める。
『デスペラードブレイキング』
ナイフを私の首元目掛けて走らせる。
私は水平方向に剣を振りかざす。
『ドミネーターストラッシュ』
その斬撃は大気を裂き、デスペラードを装甲ごと切り落とす。
上半身を失ったデスペラードはバランスを失い地面に倒れる。
「正義は勝つ」
私は剣に付着した血を振り落とす。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
いい子ちゃんなんて嫌いだわ
F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが
聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。
おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。
どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。
それが優しさだと思ったの?
異世界に来たようですが何も分かりません ~【買い物履歴】スキルでぼちぼち生活しています~
ぱつきんすきー
ファンタジー
突然「神」により異世界転移させられたワタシ
以前の記憶と知識をなくし、右も左も分からないワタシ
唯一の武器【買い物履歴】スキルを利用して異世界でぼちぼち生活
かつてオッサンだった少女による、異世界生活のおはなし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる