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第1章 それぞれの旅立ち
第15話 混浴風呂での死闘
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まずは風呂に向かおうとしたソドムだが、おもむろに店主を呼び止めた。
「すまない、このテーブルを買い取るとしたらいくらだろうか?」
呼び戻された挙句、わけのわからない質問をされた剣鬼は、ぶっきらぼうに
「そうだな、新しいテーブルが納入されるまでの機会損失を含めると銀貨5枚だ」
「では・・・、一つ買わせてもらおう」と、ソドムは言い ライダースが使っているテーブルの一つを指さし、シュラに何やら命じた。
(痛い出費だが、後々の無用なトラブルを避けるためやむを得まい)
「あいよ~!ちょっと兄さん方、テーブル一つ借りるわね!」シュラは有無を言わさず食器をどけて、テーブルを奪い取った。
当然、男たちは混乱した。他に2つテーブルが空いているし、カウンター席もあるのに横取りする意味などまったくないからだ。
そう、意味はない・・・奪うことにより注目を集めたかっただけなのだ。ソドムが両手を開き、抗議の言葉が出かかってるライダースに話しかける。
「諸君、我々は無用な殺生は好まない。ましてや、少々談笑した仲ならなおさらだ。だから・・・見てほしい」そう言って顎を引くと、
「ど~りゃあ!!」掛け声とともに金剛聖拳のオーラを纏ったシュラのパンチがテーブルを粉砕した。そのテーブルは華奢なつくりではなく、重装鎧の者が酔いつぶれてのしかかってもビクともしない頑丈なものだ。仮に、力自慢の戦士が両手持ちの斧で叩き壊そうとしても、両断するのは難しいだろう。
それを・・・ミニスカの小娘が素手で破壊したのだから驚きは隠せず、仰け反る者・椅子から転げ落ちる者まで出た。
さらに小娘は、態勢を低くしてから獲物に飛び掛かる獣のように、味方である黒騎士に凄まじい飛び蹴りを食らわせた。激しい動きゆえに、黒いスカートからは白い下着がチラリと覗く。
ちなみに冒険者や旅人はレンタル下着を身に着けることが多い。勝負下着は別として、旅先でパンツを洗うのは面倒だしテンションが下がるもの・・・。そこで!!宿屋や道中の宿場に立ち寄った際に、洗い済みの規格品に履き替えるわけである。つまり、今回のシュラのパンチラは、ショーツが見えたことへの喜びではなく(下着は共通なので)、その女子が身に着けている状態が見えたことに興奮を覚えたわけである。
さて、素手でも超破壊力がある戦士が放つ強力な蹴り、それを冴子は真正面から直立不動で受けた。「ゴッ」っと、鈍い金属音が響く。黒騎士である冴子は微動だにしない。
「ということだ。食事を中断させて悪かった」そう言ってから、ソドムはトリスと二人で、空いているテーブルをライダース達に運ぶ。圧倒的攻撃力と防御力を見せつけておけば、美女や豪勢なソドムの装備に目がくらんで襲撃してくることはなくなる。そして、近い未来にお宝をめぐってカチあった時に戦う必要がない。
無法地帯とはいえ、あまりにも荒っぽい牽制にクインは呆れている。
「ソドム卿、そのようなことせずともセイントが説得いたしますよ」
「どうかな。実力がないものほど力量差を見誤るものだからな。ギルドには言ったがプラチナタグとシルバータグの見分けがつきにくいのも問題だ」
「はぁ、確かに。プラチナタグに関しては、金をあしらって豪華な見た目にするそうです」
「それは重畳。そうなれば、おいそれと挑んでくるものもいないだろう。山賊達ならアジトを吐かせれば一儲けできるかもしれんが、冒険者では利益率が低い上に手ごわいから迷惑だからな」
「そ、鬼畜な所業をしてきた賊なら、ぶっ殺してもスカッとするけど、冒険者相手だと故意に殺すのは禁止でメンドくさいし!」と、シュラは言って視線をライダースに向けた。
ライダースの面々は力の差を実感し、さっきまであった「あわよくば・・・」という野心はどこかに吹き飛んだ。リーダーは気力を振り絞り、味方を鼓舞するためにも一言発した。
「こりゃまた派手なデモンストレーションだなぁ!どんな仕掛けかしらねぇがビックリしたぜ嬢ちゃん。ハッハハ!!」と笑い飛ばす。もう、ここは余裕を見せるしかなかった。
(オイ、なんだこの怪物は!!人間が素手であんなことできるわけがねーだろうがよ!生身の人間ならグチャミソになっちまうぞ。それにあの鎧ヤロー、怪物娘の蹴りでノーダメかよ!これじゃあ、俺らが馬ごと突っ込んでも倒れねーだろな、アレは)
他のメンバーも意図に気が付き、「ホント、すげーなぁ」などと言って囃し立てて、陽気なふりをして食事を再開して見せた。ライダース担当のセイントだけは、実力差を知っていたので、彼らを止める必要がなくなりホッとしていた。
ソドムはライダースの物分りの良さに満足し、シュラとレウルーラと共に改めて風呂に向かった。冴子は熱さを避ける為パスして、クインとトリスは風呂が一つのようなのでソドムらに譲り、一休みするようであった。
シュラは両手を頭の後ろで組みながら、おもむろに
「ねぇ、やるの?」とソドムに聞いた。
「やりません、ヤル曜日じゃないだろ。てか、貸し切りじゃねーんだから、無茶しては次に入る人達に迷惑だろが!」
「そりゃそうだ。アハハ」と、シュラは乾いた笑いで誤魔化した。
レウルーラは、シュラがわざと からかってるのがわかるので、とくに絡まず聞き流した。
今は、やっと身体の汚れを洗い流せるのが嬉しくて、二人を追い抜いて奥へと向かった。
無意識にレウルーラを追いかけるシュラ。それを見たソドム、「動くものをとりあえず追いかけるなんて、犬みたいなヤツだな」と思った。
追いつかれたレウルーラは、イタズラっぽい笑みでシュラに囁いた。
「ねぇ、ソドムが自分ルールを守れるか試してみない?」
「んー?お、なるほど!面白そう!」
「決まりね。どっちが誘惑できるか勝負よ」
「どうせなら、お金賭けよ?」と、シュラが提案した。
ソドムはガールズトークで盛り上がってるのだと思い、先に脱衣所でマントなどを外し始めている。
街に滞在している期間、シュラが暇をみつけてはバイトをしているのは知っていたレウルーラだが、金に執着し始めた理由までは知らなかった。
「そう言えば、最近お金欲しがるわよね。何か欲しい物あるの?」
「い、いやぁ~何というか…」
「何?言ってみて。化粧品とか…装飾品かな?」
(この娘、昔は全財産を持ち運ぶ為に、換金しやすい指輪や金銀の装飾品を身に着けてたけど、今はダサい金のカブトムシブローチだけだもの、ちょっと寂しいかもね)
「あのさ、言いにくいんだけど・・・ソドムとルーラに何かプレゼントしようかな~なんて思ってさ」と、恥ずかしそうにシュラがモジモジした。
「えっ、そうだったの!?嬉しい・・・、でも気を使わなくていいのに」
「だってさ、二人は いっぱい稼いでも、ほとんど国元に送ってるみたいだし…。ソドムもルーラも、自分の買い物してるのみたことないからさ」
「もう、シュラちゃんったら優しいんだね…」そう言って、レウルーラはシュラを抱きしめた。
「ともあれ、勝ちは譲らないわよ。押しかけ女房に負けるわけにはいかないんだから!」
「面白い!金をむしり取って、プレゼントしたげるわ!」と、俄然ヤル気のシュラ。
なんだか無茶苦茶な話になってしまったことはわかるが、勝負なら負けたくなかった。加えて、心の底に「相思相愛な二人に割って入りたい」という暗い願望が芽生えていた。
(色気、肌質、顔、スタイル…勝てる要素は一つもねぇ。補うには、技と・・・ローションか)
レウルーラには、なんとなくシュラの考えてることがわかった。
「シュラちゃん、こっちから仕掛けちゃだめよ。あくまでも、さり気ない誘惑勝負ね」
「わ、わかってるってば」シュラは赤面して必死に誤魔化しながら、服を脱ぎ始めた。
「すまない、このテーブルを買い取るとしたらいくらだろうか?」
呼び戻された挙句、わけのわからない質問をされた剣鬼は、ぶっきらぼうに
「そうだな、新しいテーブルが納入されるまでの機会損失を含めると銀貨5枚だ」
「では・・・、一つ買わせてもらおう」と、ソドムは言い ライダースが使っているテーブルの一つを指さし、シュラに何やら命じた。
(痛い出費だが、後々の無用なトラブルを避けるためやむを得まい)
「あいよ~!ちょっと兄さん方、テーブル一つ借りるわね!」シュラは有無を言わさず食器をどけて、テーブルを奪い取った。
当然、男たちは混乱した。他に2つテーブルが空いているし、カウンター席もあるのに横取りする意味などまったくないからだ。
そう、意味はない・・・奪うことにより注目を集めたかっただけなのだ。ソドムが両手を開き、抗議の言葉が出かかってるライダースに話しかける。
「諸君、我々は無用な殺生は好まない。ましてや、少々談笑した仲ならなおさらだ。だから・・・見てほしい」そう言って顎を引くと、
「ど~りゃあ!!」掛け声とともに金剛聖拳のオーラを纏ったシュラのパンチがテーブルを粉砕した。そのテーブルは華奢なつくりではなく、重装鎧の者が酔いつぶれてのしかかってもビクともしない頑丈なものだ。仮に、力自慢の戦士が両手持ちの斧で叩き壊そうとしても、両断するのは難しいだろう。
それを・・・ミニスカの小娘が素手で破壊したのだから驚きは隠せず、仰け反る者・椅子から転げ落ちる者まで出た。
さらに小娘は、態勢を低くしてから獲物に飛び掛かる獣のように、味方である黒騎士に凄まじい飛び蹴りを食らわせた。激しい動きゆえに、黒いスカートからは白い下着がチラリと覗く。
ちなみに冒険者や旅人はレンタル下着を身に着けることが多い。勝負下着は別として、旅先でパンツを洗うのは面倒だしテンションが下がるもの・・・。そこで!!宿屋や道中の宿場に立ち寄った際に、洗い済みの規格品に履き替えるわけである。つまり、今回のシュラのパンチラは、ショーツが見えたことへの喜びではなく(下着は共通なので)、その女子が身に着けている状態が見えたことに興奮を覚えたわけである。
さて、素手でも超破壊力がある戦士が放つ強力な蹴り、それを冴子は真正面から直立不動で受けた。「ゴッ」っと、鈍い金属音が響く。黒騎士である冴子は微動だにしない。
「ということだ。食事を中断させて悪かった」そう言ってから、ソドムはトリスと二人で、空いているテーブルをライダース達に運ぶ。圧倒的攻撃力と防御力を見せつけておけば、美女や豪勢なソドムの装備に目がくらんで襲撃してくることはなくなる。そして、近い未来にお宝をめぐってカチあった時に戦う必要がない。
無法地帯とはいえ、あまりにも荒っぽい牽制にクインは呆れている。
「ソドム卿、そのようなことせずともセイントが説得いたしますよ」
「どうかな。実力がないものほど力量差を見誤るものだからな。ギルドには言ったがプラチナタグとシルバータグの見分けがつきにくいのも問題だ」
「はぁ、確かに。プラチナタグに関しては、金をあしらって豪華な見た目にするそうです」
「それは重畳。そうなれば、おいそれと挑んでくるものもいないだろう。山賊達ならアジトを吐かせれば一儲けできるかもしれんが、冒険者では利益率が低い上に手ごわいから迷惑だからな」
「そ、鬼畜な所業をしてきた賊なら、ぶっ殺してもスカッとするけど、冒険者相手だと故意に殺すのは禁止でメンドくさいし!」と、シュラは言って視線をライダースに向けた。
ライダースの面々は力の差を実感し、さっきまであった「あわよくば・・・」という野心はどこかに吹き飛んだ。リーダーは気力を振り絞り、味方を鼓舞するためにも一言発した。
「こりゃまた派手なデモンストレーションだなぁ!どんな仕掛けかしらねぇがビックリしたぜ嬢ちゃん。ハッハハ!!」と笑い飛ばす。もう、ここは余裕を見せるしかなかった。
(オイ、なんだこの怪物は!!人間が素手であんなことできるわけがねーだろうがよ!生身の人間ならグチャミソになっちまうぞ。それにあの鎧ヤロー、怪物娘の蹴りでノーダメかよ!これじゃあ、俺らが馬ごと突っ込んでも倒れねーだろな、アレは)
他のメンバーも意図に気が付き、「ホント、すげーなぁ」などと言って囃し立てて、陽気なふりをして食事を再開して見せた。ライダース担当のセイントだけは、実力差を知っていたので、彼らを止める必要がなくなりホッとしていた。
ソドムはライダースの物分りの良さに満足し、シュラとレウルーラと共に改めて風呂に向かった。冴子は熱さを避ける為パスして、クインとトリスは風呂が一つのようなのでソドムらに譲り、一休みするようであった。
シュラは両手を頭の後ろで組みながら、おもむろに
「ねぇ、やるの?」とソドムに聞いた。
「やりません、ヤル曜日じゃないだろ。てか、貸し切りじゃねーんだから、無茶しては次に入る人達に迷惑だろが!」
「そりゃそうだ。アハハ」と、シュラは乾いた笑いで誤魔化した。
レウルーラは、シュラがわざと からかってるのがわかるので、とくに絡まず聞き流した。
今は、やっと身体の汚れを洗い流せるのが嬉しくて、二人を追い抜いて奥へと向かった。
無意識にレウルーラを追いかけるシュラ。それを見たソドム、「動くものをとりあえず追いかけるなんて、犬みたいなヤツだな」と思った。
追いつかれたレウルーラは、イタズラっぽい笑みでシュラに囁いた。
「ねぇ、ソドムが自分ルールを守れるか試してみない?」
「んー?お、なるほど!面白そう!」
「決まりね。どっちが誘惑できるか勝負よ」
「どうせなら、お金賭けよ?」と、シュラが提案した。
ソドムはガールズトークで盛り上がってるのだと思い、先に脱衣所でマントなどを外し始めている。
街に滞在している期間、シュラが暇をみつけてはバイトをしているのは知っていたレウルーラだが、金に執着し始めた理由までは知らなかった。
「そう言えば、最近お金欲しがるわよね。何か欲しい物あるの?」
「い、いやぁ~何というか…」
「何?言ってみて。化粧品とか…装飾品かな?」
(この娘、昔は全財産を持ち運ぶ為に、換金しやすい指輪や金銀の装飾品を身に着けてたけど、今はダサい金のカブトムシブローチだけだもの、ちょっと寂しいかもね)
「あのさ、言いにくいんだけど・・・ソドムとルーラに何かプレゼントしようかな~なんて思ってさ」と、恥ずかしそうにシュラがモジモジした。
「えっ、そうだったの!?嬉しい・・・、でも気を使わなくていいのに」
「だってさ、二人は いっぱい稼いでも、ほとんど国元に送ってるみたいだし…。ソドムもルーラも、自分の買い物してるのみたことないからさ」
「もう、シュラちゃんったら優しいんだね…」そう言って、レウルーラはシュラを抱きしめた。
「ともあれ、勝ちは譲らないわよ。押しかけ女房に負けるわけにはいかないんだから!」
「面白い!金をむしり取って、プレゼントしたげるわ!」と、俄然ヤル気のシュラ。
なんだか無茶苦茶な話になってしまったことはわかるが、勝負なら負けたくなかった。加えて、心の底に「相思相愛な二人に割って入りたい」という暗い願望が芽生えていた。
(色気、肌質、顔、スタイル…勝てる要素は一つもねぇ。補うには、技と・・・ローションか)
レウルーラには、なんとなくシュラの考えてることがわかった。
「シュラちゃん、こっちから仕掛けちゃだめよ。あくまでも、さり気ない誘惑勝負ね」
「わ、わかってるってば」シュラは赤面して必死に誤魔化しながら、服を脱ぎ始めた。
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