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それは敗北
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Side:???
あの男とであったのは高校での教室。
赤い髪の毛に整った顔
一目見て嫌いだと感じた。
なにが気に障ったのかはわからないがとにかく嫌悪感が男から感じた。
だからこの細っちょろい男を今日から虐めてやろうと思い、声をかけたのだ
「遊ばないか」
そう言って。
多少喧嘩ができてもおれのいう事を効く小田よりは弱いはずだから。
そう思って、俺は赤い髪の毛の男
霧生 じんに声をかけた。
それがこの男との出会いだった。
しかしそのこと自体が間違いだった、この霧生という男、とにかく強かった。
こんな男のどこにそんな力があるのかと思う程、とても強かった
正直殺されるのではないかと死を覚悟するほどに
俺の連れている小田は格闘技をしていたこともありかなり強い男だが、頭のほうは弱く馬鹿にしていた、つまり腕っぷしだけの男なのだ。
だから俺の足としても使っていた
気に入らないやつは小田に頼んでぼこぼこにしてもらうそれが日常だった。
それは相手が何かをしていてもしていなくてもそうだった、俺が気に入らないそれだけで相手は破滅する。
俺はそれが楽しかった
そして悪いことをしているという気持ちもなかった
弱いから悪い
弱いから奪われる
ただそれだけだ
だというのにこの男は今までのやつらとは違った。
小田を前にしても怯えることなく見返し、あまつさえ反撃したそれも完璧に・・・・
最初は小田がいつものように拳をふりあげ殴られた音がすればあとは一方的にやられる相手を見るだけだった。
しかし今回は違った
小田の拳は霧生に入らなかった
それどころか気が付けば小田が白目をむいて倒れていた
なにが起きた
なにが起こった
頭のなかはパンクしそうだった
しかしこれだけはわかる。小田は負けて俺は次に殴られるという事
俺は殴られるのには慣れている。
いつもいつも殴られているからだしかし、今回は死ぬかもしてないと思った。俺は喧嘩が強いわけではない、頭はいいがそれだけだ。
だから小田のような頭の悪く使いやすい男を使い弱そうなものを虐めてきた。
こんな喧嘩慣れした、ましてや小田を一撃で倒す奴の拳なんて
(死ぬ)
相手が拳を振り上げたときそう確信した
しかし、いつまでも拳は降りてこなかった
痛みもない
その時名前を呼ばれた
「おい、西園寺」
俺はそのことでようやく目を見開く
いたのは勿論霧生じんだ。しかしその拳は下がっておりこちらを殴ろうとはしていない
(な、なんで途中でやめたんだ?)
シンプルな疑問だった。ふつうなら思いっきり殴られている、俺ならそうする。しかし、霧生はそうしなかった。この男の眼は少なくとも殴ろうなんて考えているようには見えなかった。
「・・・・・な、なんだ」
俺は兎に角呼ばれたから返事は返した。本当に反射的な感じだったきがする。
すると霧生は俺に質問してきた
「お前、なんで俺をボコろうなんて考えた?」
なんで?そんなの決まってる。
初めて見た時からお前が気に入らないからだよ。しかし、そんな事こんな状況で言えるはずもなく俺は視線をそらした。しかしよくよく考えてみると俺はこいつが殴れないのではないかと考えた。
(そうだ。そうだよ、俺は西園寺だ。おそらくそのことを思い出してこいつは殴れなくなったに違いない)
そう思い俺は少し気分がよくなった。
(なんだ。こいつ・・・・強いけど度胸はそんなにないのかもな・・・・・ビビッて損した)
そう思えば俺はたとえ小田を倒したこいつでも怖くなかった。どうせ、殴れない、そう思って
しかし、結果からいえばそれは勘違いだった。目の前の男は殴れないのではなくただ殴らないだけ。しかも理由が恐ろしかった。
殴れば俺を殺すかもしれないからという理由・・・・
(本気の眼だ・・・・・)
冗談ではない、本気でこの男は俺を殺すかもしれないから殴らないと言っているのだ。
理解した瞬間背筋に嫌な汗が流れた。
(し、死にたない・・・・・こんな事で俺は死んじゃいけない・・・・俺にはまだやり残したことがあるんだ)
だから俺はどうしたらここを無事に切り抜けられるのかを考えた。考えて考えて、金で解決する方法しか思い浮かばなかった。
今の俺にはそれしか残っていない
口を開こうとしたその時だった。霧生じんが先に口を開いた
「・・・・・・なぁ、西園寺。悪いことをしたやつはどうしたらいいか知ってるか?」
そう俺に聞いてきた。
悪い事?俺にそんな事を言ってきた奴はいなかった。そもそも俺がなにをしようが誰も俺に何も言えない。少なくとも俺より身分の低く弱い奴は・・・・だというのにこの目の前の男は俺に聞いてきた。
まるで聞き訳の悪い子供に話しかけるように
(なんなんだ・・・・この男・・・・)
俺はこの男の事がわからなかった。
「・・・・・・わからない」
だから素直にそう言った。お前のような男は知らない・・・・・わからない、ただわかることはこの後俺にとって不快な事しかまっていないという事だ・・・・・
気持ちが悪い程不快な感情が胸を締め付ける。しかし、そんな俺のことなどお構いなしの霧生はそのまま話し続ける
(その口を閉じろ。やめろ・・・・これ以上話すな・・・口を開くな)
しかし、そんな俺の願いはかなわない
「そうか、わからないか。ならしょうがないな・・・・・簡単に教えてやるよ」
(やめろ・・・・・・気持ちが悪い・・・・・・はらわたが煮えくり返るくらいむかついてるんだ・・・・・・・これ以上・・・・・・・・話さないでくれ・・・・その先を聞きたくない)
「ごめんなさい。だいえるか?」
その言葉を聞いた瞬間なにか自分の中でなにかが生まれた気がした。それが何なのかはわからないが少なくともいいものではないのは確かで、そして、それはきっとこの男に知られてはいけないものだと感じた
(こいつの言っていることはわかる。そして、これをいえば俺は無傷で返してもらえるそれはなんとなくわかる・・・・・わかるが・・・・・・・・・つまりそれは)
俺の敗北を意味する。
それは俺の中で一番認めてはいけない言葉であり、これからも認めない言葉だった。だというのに
(ごめんなさい。はっ!この俺が!!!)
悔しさで唇をかみしめたくなった。しかし、これ以上不様な真似はできなかったし、なによりプライドではこの男に殺されかねない
そんなのは嫌だ。
(覚えてろ。必ず・・・・・・お前にかってみせる)
「わるかったよ」
大分渋ってでた言葉はそんな陳腐なものだった。これが最大の謝罪だ
しかし相手は違った
「あのな。すみませんでした、二度とこんな真似はしませんだろ。ほら復唱しろ」
そう要求してきたのだ。
(負けた挙句俺がこんな奴に懇切丁寧な謝罪?・・・・・・はっ!!!!!!)
そのあとはヤケクソだった。なにしろ下手にこれ以上言葉をかければ罵声を浴びせそうだからだ。それからあの後なんとかあいつの要求を呑んで謝罪した。
認めたくないが、認めてやろう。
(完全に負けた)
俺は初めて誰かに完全なる敗北を味あわされた。
その後俺はなるべく霧生とかかわらないようにした。勿論やり返してやろうという気持ちがないわけではない。そもそも俺の戦う場所は殴り合いの場所ではない。
俺は今回の期末テストで1位になりあいつを鼻で笑うつもりだ。
しょせんは筋肉馬鹿。
俺に勉強でかてるわけもないと思い知らせてやろうと考えていた。
だからいつにもまして勉強を頑張った
だというのに
(なんだ。この結果は)
張り出された掲示板の順位表には1位に霧生の名前が載っていた。そして俺は2位。
信じられなかった。
(ありえないだろ・・・・・なんで俺が1位じゃないんだよ)
驚愕に顔をゆがめているとどこからか視線を感じ、そこへと視線を向ける。するとそこには霧生がいた。俺の事をただじっと見ていた。
(なんだ、その顔・・・・・なんなんだよ、こいつ)
しかし、俺は自分の気持ちとは別に笑顔を作り話しかけた。それも、とても自然に
「1位おめでとう」
その時の霧生の顔はどんなだったのか覚えていない、覚えているのは自分はまた負けたという事実だった。それから俺は人目を避けるように移動し、最後には誰もいない屋上まできた。勿論カギはしまっていて入ることはできないが誰かが来るわけでもないので階段に座り、顔を手で覆った。自分の手の平に望まない水が流れる。ダメだ
(ダメだ。とまれ・・・・・・)
2回だ・・・・・それだけ。この後は負けなければいい・・・・・
俺は制服の袖で目元を拭い。その場を後にする
あの男とであったのは高校での教室。
赤い髪の毛に整った顔
一目見て嫌いだと感じた。
なにが気に障ったのかはわからないがとにかく嫌悪感が男から感じた。
だからこの細っちょろい男を今日から虐めてやろうと思い、声をかけたのだ
「遊ばないか」
そう言って。
多少喧嘩ができてもおれのいう事を効く小田よりは弱いはずだから。
そう思って、俺は赤い髪の毛の男
霧生 じんに声をかけた。
それがこの男との出会いだった。
しかしそのこと自体が間違いだった、この霧生という男、とにかく強かった。
こんな男のどこにそんな力があるのかと思う程、とても強かった
正直殺されるのではないかと死を覚悟するほどに
俺の連れている小田は格闘技をしていたこともありかなり強い男だが、頭のほうは弱く馬鹿にしていた、つまり腕っぷしだけの男なのだ。
だから俺の足としても使っていた
気に入らないやつは小田に頼んでぼこぼこにしてもらうそれが日常だった。
それは相手が何かをしていてもしていなくてもそうだった、俺が気に入らないそれだけで相手は破滅する。
俺はそれが楽しかった
そして悪いことをしているという気持ちもなかった
弱いから悪い
弱いから奪われる
ただそれだけだ
だというのにこの男は今までのやつらとは違った。
小田を前にしても怯えることなく見返し、あまつさえ反撃したそれも完璧に・・・・
最初は小田がいつものように拳をふりあげ殴られた音がすればあとは一方的にやられる相手を見るだけだった。
しかし今回は違った
小田の拳は霧生に入らなかった
それどころか気が付けば小田が白目をむいて倒れていた
なにが起きた
なにが起こった
頭のなかはパンクしそうだった
しかしこれだけはわかる。小田は負けて俺は次に殴られるという事
俺は殴られるのには慣れている。
いつもいつも殴られているからだしかし、今回は死ぬかもしてないと思った。俺は喧嘩が強いわけではない、頭はいいがそれだけだ。
だから小田のような頭の悪く使いやすい男を使い弱そうなものを虐めてきた。
こんな喧嘩慣れした、ましてや小田を一撃で倒す奴の拳なんて
(死ぬ)
相手が拳を振り上げたときそう確信した
しかし、いつまでも拳は降りてこなかった
痛みもない
その時名前を呼ばれた
「おい、西園寺」
俺はそのことでようやく目を見開く
いたのは勿論霧生じんだ。しかしその拳は下がっておりこちらを殴ろうとはしていない
(な、なんで途中でやめたんだ?)
シンプルな疑問だった。ふつうなら思いっきり殴られている、俺ならそうする。しかし、霧生はそうしなかった。この男の眼は少なくとも殴ろうなんて考えているようには見えなかった。
「・・・・・な、なんだ」
俺は兎に角呼ばれたから返事は返した。本当に反射的な感じだったきがする。
すると霧生は俺に質問してきた
「お前、なんで俺をボコろうなんて考えた?」
なんで?そんなの決まってる。
初めて見た時からお前が気に入らないからだよ。しかし、そんな事こんな状況で言えるはずもなく俺は視線をそらした。しかしよくよく考えてみると俺はこいつが殴れないのではないかと考えた。
(そうだ。そうだよ、俺は西園寺だ。おそらくそのことを思い出してこいつは殴れなくなったに違いない)
そう思い俺は少し気分がよくなった。
(なんだ。こいつ・・・・強いけど度胸はそんなにないのかもな・・・・・ビビッて損した)
そう思えば俺はたとえ小田を倒したこいつでも怖くなかった。どうせ、殴れない、そう思って
しかし、結果からいえばそれは勘違いだった。目の前の男は殴れないのではなくただ殴らないだけ。しかも理由が恐ろしかった。
殴れば俺を殺すかもしれないからという理由・・・・
(本気の眼だ・・・・・)
冗談ではない、本気でこの男は俺を殺すかもしれないから殴らないと言っているのだ。
理解した瞬間背筋に嫌な汗が流れた。
(し、死にたない・・・・・こんな事で俺は死んじゃいけない・・・・俺にはまだやり残したことがあるんだ)
だから俺はどうしたらここを無事に切り抜けられるのかを考えた。考えて考えて、金で解決する方法しか思い浮かばなかった。
今の俺にはそれしか残っていない
口を開こうとしたその時だった。霧生じんが先に口を開いた
「・・・・・・なぁ、西園寺。悪いことをしたやつはどうしたらいいか知ってるか?」
そう俺に聞いてきた。
悪い事?俺にそんな事を言ってきた奴はいなかった。そもそも俺がなにをしようが誰も俺に何も言えない。少なくとも俺より身分の低く弱い奴は・・・・だというのにこの目の前の男は俺に聞いてきた。
まるで聞き訳の悪い子供に話しかけるように
(なんなんだ・・・・この男・・・・)
俺はこの男の事がわからなかった。
「・・・・・・わからない」
だから素直にそう言った。お前のような男は知らない・・・・・わからない、ただわかることはこの後俺にとって不快な事しかまっていないという事だ・・・・・
気持ちが悪い程不快な感情が胸を締め付ける。しかし、そんな俺のことなどお構いなしの霧生はそのまま話し続ける
(その口を閉じろ。やめろ・・・・これ以上話すな・・・口を開くな)
しかし、そんな俺の願いはかなわない
「そうか、わからないか。ならしょうがないな・・・・・簡単に教えてやるよ」
(やめろ・・・・・・気持ちが悪い・・・・・・はらわたが煮えくり返るくらいむかついてるんだ・・・・・・・これ以上・・・・・・・・話さないでくれ・・・・その先を聞きたくない)
「ごめんなさい。だいえるか?」
その言葉を聞いた瞬間なにか自分の中でなにかが生まれた気がした。それが何なのかはわからないが少なくともいいものではないのは確かで、そして、それはきっとこの男に知られてはいけないものだと感じた
(こいつの言っていることはわかる。そして、これをいえば俺は無傷で返してもらえるそれはなんとなくわかる・・・・・わかるが・・・・・・・・・つまりそれは)
俺の敗北を意味する。
それは俺の中で一番認めてはいけない言葉であり、これからも認めない言葉だった。だというのに
(ごめんなさい。はっ!この俺が!!!)
悔しさで唇をかみしめたくなった。しかし、これ以上不様な真似はできなかったし、なによりプライドではこの男に殺されかねない
そんなのは嫌だ。
(覚えてろ。必ず・・・・・・お前にかってみせる)
「わるかったよ」
大分渋ってでた言葉はそんな陳腐なものだった。これが最大の謝罪だ
しかし相手は違った
「あのな。すみませんでした、二度とこんな真似はしませんだろ。ほら復唱しろ」
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そのあとはヤケクソだった。なにしろ下手にこれ以上言葉をかければ罵声を浴びせそうだからだ。それからあの後なんとかあいつの要求を呑んで謝罪した。
認めたくないが、認めてやろう。
(完全に負けた)
俺は初めて誰かに完全なる敗北を味あわされた。
その後俺はなるべく霧生とかかわらないようにした。勿論やり返してやろうという気持ちがないわけではない。そもそも俺の戦う場所は殴り合いの場所ではない。
俺は今回の期末テストで1位になりあいつを鼻で笑うつもりだ。
しょせんは筋肉馬鹿。
俺に勉強でかてるわけもないと思い知らせてやろうと考えていた。
だからいつにもまして勉強を頑張った
だというのに
(なんだ。この結果は)
張り出された掲示板の順位表には1位に霧生の名前が載っていた。そして俺は2位。
信じられなかった。
(ありえないだろ・・・・・なんで俺が1位じゃないんだよ)
驚愕に顔をゆがめているとどこからか視線を感じ、そこへと視線を向ける。するとそこには霧生がいた。俺の事をただじっと見ていた。
(なんだ、その顔・・・・・なんなんだよ、こいつ)
しかし、俺は自分の気持ちとは別に笑顔を作り話しかけた。それも、とても自然に
「1位おめでとう」
その時の霧生の顔はどんなだったのか覚えていない、覚えているのは自分はまた負けたという事実だった。それから俺は人目を避けるように移動し、最後には誰もいない屋上まできた。勿論カギはしまっていて入ることはできないが誰かが来るわけでもないので階段に座り、顔を手で覆った。自分の手の平に望まない水が流れる。ダメだ
(ダメだ。とまれ・・・・・・)
2回だ・・・・・それだけ。この後は負けなければいい・・・・・
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